「岡山サイコー」清水加入の乾貴士、1カ月トレーニングしたファジアーノに感謝「ほんまに救われました」

2022.07.23 15:19 Sat
Getty Images
清水エスパルスへと加入が決まった元日本代表MF乾貴士が、ファジアーノ岡山への感謝の気持ちを綴った。乾は昨夏エイバルから古巣であるセレッソ大阪へと復帰。明治安田生命J1リーグで8試合に出場し1ゴル、YBCルヴァンカップでも4試合に出場していたが、シーズン終盤に負傷し早めにシーズンを終えていた。

オフシーズンにリハビリを行っていた乾は、今シーズンも開幕から出場。明治安田生命J1リーグで5試合に出場し3得点、YBCルヴァンカップでも1試合に出場し1得点を記録していた。
今季は背番号もクラブのシンボルである「8」に変更していた中、4月5日に行われた柏レイソル戦で途中交代を命じられると、ベンチに下がる際に悪態をつき、さらに試合後にも控え室や風呂場にて「チーム規律・秩序を乱す行動」をとり、チームから謹慎処分。その後、契約解除で退団となっていた。

清水に加入するまでの期間、乾が過ごしていたのが岡山。1カ月程度のトレーニング期間を経て、今回清水に加入することが決まった。
乾は自身のインスタグラムを更新。自身が苦しい時に支えてくれ、トレーニングに呼んでくれたチームに感謝した。

「岡山の皆さん、ほんまに1ヶ月間ありがとうございました!!木山さんが練習に誘ってくれて、チーム関係者、チームスタッフの方々が了承してくれて、選手の皆んなが行った日から凄く仲良くしてくれて、ほんまに救われました」

「ファンやサポーターの方も優しく向かいいれてくれて、街で会ったら「頑張ってください」とか、「ファジに入ってください」と言ってもらいました」

「リリースの時に言ったように、あの日からまた僕のサッカー人生が動き始めました!!本当に感謝してもしきれないぐらい感謝の気持ちでいっぱいです!!」

「この1ヶ月間サッカーもサッカー以外もほんまに楽しかったです!!ありがとうございました!!岡山がJ1に上がるように応援しまくります。岡山サイコー」

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【欧州4大リーグ日本人選手総括&評価】乾、長谷部、伊藤が奮闘も軒並み厳しいシーズンに

▽欧州4大リーグの2017-18シーズンが終了しました。そこで本稿では4大リーグに所属する日本人12選手のパフォーマンスを5段階で独自に評価してみました。総括とともにご覧ください。 ※<span style="color:#ff3300">★★★★★</span>が最高、☆が最低 ★岡崎慎司[レスター・シティ]<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_50_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>プレミアリーグ出場試合数:27(先発:17)ゴール数:6 FAカップ出場試合数:3(先発:0)ゴール数:0 EFLカップ出場試合数:2(先発:1)ゴール数:1 評価: <span style="color:#ff3300">★★</span>☆☆☆ ◆前半戦でキャリアハイも後半戦ノーゴール ▽レスターでの3シーズン目を終えた岡崎。前半戦では監督交代があった中、キャリアハイとなる6ゴールをマークした。2桁ゴールを目指せるペースだったが、後半戦はピュエル監督の信頼を掴めず徐々に出場機会を減らし、まさかのノーゴールに終わってしまった。4月には足首を負傷し、そのまま復帰できずにシーズンが終了。チームは残留争いに巻き込まれることはなかったが、岡崎にとっては尻すぼみの消化不良なシーズンとなってしまった。なお、今季限りでのレスター退団が濃厚との報道で活躍の場をスペインに移す模様だ。 ★吉田麻也[サウサンプトン]<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_51_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty 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リバプールMF南野拓実は最高値更新中! 2020年元日、日本人選手市場価値ランキングトップ50

