【CLグループA総括】ナポリとリバプールが順当突破
2022.11.04 17:00 Fri
グループAは本命と見られたリバプールとナポリが順当に突破を決めた。主力を抜かれたアヤックスも内容では2強に引けを取らないことを示したが、結果は4戦全敗と力及ばなかった。レンジャーズは6戦全敗に終わり蚊帳の外だった。
[勝ち点/勝/引/負/得失点]
1.ナポリ[15/5/0/1/14]
2.リバプール[15/5/0/1/11]
3.アヤックス[6/2/0/4/-5]
4.レンジャーズ[0/0/0/6/-20]◆主力流出も5連勝で首位通過~ナポリ~

初戦のリバプール戦を制して勢いに乗ったナポリが圧巻の戦いぶりを見せた。FWインシーニェ、DFクリバリ、MFファビアン・ルイスとチームの背骨を失って大幅な戦力ダウンを強いられたかと思われたが、スパレッティ監督の手腕と、補強された代役選手たちの見事な活躍でチーム力は低下せず、むしろアップしたと思えるような充実の戦いぶりだった。とりわけ無名MFクワラツヘリアの大ブレイクは目覚ましく、鮮烈な印象を世界に与えた。アヤックス、レンジャーズにはいずれも圧勝で手を付けられない破壊力があった。
◆内容イマイチも無難に突破~リバプール~

プレミアリーグでは既に4敗を喫し低調なリバプールだが、CLでは拮抗した内容の試合を制して順当に1試合を残して決勝トーナメント進出を決めた。ケガ人に悩まされ、序盤は守備陣に、現在は攻撃陣の駒が足りなくなり、本来のパフォーマンスを発揮できずにいた。それでもFWサラーが5戦連発弾でチームを牽引し、グループステージで躓くことはなく決勝トーナメント進出をしっかりと決めている。
◆2強には及ばず~アヤックス~

FWアントニー、DFリサンドロ・マルティネス、そして指揮官のテン・ハグを失ったチームはやはり弱体化が避けられなかった。リバプールとはまずまずの試合を演じたもののナポリには歯が立たず。ナポリとの連戦で連敗を喫し、一気にグループステージ敗退に追い込まれた。

アヤックス以上に苦戦を強いられたのがレンジャーズだった。PSVとの予選プレーオフを勝ち抜いて力のあるところは見せたが、本戦のレベルは別次元だったようだ。常に守勢を強いられ、やられるがままの試合が目立った。内容でも惨敗の試合が多く、まだまだ経験が必要なチームという印象だった。
PR
■順位表■[勝ち点/勝/引/負/得失点]
1.ナポリ[15/5/0/1/14]
2.リバプール[15/5/0/1/11]
3.アヤックス[6/2/0/4/-5]
4.レンジャーズ[0/0/0/6/-20]◆主力流出も5連勝で首位通過~ナポリ~

Getty Images
初戦のリバプール戦を制して勢いに乗ったナポリが圧巻の戦いぶりを見せた。FWインシーニェ、DFクリバリ、MFファビアン・ルイスとチームの背骨を失って大幅な戦力ダウンを強いられたかと思われたが、スパレッティ監督の手腕と、補強された代役選手たちの見事な活躍でチーム力は低下せず、むしろアップしたと思えるような充実の戦いぶりだった。とりわけ無名MFクワラツヘリアの大ブレイクは目覚ましく、鮮烈な印象を世界に与えた。アヤックス、レンジャーズにはいずれも圧勝で手を付けられない破壊力があった。

Getty Images
プレミアリーグでは既に4敗を喫し低調なリバプールだが、CLでは拮抗した内容の試合を制して順当に1試合を残して決勝トーナメント進出を決めた。ケガ人に悩まされ、序盤は守備陣に、現在は攻撃陣の駒が足りなくなり、本来のパフォーマンスを発揮できずにいた。それでもFWサラーが5戦連発弾でチームを牽引し、グループステージで躓くことはなく決勝トーナメント進出をしっかりと決めている。
◆2強には及ばず~アヤックス~

Getty Images
FWアントニー、DFリサンドロ・マルティネス、そして指揮官のテン・ハグを失ったチームはやはり弱体化が避けられなかった。リバプールとはまずまずの試合を演じたもののナポリには歯が立たず。ナポリとの連戦で連敗を喫し、一気にグループステージ敗退に追い込まれた。
◆全敗で大会を後に~レンジャーズ~

