小川航基4戦連発の横浜FCが首位堅持! 新潟&仙台も勝利、カリーレ新体制の長崎が白星発進【明治安田J2第24節】
2022.07.02 21:49 Sat
2日、明治安田生命J2リーグ第24節の10試合が各地で行われた。
守護神ブローダーセンの幾つかの好守で何とか失点を免れたが、21分には味方の負傷で急遽投入された後藤田亘輝がボックス手前右で上げたクロスを、ゴール前の木下康介に豪快に頭で合わせられる。ブローダーセンはバランスを崩したか、ボールをはじき出せずにゴールネットに吸い込まれた。
前半半ばを過ぎても厳しい戦いが続くが、31分には和田拓也が相手陣内中央高い位置での見事なインターセプトからそのままボックス内に持ち込んで冷静に左足のシュートを突き刺し、加入後初ゴールとした。これでようやくリズムが出てきたアウェイチームはイサカ・ゼインに2度の決定機が訪れるなど、押し返すことに成功したが、逆転まで持っていくことはできず。
これで流れを掴んだ横浜FCは守備を意識しつつ、カウンターからチャンスを創出。ボックス内に抜け出した小川のシュートや途中出場の松浦に3点目のチャンスが訪れるが、決め切れず。すると、試合終了間際には水戸のセットプレーから山田にゴールネットを揺らされるが、ここはオフサイドの判定に救われた。この結果、水戸とのタフなアウェイゲームを、1-2の逆転でモノにした横浜FCが3連勝で首位キープに成功した。
2位転落からのバウンスバックを図るアルビレックス新潟は、7戦未勝利で19位に沈むザスパクサツ群馬とアウェイで対戦。
試合は開始直後の3分にいきなり動く。右CKの二次攻撃から藤原奏哉が入れた左クロスをゴール前の谷口海斗がシュート。これはGKに弾かれたが、こぼれ球を本間至恩がきっちり蹴り込んだ。
さらに、畳みかけるアウェイチームは16分、右のハーフスペースに走り込んだ伊藤涼太郎が大外の藤原からの横パスをボックス右で収めると、強烈な右足のシュートをゴール左隅に突き刺した。
以降は群馬の反撃を冷静に凌ぎつつ2点リードで試合を折り返すと、後半はボールを握りつつ、前がかる相手の背後を本間らの個人技で打開。その本間や谷口に幾度かチャンスが訪れるが、決め切ることができない。それでも、攻勢を強めるホームチームの反撃をクリーンシートで凌ぎ切った新潟は、横浜FC戦の敗戦を払しょくする2-0の快勝で首位チームを1ポイント差で追走している。
また、ファビオ・カリーレ新監督の初陣となる6位のV・ファーレン長崎は、13位のヴァンフォーレ甲府のホームに乗り込み、1-0で新体制初戦を白星で飾った。
開始9分にクリスティアーノの左クロスの流れから、ボックス付近で味方の落としに反応した加藤大の鋭いシュートで先制に成功した長崎。以降はホームチームの反撃に晒され、際どいカウンターを浴びるが、ウィリアン・リラのヘディングシュートがクロスバーを叩くなど、運にも助けられる。
迎えた後半も甲府ペースで試合が進んだものの、GK富澤雅也のビッグセーブや守備陣の身体を張った守備で失点を許さない。そして、このまま序盤に奪ったゴールをクリーンシートで守り切った長崎がカリーレ新体制の初陣を飾り、4位に浮上している。
自動昇格圏の2チームを追走する第2グループでは、3位のベガルタ仙台が6位のFC町田ゼルビアとの打ち合いを2-3で制し、5試合ぶりの白星。一方、4位のファジアーノ岡山は11位のロアッソ熊本に0-2で敗れ、5位に転落している。
その他では9位の大分トリニータが7位のジェフユナイテッド千葉を相手に、呉屋大翔の2ゴールを含む見事な3連続ゴールで2点差を引っくり返す逆転勝利。絶好調の千葉に8試合ぶりの黒星を与えた。残留争い直接対決となった20位のいわてグルージャ盛岡と、21位の大宮アルディージャの一戦は、盛岡が1-0で勝利している。
◆第24節
▽7月2日(土)
ブラウブリッツ秋田 0-1 レノファ山口FC
いわてグルージャ盛岡 1-0 大宮アルディージャ
水戸ホーリーホック 1-2 横浜FC
FC町田ゼルビア 2-3 ベガルタ仙台
ヴァンフォーレ甲府 0-1 V・ファーレン長崎
モンテディオ山形 0-2 栃木SC
ツエーゲン金沢 0-1 徳島ヴォルティス
ファジアーノ岡山 0-2 ロアッソ熊本
大分トリニータ 3-2 ジェフユナイテッド千葉
ザスパクサツ群馬 0-2 アルビレックス新潟
▽7月3日(日)
《18:00》
東京ヴェルディ vs FC琉球