2020年もスタート。1月からは欧州サッカーの冬の移籍市場が開幕するが、すでにザルツブルクの日本代表MF南野拓実がリバプールへ移籍し、チームにも合流した。 今回は南野をはじめとする日本人選手が市場でどれほどの価値をつけられているのかを調査。今回ご紹介するのはあくまで市場価値であり、移籍金とは直結しない。また、ポジションや年齢、選手が置かれている環境によっても左右されるものなので、目安の一つとして捉えていただきたい。 移籍情報サイト『transfermarkt』によると、2020年1月1日時点で最も市場価値が高いのはポルトのMF中島翔哉。その価値は2000万ユーロ(約24億4000万円)としている。今夏に移籍したポルトでは未だ定位置確保とはなっておらず、2500万ユーロ(約30億5000万円)から下がった形となった。 中島に次いで2番目に市場価値が高いのはマジョルカのMF久保建英だ。価値にして1500万ユーロ(約18億3000万円)としており、18歳の選手としては非常に高い評価を受けている。 そして、リバプールへ移籍がした南野は日本人3番目となり1250万ユーロ(約15億2500万円)と評価されている。『transfermarkt』の評価はおよそ半年に一回更新されるが、前回時の500万ユーロ(約6億1000万円)から大幅アップとなっている。 さらにDFとして最上位にいるのがボローニャの冨安健洋だ。セリエAでもレギュラーとして活躍をみせる冨安は日本人4位の評価となり、1000万ユーロ(約12億2000万円)に設定されている。 ランキング上位がほとんど海外組の中、Jリーガーの中で最も市場価値が高いとされているのは、2019年のJリーグMVP&得点王の日本代表FW仲川輝人だ。280万ユーロ(約3億4000万円)の市場価値が設定され、日本人の中では16位となっている。なお、2019年6月時点では120万ユーロ(約1億4500万円)の市場価値だったため半年で倍増していることとなる。 ◆2020年1月1日時点での日本人選手市場価値ランキングTOP50 1.中島翔哉(ポルト/25歳) 2000万ユーロ[約24億4000万円] 2.久保建英(マジョルカ/18歳) 1500万ユーロ[約18億3000万円)] 3.南野拓実(リバプール/24歳) 1250万ユーロ[約15億2500万円] 4.冨安健洋(ボローニャ/21歳) 1000万ユーロ[約12億2000万円] 4.鎌田大地(フランクフルト/23歳) 1000万ユーロ[約12億2000万円] 6.酒井宏樹(マルセイユ/29歳) 800万ユーロ[約9億7500万円] 6.堂安律(PSV/21歳) 800万ユーロ[約9億7500万円] 8.武藤嘉紀(ニューカッスル/27歳) 700万ユーロ[約8億5000万円] 9.大迫勇也(ブレーメン/29歳) 600万ユーロ[約7億2900万円] 10.吉田麻也(サウサンプトン/31歳) 500万ユーロ[約6億1000万円] 11.伊東純也(ヘンク/26歳) 450万ユーロ[約5億5000万円] 12.香川真司(レアル・サラゴサ/30歳) 300万ユーロ[約3億6500万円] 12.乾貴士(エイバル/31歳) 300万ユーロ[約3億6500万円] 12.昌子源(トゥールーズ/27歳) 300万ユーロ[約3億6500万円] 12.奥川雅也(ザルツブルク/23歳) 300万ユーロ[約3億6500万円] 16.仲川輝人(横浜F・マリノス/27歳) 280万ユーロ[約3億4000万円] 17.森岡亮太(シャルルロワ/28歳) 250万ユーロ[約3億400万円] 17.塩谷司(アル・アイン/31歳) 250万ユーロ[約3億400万円] 19.清武弘嗣(セレッソ大阪/30歳) 230万ユーロ[約2億8000万円] 19.土居聖真(鹿島アントラーズ/27歳) 230万ユーロ[約2億8000万円] 19.谷口彰悟(川崎フロンターレ/28歳) 230万ユーロ[約2億8000万円] 22.