Getty Images
アヤックス以上に苦戦を強いられたのがレンジャーズだった。PSVとの予選プレーオフを勝ち抜いて力のあるところは見せたが、本戦のレベルは別次元だったようだ。常に守勢を強いられ、やられるがままの試合が目立った。内容でも惨敗の試合が多く、まだまだ経験が必要なチームという印象だった。
PR
ナポリの関連記事
UEFAチャンピオンズリーグの関連記事
|
ナポリの人気記事ランキング
1
ユナイテッドの生え抜きMF売却に元所属のマティッチが意見…「売ったのは間違い」「コンテは賢い男」
マンチェスター・ユナイテッドが決行したスコットランド代表MFスコット・マクトミネイの売却を巡り、元所属選手が「間違い」と断した。 この夏にジム・ラトクリフ共同オーナーからなる『INEOS』グループにより、新たなチーム作りに動いたユナイテッド。噂に挙がったターゲットをほぼ手中に収めつつ、プレミアリーグのルール遵守も意識して人員整理に努めた。 そのスカッド整理の一環でナポリに売られていったのがマクトミネイ。ユナイテッドにとって、3000万ユーロ(約48億4000万円)程度の移籍金を回収した取引だったといわれる。 ユナイテッドは後にウルグアイ代表MFマヌエル・ウガルテの獲得で中盤のカバーに成功したが、2017年夏から2022年夏まで所属したリヨンの元セルビア代表MFネマニャ・マティッチは自身のSNSでこう意見している。 「僕の意見だと、マンチェスター・ユナイテッドがスコット・マクトミネイを売ったのは間違いだ。今日において、彼のような選手の代わりをするのは難しい。(ナポリ新監督のアントニオ・)コンテは賢い男だ」 マクトミネイは5歳でアカデミーの門を叩いてから、ユナイテッドひと筋のキャリアを紡いだボックス・トゥ・ボックスの選手。昨季はケガ人続きのチーム事情もあり、公式戦10得点3アシストと奮闘したが、絶対的レギュラーとまでは言い難い立ち位置だった。 2024.09.01 18:25 Sun2
マクトミネイのドッピエッタなどでナポリがエンポリに3発完勝!【セリエA】
ナポリは14日、セリエA第32節でエンポリと対戦し3-0で勝利した。 リーグ戦5試合負けなしも直近10試合でわずか3勝とペースが落ちている2位ナポリ(勝ち点65)は、前節ドローに終わったボローニャ戦からスタメンを3人変更。ザンボ・アンギサ、ディ・ロレンツォ、GKスクフェットに代えてギルモア、マッツォッキ、GKメレトを先発で起用した。 リーグ戦6試合勝利のない19位エンポリ(勝ち点24)に対し、ナポリは18分に先制する。自陣からのロングパスを右サイドで収めたルカクがDF2人に寄せられながらも中央につなぐと、これを受けたマクトミネイがドリブルでペナルティアーク手前まで進攻すると、ミドルシュートをゴール左隅に突き刺した。 幸先よく先制したナポリは、27分に右サイド深くまで侵入したポリターノのクロスをファーサイドのネレスが右足で合わせたが、これは相手GKがわずかに触り、枠の上に外れる。さらに38分にも、ドリブルで持ち上がったマティアス・オリベラの横パスを受けたギルモアがボックス外から狙ったが、これもシュートは枠に上に外れた。 1点リードで前半を終えたナポリは、後半立ち上がりの56分に追加点を奪う。ルカクのシュートのこぼれ球から二次攻撃を仕掛けると、バイタルエリア右のギルモアが中央へパス。これをペナルティアーク内に走りこんだマティアス・オリベラが落とすと、足元へのパスを半身で受けたルカクが左足のシュートをゴールに突き刺した。 さらにナポリは、追加点からその5分後に再びネットを揺らす。61分、ポリターノのパスをボックス右で受けたルカクのクロスを中央のマクトミネイがヘディングシュートで合わせると、これがゴール右に吸い込まれた。 その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すと、ナポリは86分にチャンス。ロボツカのパスをボックス右で受けたマクトミネイが反転からハーフボレーでゴールを狙うと、相手GKの弾いたボールをボックス左で拾ったネレスが縦への仕掛けからゴールに迫ったが、シュートは再びGKバスケスに防がれた。 結局、試合はそのまま3-0でタイムアップ。マクトミネイのドッピエッタなどでエンポリに完勝したナポリが、リーグ戦7試合負けなしで首位インテルを追走している。 ナポリ 3-0 エンポリ 【ナポリ】 スコット・マクトミネイ(前18) ロメル・ルカク(後11) スコット・マクトミネイ(後16) 2025.04.15 06:45 Tue3
