「なぜこんなにもバラバラになったのか」 大不振リバプールにギャリー・ネビルも困惑

2023.02.08 18:16 Wed
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元イングランド代表DFのギャリー・ネビル氏が、大不振に陥るリバプールについて見解を述べた。イギリス『ミラー』が伝えている。

プレミアリーグ20試合を消化して8勝5分け7敗で10位に沈むなど、大不振に陥るリバプール。カタール・ワールドカップ(W杯)開催で訪れたシーズン中断も有効活用できず、年明けからいまだリーグ戦で白星がないチームは、4日に行われたプレミアリーグ第22節のウォルバーハンプトン戦でも0-3の完敗を喫した。

昨季4冠に挑戦していたチームのまさかの混乱について、ネビル氏はユルゲン・クロップ監督が頻繁に口にするケガ人の多さが原因ではないと指摘。そのうえで、本来のパフォーマンスを発揮できていない選手へ奮起を促した。
「コーディ・ガクポ、ダルウィン・ヌニェス、モハメド・サラーは3トップとして機能していない。これには時間がかかるだろう。そして、チームの残りのメンバーは混乱に陥っている。彼らは本当に酷い失点を何度も許している状態だ」

「彼らの4バックには、いまだに国を代表するような選手がいることを知るべきだ。だからこそ、彼らの誰もが個人としても集団としても十分とは言えない。それについて言い訳はできないだろう」

「負傷者は言い訳にならない。確かに彼らにはケガ人がいるが、他のチームも大なり小なり同じ状況でありながらもっと適切に対処している。なぜ彼らがこんなにもバラバラになったのか、私にはわからない。人々は『ドルトムントでの7年目もそれが起こった』と言うが、私はこうした意見はナンセンスだと思う」

「彼らは他のクラブが『もっとお金を使った再建が必要だ』と考えているのを見ながら、今あるものを最大限に活用できているかを常に考えている。実際、今のリバプールも非常に良いチームは持っていると思う。負傷離脱している選手もいるが、それでも彼らは今よりはるかにうまくプレーできるはずだ」

「今の彼らはリバプールにとって十分ではなく、ここ数年で達成した基準をはるかに下回る。だからこそ、自分自身を目覚めさせる必要があるだろう。今はただ心配な兆候やパフォーマンスがあり、個々のパフォーマンスも基準をはるかに下回っている」

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レーティング:マンチェスター・シティ 4-1 リバプール《プレミアリーグ》

