【天皇杯決勝プレビュー|甲府vs広島】どっちが勝っても初優勝! 初決勝での戴冠か、6度目の正直か

2022.10.16 10:00 Sun
©超ワールドサッカー
【第102回天皇杯決勝】
2022年10月16日(日)
14:00キックオフ
ヴァンフォーレ甲府(J2・18位) vs サンフレッチェ広島(J1・3位)
[日産スタジアム]

◆史上初の決勝、J2勢2度目の戴冠なるか【ヴァンフォーレ甲府】

ここまでの勝ち上がり方は、奇跡と言っても良いのかもしれない。3回戦では北海道コンサドーレ札幌(1-2)、4回戦ではサガン鳥栖(1-3)、準々決勝でアビスパ福岡(1-2)、準決勝で鹿島アントラーズ(1-0)とJ1勢相手に4連勝。クラブ史上初の決勝に駒を進めた。
今シーズンのJ2では18位と低迷。残留こそ決めているが、7連敗中、11戦未勝利と一番調子の悪いチームと言っても良いだろう。

ただ、天皇杯を獲ればそのことも全て吹き飛ぶはず。最後の1試合で何を見せるのかが非常に重要となる。
アグレッシブな戦い、そして粘り強い守備を見せてここまで勝ち上がってきた甲府。最後までらしさを貫き、攻守の素早い切り替えで、相手の隙を突いていきたいところだ。

今回は今まで倒してきたJ1勢の中でも一番力のあるチーム。カップ2冠を目指す相手だけに、置かれている立場には大きな差が。それでも、チャレンジ精神を忘れることなく戦えるのか。クラブ初のビッグタイトルで、プロビンチャ(地方の小クラブ)の希望となりたい。

★予想スタメン[3-4-2-1]
GK:河田晃兵
DF:須貝英大、浦上仁騎、エドゥアルド・マンシャ
MF:関口正大、石川俊輝、山田陸、荒木翔
MF:長谷川元希、鳥海芳樹
FW:ウィリアン・リラ
監督:吉田達磨

◆6度目の正直で初戴冠なるか【サンフレッチェ広島】

ミヒャエル・スキッベ監督に率いられ、今シーズンを戦ってきた広島。J1を制した時代を思い出させるようなパフォーマンスでリーグ戦でも上位を守り続けた。

3冠という大きなハードルを越えることはできなかったが、クラブにとっての初のカップタイトルを獲得するチャンスを2週連続で迎える。

YBCルヴァンカップの決勝に向けても、しっかりと掴みたいタイトル。6度目の正直と行きたいところ。9年ぶりの決勝の舞台で結果を残したい。

もっとも、ここまでの5度の決勝ではなんとノーゴール。1つもゴールを決めていないという異例の状況。まずは、ゴールを奪い切りたいところ。相手に先に得点を許せば、難しい戦いになることは間違いない。

直近のリーグ戦では主軸選手を休ませることにも成功。チームは4-0と完敗したが、それも全ては決勝2連戦のため。まずは1冠を手にしたい。

なお、佐々木翔、柏好文、今津佑太は甲府から広島へ、野津田岳人も昨シーズン期限付きで在籍。古巣相手の決勝にも注目だ。

★予想スタメン[3-4-2-1]
GK:大迫敬介
DF:塩谷司、荒木隼人、佐々木翔
MF:野上結貴、川村拓夢、野津田岳人、柏好文
MF:森島司、満田誠
FW:ナッシム・ベン・カリファ
監督:ミヒャエル・スキッベ

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