ユナイテッドがエリクセン獲得へ公式オファー! 30歳MFは去就に関して新たに言及

マンチェスター・ユナイテッドがブレントフォードのデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセン(30)獲得に向け、公式オファーを掲示したようだ。イギリス『The Athletic』のデイビッド・オーンスタイン記者が報じている。

エリク・テン・ハグ監督の下で再建を期すユナイテッドは今夏の移籍市場で中盤の刷新を図る。現在はオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨング(25)の獲得を最優先事項に定めているが、財政難のバルセロナは自分たちが設定する要求額を満たすオファーを掲示しない限り、放出断固拒否の姿勢。さらに、選手サイドもカタルーニャ残留を望んでいるため交渉が難航している。

すでにリバプール行きが決定したウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス(22)の獲得に失敗したクラブは、デ・ヨングを獲得できない場合に備え、以前から関心を示すエリクセン獲得へ公式オファーを掲示したようだ。
昨年のユーロ2020の試合中の心停止から約半年後、ブレントフォードで見事にカムバックを果たした30歳は、今シーズンのリーグ戦11試合で1ゴール4アシストを記録。復帰したデンマーク代表でも、直近のUEFAネーションズリーグの数試合で安定したパフォーマンスを披露している。

ブレントフォードとの契約が今シーズン限りとなっている中、先日にブレントフォードは契約延長オファーを掲示したものの、エリクセン側がその申し出を固辞した模様。そのため、現在は古巣トッテナム、ユナイテッド、ニューカッスル辺りが有力な新天地候補となっている。なお、先日のインタビューではチャンピオンズリーグ(CL)でのプレーを熱望していることを明かしたエリクセンだが、スウェーデン『Viaplay』での最新のインタビューで改めて自身の考えを語っている。

「僕には様々なオファーやオプションがあり、それを検討した上で決断を下すつもりだ」

「またチャンピオンズリーグでプレーしたい。その楽しさは知っているけれど、僕にとって不可欠なものではないよ」

今回のコメントを見る限り、一時トッテナム優勢と見られた中、ユナイテッドにも十分チャンスはありそうだが、プレミアリーグ屈指の司令塔の新天地はいかに…。