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前節、アルビレックス新潟との首位攻防戦を制して首位に浮上した横浜FCは、アウェイで12位の水戸ホーリーホックと対戦した。直近2連勝を含む5戦負けなしと好調を維持する首位チームだが、この試合では立ち上がりから厳しい戦いを強いられる。攻守両面でホームの水戸に圧倒されると、開始直後に山田奈央にポスト直撃のシュートを浴びるなど、防戦一方に。前半半ばを過ぎても厳しい戦いが続くが、31分には和田拓也が相手陣内中央高い位置での見事なインターセプトからそのままボックス内に持ち込んで冷静に左足のシュートを突き刺し、加入後初ゴールとした。これでようやくリズムが出てきたアウェイチームはイサカ・ゼインに2度の決定機が訪れるなど、押し返すことに成功したが、逆転まで持っていくことはできず。
それでも、追いついた勢い、ハーフタイムの修正で後半は自分たちの戦いを見せる横浜FCは57分、波状攻撃から齋藤功佑、中村拓海とボックス右で鮮やかな連携で局面を打開。最後は中村拓のグラウンダーの折り返しを古巣対戦の小川航基が冷静に押し込み、4戦連発となる今季15点目を奪い、試合を引っくり返した。
これで流れを掴んだ横浜FCは守備を意識しつつ、カウンターからチャンスを創出。ボックス内に抜け出した小川のシュートや途中出場の松浦に3点目のチャンスが訪れるが、決め切れず。すると、試合終了間際には水戸のセットプレーから山田にゴールネットを揺らされるが、ここはオフサイドの判定に救われた。この結果、水戸とのタフなアウェイゲームを、1-2の逆転でモノにした横浜FCが3連勝で首位キープに成功した。
2位転落からのバウンスバックを図るアルビレックス新潟は、7戦未勝利で19位に沈むザスパクサツ群馬とアウェイで対戦。
試合は開始直後の3分にいきなり動く。右CKの二次攻撃から藤原奏哉が入れた左クロスをゴール前の谷口海斗がシュート。これはGKに弾かれたが、こぼれ球を本間至恩がきっちり蹴り込んだ。
さらに、畳みかけるアウェイチームは16分、右のハーフスペースに走り込んだ伊藤涼太郎が大外の藤原からの横パスをボックス右で収めると、強烈な右足のシュートをゴール左隅に突き刺した。
以降は群馬の反撃を冷静に凌ぎつつ2点リードで試合を折り返すと、後半はボールを握りつつ、前がかる相手の背後を本間らの個人技で打開。その本間や谷口に幾度かチャンスが訪れるが、決め切ることができない。それでも、攻勢を強めるホームチームの反撃をクリーンシートで凌ぎ切った新潟は、横浜FC戦の敗戦を払しょくする2-0の快勝で首位チームを1ポイント差で追走している。
また、ファビオ・カリーレ新監督の初陣となる6位のV・ファーレン長崎は、13位のヴァンフォーレ甲府のホームに乗り込み、1-0で新体制初戦を白星で飾った。
開始9分にクリスティアーノの左クロスの流れから、ボックス付近で味方の落としに反応した加藤大の鋭いシュートで先制に成功した長崎。以降はホームチームの反撃に晒され、際どいカウンターを浴びるが、ウィリアン・リラのヘディングシュートがクロスバーを叩くなど、運にも助けられる。
迎えた後半も甲府ペースで試合が進んだものの、GK富澤雅也のビッグセーブや守備陣の身体を張った守備で失点を許さない。そして、このまま序盤に奪ったゴールをクリーンシートで守り切った長崎がカリーレ新体制の初陣を飾り、4位に浮上している。
自動昇格圏の2チームを追走する第2グループでは、3位のベガルタ仙台が6位のFC町田ゼルビアとの打ち合いを2-3で制し、5試合ぶりの白星。一方、4位のファジアーノ岡山は11位のロアッソ熊本に0-2で敗れ、5位に転落している。
その他では9位の大分トリニータが7位のジェフユナイテッド千葉を相手に、呉屋大翔の2ゴールを含む見事な3連続ゴールで2点差を引っくり返す逆転勝利。絶好調の千葉に8試合ぶりの黒星を与えた。残留争い直接対決となった20位のいわてグルージャ盛岡と、21位の大宮アルディージャの一戦は、盛岡が1-0で勝利している。
◆第24節
▽7月2日(土)
ブラウブリッツ秋田 0-1 レノファ山口FC
いわてグルージャ盛岡 1-0 大宮アルディージャ
水戸ホーリーホック 1-2 横浜FC
FC町田ゼルビア 2-3 ベガルタ仙台
ヴァンフォーレ甲府 0-1 V・ファーレン長崎
モンテディオ山形 0-2 栃木SC
ツエーゲン金沢 0-1 徳島ヴォルティス
ファジアーノ岡山 0-2 ロアッソ熊本
大分トリニータ 3-2 ジェフユナイテッド千葉
ザスパクサツ群馬 0-2 アルビレックス新潟
▽7月3日(日)
《18:00》
東京ヴェルディ vs FC琉球
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