斉藤光毅が鮮やかボレーで2戦連発! 逆転勝利に導きMOTM選出「これからも謙虚な気持ちで」

2023.03.12 10:55 Sun
Getty Images
スパルタ・ロッテルダムのFW斉藤光毅が2試合連続ゴールを記録した。11日、エールディビジ第25節でスパルタ・ロッテルダムはホームにフィテッセを迎えた。
斉藤はこの試合も先発出場を果たすと、1-1で迎えた45分に圧巻のプレーを見せる。

右サイドのスペースにボールが送られると、シュランディ・サンボが猛然と駆け上がり、ゴールラインギリギリでクロスを上げる。

これは相手GKがパンチングで逃れたが、ボックス内左で待っていた斉藤がダイレクトボレー!これがネットを揺らし、スパルタ・ロッテルダムが逆転に成功する。
斉藤は82分までプレー。試合は87分に追加点を奪ったスパルタ・ロッテルダムが3-1で勝利。決勝点を決めた斉藤はこの試合のマン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)に選出されている。

所属事務所が斉藤のコメントを紹介している。

「ホーム初ゴールで勝利に貢献できたことはすごく嬉しいことですし、サポーターの皆さんも喜んでくれたのでよかったです」

「ただ、最初の失点については自分のせいなので、反省してしっかりと突き詰めていきたいと思います」

「MOMに選ばれたことは素直に嬉しいですが、もっと点を取れる場面やチームに貢献できる場面はあったと思うので、これからも謙虚な気持ちを持ってやっていきたいです」

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パリ五輪初戦のU-23日本代表スタメン発表! 1トップは細谷真大、パラグアイ戦に挑む【パリ五輪】

24日、パリ・オリンピックの開幕に先駆け男子サッカーがスタート。U-23日本代表はU-23パラグアイ代表と対戦する。 アジア王者として臨む日本だが、相手のパラグアイは南米予選を首位で通過した相手。堅守をベースにオリンピック連覇中のブラジルを下すなど、十分な力を持っている。 そのパラグアイ戦に向けての日本のスタメンが発表。最後のテストマッチとなったU-23フランス代表のメンバーをベースに組まれることとなった。 GKには小久保玲央ブライアン(シント=トロイデン)が起用。最終ラインは右から関根大輝(柏レイソル)、高井幸大(川崎フロンターレ)、木村誠二(サガン鳥栖)、大畑歩夢(浦和レッズ)と国内組が並んだ。 中盤はアンカーに藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)が入り、インサイドに山本理仁(シント=トロイデン)と三戸舜介(スパルタ・ロッテルダム)を起用。3トップは右に平河悠(ブリストル・シティ)、左に斉藤光毅(ロンメル)を配置し、トップは細谷真大(柏レイソル)を起用した。 DF半田陸(ガンバ大阪)が残念な形でチームを去ることとなった中、日本は初の金メダルを目指して戦う初戦。キックオフは24日26時となる。 ◆スタメン GK 1.小久保玲央ブライアン DF 4.関根大輝 5.木村誠二 15.高井幸大 16.大畑歩夢 MF 7.山本理仁 8.藤田譲瑠チマ 14.三戸舜介 FW 10.斉藤光毅 11.細谷真大 17.平河悠 ◆控えメンバー GK 12.野澤大志ブランドン DF 2.鈴木海音 3.西尾隆矢 MF 6.川崎颯太 13.荒木遼太郎 FW 9.藤尾翔太 18.佐藤恵允 監督 大岩剛 2024.07.25 01:25 Thu

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フィテッセがオランダのプロリーグから撤退へ? 露のウクライナ侵攻から経営悪化…ライセンス委員会が再建案却下