ペッレグリーニはローマ退団へ? ラニエリ監督「オファーがあれば、我々はそれを評価するつもり」
ローマのイタリア代表MFロレンツォ・ペッレグリーニ(28)に退団の可能性が浮上している。 ローマ生まれでローマの下部組織出身のペッレグリーニは、サッスオーロから完全移籍で帰還後は中盤の主力に定着。さらに、DFアレッサンドロ・フロレンツィ、FWエディン・ジェコの退団後にはジャッロロッシのカピターノを務めてきた。 しかし、近年は細かい負傷や一貫性のないパフォーマンスに加え、その内向的な性格は強烈なリーダーシップを有したフランチェスコ・トッティ、ダニエレ・デ・ロッシといったローマ人の偉大なカピターノを求めるロマニスタの不興を買うことが多く、指揮官交代やチームの不振時にたびたび強い反発を招いてきた。 今シーズンに関してはクラウディオ・ラニエリ監督の就任後に主力としての活躍が期待されたが、コンディションが上がってきた現状においても同じローマ人の指揮官はカピターノの起用に消極的な姿勢を示している。 そんななか、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』はナポリのイタリア代表FWジャコモ・ラスパドーリ(24)の獲得レースに参戦中のローマは、アントニオ・コンテ監督が評価するペッレグリーニを交渉材料に、獲得レースを優位に進める考えがあると報じる。 29日に行われるセリエA第18節のミラン戦に向けた会見に出席したラニエリ監督は、その場でメルカートについて言及。 「フンメルス、ディバラ、パレデスは将来ローマに残り、重要な役割を果たすだろうと確信している」、「我々はアレクシス・サーレマーケルスを残したい」と現有戦力の重要性を強調した。 一方で、ペッレグリーニに関しては「ロレンツォ・ペレグリーニはローマを去るかもしれない。彼が我々と一緒にいてくれることを願っているし、彼はここに留まって幸せであるはずだ。ただ、オファーがあれば、我々はそれを評価するつもりだ」と適切なオファーが届いた場合、クラブとしてそれを評価する意思があることを認めた。 なお、2026年までの現行契約で年俸600万ユーロ(約9億8000万円)を受け取っているとされる同選手に対して、ローマは現時点で半額程度の条件の延長オファーを受け入れない場合、売却に踏み切る姿勢を示している模様。 また、ナポリ以外ではフィオレンティーナといった国内クラブが興味を示しており、今冬あるいは来夏に永遠の都を離れる可能性は高い。 2024.12.27 22:40 Fri4
3発完勝のナポリ、コンテ監督は選手たちのパフォーマンスを称賛「我々は素晴らしいパフォーマンスを見せた」
ナポリのアントニオ・コンテ監督が14日に行われ、3-0で勝利したセリエA第32節エンポリ戦を振り返った。 リーグ戦5試合無敗で首位を追走するナポリは、18分にマクトミネイのミドルシュートで先制に成功すると、1点リードで迎えた後半の立ち上がりにもルカクがゴールネットを揺らし。リードを広げる。 さらに61分には、ポリターノのパスをボックス右で受けたルカクのクロスからマクトミネイがヘディングシュートを流し込み、ドッピエッタを達成。そのまま3-0で完勝し、首位インテルの追走に成功している。 試合後インタビューに応えたコンテ監督は、完勝を収めた選手たちのパフォーマンスを称えた。 「我々は素晴らしいパフォーマンスを見せた。エンポリは厄介な相手だ。高い位置からプレスをかけても、彼らはロングボールを使ってくるし、とてもうまく組織化されている」 「彼らが降格を逃れるために戦っていることに驚いている。彼らはとてもよく組織化されているチームだ。彼らに2度ゴールを脅かされたが、良い試合ができた。今日はポゼッションもチャンスメイクも素晴らしいプレーだった」 「今日の試合ではディ・ロレンツォを初めて欠いたことも忘れてはいけない。ザンボ・アンギサは出場停止で、ボンジョルノもケガしていた。だが、このチームはそれに対応し、この苦境に素晴らしいパフォーマンスで立ち向かっていると言えるだろう」 2025.04.15 08:00 Tue5