小林悠(川崎フロンターレ/32歳) 220万ユーロ[約2億6700万円] 22.鈴木優麿(シント=トロイデン/23歳) 220万ユーロ[約2億6700万円] 24.原口元気(ハノーファー/28歳) 200万ユーロ[約2億4300万円] 24.長友佑都(ガラタサライ/33歳) 200万ユーロ[約2億4300万円] 24.岡崎慎司(ウエスカ/33歳) 200万ユーロ[約2億4300万円] 24.興梠慎三(浦和レッズ/33歳) 200万ユーロ[約2億4300万円] 24.遠藤航(シュツットガルト/26歳) 200万ユーロ[約2億4300万円] 24.久保裕也(ヘント/26歳) 200万ユーロ[約2億4300万円] 24.車屋紳太郎(川崎フロンターレ/27歳) 200万ユーロ[約2億4300万円] 24.菅原由勢(AZ/19歳) 200万ユーロ[約2億4300万円] 32.進藤亮佑(北海道コンサドーレ札幌/23歳) 190万ユーロ[約2億3000万円] 32.古橋亨梧(ヴィッセル神戸/24歳) 190万ユーロ[約2億3000万円] 34.槙野智章(浦和レッズ/32歳) 180万ユーロ[約2億1900万円] 34.山口蛍(ヴィッセル神戸/29歳) 180万ユーロ[約2億1900万円] 34.阿部浩之(名古屋グランパス/30歳) 180万ユーロ[約2億1900万円] 34.北川航也(ラピド・ウィーン/23歳) 180万ユーロ[約2億1900万円] 34.三竿健斗(鹿島アントラーズ/23歳) 180万ユーロ[約2億1900万円] 39.家長昭博(川崎フロンターレ/33歳) 170万ユーロ[約2億600万円] 39.福森晃斗(北海道コンサドーレ札幌/27歳) 170万ユーロ[約2億600万円] 39.浅野拓磨(パルチザン・ベオグラード/25歳) 170万ユーロ[約2億600万円] 42.柏木陽介(浦和レッズ/32歳) 160万ユーロ[約1億9500万円] 42.丸橋祐介(セレッソ大阪/29歳) 160万ユーロ[約1億9500万円] 42.大島僚太(川崎フロンターレ/26歳) 160万ユーロ[約1億9500万円] 42.川辺駿(サンフレッチェ広島/24歳) 160万ユーロ[約1億9500万円] 42.江坂任(柏レイソル/27歳) 160万ユーロ[約1億9500万円] 42.遠藤渓太(横浜F・マリノス/22歳) 160万ユーロ[約1億9500万円] 42.守田英正(川崎フロンターレ/24歳) 160万ユーロ[約1億9500万円] 49.金崎夢生(サガン鳥栖/30歳) 150万ユーロ[約1億8200万円] 49.酒井高徳(ヴィッセル神戸/28歳) 150万ユーロ[約1億8200万円] 49.宇佐美貴史(ガンバ大阪/27歳) 150万ユーロ[約1億8200万円] 49.東慶悟(FC東京/29歳) 150万ユーロ[約1億8200万円] 49.柿谷曜一朗(セレッソ大阪/29歳) 150万ユーロ[約1億8200万円] 49.柴崎岳(デポルティボ・ラ・コルーニャ/27歳) 150万ユーロ[約1億8200万円] 49.杉本健勇(浦和レッズ/27歳) 150万ユーロ[約1億8200万円] 49.柏好文(サンフレッチェ広島/32歳) 150万ユーロ[約1億8200万円] 49.小林祐希(ベベレン/27歳) 150万ユーロ[約1億8200万円] 49.永木亮太(鹿島アントラーズ/31歳) 150万ユーロ[約1億8200万円] 49.岩波拓也(浦和レッズ/25歳) 150万ユーロ[約1億8200万円] 49.中村航輔(柏レイソル/24歳) 150万ユーロ[約1億8200万円] 49.橋本拳人(FC東京/26歳) 150万ユーロ[約1億8200万円] 49.犬飼智也(鹿島アントラーズ/26歳) 150万ユーロ[約1億8200万円] 49.松田陸(セレッソ大阪/28歳) 150万ユーロ[約1億8200万円] 2020.01.01 12:00 Wed