フィテッセはオランダ・プロリーグからの撤退を余儀なくされるのか。オランダ『Voetbal International』が伝えている。 かつて安田理大氏、ハーフナー・マイク氏、太田宏介氏が所属し、短期間ながら本田圭佑もプレーしたフィテッセ。オランダ1部・エールディビジの優勝経験こそないが、長らくトップディビジョンに君臨する由緒正しきクラブだ。 そんなフィテッセは、22年2月のロシアによるウクライナ侵攻を発端として経営が悪化。 元々不安定なクラブ経営が続いていたなか、翌月にロシア人オリガルヒのオーナー、ヴァレリ・オイフ氏が全面撤退し、主に財政面の問題が深刻化…今年4月、オランダサッカー連盟・独立ライセンス委員会から勝ち点18剥奪を突きつけられ、当時最下位のフィテッセは、この時点で2部リーグへの降格が決まった。 独立ライセンス委員会が「プロリーグ史上最大の勝ち点剥奪」という重い処分を下したのは、フィテッセがプロリーグライセンスを維持するに値しない経営状況と判断したため。 当時、フィテッセのエドウィン・ラインチェスGMは「クラブの新たな方向性に自信がある。フィテッセを消滅させてはならない」と語るも、6月17日に独立ライセンス委員会へ提出した新たな予算案は「包括的ではない」と突き返され、いよいよプロリーグライセンスの取り消しが現実味を帯びてきた格好だという。 現実的に、生き残るには外部からの資金援助に頼るしかない状況とされ、ラインチェスGMも取材対応で「再びいくつかの深刻な困難に直面した」とうつむき顔。自信を持って独立ライセンス委員会へ出向き、ライセンス保持を期待していたなかでの“成果なし”だったようだ。 現在、フィテッセは総力を挙げてクラブの売却先を探しており、ラインチェスGMいわく「オランダ国内の事業者と協議中」とのこと。プロリーグライセンス維持へのタイムリミットは未定だが、このままでは2部降格どころか、アマチュアからの再出発ないしクラブ消滅だ。 2024.06.19 14:10 Wed
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家族の撮影中に起きた悲劇…25mの崖から海に飛び込んだオランダ人FWが死去

オランダの複数クラブでプレー経験のあるオランダ人FWムラド・ランバラテ(31)が死去した。オランダ『テレグラーフ』が伝えている。 ランバラテは、NECやAGOVV、ゴー・アヘッド・イーグルスやフィテッセの下部組織でプレー経験があるストライカー。家族とスペインのマジョルカ島に観光で訪れていたが、約25mの崖から海に飛び込んだ際、海面下の岩にぶつかり意識を失い、その後溺死したという。その様子は家族がスマートフォンで撮影していた。 この訃報を受け、かつて所属したフィテッセは哀悼の意を表している。 「フィテッセはムラド・ランバラテが亡くなったという悲しいニュースを受け取りました。ヨング・フィテッセの元ストライカーは31歳でした」 「ランバラテは2010-11シーズンにフィテッセのシャツを着ており、U-23チームの一員でした。当時のチームはそのシーズンにU-23カップで優勝しました。2010年7月、ストライカーは最初の試合でゴールを決めました。ヨング・フィテッセのシーズンに加えて、アルンヘム・ボーイズといくつかのプロクラブでのキャリアがあります」 「フィテッセはラムラバテの家族や友人が大きな痛みに対処するために多くの力を持つことを願っています」 <span class="paragraph-title">【写真】亡くなったランバラテと現場となった約25mの崖</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Tourist killed doing cliff stunt is ex-footballer Mourad Lamrabatte <a href="https://t.co/QPJzf0estI">https://t.co/QPJzf0estI</a> <a href="https://t.co/18d7YI5Qs5">pic.twitter.com/18d7YI5Qs5</a></p>&mdash; New York Post (@nypost) <a href="https://twitter.com/nypost/status/1526075244590555136?ref_src=twsrc%5Etfw">May 16, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.05.18 06:45 Wed
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オランダ1部・フィテッセ、プロリーグライセンス剥奪へ

フィテッセのプロリーグライセンスが剥奪される見通しに。 深刻な経営難により、今季オランダ1部・エールディビジにおける勝ち点18剥奪を喰らい、2部リーグ降格が決定していたフィテッセ。 オランダ『Voetbal International』によると、24日にもオランダサッカー連盟・独立ライセンス委員会が会議を開き、この場でフィテッセのプロリーグライセンス剥奪を決定するか否か最終判断を下す見通しだという。 フィテッセは22年2月のロシアによるウクライナ侵攻を発端として経営が悪化。 翌月にロシア人オリガルヒのオーナー、ヴァレリ・オイフ氏が撤退し、同氏就任前から不安定な経営が続いていたなか、財政面と行政面の問題が深刻化…今季に入ってとうとう「オランダプロリーグ史上最大の勝ち点剥奪」という重い処分が下された格好だ。 フィテッセのエドウィン・ラインチェスGMは17日、独立ライセンス委員会に出向き、実質的なクラブ再建案である新たな予算案を提示も、その内容に難色を示され、プロリーグライセンスの維持が困難なものとなっていた。 現在はアメリカ人実業家のコーリー・パリー氏が所有するフィテッセ。パリー氏はここ数カ月、クラブ売却に向けて投資家グループと協議し、一時は交渉成立濃厚とされるも、自ら打ち切り。フィテッセが抱える1400万ユーロ(約23.8億円)の負債が解消されるメドは消えた。 また、クラブには主たる銀行口座がなく、会計士もいない状態とのこと。独立ライセンス委員会による予算案の承認は17日期限だったこともあり、24日に「プロリーグライセンス剥奪」を言い渡される可能性が高いとされる。 この観測はフィテッセ関係者も認めており、24日以降は控訴に踏み切る可能性が大。法的措置などあらゆる手段を講じ、クラブ消滅という最悪の事態を回避する方向へ動くようだ。 2024.06.21 10:50 Fri
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「7月22日」経営難のオランダ1部・フィテッセに“死刑宣告”迫る…新オーナー候補が現状について声明

