「クラブよりも大きくなることは決してない」イブラヒモビッチが古巣PSG残留ムバッペに言及、親にも厳しい言葉「黙った方が良い」

2022.11.03 21:20 Thu
Getty Images
ミランのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが、パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペについて言及した。

イブラヒモビッチは、現在ヒザの手術からの回復中であり、今シーズンはまだ一度もピッチに立てていない状況。一方で、チームはセリエA、チャンピオンズリーグ(CL)でも結果を残しており、年明けからの復帰を目指して奮闘している。

そのイブラヒモビッチは、フランス『Canal+』のインタビューに応じ、自身が2012年から2016年まで所属したPSGについて言及。その中で、ムバッペについて本音を語った。
「ムバッペという人間を私はを良く知らない。選手としての彼はファンタスティックだ。しかし、規律を失うと、アイデンティティを失う。ジダンがジダンであることには理由がある」

「ムバッペは彼の真似をしたいか?彼は進歩したいと思い始めているだろう。満足できていない」
もはやPSGでは満足できていないだろうと語るイブラヒモビッチ。それでも、ムバッペは2025年までの契約延長を行なっていた。「ムバッペはパリにとで正しい決断を下したか?」という質問に対しては、「それは彼のためではない」と言及。「彼は自分のためではなく、パリのために正しい決断をした」と語り、クラブを思っての決断だったと見解を述べた。

ただ、「ムバッペはクラブよりも自分が重要な状況に置かれた。そして、クラブは彼にそのためのキーを与えた。ただ、クラブよりも大きくなることは決してない」ともコメントした。

イブラヒモビッチと言えば、自分自身を"神"とも称するなど発言が注目されるが、クラブのために残ったところで、自身がクラブを上回ることなどは存在し得ないと、意外とも言える考え方を明かした。

そしてイブラヒモビッチはムバッペ本人ではなく、選手に関わる親についても言及。自分たちが何かをしているわけではないのに勘違いしていると厳しい言葉を並べた。

「子供が強くなれば、簡単にお金を稼ぐことができる。その後、両親は弁護士、代理人、トレーナーになる。彼らはあらゆるものから別のものへと移っていく。それが問題だ」

「自己規律とアイデンティティを失う場所となる。今、この新しい世代で、両親や父、母、望む人は誰であっても、彼らがスターになったと思うだろう」

「彼らは新聞で話をする。でも、自分が何者だと思っているのか?黙った方が良い。選手である息子が働き、規律を守れるかどうかはあなたたち次第だ」

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SheBelieves Cupにもメンバー入り、アメリカ女子代表の新星がラピノーの批判を受けて謝罪…理由は反LGBTQIA+投稿

パリ・サンジェルマン(PSG)のアメリカ女子代表MFコービン・アルバートが、ソーシャルメディア上での行動を謝罪した。アメリカ『ESPN』などが伝えている。 アルバートはSNSにて、反LGBTQIA+を支持するようなコンテンツを投稿。加えて、元アメリカ女子代表FWミーガン・ラピノーさんが、現役ラストマッチでアキレス腱を断裂したことをからかうような他者の投稿に「いいね」をしたことが今週になって顕在化した。 これらを受けてラピノーさんは反応。「『自分の信念』の背後に隠れたい人たちへ、あなた方はあらゆる空間が、より安全で包括的で、より全体的でより良いものに見え、誰ものベストを引き出せるように努めていますか? もしそうでないなら、あなたが信じているのはただのヘイトです。そして子供たちはこのヘイトのせいで文字通り自殺しています。目を覚ましてください!」と、自身のインスタグラムストーリーで主張した。 それから数時間後、ラピノーさんの批判を受けたアルバートは、28日の女子チャンピオンズリーグ(UWCL)の試合後に、自身のSNSで謝罪。 「ソーシャルメディア上での自分の行動について心から謝罪したいと思います。不快で、無神経で、傷つける投稿に『いいね!』をしたり共有したりすることは、未熟で失礼な行為であり、決して私の意図するところではありませんでした。自分自身にひどく失望していますし、チームメイトや他の選手、ファンや友人、それから気分を害した方々へ、深くお詫び申し上げます」 20歳のアルバートは、昨年末に代表デビューを飾ったばかりの新星MFで、2024CONCACAF W ゴールドカップでは、かつてラピノーさんが背負っていた「15」番を背負い、アメリカの優勝に貢献。なでしこジャパンも参加するShebelieves Cupへ向けたメンバーにも名を連ねている。 <span class="paragraph-title">【動画】UWCL準々決勝進出でアルバートが決めた鮮烈ミドル砲</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="lrnitDzPh2s";var video_start = 314;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.29 20:30 Fri
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ベストイレブンに9名、PSGがリーグ・アン席巻! デンベレがMVPを初受賞、最優秀監督&最優秀新人賞も受賞

リーグ・アンで無敗優勝を果たし、チャンピオンズリーグ(CL)ではファイナリストになったパリ・サンジェルマン(PSG)がフランスプロサッカー選手組合(UNFP)の授賞式で賞を総なめにした。 UNFPアワードが11日に行われ、リーグ・アンの最優秀選手にフランス代表FWウスマーヌ・デンベレが選出されることとなった。 デンベレは今シーズンのリーグ・アンで28試合21ゴール6アシストを記録し優勝に大きく貢献。最終説を残して得点ランキングでもトップに立っており、キャリア初のMVP受賞となることに。これまで5年連続受賞していたフランス代表FWキリアン・ムバッペ(レアル・マドリー)を継ぐ形となった。 また、最優秀監督賞はルイス・エンリケ監督が受賞。チームを成功に導く手腕を見せ、2018年のウナイ・エメリ監督(アストン・ビラ)以来となるPSGからの受賞となった。 その他、最優秀新人賞はフランス代表MFデジレ・ドゥエが受賞。今季加入した19歳は、リーグ・アンで30試合に出場し6ゴール8アシストを記録。3月にはフランス代表デビューを果たすなど、将来が期待されるウインガーだ。 さらに驚きはベストイレブン。11名中9名がPSGの選手となり、アクラフ・ハキミ、マルキーニョス、ヌーノ・メンデス、ウィリアン・パチョ、ジョアン・ネヴェス、ヴィティーニャ、ブラッドリー・バルコラ、そしてデンベレとドゥエとなった。 これはPSGにとって史上最多記録であり、2016年の8人を超えることに。また、UNFPトロフィー史上最多の記録となった。 <h3>◆リーグ・アン ベストイレブン</h3> GK リュカ・シュヴァリエ(リール) DF アクラフ・ハキミ(パリ・サンジェルマン) マルキーニョス(パリ・サンジェルマン) ヌーノ・メンデス(パリ・サンジェルマン) ウィリアン・パチョ(パリ・サンジェルマン) MF デジレ・ドゥエ(パリ・サンジェルマン) ジョアン・ネヴェス(パリ・サンジェルマン) ヴィティーニャ(パリ・サンジェルマン) FW ブラッドリー・バルコラ(パリ・サンジェルマン) ウスマーヌ・デンベレ(パリ・サンジェルマン) ラヤン・シェルキ(リヨン) 2025.05.12 13:55 Mon

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