AEDを片手にダッシュ! カディス守護神がバルサ戦を振り返る 「命より大切なものなんてない」
2022.09.24 16:17 Sat
カディスのアルゼンチン人GKヘレミアス・レデスマがバルセロナ戦での救命活動を振り返った。
カディスの守護神はベンチへと向かい、バルセロナのメディカルスタッフから自動体外式除細動器(AED)を受け取ると、そのままスタンドに向かって全力でダッシュ。治療中のスタッフにピッチからAEDをパスした。
男性はその場で一命を取り留め、近くの病院の集中治療室(ICU)に搬送。レデスマの勇敢な行動と、敵味方の壁を越えた連携プレーに称賛の声が相次いだ。
「当時はスタンドに人がたくさんいて、何が起こっているのかわからなかった。だけど、少しするとその人に対して心肺蘇生をしていると理解できたんだ」
「僕は頭が咄嗟に働き、チームの理学療法士に訴えると、バルセロナのドクターがベンチにAEDを取りに行ってくれたんだ」
「救急車が来たから僕の届けたAEDは使われなかったけど、あの瞬間は緊張と不安でいっぱいだった。なぜなら、それは人の命に関わることで、人命より大切なものなんてないからだ」
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10日に行われたラ・リーガ第5節のカディスvsバルセロナ。バルセロナが0-2でリードする展開の中、81分にアクシデントが発生した。スタンドでカディスサポーターの男性が心臓発作を起こし、治療のために試合が一時中断。メディカルチームが男性の元へ駆けつけ、治療を行っていた中、アクションを起こしたのはレデスマだった。男性はその場で一命を取り留め、近くの病院の集中治療室(ICU)に搬送。レデスマの勇敢な行動と、敵味方の壁を越えた連携プレーに称賛の声が相次いだ。
スペイン『アス』のインタビューを受けたレデスマは当時の状況について説明。咄嗟の判断による行動だったと語った。
「当時はスタンドに人がたくさんいて、何が起こっているのかわからなかった。だけど、少しするとその人に対して心肺蘇生をしていると理解できたんだ」
「僕は頭が咄嗟に働き、チームの理学療法士に訴えると、バルセロナのドクターがベンチにAEDを取りに行ってくれたんだ」
「救急車が来たから僕の届けたAEDは使われなかったけど、あの瞬間は緊張と不安でいっぱいだった。なぜなら、それは人の命に関わることで、人命より大切なものなんてないからだ」
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