近年2部定着のブラックバーン、ヨン・ダール・トマソンを新監督に招へい

2022.06.14 22:02 Tue
Getty Images
ブラックバーン・ローヴァーズは14日、ヨン・ダール・トマソン氏(45)を新指揮官に招へいしたことを発表した。契約期間は2025年6月30日までの3年となる。

元イングランド代表FWアラン・シアラーを擁した1994-95シーズンにプレミアリーグ優勝を果たしたブラックバーン。しかし、2011-12シーズンに19位でチャンピオンシップ(イングランド2部)降格後はプレミアリーグ復帰はおろか、一時フットボールリーグ1(イングランド3部)に降格するなど、チャンピオンシップでも厳しい戦いが続く。

今シーズンはトニー・モウブレイ監督の下で、昇格プレーオフ進出に迫る8位フィニッシュしたが、新シーズンの昇格に向けてクラブは元デンマーク代表FWの招へいを決断した。
現役時代にニューカッスルやフェイエノールト、ミラン、ビジャレアルなどで活躍したトマソン氏は、これまでエクセルシオールやローダで監督を歴任。その後、2015年6月からフィテッセのアシスタントコーチに就任すると、2016年3月からはデンマーク代表のアシスタントコーチを務めていた。

そして、2020年1月に就任したスウェーデンの強豪マルメでは、就任1年目から2年連続でリーグ優勝に導き、初年度にはリーグ年間最優秀監督賞も受賞していた。
約半年間の休養期間を経てブラックバーンを新天地に選択したトマソン氏は、クラブ公式サイトを通じて新シーズンに向けた意気込みを語っている。

「ブラックバーン・ローヴァーズという伝統と大きな野望を持ったクラブの監督に就任することは、私にとって大きな誇りであり、楽しみでもある」

「このクラブには若いチームと素晴らしいアカデミーがあり、オーナーはプレーヤーを育成し、将来的に持続可能なプレミアリーグのクラブになるという明確なビジョンを持っているおり、このエキサイティングな新章に携わることができて本当に嬉しく思っている」

「マルメを退団して以来、自分に合ったクラブを探していて、いろいろな選択肢があったが、スティーブ会長や(フットボールディレクターの)グレッグと話をして、このクラブにとても好感を持ち、次のチャンスを見つけたと思った」

「私はイングランドのフットボールを見て育ち、イングランドでのフットボールに対する情熱や、フットボールファンがいかに特別な存在であるかは、すべて理解している」

「ブラックバーン・ローヴァーズのようなビッグクラブに来て、情熱的なファンたちと一緒に、チャンピオンシップという素晴らしいリーグを戦えることは素晴らしいことだ。大きな挑戦だが、その一員になることをとても楽しみにしている」

「監督にとって最良のことは、プレーヤーとスタッフと協力し、方向性を示し、スタッフとプレーヤーが成功するための環境を作るために協力することだ。 成功し、できるだけ多くのゲームに勝ち、プレーヤー、チーム、クラブを前向きな方向に導いていきたい」

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日本人6人目を獲得したサウサンプトン/六川亨の日本サッカー見聞録

