アル・イテハドが新指揮官にヌーノ氏を招へい! 2年契約締結

2022.07.05 06:30 Tue
Getty Images
サウジアラビアのアル・イテハドは4日、新指揮官にヌーノ・エスピリト・サント氏(48)を招へいしたことを発表した。契約期間は2024年6月30日までとなる。

2021-22シーズンをわずか2試合で解任されたファビオ・カリーレ前監督(現・ V・ファーレン長崎監督)の後任として招へいしたコスミン・コントラ監督の指揮でシーズンを戦ったアル・イテハド。20勝5分け5敗と好成績を収めたが、王者アル・ヒラルの4連覇を阻止できず、コントラ監督は契約満了をもって退団が発表されていた。

そして、クラブは欧州からウォルバーハンプトンやトッテナムを率いた経験を持つヌーノ氏の招へいを決断した。
現役時代にGKとしてポルトやデポルティボ・ラ・コルーニャ、ディナモ・モスクワを渡り歩いたヌーノ氏は、現役引退後に母国のリオ・アヴェで指導者キャリアをスタート。

その後、バレンシア、ポルトを経て2017年に当時チャンピオンシップ(イングランド2部)に属したウォルバーハンプトンの指揮官に就任。就任1年目でチャンピオンシップ優勝を果たしてプレミアリーグ昇格に導くと、以降の2シーズンいずれも7位にチームを躍進させたほか、2019-20シーズンはクラブを50年ぶりのヨーロッパリーグ(EL)準々決勝進出に導いた。
その手腕が評価され、2021年7月に新指揮官探しが難航していたトッテナムの指揮官に就任。開幕3連勝のスタートを切り、8月の月間最優秀監督にも輝いたが、第4節のクリスタル・パレス戦で初黒星を喫すると、チェルシー、アーセナルにも敗れ、3連敗。そこから2連勝で巻き返したが、第9節のウェストハム戦に続き、ラストゲームとなった第10節のマンチェスター・ユナイテッド戦も落とし、約4カ月で解任の憂き目に遭った。

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サウジアラビア代表DFのローマ移籍について代理人「国内でかなり反対された」「他の代表選手も欧州移籍へ意欲を」

サウジアラビア代表DFサウード・アブドゥルハミド(25)のローマ移籍について、代理人がいきさつ、そして信念を語った。国内の関係者からは反対されていたのだという。 アブドゥルハミドはサウジ代表の主力右SBで、22年W杯も全3試合に先発出場。昨季はスター選手乱獲によりサウジ代表選手のプレータイムが激減したアル・ヒラルでも定位置を守り、今季からローマへ4年契約で完全移籍した。 ただ、ケガしているわけではないが、ここまでセリエA出場ゼロ。12試合全てでベンチスタートとなり、全てをベンチのまま終えている。 そんななか、代理人を担うアーメド・アルムアリン氏がサウジ『アラブ・ニュース』に登場。 ローマ移籍のいきさつを明かしたうえで、国内リーグの待遇が良く、相対的に国外移籍に消極的とされるサウジ選手へ、欧州移籍への意欲を見せてほしいと語った。 「フローラン・ギゾルフィ(※)が5月に関心を寄せてくれてね。当時彼はニースだったが、ローマのSDに任命され、話を続けてくれたんだ。イタリア首都の彼から電話がきたんだよ」 (※)昨季までニースSD、今季からローマSD 「ローマとの契約直前には、スタッド・レンヌも頻繁に連絡をくれた。最後はサウード自身がローマを選んだが、レンヌにも感謝しなければならない」 「この移籍がサウジサッカーに寄与することを願っている。他のサウジ選手にも欧州でプレーしてほしい。現状で言えば、今回のディールは国内で多くの人から反対されたという現実がある。サウジ選手の新たな扉を開くために、私自身も自腹を切る形となったのだ」 最後に、ここまでEL2試合しか出場していないサウードの出場機会増加に期待。 「ベンチスタートはあらかじめギゾルフィから説明されていて、サウードも受け入れたことと思う。メンタル的な準備は問題ないだろう。ここから、他に類を見ない“イタリア”への適応が大事になる。その間に代表戦でプレーしているのは悪いことじゃない」 2024.11.19 22:16 Tue

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