終盤の2失点でドローのミラン、ピオリ監督「もっと集中力が必要だった」

2023.01.09 11:02 Mon
twitterfacebookhatenalinegplus
photo
Getty Images
ミランのステファノ・ピオリ監督は、ドローに終わった試合を悔やんだ。

ミランは8日に行われたセリエA第17節でローマと対戦した。リーグ連勝中のチームはこの日も立ち上がりから主導権を握ると、30分にセットプレーからDFピエール・カルルがヘディングシュートを決めて先制に成功。後半にはMFトンマーゾ・ポベガのゴールで突き放し、勝利を決定づけたかに思われたが、終盤にセットプレーから立て続けの失点で2-2のドローに終わった。

連勝ストップとなったピオリ監督は、試合後に失望を露わにしており、『DAZN』に対してチームが終盤に集中力を切らしてしまったことを嘆いた。
「この試合で勝ち点1しか取れなかったのは、非常に残念だ。このような試合の後には、選手たちにプレーを続けなければならないと伝えている。試合は95分で終わるのだから、最後まで集中力を切らさない必要があるのだ」

「相手の大きな強みであるとわかっていたセットプレーで2失点したのだから、もっと集中力が必要だったということだ。87分までは勝利にふさわしいプレーをしていたが、その後に自分たちで難しくしてしまった。この瞬間に、チームと話をするのは難しい」

「(セットプレーを献上した)アステル・ブランクスは、少し攻撃になり過ぎた。相手に希望を与えると最後まで挽回を信じさせてしまうのだから、我々はあの状況でもっとうまく守るべきだったのだ。あれだけ良いプレーをしながら勝利を持ち帰れなかったのだから、飲み込むのは辛い」

「明らかに苦い感覚がある。ナポリとの差が広がったからではなく、自分たちのパフォーマンスを見てみれば、ペースを維持するためもっとうまくやらなければならない。今日の我々はもっと適切なプレーをすべきであり、次の試合では改善が必要だ」

関連ニュース
thumb

アンチェロッティ監督、マルディーニTDを退任させた古巣ミランを批判「ミランの伝統に対する敬意の欠如」

レアル・マドリーで指揮官を務めるカルロ・アンチェロッティ監督が、古巣ミランの人事に言及した。 2021年夏に2度目のマドリー指揮官就任を果たし、ラ・リーガ制覇やチャンピオンズリーグ(CL)優勝を成し遂げたアンチェロッティ監督。今季はリーグ、CLともに優勝には届かなかったが、コパ・デル・レイのタイトルを獲得した。 現役時代にミランでもプレーしたアンチェロッティ監督は、2001-02シーズンから2008-09シーズンまで指揮官としてミランを率いていた。その間にCLを2度制するなどチームに黄金期をもたらし、自らの監督としての評価も大いに高めた。 そんなアンチェロッティ監督は、古巣ミランの現状を気にかけているようだ。イタリア『イル・ジョルナーレ』のインタビューに応じる中で、テクニカル・ディレクター(TD)を務めていたパオロ・マルディーニ氏の退任に触れている。 「マドリードでは、クラブの歴史が常に尊重されなければならないということを学んだ。このクラブにおいて、(アルフレッド・)ディ・ステファノ、アマンシオ(・アマロ)、(フランシスコ・)ヘント、(フィレンツ・)プスカシュは、今でも尊敬の念を抱かせる唯一無二の存在だ」 「歴史を最高の状態で継承していきたいなら、昔の思い出を大切にしなければならない。マルディーニに起こったことは、歴史的な文化やミランの伝統に対する敬意の欠如を示している。歴史だけでは勝てないというのは本当だが、歴史が勝ち方を教えてくれるのも事実だ」 「スポーツの精神よりもビジネスを優先しようとするサッカークラブは、失敗する運命にある」 マルディーニ氏は25年間の現役生活をすべてミランに捧げ、キャプテンとして黄金期を支えたクラブの象徴的存在。2019年6月からTDとしてチーム強化に努めてきたが、6日に退任が発表された。クラブオーナーを務めるジェリー・カルディナーレ氏と強化方針に相違があったといわれている。 2023.06.08 18:32 Thu
twitterfacebook
thumb

ミランがローマのエンディカ獲得に横槍? 今夏フリーで獲得可能な大型CB

ミランがフランクフルを退団するフランス人DFエヴァン・エンディカ(23)の獲得を狙っているようだ。 今季のセリエAを4位で終え、リーグ連覇はならなかったミラン。6日にテクニカルディレクター(TD)のパオロ・マルディーニ氏とスポーツディレクター(SD)のリッキー・マッサーラ氏の退任を発表して新体制となったクラブは、引き続き限られた予算の中でスカッド強化を模索している。 そんな中で、移籍市場に精通するジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、ミランは今季限りでのフランクフルト退団が発表されているエンディカの獲得に動き始めたとのことだ。 エンディカにはかねてよりローマが接触しており、今夏の加入に向けて交渉中だったが、ミランはハイジャックも辞さない構えとのこと。選手本人も、ミラン移籍の選択を除外していないようだ。 ローマは依然としてエンディカ獲得を確信している一方、財政を安定させるためまずは選手売却を優先する必要がある模様。その間に、ミランが交渉をまとめる可能性がある。 2018年にフランクフルトへ加入したエンディカは、192cmの長身と対人戦の強さを武器として主軸に定着。今季も公式戦44試合に出場してチームの守備を支えた。 2023.06.08 17:27 Thu
twitterfacebook
thumb