今冬のヨーロッパの移籍マーケットは2月3日がタイムリミットだが、いまのところ日本人選手に大きな動きはない。セルティックの古橋亨梧がフランス・リーグ1部のスタッド・レンヌへ完全移籍したのは意外だったものの、“2強"のスコットランド・リーグから5大リーグへの移籍で結果を残せるか注目の集まるところだ。 プレミアリーグへの移籍が噂される久保建英だが、果たして実現するのか。ブライトンの三笘薫にはサウジアラビアのアル・ナスルが巨額の移籍金(96億円)でオファーを出したようだが、クラブはこれを拒否しただけに実現の可能性はほとんどないだろう。あとはリーグ戦での出番が少ないリバプールの遠藤航に他クラブからオファーが届くのかどうか。今年2月で32歳になるだけに、移籍に関しては微妙な年齢でもある。 そんなプレミア・リーグで注目しているのが、日章学園からサウサンプトン入りする高岡伶颯だ。2023年11月にインドネシアで開催されたU-17W杯でポーランド、アルゼンチン、セネガルとの3試合で高岡は、3戦連続となる計4ゴールをマーク。アルゼンチンには敗れたものの、途中出場だったポーランド戦とセネガル戦で日本を勝利に導いた。その後は24年4月に日本高校選抜の一員として、デュッセルドルフ国際ユース大会に出場するとチームトップタイの3ゴールをあげた。 高岡は現在、U-20日本代表の一員として2月10日に中国・深圳でスタートするAFC U-20アジアカップに参加予定でいる。グループリーグDでタイ、シリア、韓国と対戦し、準々決勝をクリアしてベスト4に進出すれば9月27日にチリで開幕するU-20W杯への出場権を獲得できる。彼のサクセスストーリーがどこまで続くのか、こちらも興味深い。 そしてサウサンプトンである。南部の古豪であり、現在は菅原由勢が所属し、昨夏には松木玖生も移籍した(現在はトルコ1部のギョズテペSKへレンタル移籍中)。高岡の移籍で(レンタルに出されなければ)、複数の日本人がプレーするプレミア・リーグのクラブとなる。彼らだけでなく、過去には李忠成(2011-2013)、吉田麻也(2012-2020)、南野拓実(2021)らも所属した。 近隣のブライトンには三笘がいるし、隣接するサウスコーストダービーの相手ポーツマスには川口能活も所属していた。資金力ではロンドンのビッグクラブや北部のリバプール、マンチェスターの2強に遠く及ばないだけに、「安くて将来性のある」Jリーガーを獲得するのが南部のクラブのトレンドになりつつあるのかもしれない。 サウサンプトンのユース出身者はアラン・シアラーやガレス・ベイルなどイングランドとウェールズを代表するストライカーも輩出している。育成型のクラブだけに、高岡の選択は賢明だと言えるだろう。 クラブは2001年8月にホームスタジアムを103年間使用したザ・デルからセント・メリーズ・スタジアムへ移転。この完成したばかりのスタジアムで、同年10月7日にトルシエ・ジャパンはナイジェリアと対戦した。試合は日本が柳沢敦と鈴木隆行のゴールで2-2と引き分けた。 真新しいスタジアムの正面ゲート上部には、クラブ最多227ゴールを決めたレジェンドFWミック・シャノン(1966-77、1972-82)の名前が冠されていて、等身大の写真パネルも飾られていた。かつて憧れた選手だけに、感慨もひとしおだった記憶がある(シャノンは現役引退後に競走馬の調教師としても成功)。 2025.01.31 23:00 Fri
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「メジャー473本に相当」アジア人初のプレミア100ゴールのソン・フンミンに韓国では称賛の声、歴代34位の記録をホームランに例える

アジア人として初めてプレミアリーグで100ゴールを達成したトッテナムの韓国代表FWソン・フンミン。韓国では偉大な記録との比較で、偉業を称えている。 ソン・フンミンは8日、プレミアリーグ第30節のブライトン&ホーヴ・アルビオン戦でプレミアリーグ100ゴールを達成。アジア人としての偉大な記録を樹立した。 8シーズンの在籍で、今シーズンは苦しい状況だった中での達成。タイミングとしては遅かったと言っても良い。それでも、アジア最高の選手と言われるだけあっての偉業達成となり、韓国『ManiaReport』も「サッカーファンはプレミアリーグでの100ゴールがどれほど大変な功績なのか実感が出ないだろう」年、例を交えて称えた。 「単純な比較であるが、メジャーリーグ・ベースボール(MLB)の記録を思い出せばどの程度か理解できるだろう」 「これまでMLBで最も多くのホームランを記録した人物はバリー・ボンズで762本だ。34位はカルロス・デルガドで473本のアーチを描いている」 「プレミアリーグの最多得点者はアラン・シアラーで260ゴールだ。100ゴールを決めたソン・フンミンは34位だ」 「つまり、ソン・フンミンはMLBで473本のホームランを打ったことと比較することができる。ソン・フンミンの100ゴールがどれほどすごいのかが分かる」 「シアラーは762本のホームランを打ったものと比較することができる。2位のウェイン・ルーニー(208ゴール)はMLB2位のハンク・アーロン(755本)に、3位のハリー・ケイン(206ゴール)はベイブ・ルース(714本)に比較することができる」 「実際のMLBでアジア人選手で最も多くのホームランを打ったのは、チュ・シンス(インディアンスやレンジャーズなどで活躍)で、218本のホームランを打った。これはMLBで313位に相当する記録だ」 「ソン・フンミンが昨シーズン記録した23ゴールは46本のホームランを打ったのに相当していると考えれば良い」 「単純比較では、プレミアリーグの1ゴールはMLBでのホームラン2本、NBAでは13ゴールという分析もある」 他競技の比較ではあるが、単純比較で言えば素晴らしい記録。100ゴールという大台に乗せたこと、昨シーズンは得点王ということを考えれば、やはりアジアNo.1というのは伊達ではない。 <span class="paragraph-title">【動画】圧巻すぎるソン・フンミン、プレミア100ゴールは衝撃ミドル!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Time to relive that moment all over again <a href="https://t.co/6TQSRQBsdl">pic.twitter.com/6TQSRQBsdl</a></p>&mdash; Tottenham Hotspur (@SpursOfficial) <a href="https://twitter.com/SpursOfficial/status/1645728446545293313?ref_src=twsrc%5Etfw">April 11, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.04.11 23:25 Tue

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