京都が残留を懸けた関西勢対決に完勝!神戸は小林友希の退場が響く…【明治安田J1第28節】
2022.09.03 21:57 Sat
明治安田生命J1リーグ第28節、京都サンガF.C.vsヴィッセル神戸が、3日にサンガスタジアム by KYOCERAで行われ、2-0でホームの京都が勝利した。
勝ち点差「2」で迎える残留をかけた関西勢対決。京都は前節、清水エスパルスに0-1で敗れた15位に後退。これで6戦未勝利となった中、降格圏に位置する神戸との直接対決に臨む。
対する17位の神戸はアジアチャンピオンズリーグ(CL)の決勝ラウンドを戦っていた影響で約3週間ぶりのリーグ戦に。こちらも負けられない一戦となる中、郷家がインサイドハーフの位置で久々の先発となった。
立ち上がり1分に試合を動かしたのはホームの京都。山崎のポストプレーから武富がボックス右でボールを受け中央へと折り返す。これに反応した松田が巧みな反転で相手DFを躱し、左足のシュートをゴール左に突き刺した。
早々に失点を許した神戸は6分、右サイドの浅い位置でボールを受けた飯野がアーリークロスを供給。ボックス内に飛び込んだ大崎が頭で合わせるも、枠の上に外れてしまう。
2点を追うこととなった神戸は22分、酒井が右サイド浅い位置でボールを受け、ドリブルでボックス内に侵入。グラウンダーのクロスに郷家が合わせたが、シュートは相手GKの正面に飛ぶ。
前半半ばからは神戸が徐々にペースを握る展開となったが、ゴールを挙げることはできずにハーフタイムへ。それでも後半開始数秒で決定機を迎える。
京都がキックオフの流れからGKまでボールを戻すと、そこに佐々木が激しいプレス。奇襲からボールを奪い、あとは無人のゴールに決めるだけだったが、右足のシュートは右ポストに当たって、外れてしまう。
絶好のチャンスを逃した神戸。59分にはボックス手前中央で相手のロングボールを処理しようとした小林友希が豊川に入れ替わられそうになったところで、腕を掴んで倒してしまう。これが決定機阻止とされ、主審はレッドカードを提示。神戸は2点ビハインドの中、一人少ない状況にまで追い込まれてしまう。
数的有利を生かして再びペースを握った京都。ゴールに迫る機会を増やす中、83分にピーター・ウタカを投入してとどめの3点目を狙う。
86分には自陣でボールを受けた木村がそのウタカとのワンツーでスピードを上げ、ボックス左まで侵入。右足インサイドでコースを狙ったシュートを放つが、惜しくも右ポストに阻まれる。
その後も京都が波状攻撃を続ける展開となったが、追加点は奪えずに2-0のまま試合終了。それでも残留に向けて重要となる7試合ぶりの勝利を挙げた。
京都 2-0 神戸
【京都】
松田天馬(前1)
豊川雄太(前9)
勝ち点差「2」で迎える残留をかけた関西勢対決。京都は前節、清水エスパルスに0-1で敗れた15位に後退。これで6戦未勝利となった中、降格圏に位置する神戸との直接対決に臨む。
対する17位の神戸はアジアチャンピオンズリーグ(CL)の決勝ラウンドを戦っていた影響で約3週間ぶりのリーグ戦に。こちらも負けられない一戦となる中、郷家がインサイドハーフの位置で久々の先発となった。
早々に失点を許した神戸は6分、右サイドの浅い位置でボールを受けた飯野がアーリークロスを供給。ボックス内に飛び込んだ大崎が頭で合わせるも、枠の上に外れてしまう。
一方、1点リードした京都は9分にも大きなチャンス。前線でボールを奪った流れから、武富が松田とのワンツーでボックス手前中央までボールを持ち込む。ボックス内にパスを出すと、フリーとなっていた豊川が右足を振り抜き、ゴール右に決めた。
2点を追うこととなった神戸は22分、酒井が右サイド浅い位置でボールを受け、ドリブルでボックス内に侵入。グラウンダーのクロスに郷家が合わせたが、シュートは相手GKの正面に飛ぶ。
前半半ばからは神戸が徐々にペースを握る展開となったが、ゴールを挙げることはできずにハーフタイムへ。それでも後半開始数秒で決定機を迎える。
京都がキックオフの流れからGKまでボールを戻すと、そこに佐々木が激しいプレス。奇襲からボールを奪い、あとは無人のゴールに決めるだけだったが、右足のシュートは右ポストに当たって、外れてしまう。
絶好のチャンスを逃した神戸。59分にはボックス手前中央で相手のロングボールを処理しようとした小林友希が豊川に入れ替わられそうになったところで、腕を掴んで倒してしまう。これが決定機阻止とされ、主審はレッドカードを提示。神戸は2点ビハインドの中、一人少ない状況にまで追い込まれてしまう。
数的有利を生かして再びペースを握った京都。ゴールに迫る機会を増やす中、83分にピーター・ウタカを投入してとどめの3点目を狙う。
86分には自陣でボールを受けた木村がそのウタカとのワンツーでスピードを上げ、ボックス左まで侵入。右足インサイドでコースを狙ったシュートを放つが、惜しくも右ポストに阻まれる。
その後も京都が波状攻撃を続ける展開となったが、追加点は奪えずに2-0のまま試合終了。それでも残留に向けて重要となる7試合ぶりの勝利を挙げた。
京都 2-0 神戸
【京都】
松田天馬(前1)
豊川雄太(前9)
京都サンガF.C.の関連記事
J1の関連記事
|
京都サンガF.C.の人気記事ランキング
1
京都が試合後のトラブル発生を報告…男性用トイレでの罵声と暴力行為発覚で警察に相談
京都サンガF.C.は8日、試合後のトラブル発生を報告した。 トラブルは、6日にサンガスタジアム by KYOCERAで開催された明治安田J1リーグ第33節、京都サンガF.C.対ヴィッセル神戸戦の試合終了後に発生。メインスタンド南側の男性用トイレにおいて、突然背後から罵声を浴びせられ、ペットボトルで背中を叩かれる事案が生じたという。 幸いにして被害者にケガはなかったものの、クラブは本件について所管の警察署に相談済みとのこと。内容が判明次第、厳正に対処すると報告している。 京都は今回のトラブルについて、被害者に謝罪するとともに、「全てのお客様にとって安全で安心な環境で、楽しく試合が観戦できるよう、引き続き安全対策への警備並びに注意喚起に努めて参りますので、ご来場頂くお客様におかれましても、リスペクトの精神を大切にし、誰もが気持ちよく過ごせるスタジアムを実現すべく、ご理解、ご協力のほど、何卒、宜しくお願い申し上げます」とし、安心安全な環境づくりへの協力を求めている。 2024.10.08 16:30 Tue2
今冬増えたJリーグから海外移籍に向けたチーム離脱、30代で初の海外挑戦の3名はいずれもオーストラリア行きか
Jリーグ各クラブも続々と新体制が発表され、すでにキャンプインしているクラブもある中、海外挑戦を目指す選手が多く出ている。 すでに、日本代表にも招集されているDF関根大輝(22)が柏レイソルからリーグ・アンのスタッド・ランスに完全移籍。2024シーズンのJ2得点王&MVPのFW小森飛絢(24)がジェフユナイテッド千葉からシント=トロイデンへ期限付き移籍。東京ヴェルディで飛躍したパリ五輪世代のMF山田楓喜(23)が京都サンガF.C.からポルトガルのナシオナルへと期限付き移籍を果たした。 その他にも、ガンバ大阪のFW坂本一彩(21)がウェステルローへ、大分トリニータのMF保田堅心がヘンクへ期限付き移籍と、若手も海を渡る決断を下している。 一方で、ベテラン勢も初の海外移籍に挑戦。すでに横浜F・マリノスのMF水沼宏太(34)、湘南ベルマーレのDF岡本拓也(32)、京都サンガF.C.のDF三竿雄斗(33)が海外クラブへの移籍のためにチームを離脱することが発表されていた。 30歳を超えてそれぞれ初の海外挑戦となる中、3名とも行き先はオーストラリアになるようだ。現地メディアが伝えている。 横浜FMの下部組織育ちで栃木SCやサガン鳥栖、FC東京、セレッソ大阪でプレー。2020年に復帰していた水沼。オーストラリア『Newcastle Herald』によれば、ニューカッスル・ジェッツが獲得に動いているとのこと。 過去には横浜FMユースの後輩でもあるFW齋藤学(アスルクラロ沼津)も所属した経験があるクラブだ。 一方、岡本、三竿に関しては、同じクラブに移籍する可能性が伝えられている。オーストラリア『The West Australian』によれば、パース・グローリーが2人の獲得に迫っているとのこと。ディフェンスラインを強化したいチームにとって、サイドバックやセンターバックでプレーできる両者は大きな戦力と考えているようだ。 オーストラリアの移籍市場は16日にオープン。2月12日まで開いている中、すぐにでも発表がありそうだ。 2025.01.14 17:15 Tue3
岡本拓也&三竿雄斗の豪州1部挑戦が決定! パース・グローリーとそれぞれ今季までの契約
Aリーグ・メンのパース・グローリーは16日、湘南ベルマーレのDF岡本拓也(32)と京都サンガF.C.のDF三竿雄斗(33)を獲得したと発表した。背番号は岡本が「36」。三竿は「17」をつける。 両選手はそれぞれのクラブによって海外移籍を前提とした離脱が発表済み。パース・グローリーの契約は2選手とも2024-25シーズン終了までになるという。 岡本は下部組織から過ごした浦和レッズでプロデビューし、湘南では2016年からプレー。右サイドバックをはじめ、複数ポジションをこなしつつ、主将を務めるなど、長らく主力だった。 鹿島アントラーズMF三竿健斗を弟に持つ三竿は湘南でプロ入り。左サイドバックを主戦場とし、鹿島、大分トリニータを経て、2023年から京都でプレーしていた。 フットボールディレクターのスタン・ラザリディス氏は「ユウトとタクヤは日本の高いレベルで600試合以上もプレーし、その経験は若い選手で構成されるこのチームにとって大きなプラスとなる」と期待を寄せる。 「両選手とも技術に優れ、ボールキープ力もある。多才さも証明済みで、様々なポジションでのプレーもできる。今、彼らをチームに迎え入れたのは今季の残りに意味を持たせたいという強い思いがあるからだ」 「期待どおり、彼らが力を証明してくれたら、クラブでの滞在期間を延長する話し合いを始めるつもりだ」 パース・グローリーはかつて太田宏介氏や、現・ギラヴァンツ北九州のFW永井龍らもプレー。今季はここまで14試合で2勝2分け10敗の13チーム中12位につけている。 2025.01.16 17:25 Thu4
京都、富山退団のGK太田岳志を獲得! 「いい意味でみなさんの期待を裏切れるように」
京都サンガF.C.は23日、カターレ富山からGK太田岳志(28)を完全移籍で獲得したことを発表した。 大阪学院大学から2013年にFC岐阜へ入団した太田は、2016年に東京ヴェルディへと完全移籍すると、2018年に期限付き移籍で富山へ。今シーズンから完全移籍に切り替わると、明治安田生命J3リーグ7試合、天皇杯3試合に出場したが、今月3日に契約満了による富山退団が決まった。京都入りの太田はクラブ公式サイトで以下のようにコメントしている。 「カターレ富山からきました太田岳志です。京都サンガF.C.という素晴らしいクラブの一員になることができとても嬉しく思います。いい意味でみなさんの期待を裏切れるように、そしてチームのJ1昇格に貢献できるように頑張りますので応援よろしくお願いします」 2019.12.23 15:55 Mon5