自力優勝目指した新潟が東京Vに敗戦…今節優勝は横浜FCの結果待ちに【明治安田J2第41節】

明治安田生命J2リーグ第41節の2試合が15日に行われた。

前節にJ1昇格を決めた新潟は、勝てば自力優勝が決まる重要な一戦。敵地で東京ヴェルディ戦に臨んだ。

しかし、優勝に対するプレッシャーからか、立ち上がりから中々緊張が抜けないプレーが続く。一方の東京Vはパスワークが冴えわたり、小気味良いテンポでゴールに迫っていく。
序盤には速攻から川村やバスケス・パイロンがシュートを放ち、前半半ばには見事なパスワークから馬場のミドルシュートが炸裂。枠を捉えていたが、ここは新潟GK小島の好セーブに遭った。

後半は転じて新潟のペースに。54分に左クロスからフリーの藤原がヘディングで狙った。しかし、先制したのはホームチームだった。58分、森田の左CKがクリアされてゴール前での混戦を招くと、最後は染野がプッシュ。これが先制弾となった。しかし、新潟も負けじと決定機を演出。素早い攻撃への反転から堀米が自陣からバイタルエリアを切り裂く絶妙なスルーパスを供給。小見が一対一の決定機を迎えたが、シュートは大きくクロスバーを越えてしまった。

結局、新潟は最後まで1点が遠く、1-0で敗戦。ただ、明日行われる試合で横浜FCがツエーゲン金沢に敗れた場合、今節での優勝が決まる。一方の東京Vは参入POへの望みをつなぎ、明日の他チームの結果を待つこととなった。

もう一方の試合では、東京V同様にPO参入を諦めない長崎が山口をホームに迎えた。この試合は櫛引がJ2通算200試合、米田がJ2通算100試合目の節目となった。

試合が動いたのは16分。左CKで佐藤謙介がアウトスイングのクロスを入れると、ボックス右に流れたところを田中がボレーシュート。うまく抑えを利かせたシュートがゴール左に決まった。

後半も概ね山口のペースで進み、0-1で試合終了。長崎は今季のホーム最終戦を白星で飾ることはできず、PO参入の可能性も消滅した。

◆第41節
▽10/15
東京ヴェルディ 1-0 アルビレックス新潟
V・ファーレン長崎 0-1 レノファ山口FC

▽10/16
栃木SC vs 水戸ホーリーホック
ザスパクサツ群馬 vs いわてグルージャ盛岡
ジェフユナイテッド千葉 vs FC琉球
ファジアーノ岡山 vs ブラウブリッツ秋田
大分トリニータ vs モンテディオ山形
ベガルタ仙台 vs ロアッソ熊本
横浜FC vs ツエーゲン金沢
徳島ヴォルティス vs 大宮アルディージャ

▽10/19
町田ゼルビア vs ヴァンフォーレ甲府