補強を先導する幹部2人が去ったミラン、ロフタス=チークは獲得交渉継続へ

ミランは、チェルシーから元イングランド代表MFルベン・ロフタス=チーク(27)の獲得を目指し続けるようだ。 移籍市場を統括するテクニカル・ディレクター(TD)のパオロ・マルディーニ氏、スポーツ・ディレクター(SD)のリッキー・マッサーラ氏を解任したミラン。これによって全ての補強戦略が一時ストップしたとも言われているが、少なくとも両者が交渉を続けてきたロフタス=チークの獲得作戦は継続していくという。 イギリス『フットボール・インサイダー』によると、チェルシーとの交渉はまだまだ初期段階。しかし、チェルシーはロフタス=チークとの契約が2024年6月までとなっており、1年間の延長オプションを行使する可能性も皆無とされている。さらに、今夏の大型補強を進めるにあたって、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)への抵触を避ける必要もあるとのことだ。 そんな状況を察知しているクラブも多いのか、今年1月の移籍市場からロフタス=チークを狙い続けてきたミランにもライバルが多数。プレミアリーグからも複数のクラブがロフタス=チークの獲得に乗り出しているとされている。 ここのところ、ロフタス=チークとともに、フランクフルトを退団する日本代表MF鎌田大地(26)との交渉も注目されてきたミラン。鎌田については、解任された2人の幹部以上にステファノ・ピオリ監督が獲得を熱望していると言われている。 移籍市場への影響が心配されるミランだが、基本的にはマルディーニ氏らの補強戦略が継続されていくようだ。 2023.06.08 14:58 Thu
twitterfacebook
thumb

現役引退のイブラヒモビッチ、ミラン経営陣はマネージャー就任望むも…

ミランの経営陣がズラタン・イブラヒモビッチ(41)の引き留めを目指しているようだ。 4日、ミランの今シーズン最終戦となったエラス・ヴェローナ戦後に突如として現役引退を宣言したイブラヒモビッチ。すでに退団が決まっていたなか、スパイクを脱ぐという決断はチームメイトにすら前日まで伝えていなかったといい、全世界に大きな衝撃が走ることとなった。 気になるのは今後だが、イタリア『カルチョメルカート』によると、ミランのオーナーグループ「レッドバード」はイブラヒモビッチに対し、現場と経営陣の橋渡し役として、クラブマネージャーに近い役職を数日以内に提案する模様。ミランを知り尽くした41歳をクラブに残しておきたいようだ。 しかし、イブラヒモビッチ自身は時間をかけて将来について考えるつもりとのこと。現段階ではこのオファーを受け入れる可能性も低いとのことだ。 選手から信頼と尊敬を集めたテクニカル・ディレクター(TD)のパオロ・マルディーニ氏を突如として解任した「レッドバード」。「イブラヒモビッチをクラブマネージャーに」というアイデアも、ロッカールームのバランスを維持する人材がいなくなったと判断したものとされている。 2023.06.08 14:14 Thu
twitterfacebook
thumb

退任したマルディーニ元TD、ピオリ監督からミランOBピルロ氏への指揮官交代を目論んでいた?

ミランから去ることになったパオロ・マルディーニ氏は、チームに革命を起こそうと目論んでいたようだ。 スポーツ・ディレクター(SD)のフレデリック・マッサーラ氏とともに、テクニカル・ディレクター(TD)としてミランの強化を進めてきたマルディーニ氏。フランス代表DFテオ・エルナンデスやポルトガル代表FWラファエル・レオン、フランス代表GKマイク・メニャンといった柱となる選手の獲得にも成功してきた。 ベテランと若手がうまく融合したミランは、ステファノ・ピオリ監督のもとで徐々に成績を伸ばしていき、昨季は11年ぶりのスクデット獲得。今季は16年ぶりのチャンピオンズリーグ(CL)ベスト4入りという快挙を成し遂げた。しかし、マルディーニ氏とマッサーラ氏の強化方針が、クラブオーナーを務めるジェリー・カルディナーレ氏の考えと噛み合わなかったようで、急転直下マルディーニ氏の退任が6日に発表された。マッサーラ氏退任の正式発表もまもなくとみられている。 こうしてミランを去ることになったマルディーニ氏だが、イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』によると、ミランを去る前に指揮官交代を模索していたようで、ピオリ監督に代わりクラブOBのアンドレア・ピルロ氏をベンチに据えたいと考えていたという。 かつてピッチ上で共に戦ったマルディーニ氏とピルロ氏は固い絆で結ばれているようで、マルディーニ氏はその関係を仕事にも結びつけたいと考えていたとのこと。ピルロ氏は数年前にマルディーニ氏との関係を問われた際、「パオロ? 今まで一緒にプレーした中で最高の選手であり、彼は私の一部だ」と答えていたという。 現役時代のピルロ氏は稀代のレジスタとしてミランの黄金期を支え、2度のセリエA制覇や2度のビッグイヤー獲得などに貢献。その後、2011年夏にユベントスへフリーで移籍し、セリエA4連覇を味わった。 現役引退後の2020年夏には、マウリツィオ・サッリ監督の突然の解任を受け、リザーブチームの指揮官を務める予定だったものの、ユベントスで指揮官としてのキャリアをスタートさせることに。残念ながら、チームのセリエA連覇記録を「9」で途絶えさせてしまう結果となり、わずか1年で解任。今季はトルコのファティ・カラギュムリュクで指揮を執っていたが、シーズン終了前の5月末に退任していた。 2023.06.07 22:27 Wed
twitterfacebook
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly