3pt差の柏とC大阪の直接対決はスコア動かず…揃って3試合連続の足踏み【明治安田J1第32節】

明治安田生命J1リーグ第32節の1試合が8日に三協フロンテア柏スタジアムで行われ、柏レイソルvsセレッソ大阪は0-0で引き分けた。

7位の柏と4位のC大阪による一戦。7試合で白星から遠ざかる柏は前節から先発に変更なく、ここ5戦3発のドウグラスもスタートからピッチに立った。一方、2試合連続ドロー中のC大阪は今季のここまで全試合出場中だった奥埜がベンチ外に。清武が2試合ぶりに先発した。

勝ち点3差でひしめく両者の一戦はC大阪がボールを握り、柏がカウンターベースの戦いで対抗する入りに。序盤から容易にボールを前進させるC大阪だが、なかなか崩せず。柏からしたら、動かされている印象が強い前半だが、最後のところで自由にやらせず、拮抗する。
25分にバイタルエリア中央から上門の右足ミドルで相手ゴールに迫ったC大阪は続く29分にも松田がボックス右から右足フィニッシュに持ち込むが、相手DFがブロック。対する柏は43分にボックス右からマテウス・サヴィオが右足を振り抜くが、相手の守りに引っかかる。

後半も攻勢で立ち上がったC大阪は49分に味方数人が絡んでの崩しからボックス左の上門が惜しくも右に外れる右足シュート。さらに、57分に武藤を送り込んだ柏の攻めをケアしながら、58分に清武が右足フィニッシュに持ち込んだりと引き続き押し気味に進めていく。そんなC大阪は61分、清武のパスで背後を抜け出したアダム・タガートがネットを揺らすが、オフサイドの判定。その後、互いに交代策に出るなか、69分に右サイドからのクロスに細谷がスピードに乗ったまま右足ボレーに持ち込むが、完璧に合わせるに至らない。

終盤に入っても、両軍のベンチが交代カードで打開しようと動くが、それでも0-0で進行。そのなか、攻めるC大阪は90+1分に左サイドの山中が左足で高精度のクロスを送り、それに途中出場のジェアン・パトリッキが反応するが、ここも合わず、ゴール前を通過する。

結局、両チームとも得点に至らず、勝ち点1ずつを分け合う結果となり、揃って3試合連続のドローに。8試合勝ちなしの柏は勝ち点を「47」とし、3試合未勝利のC大阪は50ポイントとしている。

柏レイソル 0-0 セレッソ大阪