チリがFIFAに上訴、エクアドルのカタールW杯資格剥奪を求める
2022.07.30 18:20 Sat
チリサッカー協会(FFC)は、エクアドルサッカー協会(FEF)が出場資格のない選手をカタール・ワールドカップ南米予選に出場させていた疑惑に関して、FIFAに上訴する構えのようだ。『ロイター通信』が報じている。
これを受け、FIFAは調査に乗り出したが、結果としてバイロン・カスティージョは白。エクアドル代表はお咎めなしとなった。
しかし、南米予選7位でW杯出場を逃したチリとしては、エクアドルの出場権が剥奪され、エクアドル戦の結果が変更されれば、逆転でW杯に出場できるチャンスが得られるため、ここはなんとしてでも訴えを通したいところ。FFCは以下の声明を発表し、FIFAに上訴する構えを明らかにした。
「ここで問題となっているのは、2022年のワールドカップへの出場権だけでなく、フェアプレーの原則全体なのだ」
PR
問題となっている選手は、当時エクアドルのバルセロナSCに所属していたDFバイロン・カスティージョ(現レオン/メキシコ)。書類上はエクアドル出身で、これまでにエクアドル代表でも10試合の出場を数える選手だ。だが、南米予選で8試合に出場した同選手に国籍偽装の疑いが浮上。FFCは多くの証拠をもとにFIFAに申し立てを行い、同選手が出場した試合の無効化やカタールW杯出場資格の剥奪を訴えた。しかし、南米予選7位でW杯出場を逃したチリとしては、エクアドルの出場権が剥奪され、エクアドル戦の結果が変更されれば、逆転でW杯に出場できるチャンスが得られるため、ここはなんとしてでも訴えを通したいところ。FFCは以下の声明を発表し、FIFAに上訴する構えを明らかにした。
「我々は我々の調査の結果に絶対の確信を持っています。当該選手が改ざんされたエクアドルの国籍を使用していることは明らかです」
「ここで問題となっているのは、2022年のワールドカップへの出場権だけでなく、フェアプレーの原則全体なのだ」
PR
チリ代表の関連記事
ワールドカップの関連記事
|
チリ代表の人気記事ランキング
1
36歳ビダルが母国チリの名門コロコロに17年ぶり復帰! かつての世界最強ボックス・トゥ・ボックス
チリ1部プリメーラ・ディビシオンのコロコロは23日、チリ代表MFアルトゥーロ・ビダル(36)の加入を発表した。 ユベントス、バイエルン、バルセロナ、インテルと欧州随一の名門を渡り歩いたビダル。かつて世界最強のボックス・トゥ・ボックスと称えられた36歳は、2022年夏のインテル退団を最後に欧州でのキャリアに終止符を打ち、ブラジル1部の名門フラメンゴへと移籍した。 欧州時代に身につけた圧倒的な存在感、そして対戦相手への威圧感はサッカー王国でも健在で、2022シーズンはフラメンゴのコパ・リベルタドーレス制覇(南米制覇)に貢献。 ただ、2023シーズンは夏の移籍市場でアトレチコ・パラナエンセへ移籍も、加入からまもない昨年9月、代表ウィーク期間中にヒザを負傷し、復帰できぬまま契約満了に。同クラブでの公式戦出場は9試合にとどまった。 それでも、チリのサッカー史上最も偉大な選手と言われる男は、下部組織時代を過ごし、プロデビューも飾った古巣コロコロに帰還。2007年夏に20歳で巣立ってから17年ぶりの復帰ということになった。 ちなみにだが、ビダルはアトレチコ・パラナエンセへ移籍直後の昨年8月、「リケルメからの電話を待ってる」と将来のボカ・ジュニアーズ行き希望を示唆したり、10月には古巣フラメンゴが南米制覇から1年となったことをお祝いするSNS投稿をして両クラブサポーターから顰蹙。 また、11月に入ってボカのフアン・ロマン・リケルメ会長(当時は副会長)が自身に関するコメントを寄せると、今度はその直後に公の場で青黄のボカカラーの服装を着てまでして“お偉いさん"へアピール…ちょっとしたお騒がせ男となっている。 コロコロ復帰で落ち着けば良いのだが...。 2024.01.23 16:19 Tue2
メッシの圧巻ハットで大量6ゴールのアルゼンチン代表が首位キープ! ブラジル代表、コロンビア代表も4発快勝【2026年W杯南米予選】
北中米ワールドカップ(W杯)南米予選の第10節が開催。FWリオネル・メッシの大活躍もあり、首位アルゼンチン代表が大勝を飾った。 9試合を消化して首位に立つも、2試合未勝利の状態となっていたアルゼンチン。しかし、6位ボリビア代表との一戦では19分、前節復帰したメッシが相手のミスを見逃さずボールを奪った味方のパスを受けると、ボックス内右から冷静なフィニッシュで先制に成功した。 その後、前半のうちにラウタロ・マルティネス、フリアン・アルバレスのゴールで3点差として試合を決定づけると、84分にはメッシがエリア中央をドリブルで切り込み右足で冷静に2点目。その2分後には、絶妙なタッチとドリブルでボックス内に進入してそのまま左足を振り抜き、ハットトリックを達成した。 この日3ゴール2アシストの大活躍を見せた不世出のエースの働きもあり、アルゼンチンが6-0の大勝。3試合ぶりの勝利を飾り、首位をしっかりキープしている。 前節、土壇場の勝利で4位にまで浮上したブラジル代表は、ペルー代表との一戦で24分にハフィーニャがバー直撃のシュートを放つなど攻勢を仕掛ける展開に。すると38分、PKを得るとこれをハフィーニャが落ち着いて流し込み先制に成功した。 後半、サヴィオが倒されてまたも得たPKを再びハフィーニャが決めて、54分に追加点。その後はイゴール・ジェズスが数度の決定機を迎えるなど完全に試合を掌握すると、71分からの3分間でアンドレアス・ペレイラとルイス・エンリケにゴールが生まれ、4-0で勝利した。連勝のブラジルは3位ウルグアイと勝ち点で並ぶ状況となっている。 2位コロンビア代表はクラブでも好調なルイス・ディアスやジョン・デュランの得点もあり、9位チリ代表相手に4-0の快勝。首位アルゼンチンを3ポイント差で追いかけている。 3位ウルグアイ代表は5位エクアドル代表とホームで対戦。最後まで両チームともゴールネットを揺らすことはできず、試合はゴールレスドローに。4試合未勝利となったウルグアイは、徐々に本大会出場権争いに巻き込まれつつある。 8位のパラグアイ代表は順位で一つ上の7位ベネズエラ代表と対戦。前半に先制を許すもアントニオ・サナブリアの2ゴールで後半逆転に成功し勝利を収めており、本大会出場圏の6位に浮上した。 ◆第10節結果 ▽10/15(火) コロンビア代表 4-0 チリ代表 パラグアイ代表 2-1 ベネズエラ代表 ウルグアイ代表 0-0 エクアドル代表 アルゼンチン代表 6-0 ボリビア代表 ブラジル代表 4-0 ペルー代表 ◆順位表 1.アルゼンチン代表(22/+14) 2.コロンビア代表(19/+7) 3.ウルグアイ代表(16/+7) 4.ブラジル代表(16/+6) 5.エクアドル代表(13/+2) 6.パラグアイ代表(13/0) ーーーW杯出場ーーー 7.ボリビア代表(12/-10) ーーー大陸間POーーー 8.ベネズエラ代表(11/-2) 9.ペルー代表(6/-11) 10.チリ代表(5/-13) ※()内は勝ち点/得失 ※エクアドルは選手の国籍詐称で-3ptからスタート <span class="paragraph-title">【動画】メッシの大活躍もあり、アルゼンチン代表が圧勝!</span> <span data-other-div="movie"></span> <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/C3wPtKNbAOA?si=xF05sFfGvkC8URVT" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe> 2024.10.16 12:25 Wed3
「不誠実だ」「ゴールは正当だろう」GKの負傷もプレー止めず…W杯南米予選で賛否両論の同点弾「ごまかしの可能性もあった」
2026年北中米ワールドカップ(W杯)南米予選で生まれたゴールが、大きな物議を醸しているようだ。 問題のゴールは、10日に行われた北中米W杯南米予選第8節のチリ代表 vs ボリビア代表戦で発生。試合はボリビアが1点をリードしていた39分、味方からのバックパスを受けたボリビアGKカルロス・ランペが突如としてその場に倒れ、プレー続行が不可能に。すかさずチリのFWエドゥアルド・バルガスがボールをさらうと、無人のゴールにボールを蹴り込み同点弾を挙げた。 当然、ボリビアの選手たちは試合を止めずにゴールまで決められたことに激高。数人の選手が喜ぶバルガスに詰め寄ると、両チーム入り乱れての小競り合いに発展することとなった。 試合はその後、ボリビアが再び勝ち越しゴールを決めて2-1で勝利。ただ、試合後にランペはアキレス腱の完全断裂と診断されたこともあって、試合終了後にはヴァルガスのプレーに賛否両論が巻き起こっている。 『Tigo Sports』が公式X(旧ツイッター)にて、ヴァルガスの同点ゴールの動画を投稿するとさまざまな声が殺到。「相手が負傷したと知りながら不誠実だ」、「そんなことしているから負けるんだ」、「チリには何も期待できない」といった批判的なものから、「ゴールは正当。とりあえず倒れる選手も多いのだから」「ボリビアだって標高4000メートルでのプレーを止めようとしていない」、「ミスを負傷に見せてごまかした可能性だってあった」といった擁護の声も多く見られている。 <span class="paragraph-title">【動画】プレーを続行すべき?止めるべき?チリの同点ゴールに賛否両論</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="es" dir="ltr">¡INSÓLITO! Se lesionó el portero boliviano y Eduardo Vargas aprovechó para hacer el gol chileno con el marco vacío <a href="https://t.co/9jBckqPCji">pic.twitter.com/9jBckqPCji</a></p>— Tigo Sports Costa Rica (@tigosports_cr) <a href="https://twitter.com/tigosports_cr/status/1833646127725293840?ref_src=twsrc%5Etfw">September 10, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.12 17:20 Thu4
チリ代表GKブラーボ妻が夫の同僚ビダルを痛烈に批判 「酔っぱらいは練習しなかった」
▽マンチェスター・シティに所属するチリ代表GKクラウディオ・ブラーボの妻が、同国代表のW杯予選敗退を受けて、夫の同僚であるバイエルンMFアルトゥーロ・ビダルを痛烈に批判した。イギリス『デイリー・メール』など複数メディアが伝えている。 ▽チリは10日、ロシア・ワールドカップ(W杯)南米予選最終節のブラジル代表戦で0-3の敗戦を喫した結果、3位から出場圏外の6位に転落し、3大会連続での本大会行きを逃した。 ▽2大会連続でW杯に出場し、コパ・アメリカ2連覇中だったチリの予選敗退は世界中でショッキングなニュースとして報じられた中、すでに国内では戦犯探しが始まっている。その中でブラーボは、シティ移籍以降十分な出場機会を得ていないことを理由に試合勘の欠如によるパフォーマンス低下を指摘されている。 ▽こういった批判に憤るブラーボの妻、カルラ・パルドさんは自身のSNSを通じて、ビダルの名前こそ出していないものの、“酔っ払い”という言葉を使って同選手こそが戦犯だったと主張している。 「私の代表、多くの美しい瞬間と経験を与えてくれてありがとう。それは本当に美しいものだったわ」 「だけど、代表のユニフォームを着るときは常にプロフェッショナルでいなければならないわ。個人的にほとんどのプレーヤーが懸命に努力をしていたことを知っているわ。その一方で、一部の人はパーティーのためにチームを離れ、酔っぱらって練習に参加していなかった。いまはこの国の多くの人が涙に暮れていると思うけど、私はここで私のキャプテン(夫)を腕を広げて待っているわ」 ▽なお、ビダルは以前に自国開催のコパ・アメリカ中にパーティー出席後に飲酒運転で捕まった過去があり、カルラさんはこの一件を含め、不真面目な夫の同僚を批判したようだ。ただ、現時点で妻の発言に関してブラーボ本人からの反応はなく、夫の普段の発言を元に今回の発言に至ったのか、夫を守りたいがゆえの妻の暴走なのかは不明だ。 ▽奇しくもビダルはカルラさんの批判の数時間後にチリ代表からの引退を発表しており、ブラーボとビダルがすぐさま気まずい再会を果たす可能性は低いようだ。 2017.10.12 02:05 Thu5