フィテッセの運命は、ほぼ間違いなく「7月22日」に決まる。オランダ『Voetbal International』が伝えている。 オランダ1部・エールディビジのフィテッセ。優勝経験こそないが、欧州5大リーグに準ずるオランダ1部でかれこれ30年以上、アヤックスやPSVなどに次ぐ第2勢力として君臨してきた。 しかし、2022年から経営が悪化。 23-24シーズンの勝ち点18剥奪で、36季ぶりの2部降格が決定しただけでなく、オランダサッカー連盟・独立ライセンス委員会からは「プロリーグライセンス剥奪やむなし」とされる。 先月17日には24-25シーズンの予算案、すなわちクラブ再建策が独立ライセンス委員会に却下され、いよいよ窮地。 そこから約1カ月、フィテッセは投資家フース・フランケ氏へのクラブ売却交渉を急ピッチで進め、内部では不在だった会計士を新たに選任、主たる銀行口座も確保したとのことだ。 しかし、フランケ氏への株式譲渡、氏のオーナー就任を、独立ライセンス委員会に承認してもらえる保証はない。 フランケ氏は12日に声明を発表。 「こちら側(フランケ氏およびフィテッセ)からの書類提出は完璧だ。独立ライセンス委員会側からも『これらがプロリーグライセンス維持を認める理由になる』と説明された」 「だが、決定を下すには数カ月かかる可能性があるとも言われた。7月22日を超えれば、それはフィテッセにとって死刑宣告だ」 どうやらオランダサッカー連盟本体が独立ライセンス委員会に対し、フランケ氏の資金の出どころの徹底調査を要求。また、氏自身にも安定した経営ができる保証を求めたとのこと。 7月突入により、欧州各国はすでに「24-25シーズン」がスタート。 フランケ氏は、22日までにプロリーグライセンス維持が認められなければ買収から撤退するとも公言しており、そうなればほぼ間違いなく、フィテッセはプロリーグから姿を消す。 デッドラインまで、あと10日もない。 2024.07.13 15:10 Sat
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「すぐに振り返るカメラマン」オランダでスタジアムが崩落、ファンのジャンプに耐え切れず、ケガ人はなし

オランダでスタジアムが崩落する事故が起きた。 17日に行われたエールディビジ第9節、NECvsフィテッセは0-1でアウェイチームが勝利した。試合後、選手たちはサポーターの下に挨拶へ。喜びを分かち合い、両者が歌っている際にそれは起きた。 勝利後のチャントに合わせてジャンプするサポーター。すると、その衝撃に耐え切れず、突然スタンドの前列が崩落した。 これを見たファンの反応はさまざまだ。「ロッキングウィン」、「IT'S SHOWTIME」、「すぐに振り返るカメラマン」など、珍事と扱うものもいれば、「私は笑うべきですか?」と心配の声を上げる者もいた。 幸いなことにケガ人などは報告されていないとのこと。日本では2009年のJ2ヴァンフォーレ甲府vs湘南ベルマーレ戦で、坂本紘司のゴール後に興奮したサポーターがスタンド前面になだれ込み、鉄柵が折れ曲がった事例がある程度だ。 サッカーでは当然のように見受けられる飛び跳ねての応援だが、プロ野球では禁止された例もある。当時、北海道日本ハムファイターズに所属していた稲葉篤紀氏を応援する、通称『稲葉ジャンプ』が、危険防止の観点から一部球場で禁止されるなどしていた。 一瞬何が起きたのかと静まりかえったタジアムだが、たくましいことに、サポーターは落下した状態まま再び歌い始めた。繰り返しにはなるが、ケガ人が出なくて何よりだ。 <span class="paragraph-title">【動画】サポーターのジャンプに耐え切れずスタンドが崩落する瞬間</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/CVIr6Wttj9J/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); 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