トルコ大地震で瓦礫の下敷き、未だ行方不明のガーナ代表FWの妻が悲痛な訴え「救助する装備が必要」
2023.02.11 11:05 Sat
トルコ南東部で発生した大地震により行方不明となっているハタイスポルでプレーするガーナ代表FWクリスティアン・アツだが、パートナーが悲痛な訴えをした。イギリス『BBC』が伝えた。シリア国境に近いトルコ南東部で6日未明、マグニチュード7.8の非常に大きな地震が発生。日に日に被害者が増え、これまでにトルコとシリアの両国合わせて2万3000人以上の死亡が確認されている。
サッカー界ではトルコ2部のイェニ・マラティヤスポルに所属していたトルコ人GKアフメト・エユプ・テュルカスランが帰らぬ人に。また、アツも自宅にいた際に地震が発生。ビルが倒壊して瓦礫の下敷きになってしまった。
その後、アツは瓦礫の下から救助され、病院に入院していると報じられたが、どうやらこの情報は真実ではなく、アツの姿はどこの病院でも見つかっていないとされ、代理人も行方不明であることを確認した。
アツが所属するハタイスポルがあるハタイ県は、トルコ国内で最も多くの犠牲者が出ており、最も甚大な被害を受けた街の1つ。手作業で救助活動をしているという。
「私は今でも祈り、彼が生きていることを信じています」
「私はハタイスポル、トルコ当局、そして英国政府が、瓦礫の中から人々を救出するための機材を送ってくれることを訴えます。特に、私のパートナーであり、子供たちの父親もそうです」
「彼らは救出するための装備を必要としています。装備なしでは深く潜ることはできません。そして時間がなくなってきています」
代理人であるナナ・セーシェル氏も9日にツイート。「状況は変わらず、クリスティアン・アツはまだ見つかっていない。彼に会うか、彼と話さない限りこれ以上のアップデートはない」とし、行方不明が続いているとした。
ルピオさんは「彼らは建物の場所を知っており、全員を救出するために最善を尽くしています」とコメント。改めて訴えた。
「まだ瓦礫の下敷きになっている人がいることを知っていますが、問題は彼ら助けるための装備がないことです」
「だから彼はまだ行方不明であり、どこにいるかわかりません」
発生から5日目を迎えようとする中、未だに救助を待つ人はたくさんいる状況だ。
サッカー界ではトルコ2部のイェニ・マラティヤスポルに所属していたトルコ人GKアフメト・エユプ・テュルカスランが帰らぬ人に。また、アツも自宅にいた際に地震が発生。ビルが倒壊して瓦礫の下敷きになってしまった。
アツが所属するハタイスポルがあるハタイ県は、トルコ国内で最も多くの犠牲者が出ており、最も甚大な被害を受けた街の1つ。手作業で救助活動をしているという。
そんな中、アツの妻であり、自身はニューカッスルに滞在していたマリー=クレール・ルピオさんが『BBC』にコメント。アツを含め、トルコの被災者の救助を訴えた。
「私は今でも祈り、彼が生きていることを信じています」
「私はハタイスポル、トルコ当局、そして英国政府が、瓦礫の中から人々を救出するための機材を送ってくれることを訴えます。特に、私のパートナーであり、子供たちの父親もそうです」
「彼らは救出するための装備を必要としています。装備なしでは深く潜ることはできません。そして時間がなくなってきています」
代理人であるナナ・セーシェル氏も9日にツイート。「状況は変わらず、クリスティアン・アツはまだ見つかっていない。彼に会うか、彼と話さない限りこれ以上のアップデートはない」とし、行方不明が続いているとした。
ルピオさんは「彼らは建物の場所を知っており、全員を救出するために最善を尽くしています」とコメント。改めて訴えた。
「まだ瓦礫の下敷きになっている人がいることを知っていますが、問題は彼ら助けるための装備がないことです」
「だから彼はまだ行方不明であり、どこにいるかわかりません」
発生から5日目を迎えようとする中、未だに救助を待つ人はたくさんいる状況だ。
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