「私が守りきれば、負けることはない。」GK松本真未子は冷静なプレーに、熱い思いを忍ばせる
2023.01.24 20:30 Tue
マイナビ仙台レディースの試合会場には、良く通る彼女の檄が響き渡る。その声の主、GK松本真未子は2022-23 YogiboWEリーグで、開幕から8試合連続の先発出場を続けている。優れた身体能力と判断力を誇り、一歩の出し方、一つのキャッチング動作に繊細さやこだわりが見える。そうかと思えば、時には大胆に前へ飛び出していったりもする。ゴールマウスで鮮やかに舞い、失点を防ぐ様子は見ている人をけして飽きさせない。まるでGKというポジションの楽しさや格好良さを教えてくれているようだ。
「小林選手の雰囲気から、『打ち込んでくるんじゃないか?』という予測がありました」
水を口にし、息を整えた。駆け引きは始まっていた。自分の間合いを大事にし、冷静に小林と向き合った。笛が鳴った瞬間、両足で地面を蹴ると、体をまっすぐに伸ばし、ゴール左側に飛んだ。小林は予測通り、左ゴールポスト内側を右足で狙ってきた。タイミングも角度も完璧、1点が決まるというキックだった。しかし松本は両手でボールをキャッチすると、すぐさま立ち上がりガッツポーズ。仲間と肩をたたき合った。
「(小林選手の右足の)対角線上にクロスして飛びました。それが当たったのでラッキーです。運が良かったと思います」と松本は言うが、幸運だけではPKを防ぐことはできない。どんな相手と対峙しても一歩も引かない強さと落ち着き。それがチームメートの安心感にもつながっている。彼女のようなGKがマイナビ仙台にいるということは本当に心強い。
松本の活躍や守備陣の奮闘もあり、この東京NB戦はスコアレスドローで終え、勝ち点1を掴んだ。ゲームの主導権を握っていたのは東京NB。マイナビ仙台は公式記録で、実に25本ものシュートを浴びた。東京NBは流れるようなパスワークから、クロスから、更にミドルシュートも狙ってきた。ボールを支配され、気が抜けない時間が続いた。しかし、こうした状況でPK以外にもビッグセーブを繰り返した松本は、やはり冷静だった。
「25本という数字を聞いたら恐ろしいですが、私の実感ではそんなに危ないシーンはありませんでした。落ち着いて守ることができましたし、味方もマークをしっかりとついて、コースを限定することを意識していたので、その成果が無失点という結果に出ました」
どんなに打たれても、最後のところでやらせなければ失点は防げる。自身が守り切ることができれば、チームが負けることはないという自信が、松本にはある。
◆浦和の下部組織出身。聖地・浦和駒場スタジアムで目指した「3度目の正直」
前身のマイナビベガルタ仙台レディースを含め、加入して3季目のシーズンを迎えた。2020年、出場機会と成長を求めて仙台へやってきた松本だが、古巣・浦和レッズレディースとの対戦には、いつも背筋が伸びる。下部組織から育ててもらったクラブ、サポーターには感謝の思いを抱いている。ジュニアユースの頃から試合運営を手伝い、憧れの先輩たちの姿を見つめた。トップチームの選手としても5年間を過ごした“聖地”の浦和駒場スタジアムには、特別な感情があった。昨年12月のWEリーグ第7節でも、試合後にこう話した。
「アウェーですが、私にとって(浦和駒場スタジアムは)ホームスタジアムです。3度目の正直で勝ちたい気持ちもあったのですが、やっぱり(レッズは)強いなと思いました」
WEリーグが開幕し、松本は駒場スタジアムに3度立った。2021-22のプレシーズンマッチ(1-1)、今季のWEリーグカップ第5節(0-2)、そしてWEリーグ第7節(0-2)である。いずれの試合でも松本は好セーブを見せたが、未だ浦和から勝利は上げられていない。駒場のミックスゾーンでは、レッズ時代に取材をしてくれた旧知の記者たちに囲まれた。再会の喜びを味わうも、言葉には結果が出ない悔しさをにじませた。
「私たちはまだまだなんだなと思い知らされました。もうちょっと成長した姿を浦和の皆さんに見てもらいたかったです」。涙は、駒場に置いてきた。いつの日か、勝利という形で恩返しをする。松本はその時を目指し、ひたすら自分を磨き続ける。
◆3月のWEリーグ再開までに磨くものとは。
マイナビ仙台を指揮する松田岳夫監督は、中断前の戦いをこう振り返りった。「3連勝でスタートしましたが、ゲームの内容は全くついて来ず、自分たちの思い描くようなプレーにはつながっていかなかった」。開幕から“紙一重の勝負”を何とかものにしてきたが、上位チームに対しては通用しなかった。
「よりゴールを意識し、アクションを起こすということで、縦への速さやゴールへの迫力、より高い位置でボールを奪うことに取り組んできました。その中で、上手くいかなかった要因はスピードを上げ過ぎ、攻守ともにバランスを崩したこと」。どこでスピードを上げ、どこでセーブするのか。一つのボタンの掛け違いが、大きなずれとなって試合結果に影響した。
東京NB戦前には「この試合に勝利するためだけではなく、リーグ再開後のゲームにつなげることが大事」と守備の原則など基礎の基礎を見直した。「後戻りするかもしれないけれど、3月以降しっかりと戦っていくためにはそこに取り組まないといけない」。中断期には、新戦力も迎え、ベースである守備の連係や攻撃の共通理解をより多く作っていくつもりだ。
松本も一層表情を引き締める。「失点0、しかし得点も0というところでは、まだまだやらなければいけないことはたくさんあると思いました。ウインターブレイクを挟んでINAC神戸レオネッサ戦も待っています。そこを目指して、しっかりトレーニングを積みたいと思います」。守備だけではなく、攻撃の起点としても力を発揮したい。リーグ再開後に高みへ上っていくため、マイナビ仙台と松本の大事な5週間は始まっている。
《マイナビ仙台レディース オフィシャルライター・村林いづみ》
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◆本領発揮のPKストップ。松本はどこまでも“冷静”だった。ウインターブレイク直前の第8節日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦、前半25分に彼女の“見せ場”はやってきた。それはマイナビ仙台にとって、この日“最大のピンチ”でもあった。味方選手がエリア内でハンドを取られて、東京NBにPKが与えられた。キッカーはFW小林里歌子選手。ペナルティスポットに立つストライカーの姿を、松本はじっくりと観察した。©mynavisendai
「小林選手の雰囲気から、『打ち込んでくるんじゃないか?』という予測がありました」
「(小林選手の右足の)対角線上にクロスして飛びました。それが当たったのでラッキーです。運が良かったと思います」と松本は言うが、幸運だけではPKを防ぐことはできない。どんな相手と対峙しても一歩も引かない強さと落ち着き。それがチームメートの安心感にもつながっている。彼女のようなGKがマイナビ仙台にいるということは本当に心強い。
◆シュート25本で失点0。「そんなに危ないシーンはなかった」
©mynavisendai
松本の活躍や守備陣の奮闘もあり、この東京NB戦はスコアレスドローで終え、勝ち点1を掴んだ。ゲームの主導権を握っていたのは東京NB。マイナビ仙台は公式記録で、実に25本ものシュートを浴びた。東京NBは流れるようなパスワークから、クロスから、更にミドルシュートも狙ってきた。ボールを支配され、気が抜けない時間が続いた。しかし、こうした状況でPK以外にもビッグセーブを繰り返した松本は、やはり冷静だった。
「25本という数字を聞いたら恐ろしいですが、私の実感ではそんなに危ないシーンはありませんでした。落ち着いて守ることができましたし、味方もマークをしっかりとついて、コースを限定することを意識していたので、その成果が無失点という結果に出ました」
どんなに打たれても、最後のところでやらせなければ失点は防げる。自身が守り切ることができれば、チームが負けることはないという自信が、松本にはある。
◆浦和の下部組織出身。聖地・浦和駒場スタジアムで目指した「3度目の正直」
©mynavisendai
前身のマイナビベガルタ仙台レディースを含め、加入して3季目のシーズンを迎えた。2020年、出場機会と成長を求めて仙台へやってきた松本だが、古巣・浦和レッズレディースとの対戦には、いつも背筋が伸びる。下部組織から育ててもらったクラブ、サポーターには感謝の思いを抱いている。ジュニアユースの頃から試合運営を手伝い、憧れの先輩たちの姿を見つめた。トップチームの選手としても5年間を過ごした“聖地”の浦和駒場スタジアムには、特別な感情があった。昨年12月のWEリーグ第7節でも、試合後にこう話した。
「アウェーですが、私にとって(浦和駒場スタジアムは)ホームスタジアムです。3度目の正直で勝ちたい気持ちもあったのですが、やっぱり(レッズは)強いなと思いました」
WEリーグが開幕し、松本は駒場スタジアムに3度立った。2021-22のプレシーズンマッチ(1-1)、今季のWEリーグカップ第5節(0-2)、そしてWEリーグ第7節(0-2)である。いずれの試合でも松本は好セーブを見せたが、未だ浦和から勝利は上げられていない。駒場のミックスゾーンでは、レッズ時代に取材をしてくれた旧知の記者たちに囲まれた。再会の喜びを味わうも、言葉には結果が出ない悔しさをにじませた。
「私たちはまだまだなんだなと思い知らされました。もうちょっと成長した姿を浦和の皆さんに見てもらいたかったです」。涙は、駒場に置いてきた。いつの日か、勝利という形で恩返しをする。松本はその時を目指し、ひたすら自分を磨き続ける。
◆3月のWEリーグ再開までに磨くものとは。
©mynavisendai
マイナビ仙台を指揮する松田岳夫監督は、中断前の戦いをこう振り返りった。「3連勝でスタートしましたが、ゲームの内容は全くついて来ず、自分たちの思い描くようなプレーにはつながっていかなかった」。開幕から“紙一重の勝負”を何とかものにしてきたが、上位チームに対しては通用しなかった。
「よりゴールを意識し、アクションを起こすということで、縦への速さやゴールへの迫力、より高い位置でボールを奪うことに取り組んできました。その中で、上手くいかなかった要因はスピードを上げ過ぎ、攻守ともにバランスを崩したこと」。どこでスピードを上げ、どこでセーブするのか。一つのボタンの掛け違いが、大きなずれとなって試合結果に影響した。
東京NB戦前には「この試合に勝利するためだけではなく、リーグ再開後のゲームにつなげることが大事」と守備の原則など基礎の基礎を見直した。「後戻りするかもしれないけれど、3月以降しっかりと戦っていくためにはそこに取り組まないといけない」。中断期には、新戦力も迎え、ベースである守備の連係や攻撃の共通理解をより多く作っていくつもりだ。
松本も一層表情を引き締める。「失点0、しかし得点も0というところでは、まだまだやらなければいけないことはたくさんあると思いました。ウインターブレイクを挟んでINAC神戸レオネッサ戦も待っています。そこを目指して、しっかりトレーニングを積みたいと思います」。守備だけではなく、攻撃の起点としても力を発揮したい。リーグ再開後に高みへ上っていくため、マイナビ仙台と松本の大事な5週間は始まっている。
《マイナビ仙台レディース オフィシャルライター・村林いづみ》
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17日、2024-25 SOMPO WEリーグ第9節の3試合が行われた。 消化が2試合少ないながら4位につける女王・三菱重工浦和レッズレディース(勝ち点13)。未だ勝利がない最下位大宮アルディージャVENTUS(勝ち点3)との“さいたまダービー”に臨んだ。 ホームの浦和は34分、右サイドのスローインから遠藤優がカットインすると、グラウンダーのクロスに走り込んだのは栗島朱里。2分後には再び遠藤が右サイドで仕掛け、折り返しが大宮Vのオウンゴールを誘発する。 2点リードの後半には、途中出場の藤﨑智子がドリブルからのフィニッシュやGKとの一対一から2点を追加。上位3チームが軒並み引き分けたなか、浦和は4-0の大勝で2連勝とした。 前節勝利の7位アルビレックス新潟レディース(勝ち点10)は、11位に沈むマイナビ仙台レディース(勝ち点4)とホームで対戦。先手を取ったのは34分の新潟。左サイドで落としを受けた山本結菜がクロスを上げ、山谷瑠香がドンピシャヘッドで合わせる。 38分には、ショートカウンターから右サイドを抜け出した川澄奈穂美が、ニアを抜くシュートで今シーズン初得点。後半立ち上がりにも川澄が右CKからゴールを奪い、新潟がそのまま3-0で勝利。2連勝で6位に浮上している。 首位INAC神戸レオネッサとの前節をドローで終えた8位ちふれASエルフェン埼玉(勝ち点7)は、土壇場の初勝利で最下位を脱した10位ノジマステラ神奈川相模原(勝ち点5)とのアウェイゲーム。調子を上げる相模原は開始3分、波状攻撃から平田ひかりが右足シュートを決めて先制する。 一方のEL埼玉も8分、右クロスのセカンドボールを園田悠奈が蹴り込みすぐさま振り出しとするが、22分に再び相模原が勝ち越し。浜田芽来のシュート性のボールを南野亜里沙が押し込んだ。 相模原が1点リードで折り返したが、EL埼玉が66分に再度追いつく。ロングボールをボックス内の松久保明梨がワンタッチで落とし、吉田莉胡が右足ダイレクト。その後はスコア動かず、2-2のドローで決着した。 <h3>◆2024-25 SOMPO WEリーグ第9節</h3> ▽11/17(日) アルビレックス新潟レディース 3-0 マイナビ仙台レディース 【新潟L】 山谷瑠香(前34) 川澄奈穂美(前38、後7) 三菱重工浦和レッズレディース 4-0 大宮アルディージャVENTUS 【浦和】 栗島朱里(前34) OG(前36) 藤﨑智子(後3、後27) ノジマステラ神奈川相模原 2-2 ちふれASエルフェン埼玉 【相模原】 平田ひかり(前3) 南野亜里沙(前22) 【EL埼玉】 園田悠奈(前8) 吉田莉胡(後21) ▽11/16(土) セレッソ大阪ヤンマーレディース 1-3 AC長野パルセイロ・レディース 【C大阪】 田中智子(前31) 【AC長野】 川船暁海(前43、後21) 菊池まりあ(後5) サンフレッチェ広島レジーナ 0-0 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース INAC神戸レオネッサ 0-0 日テレ・東京ヴェルディベレーザ <span class="paragraph-title">【動画】右サイドを駆け上がった川澄奈穂美! ニアを狙い今季初得点</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="zC-2L6hvDWk";var video_start = 38;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.17 22:52 Sun2
約1カ月ぶりのリーグ戦となった浦和はアウェイで快勝、S広島RがI神戸から首位奪還【SOMPO WEリーグ】
19日、20日にかけて、2024-25 SOMPO WEリーグ第6節が行われた。 開幕無敗をキープし4連勝中のサンフレッチェ広島レジーナ(2位/勝ち点13)は、アウェイでセレッソ大阪ヤンマーレディース(5位/勝ち点7)と対戦した。 勝ち点で並ぶ2位につけるS広島R。試合は18分、脇阪麗奈のFKからのクロスがこぼれると矢形海優が押し込みC大阪が先制。3試合連続ゴールを記録した。 先制されたS広島Rだったが、41分に瀧澤千聖がPKを獲得すると、自らしっかりと決めて同点に追いつく。 1-1で迎えた後半はC大阪が攻め込んでいくもゴールは奪えず。百濃実結香が何度もゴールに迫るが得点は奪えなかった。すると75分、中嶋淑乃の浮き球のパスに反応した小川愛が折り返すと、ボックス内で混戦となった中で早間美空が押し込み逆転。85分には李誠雅がダメ押しの3点目を奪うと、89分にはクロスから李誠雅が決めて勝利。1-4でS広島Rが勝利し、首位を奪い返した。 首位に立っていたINAC神戸レオネッサ(1位/勝ち点13)は、大宮アルディージャVENTUS(10位/勝ち点3)とアウェイで対戦した。 I神戸は16分に右CKを獲得すると、桑原藍のクロスをカルロタ・スアレスが合わせてゴール。3試合連続でのゴールとなった。 前日にトップチームがJ3優勝を決めたNACK5スタジアム大宮での試合となった大宮V。しかし、今シーズンは苦しい試合が続いており、この日もI神戸に押され続ける試合に。そのまま0-1でI神戸が勝利し、勝ち点で並ぶも得失点差でS広島Rに首位の座を明け渡した。 AFC女子チャンピオンズリーグ(AWCL)に参加していた三菱重工浦和レッズレディース(6位/勝ち点6)は、2試合消化が少ない中で久々のリーグ戦。アウェイでジェフユナイテッド市原・千葉レディースと対戦した。 なでしこジャパンに初招集されたDF遠藤優も先発した試合は、16分に敵陣でボールを奪った浦和は、伊藤美紀のパスを受けた塩越柚歩がネットを揺らして先制に成功する。 さらに25分には左CKからのクロスを高橋はながファーサイドでダイビングヘッド。これが決まり、0-2とし、そのまま逃げ切って勝利を収めた。 その他、日テレ・東京ヴェルディベレーザはノジマステラ神奈川相模原に1-2でアウェイで勝利。アルビレックス新潟レディースはホームでちふれASエルフェン埼玉に勝利。AC長野パルセイロ・レディースはマイナビ仙台レディースにホームで2-1と勝利を収めた。 ◆2024-25 SOMPO WEリーグ第6節 ▽10/19(土) アルビレックス新潟レディース 2-1 ちふれASエルフェン埼玉 【新潟L】 山谷瑠香(後22) 滝川結女(後43) 【EL埼玉】 吉田莉胡(後37) ノジマステラ神奈川相模原 1-2 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 【N相模原】 大竹麻友(後43) 【東京NB】 松田紫野(前6) 土方麻椰(前25) ▽10/20(日) ジェフ千葉レディース 0-2 三菱重工浦和レッズレディース 【浦和】 塩越柚歩(前16) 高橋はな(前25) 大宮アルディージャVENTUS 0-1 INAC神戸レオネッサ 【I神戸】 カルロタ・スアレス(前16) AC長野パルセイロ・レディース 2-1 マイナビ仙台レディース 【AC長野】 安倍乃花(後4) 川船暁海(後38) 【マイ仙台】 石坂咲樹(後29) セレッソ大阪ヤンマーレディース 1-4 サンフレッチェ広島レジーナ 【C大阪】 矢形海優(前18) 【S広島R】 瀧澤千聖(前41) 早間美空(後30) 李誠雅(後40、後44) 2024.10.20 20:50 Sun3
新潟Lが逆転でベスト4入り! S広島R、I神戸と共に浦和が待つ準決勝へ【WEリーグ クラシエカップ】
6日、2024-25WEリーグ クラシエカップのグループステージ第6節が行われた。 3つのグループに分かれて行われるグループステージ。AFC女子チャンピオンズリーグ(AWCL)を戦う三菱重工浦和レッズレディースはグループステージは免除となっている。 <h3>【グループA】S広島Rが準々決勝進出</h3> 最終節では勝ち点差1の首位サンフレッチェ広島レジーナと2位の日テレ・東京ヴェルディベレーザが直接対決となった。 勝った方がベスト4行きが決まる中、前半はゴールレスに。それでも50分、S広島Rはカウンターを仕掛けると柳瀬楓菜のパスを李誠雅がダイレクトで蹴り込みS広島Rが先制する。 負けられない東京NBは、62分にボックス左から北村菜々美がクロス。低いクロスとなった中、オウンゴールとなり1-1の同点に。東京NBは勝利しか道がない中、1-1のドローに終わりS広島Rが首位でグループステージを終えた。 3位のAC長野パルセイロ・レディースと大宮アルディージャVENTUSの試合は、2-0でAC長野が勝利。41分、66分と川船暁海がゴールを奪い、新チーム名とエンブレムが発表された大宮Vに快勝し3位でグループステージを終えた。 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 1-1 サンフレッチェ広島レジーナ AC長野パルセイロ・レディース 2-0 大宮アルディージャVENTUS ◆順位表 ★1.サンフレッチェ広島レジーナ/勝ち点11/+2 2.日テレ・東京ヴェルディベレーザ/勝ち点10/+4 3.AC長野パルセイロ・レディース/勝ち点5/-3 4.大宮アルディージャVENTUS/勝ち点4/-3 <h3>【グループB】新潟が勝利で逆転首位通過</h3> 3チームで行われているグループBは3勝の首位・ノジマステラ神奈川相模原と2勝の2位・アルビレックス新潟レディースの対戦となった。 勝たなければいけない新潟Lだったがゴールレスで前半を終えることに。それでも後半に新潟Lが試合を動かす。53分、左サイドからの園田瑞貴のクロスが流れると、ボックス内右で拾った有吉佐織がクロス。これを最後は山本結菜が豪快に蹴り込み、新潟Lが先制する。 さらに59分、左CKからの石田千尋のクロスを山谷瑠香がファーサイドでヘッド。これが決まり2-0。新潟Lが2-0で勝利し、N相模原と勝ち点9で並んだが、得失点差で上回り首位に。ベスト4入りを果たした。 アルビレックス新潟レディース 2-0 ノジマステラ神奈川相模原 ◆順位表 ★1.アルビレックス新潟レディース/勝ち点9/+3 2.ノジマステラ神奈川相模原/勝ち点9/+1 3.マイナビ仙台レディース/勝ち点0/-4 <h3>【グループC】最終節は共にドローでI神戸がベスト4</h3> グループCは逆転での首位浮上を目指す2位のちふれASエルフェン埼玉が3位のジェフユナイテッド市原・千葉レディースと対戦した。 試合は開始11分、右サイドで得たFKからライナー性のクロス。これを大沼歩加がヘッドで合わせて先制する。しかし15分、ボックス手前から浮き球のパスが入ると、ボックス内で大澤春花が回転しながらわずかに触ってゴール。1-1となると、その後はゴールが生まれずに勝ち点1を積み上げるにとどまった。 首位のINAC神戸レオネッサは最下位のセレッソ大阪ヤンマーレディースと対戦。勝てば首位を守れる中、この試合はなかなかゴールが生まれず。互いにゴールがないまま0-0のドロー。ただ、I神戸はそのまま首位を守り、ベスト4進出を決めた。 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 1-1 ちふれASエルフェン埼玉 INAC神戸レオネッサ 0-0 セレッソ大阪ヤンマーレディース ◆順位表 ★1.INAC神戸レオネッサ/勝ち点9/+2 2.ちふれASエルフェン埼玉/勝ち点8/0 3.ジェフ千葉レディース/勝ち点7/-1 4.セレッソ大阪ヤンマーレディース/勝ち点6/-1 ノックアウトステージ準決勝は、S広島R、新潟L、I神戸、そしてAWCLを戦っていた浦和が進出。12月8日(日)にPEACE STADIUM Connected by SoftBankで準決勝がダブルヘッダーで行われる。 2024.11.06 23:00 Wed4
WEリーグ3月ベストゴールは新潟L・川澄奈穂美のW初弾!屈指のクロッサーが見せた動き直しの妙と技ありヘッド
WEリーグ3月度ゴール・オブ・ザ・マンス(月間ベストゴール)に、アルビレックス新潟レディースのMF川澄奈穂美のゴールが選出された。 ウインターブレイクが明け、試合数の多かった3月は91ゴールが誕生。月間ベストゴールには4シーンがノミネートされ、ファン投票による2段階のトーナメント形式で決定した。 選出されたのは3月10日に行われた第9節、新潟の川澄が挙げた日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦の決勝点。石田千尋の持ち上がり時にはファーへ膨らみながら、石淵萌実のクロスの際にはニアへ動き、相手DFの前へ入っての見事なヘディング弾を決めた。 今季アメリカのNJ/NYゴッサムFCから加入した川澄にとっても、待望のWEリーグ初ゴールに。屈指のクロッサーだからこそ、ボールの予測や、相手が捕まえづらい動きや位置を瞬時に把握できたのだろう。 選出に際し、川澄は自身のX(旧:ツイッター)にて「投票してくださったみなさん、ありがとうございます。また得意のヘディングでゴール決められるように頑張ります」とのコメントを残している。 なお、ノミネートされていた4ゴールは以下の通り。 ◆2023-24 WEリーグ 3月月間ベストゴールノミネート ①三菱重工浦和レッズレディースFW清家貴子、振り向きざまの一振り(第8節 vs INAC神戸レオネッサ戦 12分) ②マイナビ仙台レディースDF佐々木里緒、後半ATの劇的直接FK(第12節 vs ちふれASエルフェン埼玉戦 90+4分) ③アルビレックス新潟レディースMF川澄奈穂美、待望のWE初ゴール(第9節 vs 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 61分)☆ ④ちふれASエルフェン埼玉MF祐村ひかる、強烈無回転弾丸ミドル(第9節 vs ノジマステラ神奈川相模原 53分) ☆月間ベストゴール選出 <span class="paragraph-title">【動画】駆け引き、技術が詰まった川澄奈穂美のヘディング弾!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C5pUdEUv0Eu/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/C5f4-BJvrak/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">WEリーグ(日本女子プロサッカーリーグ)(@we_league)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.04.12 17:25 Fri5