プレミアリーグ第29節、マンチェスター・シティvsリバプールが1日にエティハド・スタジアムで行われ、ホームのシティが4-1で逆転勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。 ▽マンチェスター・シティ採点 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230402_0_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK 31 エデルソン 6.0 失点はノーチャンス。守備機会はあまりなかったが、要所で的確な飛び出しや繋ぎへの貢献を見せた DF 25 アカンジ 6.0 失点場面ではジョタに出し抜かれたが、それ以外の局面では攻守に質の高いプレーを見せた 3 ルベン・ディアス 6.5 クリーンシート達成はならずも、絶妙なプレーリードと強さを見せた守備で2失点目は許さず。繋ぎの局面での判断、精度も素晴らしかった 6 アケ 6.5 序盤こそサラーにやや手を焼いたが、以降は守備面でソリッドなパフォーマンスを披露。攻撃でもうまくグリーリッシュらを後方からサポートした MF 26 マフレズ 7.0 公式なアシストは決勝点の場面だけだったが、3点に絡む見事な活躍。逆サイドのグリーリッシュと共に崩しの局面で見事な存在感を示した 17 デ・ブライネ 7.5 1ゴール1アシストの活躍でチームを勝利に導く。繋ぎや崩しの局面で創造性と正確性を遺憾なく発揮した 5 ストーンズ 7.0 守備時は右サイドバック、攻撃時はセントラルMFでプレー。攻守両面で求められた役割を見事に完遂。守備では的確な潰し、攻撃では持ち味の安定したボール捌きでリズムを作った 16 ロドリ 6.5 前半1枚カードをもらった後に際どい守備対応があったが、攻守両面でさすがのオーガナイズ能力を発揮。的確な立ち位置、判断でビルドアップの安定に貢献 (→ベルナルド・シウバ -) 8 ギュンドアン 6.5 貴重な3点目を奪取。中盤と前線のリンクマンとして気の利いたプレーを見せた上、守備のデュエルでも存在感が光った 10 グリーリッシュ 8.0 体調不良との報道もあった中、1ゴール1アシスト。攻撃を完璧に牽引した (→パーマー -) FW 19 アルバレス 8.0 公式戦2試合連続ハットトリックのハーランドの代役を見事にこなした。視野の広さやチャンスメーカーという部分ではノルウェー代表を凌駕する素晴らしい出来だった 監督 グアルディオラ 7.0 ヴェンゲル超えとなる128試合でのプレミアリーグ100勝到達。ハーランドら不在の中で相手を完璧に圧倒 ▽リバプール採点 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230402_0_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK 1 アリソン 5.0 屈辱の4失点も個人としての責任はなし。幾つかのピンチを見事な反応で阻止した DF 66 アレクサンダー=アーノルド 4.5 先制点を見事なフィードでお膳立てしたが、グリーリッシュに格の違いを見せつけられた。4失点目での覇気のない対応はアウェイとはいえども許されない 5 コナテ 5.0 チーム全体の機能不全によって難しい対応が多く、相手の多彩な攻撃を前に後手を踏んだ。なかなか良い形でフィジカル勝負に持ち込めず 4 ファン・ダイク 4.5 失点の責任はチーム全体にあるが、個人としてパフォーマンスの劣化が激しく無理の利かない対応が目立った。また、自分のことで手一杯でリーダーシップも発揮できず 26 ロバートソン 5.0 代表戦の疲労の影響も大きく後半は完全にトーンダウン。珍しく早い時間帯の交代に (→ツィミカス 5.0) 大勢が決した中で無難なプレーに MF 19 エリオット 5.0 試合の入りは悪くなかったが、徐々に強度不足、判断の悪さで相手に圧倒された (→オックスレイド=チェンバレン 5.0) 投入直後こそ積極性を見せたが、時間の経過と共に消えた 3 ファビーニョ 4.5 フィルター役としての役割をこなすことができず。展開力や判断の部分でも足を引っ張った 18 ガクポ 5.5 サラーと共に可能性を感じさせるプレーを見せたが、周囲の問題もあって決定的な仕事はできなかった (→ミルナー -) 14 ヘンダーソン 5.0 個人としてはまずまず奮闘したが、ヘッドダウンした味方を鼓舞するようなプレーや声掛けはできなかった 20 ジョタ 5.5 持ち味の動き出しと粘りで先制点をアシスト。ただ、それ以外の局面ではなかなか良さを出せなかった (→フィルミノ 5.0) 投入直後の失点によって試合が決まり、前線の起点として見せ場を作れず FW 11 サラー 6.0 見事なフィニッシュワークで先制点を奪取。前半は攻撃の起点役を担ったが、以降はチームと共にパワーダウン 監督 クロップ 4.5 ハーランド不在の相手に4失点大敗。守備が嵌らず、後半半ばにチェルシー戦を睨んだ交代策で敗戦を受け入れる形に ★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ! グリーリッシュ(マンチェスター・シティ) 予想以上の働きを見せたアルバレスも同等の評価だが、圧倒的な攻撃能力に加えて守備面での献身性、賢さも光ったイングランド代表MFをMOMに選出。ビッグマッチでまたも説得力のあるパフォーマンスを示した。 マンチェスター・シティ 4-1 リバプール 【マンチェスター・シティ】 アルバレス(前27) デ・ブライネ(後1) ギュンドアン(後8) グリーリッシュ(後29) 【リバプール】 サラー(前17) 2023.04.01 22:35 Sat
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ハーランド不在のシティがリバプールに4発完勝! 敵地で惨敗のクロップのチームは公式戦3連敗に…《プレミアリーグ》

プレミアリーグ第29節、マンチェスター・シティvsリバプールが1日にエティハド・スタジアムで行われ、ホームのシティが4-1で逆転勝利した。 現在、リーグ3連勝と好調を維持する2位のシティ(勝ち点61)。しかし、驚異的な勝負強さを発揮する首位のアーセナルがそれを上回る6連勝を達成し、暫定ポイント差は8ポイントに広がった。今月末に控える直接対決まで勝ち続けて勝ち点差を縮めたいペップのチームは、前回対戦で敗れた難敵相手に4連勝を狙った。この大一番では急性虫垂炎の手術を受けたフォーデンに加え、そ径部の負傷を抱えるハーランドがベンチ外に。アルバレス、マフレズを代役に据えたホームチームは[3-2-4-1]の布陣で臨んだ。 一方、トップ圏内と暫定7ポイント差の6位に甘んじるリバプール(勝ち点42)。ここ最近では4勝1分けと復調気配を色濃くしたが、前々節は格下ボーンマスに敗戦。さらに、チャンピオンズリーグではレアル・マドリーに返り討ちに遭い、今季の無冠がほぼ確実となった。逆転でのトップ4へ重要な強豪3連戦初戦では軽傷を抱えるヌニェスがベンチスタートとなり、ジョタを起用した以外ほぼベストメンバーを起用。ただ、サラーを最前線に配した変則の[4-2-3-1]を採用した。 近年のプレミアで主役の座を争ってきた両雄による、優勝争いとトップ4争いを左右する重要なビッグマッチ。前から圧力をかけ合うアグレッシブな入りを見せた中、ホームのシティがボールを握ってリバプールがカウンターで応戦する形に落ち着く。 互いに一瞬の隙を突いてフィニッシュの場面を増やし始めると、今季ここまでの対シティ戦すべてでゴールを挙げてきたリバプールのエースが先制のゴールを奪った。17分、GKアリソンからファビーニョ、アレクサンダー=アーノルドと短く繋いで中央で背後を狙うジョタへ絶妙なフィードが通る。そのままボックス内まで運んだジョタはDFアカンジに追いつかれるも身体を張ってマイナスへ落とすと、フリーのサラーが強烈な左足のシュートで叩き込んだ。 リーグ前回対戦同様にアリソンを起点とした繋ぎからサラーにしてやられたシティ。すぐさまリスクを冒して反撃に出ると、左サイドのグリーリッシュを起点に幾度か良い仕掛けを見せる。 すると、27分には後方からのビルドアップからデ・ブライネのダイレクトプレーで一気に局面を変えると、右から斜めのドリブルでボックス付近まで運んだマフレズからギュンドアン、グリーリッシュとスムーズに左へ展開。最後はグリーリッシュの絶妙なグラウンダーの折り返しをゴール前のアルバレスがワンタッチで仕留めた。 1-1の振り出しに戻った試合は以降も上位対決に相応しい一進一退の攻防が繰り広げられる。主導権は引き続きホームチームが握ってギュンドアンらに決定機も訪れたが、リバプール守備陣も最後のところで身体を張ってゴールを許さない。また、手数こそ多くないものの、得意のトランジションから相手を引っくり返す場面も作り出したが、こちらもシティの集中した守備を前に決定機までは持ち込めなかった。 互いに選手交代なしで臨んだ後半はホームチームが畳みかける攻めで一気に試合を引っくり返す。まずはキックオフ直後の46分、自陣左での細かい繋ぎからハーフウェイライン付近のアルバレスが絶妙なサイドチェンジを右サイドのマフレズに通す。そのままボックス付近まで運んだアルジェリア代表FWからの正確な折り返しを、中央に走り込んだデ・ブライネが左足ワンタッチで流し込み、キャリア節目のリーグ戦100ゴール目とした。 勢いづくシティはさらに53分、相手を押し込んだ状態からアルバレスが見事なプレーの連続性から起点となってボックス中央でマフレズからの折り返しを左足でシュート。これはDFアレクサンダー=アーノルドのゴールカバーに阻まれるが、こぼれ球に反応したギュンドアンが冷静なシュートフェイクから右足のシュートをゴール左隅へ突き刺した。 この連続ゴールで後半は攻守に相手を圧倒したシティは、ゴールを目指して前に出たいリバプールを強度の高いプレッシング、流麗なパスワークで揺さぶって攻撃の機会を与えない。59分には前半から躍動するグリーリッシュが得意のカットインから右足を振ってGKアリソンにファインセーブを強いる。 一方、後半に入って全くよいところを出せないリバプール。この戦局を鑑みたクロップ監督は、20分近くを残して白旗を上げる交代策に踏み切る。70分、サラーとロバートソンの絶対的な主力と共にエリオット、ジョタを下げてヌニェス、フィルミノ、ツィミカス、オックスレイド=チェンバレンを投入する4枚替えを敢行した。 しかし、ホームで緩みを見せないペップのチームは、この交代直後の74分にトドメの4点目を奪い切る。中央から左サイドへのスムーズな展開からデ・ブライネとのパス交換でゴール前に走り込んだグリーリッシュがスライディングシュートを流し込んだ。 この4点目で完全にダメ押ししたシティは、ここからほぼ無抵抗のリバプールを前にゲームコントロール優先の戦い方にシフト。以降は安定したボール回し、ボールを失った際の素早い切り替えで相手に決定機はおろかフィニッシュまで持ち込ませず。グリーリッシュの決定機がGKアリソンの好守に阻まれて5点目を奪うことはできなかったが、4-1の完勝でリーグ4連勝を達成した。 一方、敵地で完敗のリバプールは公式戦3連敗という状況で週明けにチェルシーとのビッグマッチに臨むことになった。 2023.04.01 22:31 Sat
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【プレミアリーグ第29節プレビュー】注目の上位対決2カードに、ロンドン2チームが新体制初陣!