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なぜファジアーノ岡山は1ー2の敗戦でも熱狂したのか?江坂任が終了間際に決めた“意地の一発”が持つ価値

最後の最後に意地を見せた。 90+5分、工藤孝太が力を振り絞って左サイドを駆け上がり、ウェリック・ポポのパスを受けて左足でクロスを蹴り込む。ボールが鋭い軌道でゴール前に飛んでいく。両チームの選手は試合終盤で足が重く、ボールウォッチャーになっていた。しかし、ただ1人だけボールに合わせて足を動かし続けていた選手がいた。ファジアーノ岡山の江坂任である。 腕章を巻いた背番号8は相手DFの間に立ってフリーの状況を作ると、飛び出してくるGKよりも先にボールに反応。走り込みながらヘディングシュートを叩きつけるようにして流し込んだ。 「ゴール前に行かないといけない中で、(途中出場の)ポポが流れたりしながら起点になってくれていたんで、逆に自分がゴール前に入っていかないといけないなと感じていた。うまく入れたと思うし、孝太もすごく良いボールをくれた。タイミングと入り方が良かったんじゃないかなと思います」 ネットが揺れた瞬間、記者席の前にはファジレッド一色の光景が広がった。スタンドから祈るように戦況を見つめていたファン・サポーターが一斉に立ち上がる。タオルマフラーが魂を宿したかのように暴れまくる。赤色に輝くペンライトが天を向いて己の存在を主張する。破裂音に近い歓声が発生し、JFE晴れの国スタジアムは歓喜という名の情熱を放出した。 残り時間は1分あるかないか。なおかつ0-2を1-2にしたゴールである。引き分けにして勝点1を獲得するゴールではない。だが、スタジアムは「よくやった」ではなく「ここからだ」という気迫で溢れかえっていた。 最後まであきらめない。それはこのクラブの文化であり、伝統だ。ピッチに立つ選手だけでなく、チームを導いてきた監督やコーチングスタッフ、クラブをゼロから作ってきたフロントスタッフ、どんな時も寄り添い励ましながら心を一つに共に戦ってきたサポーター。関わる全ての人たちが紡いできたものである。さらに、2013年の(当時J2)アウェイ神戸戦は84分と85分に連続得点を奪い、90 + 3分にもゴールを決めて、0-3から3-3に追いついた試合だった。受け継いできたものが、7月20日に憑依していた。 その後のラストプレーで、岡山の選手たちが一心不乱にゴールに向かっていく。その一挙手一投足に爆音の歓声と拍手が起こり、最後まで全員で戦った。 結果的には1-2での敗戦となり、勝点は獲得できなかった。だが、試合後にサポーターは挨拶する選手をスタンディングオベーションで迎えていた。力の差を見せつけられる悔しい試合にはなったが、J1連覇中の神戸から奪った1点は非常に大きな価値がある。 「今日われわれは力が及ばなかったと思います。でも、選手たちは自分たちの力を全て出そうと思って戦ったのは間違いないこと。最後に自分たちが1点を取れたことに対して、もしファン・サポーターの人たちが『次もっと頑張れよ』というスタンスで選手たちを後押ししてくれるのであればうれしいし、また頑張って戦っていきたいというふうに思えるので、本当にありがたい」(木山隆之監督) 試合後ミックスゾーンに現れた江坂は凛とした表情で、意地の一発を呼び込んだ残り15分の戦いの重要性を語ってくれた。 「やっぱりああやってゴールを目指すところを(ファン・サポーターには)求められていると思うし、それが自分たちの良さでもある。ボール保持というよりも、ああやってゴールに、ゴールに。前に前に行って、追い越していくところは、自分たちがやりたいことでもあるし、サポーターも見たいことではあると思う。そこから点が取れた。追いつけなかったし勝てなかったですけど、そういうのをやっぱり試合を通してやれればなと思います」 神戸が中3日の連戦だったことや終盤で運動量や強度が落ちたことに加え、2点差があったからこそ押し込めた面もあったが、「残り15分で真ん中が(佐藤)龍(之介)と(宮本)英治の3人になった時にボールが少し回り始めた。やっぱりああいう時間を前半あるいは後半のスタートくらいから出せれば、チャンスはもう少し作れたかなと。少し遅かったと感じたので、修正を試合中に早めにできれば良かった」という気づきを得ることができた。 川崎製鉄株式会社水島サッカー部にルーツを持つ神戸との“J1での川鉄ダービー”は2連敗となった。だが、諦めの悪い人たちが生んだ終了間際のゴールと熱狂。最後にパンチを食らわせた“弟”が悔しさの中で“兄”からもぎ取ったものは、計り知れないほど大きい。 取材・文=難波拓未 2025.07.23 17:00 Wed
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学ランにスーツ!千葉、広島などでプレーしたストヤノフ氏、息子の中学卒業祝しツーショット公開

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