インターナショナルマッチウィーク前に行われた前節は、FAカップ並行開催に伴い、マンチェスター2強やリバプールの試合が延期となった中、快勝のアーセナルが暫定ポイント差を「8」に広げた。 中断明け初戦となる第29節では、優勝争いとトップ4争いを左右する2位のマンチェスター・シティ(勝ち点61)と6位のリバプール(勝ち点42)によるビッグマッチが開催される。 現在、公式戦6連勝中と好調を維持するシティだが、一時の不調から完全に復調した首位チームが一向に勝ち点を取りこぼさず。勝ち点3を積み重ねても、なかなか勝ち点差が縮まらない苦しい状況が続く。とはいえ、逆転優勝に向けては今月末に控える直接対決まで勝ち続けるしかない。 前回対戦で敗れている難敵とホーム戦に向けては急性虫垂炎の手術で不在のMFフォーデンに加え、直近公式戦2試合連続ハットトリック達成のFWハーランドに欠場の可能性…。グアルディオラ監督としては若き両主力不在の可能性もある中でアタッキングユニットの組み合わせに頭を悩ませることになりそうだ。 対するリバプールは直近のチャンピオンズリーグ(CL)のレアル・マドリー戦の敗北によって今季の無冠がほぼ確定。さらに、リーグ前々節では格下ボーンマスに0-1の敗戦を喫しており、5戦無敗の良い流れも断ち切られている。今回のシティ戦を皮切りにチェルシー、アーセナルとの重要な3連戦を控えており、逆転でのトップ4フィニッシュへ早くも正念場だ。代表戦明けという難しい条件の中で難所エティハドを攻略し、公式戦連敗ストップなるか。 そのシティvsリバプール同様にトップ4争いを左右するカードが、5位のニューカッスル(勝ち点47)と、3位のマンチェスター・ユナイテッド(勝ち点50)の上位対決だ。 2試合未消化で4位のトッテナム(勝ち点49)を2ポイント差で追走するニューカッスルは、一時の5戦未勝利の不振を乗り越えて直近2連勝と勢いを取り戻した。今回の一戦ではEFLカップ決勝で完敗した因縁の相手にリベンジを果たし、不振の4位チームに更なる圧力をかけたい。 一方、ユナイテッドは直近のFAカップでフルアムを逆転で破ってベスト4進出。同じくベスト8進出のヨーロッパリーグ(EL)と共にカップ戦での好調が続く。ただ、リーグ戦ではリバプール戦の0-7の惨敗、最下位サウサンプトン相手の0-0のドローと2試合未勝利が続いており、今回のアウェイゲームではマグパイズとの直接対決を制して3位死守といきたい。絶好調のFWラッシュフォードら一部主力の状態は懸念材料だが、敵地から勝ち点3を持ち帰りたい。 リーグ6連勝で首位を快走するアーセナルは、リバプールのアシストを期待しつつ、14位のリーズ・ユナイテッド(勝ち点26)を相手に7連勝を狙う。DF冨安健洋やDFサリバとディフェンスラインに負傷者が重なっているが、好調の攻撃陣は厚みを増している。対するリーズではMFアダムスやFWニョントといった主力に離脱者が出ており、ホームチームが連勝を伸ばす可能性は高いか。 シーズン佳境に差し掛かる中で今回のインターナショナルマッチウィークではトッテナムと、12位のクリスタル・パレス(勝ち点27)のロンドン勢2クラブで監督交代が起きた。 暫定4位のトッテナムは直近のサウサンプトン戦のドロー後に、選手とクラブを痛烈に批判したコンテ監督が契約解除で退任し、残り10試合は副官ステッリーニを暫定指揮官に据え、ライアン・メイソンと共にトップ4フィニッシュを目指す。その初陣では15位のエバートン(勝ち点26)というタフな相手と対戦。DFベン・デイビスとDFベン・デイビス、MFペリシッチとウイングバック陣を中心に離脱者が出ている中、復帰濃厚の守護神ロリスや両エースといった中心選手の奮起が求められる。 一方、2023年に入って未勝利が続いたパレスは前節のアーセナル戦を前にヴィエラ監督を解任。今回の中断期間に元指揮官の老将ホジソンに立て直しを託す決断を下した。そして、ホジソン体制の初陣は勝ち点2差で17位に位置するレスター・シティとのシックスポインターに臨む。今冬の補強を含めてスカッドの質に大きな問題はなく、酸いも甘いも嚙み分ける75歳の手腕で初陣勝利と共に2023年初白星を手にできるか。 その他のカードでは、MF三笘薫を擁する7位のブライトン(勝ち点42)と、10位のチェルシー(勝ち点38)の2チームの戦いに注目。 消化試合数を考えれば逆転でのトップ4も十分に狙えるブライトンは、同勝ち点で並ぶ8位のブレントフォードというタフな相手と対戦。堅守速攻を貫くタフなアウェイチームに対して、シーガルズがボールを握る展開が予想される。日本代表で2試合を戦い長距離移動を含め疲労困憊の三笘だが、相手守備ブロックをこじ開ける切り札として存在感を示したい。 前節のエバートン戦を2-2のドローで終えて完全復調が遠いチェルシーは、週明けにリバプールとのビッグマッチを控える中で同勝ち点の11位アストン・ビラ(勝ち点38)と対戦。チームとして停滞感が漂うものの、中断期間にはMFカンテが待望の実戦復帰。その世界屈指のダイナモの復帰を追い風に曲者撃破を狙う。 ◆プレミアリーグ第29節 ▽4/1(土) 《20:30》 マンチェスター・シティ vs リバプール 《23:00》 ボーンマス vs フルアム アーセナル vs リーズ ブライトン vs ブレントフォード クリスタル・パレス vs レスター・シティ ノッティンガム・フォレスト vs ウォルバーハンプトン 《25:30》 チェルシー vs アストン・ビラ ▽4/2(日) 《22:00》 ウェストハム vs サウサンプトン 《24:30》 ニューカッスル vs マンチェスター・ユナイテッド ▽4/3(月) 《28:00》 エバートン vs トッテナム 2023.04.01 18:00 Sat
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【プレミア注目プレビュー】優勝争いとトップ4争い左右するシティvsリバプール!

プレミアリーグ第29節、マンチェスター・シティvsリバプールが、日本時間4月1日20:30にエティハド・スタジアムでキックオフされる。近年のプレミアで主役の座を争ってきた両雄による、優勝争いとトップ4争いを左右する重要なビッグマッチだ。 2月半ばの直接対決を制し、逆転での3連覇へ機運高まったシティ(勝ち点61)だが、その直後のノッティンガム・フォレスト戦で痛恨のドロー。以降はきっちり3連勝したが、驚異的な勝負強さを発揮する首位アーセナルがそれを上回る6連勝を達成し、暫定ポイント差は8ポイントに広がった。 他力本願を強いられフラストレーションが溜まる状況が続くものの、今月末に控える直接対決まで勝ち続けるしかないペップのチームは、直近3度の対戦で負け越している難敵をインターナショナルマッチウィーク明け初戦で迎え撃つ。 一方、前半戦での大不振が影響し、トップ圏内と暫定7ポイント差の6位に甘んじるリバプール(勝ち点42)。徐々に負傷者が戦列に復帰し、ここ最近ではマンチェスター・ユナイテッド戦での歴史的な7-0の圧勝を含め4勝1分けの5戦無敗と、復調気配を色濃くした。だが、前々節は格下ボーンマスに0-1で敗れて無敗記録がストップ。さらに、チャンピオンズリーグではレアル・マドリーに返り討ちに遭い、今シーズンの無冠がほぼ確実となった。 今後はリーグ一本となる上、上位陣の状態を考えれば逆転でのトップ4は十分に可能だが、公式戦連敗中のチームは、このシティ戦を皮切りにチェルシー、アーセナルとの強豪3連戦を控える。ユナイテッド戦で示したように爆発力は健在だが、苦手とするアウェイゲームで再び脆さを露呈すれば、再浮上はかなり厳しくなる。 なお、両チームは開幕前のコミュニティ・シールドを含め、今季ここまで3試合を戦い、リバプールが2勝1敗と勝ち越している。昨年10月にアンフィールドで行われた前回対戦は守護神アリソンのアシストからエースFWサラーが決勝点を奪い、1-0の勝利を収めている。ただ、同12月のEFLカップではホームのシティが3-2と打ち合いを制している。 ◆マンチェスター・シティ◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230331_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:エデルソン DF:ウォーカー、ストーンズ、ルベン・ディアス、アケ MF:デ・ブライネ、ロドリ、ギュンドアン FW:ベルナルド・シウバ、アルバレス、グリーリッシュ 負傷者:MFフォーデン、FWハーランド 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては急性虫垂炎の手術を受けたフォーデンの欠場が確定。また、そ径部のケガでノルウェー代表を離脱したハーランドに関しても欠場の可能性がある。 システムに関しては[3-2-4-1]のオプションもあるが、リバプールの攻撃力を考慮して通常の[4-3-3]を予想。スタメンはハーランドの状態を考慮してアルバレスを最前線に置き、攻守両面でより多才な仕事をこなせるベルナルド・シウバを右ウイングに置き、マフレズをベンチに置くとみる。 ◆リバプール◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230331_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:アリソン DF:アレクサンダー=アーノルド、コナテ、ファン・ダイク、ロバートソン MF:ヘンダーソン、ファビーニョ、エリオット FW:サラー、ガクポ、ヌニェス 負傷者:DFラムゼイ、リース・ウィリアムズ、MFバイチェティッチ、チアゴ、ナビ・ケイタ、FWルイス・ディアス 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては今季絶望のラムゼイとバイチェティッチに加え、チアゴ、ルイス・ディアスが引き続き欠場となる。一方で、代表戦で体調不良や軽傷を負った一部選手に関してはナビ・ケイタを除きメンバー入りの可能性が高い。 スタメンに関しては前述の11人を予想。前線に関してガクポ、ヌニェスの状態次第ではジョタやフィルミノに出番がありそうだ。 ★注目選手 ◆マンチェスター・シティ:MFケビン・デ・ブライネ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230331_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 好調の司令塔がチームを勝利に導けるか。今季はやや好不調の波はあるものの、ここまで公式戦36試合6ゴール21アシストと相変わらずの好スタッツを叩き出すシチズンズの絶対的な司令塔。ハーランドという明確なターゲットができたことで、クリエイティビティを発揮するよりもシンプルなプレーが目立っているが、ここ数試合では高精度のプレーで攻撃を牽引している。 また、代表レベルではエデン・アザールの代表引退に伴い、テデスコ新監督率いる新生ベルギーの新キャプテンに任命されて責任感と共にモチベーションを高めている。 その最高の状態で挑むリバプール戦ではハーランドの出場の有無でプレースタイルが変わることになるが、うまく周囲を操りながらゴールやアシストという決定的な仕事に絡みたい。 ◆リバプール:DFアンドリュー・ロバートソン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230331_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 難所攻略へ攻守にハイパフォーマンス見せられるか。不安定な戦いが続くレッズにあって孤軍奮闘の29歳DFは、ここまで公式戦32試合9アシストと見事なスタッツを残す。 逆サイドのアレクサンダー=アーノルドの守備力、ファン・ダイクの衰えもあって、今季はより守備に重きを置いた印象も強いが、豊富な運動量と機を見た攻撃参加から相変わらず良いアクセントを付けている。 今回のビッグマッチではアウェイでの戦いに加え、右サイドバックの相棒がグリーリッシュ相手に守勢に回る可能性が高く、守備ではニアゾーンを取られてからの難しい守備対応が求められる。また、攻撃ではマッチアップの相手がベルナルド・シウバ、マフレズのいずれかになるかは分からないが、タイトにプレッシャーを受ける中でどこまで効果的にビルドアップ、崩しの局面に絡めるかが重要となるはずだ。 2023.04.01 12:00 Sat
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トップ4入りが目標のリバプール、ロバートソンは「このポジションにいたいわけではなかったが…」

リバプールのスコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンがトップ4入りへの意気込みを語った。イギリス『ミラー』が伝えている。 開幕から低調なパフォーマンスが続き、ここまで思うようなシーズンを送れていないリバプール。プレミアリーグで26試合を消化して6位と低迷し、チャンピオンズリーグ(CL)、EFLカップ、FAカップのすべてで敗退となった。 現在のチームにとって唯一の目標は、来シーズンのCL出場権が得られるトップ4入りに。ただし、2試合消化試合が少ないとはいえ、4位トッテナムとは7ポイント差で、ここからマンチェスター・シティ、チェルシー、アーセナルとの連戦が控えるなど厳しい戦いが予想される。 それでも、ロバートソンはトップ4入りに自信を持っているようだ。スコットランド代表DFはここまでの成績が不本意なものだったと認めつつ、来季のCL出場のためもうミスは許されないと意気込んだ。 「4月に入って、CL、FAカップ、EFLカップに出場できず、リーグのタイトル争いにも加わっていないのはとても残念だ。僕たちが望んでいない立場だった」 「今はもうすべての大会に出場できるわけではないけど、僕たちは全大会で戦えるチームだと信じている。来季にこれらの大会に出場したいし、そのためにはトップ4でフィニッシュするしかない。今はそれを解決するための12試合があり、そこで全力を尽くすよ」 「モチベーションに変わりはない。CLを目指すのだから、モチベーションはトロフィーを目指すのとまったく同じさ。ここから3つのビッグクラブとの対戦があり、激しい1週間になるのは間違いないね。でも、このクラブに来たからにはこうしたビッグゲームへの参加を望むものだ」 「僕たちは今のポジションにいたいわけではない。そして、ここからビッグな1週間が控えているのだから、時間を無駄にしてはいられない。トップ4フィニッシュを達成したいなら、もうミスはできないんだ」 「このクラブでプレーするなら、最高レベルでいなければならない。それをしない選択肢はないし、クラブを取り巻く人々もそれを求めている。僕たちはこれまでそれを実践してきたが、今シーズンは一貫性が少し欠けていた」 「ここ5、6年、一貫性という言葉は僕たちの名前の隣に付けられる言葉だった。いつだって存在感を示し、ベストな状態でなかったときも結果を残してきた。でも、今シーズンはそれができていない。だから、修正する必要がある」 2023.03.31 15:26 Fri
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