エクアドル、W杯出場可に…FIFAが無資格選手起用疑惑の調査打ち切り
2022.06.11 09:45 Sat
国際サッカー連盟(FIFA)が10日、無資格選手の起用を巡るエクアドル代表の調査終了を発表した。
エクアドルはカタール・ワールドカップ(W杯)南米予選で4位に入り、2大会ぶりの本大会出場権を獲得。だが、南米予選8試合に出場したDFバイロン・カスティージョに国籍や生年月日などの偽りが取り沙汰されている。
南米予選7位に終わったチリサッカー協会(FFC)の異議申し立てにより、FIFAも5月に調査を開始。不正が認められれば、チリが繰り上がり出場となるところだったが、エクアドルの潔白という結論に至ったようだ。
訴えが通らなかったFFCは10日以内であれば、異議申し立てが可能だが、FIFAは10日に「エクアドルサッカー連盟(FEF)に対する手続きの終了を決定した。同日に調査結果を全関係者に通知している」と発表している。
FFCのパブロ・ミラド会長は「我々は0-1で負けているが、まだ後半が残っている。確かな証拠があるにもかかわらず、FIFAは驚くべきことに我々を支持しなかった」と不満の声を上げ、上訴に動く可能性を示唆している。
エクアドルはカタール・ワールドカップ(W杯)南米予選で4位に入り、2大会ぶりの本大会出場権を獲得。だが、南米予選8試合に出場したDFバイロン・カスティージョに国籍や生年月日などの偽りが取り沙汰されている。
南米予選7位に終わったチリサッカー協会(FFC)の異議申し立てにより、FIFAも5月に調査を開始。不正が認められれば、チリが繰り上がり出場となるところだったが、エクアドルの潔白という結論に至ったようだ。
FFCのパブロ・ミラド会長は「我々は0-1で負けているが、まだ後半が残っている。確かな証拠があるにもかかわらず、FIFAは驚くべきことに我々を支持しなかった」と不満の声を上げ、上訴に動く可能性を示唆している。
一方で、FEFのフランシスコ・エガス会長は「スポーツの正義が下された。我々はこの決定を喜んでいる。屈辱的で、FFCのメディアキャンペーンに踏みにじられる思いだったからだ」とFIFAの結論に満足感を示した。
バイロン・カスティージョの関連記事
エクアドル代表の関連記事
|
|
バイロン・カスティージョの人気記事ランキング
1
国籍偽装のエクアドル代表DFはW杯出場OK、CASはエクアドル出場権剥奪の控訴を却下も虚偽文書の使用で次の予選から勝ち点3減点
スポーツ仲裁裁判所(CAS)は8日、選手の国籍偽装問題に揺れていたエクアドル代表だが、カタール・ワールドカップ(W杯)の出場には影響がないことを発表した。 問題となっているのはDFバイロン・カスティージョ(23)。カタールW杯の南米予選で4位フィニッシュしたチームで、8試合に出場していた。 しかし、敗退した国が国籍の問題を指摘。チリサッカー連盟(FFC)とペルーサッカー連盟(FPF)はカスティージョは虚偽の出生証明書、虚偽の年齢を使い、国籍を偽っているという異議申し立てをし、エクアドルのW杯出場権剥奪を求めていた。 国際サッカー連盟(FIFA)はこの異議申し立てに関して却下。エクアドルサッカー連盟(FEF)に問題はないとしたが、FFCとFPFはCASへ控訴。CASは、「控訴を部分的に支持し、2022年9月15日のFIFA規律委員会の決定を破棄しました」とし、FEFへの制裁を発表した。 1つは、「次のW杯予選で勝ち点3の剥奪」とのこと。そしてもう1つは「FEFに対して30日以内に10万スイスフラン(約1480万円)をFIFAに支払う」というものだった。 ただ、これはFIFA規律規定の第22条には違反していないとされ、カスティージョのW杯出場は問題なし。エクアドルが国民と認めていることからも、資格はあるとした。 しかし、虚偽の情報を含む文書を使用したことは問題視しており、パスポートの改ざんに関しての処分を下したという。 カスティージョは過去のインタビューで、自分の書類が偽物であり、1998年にエクアドルのヘネラル・ビジャミル・プラヤで生まれたのではなく、1995年にコロンビアのトゥマコで生まれたことを認めていた。 2022.11.09 19:42 Wedエクアドル代表の人気記事ランキング
1
なでしこジャパンに惜敗したエクアドル代表監督「大会に相応しいチームであることが示せた」
▽エクアドル女子代表のバネッサ・アラウス監督が、グループステージ敗退に終わったカナダ女子ワールドカップ(W杯)2015を振り返ってコメントを残している。国際サッカー連盟(FIFA)公式サイトが伝えた。 ▽日本時間の17日にグループC第3節のなでしこジャパンvsエクアドルが行われ、なでしこジャパンがFW大儀見優季のゴールで1-0の勝利を収めた。この結果、エクアドルは3戦全敗でW杯を去ることとなった。 ▽しかしアラウス監督は、最終戦となったなでしこジャパン戦で、W杯の出場資格を得るだけの力があることを証明したと主張。胸を張って帰国すると語った。 「私たちは前の2試合(カメルーン戦は6-0、スイス戦は10-1)で大崩れしていました。ただ、今日の試合ではこの大会に相応しいチームであることが示せたと思っています。国の名誉を守ることができました。この経験を活かして、これからもエクアドルで女子サッカーの発展に貢献したいと思っています」 2015.06.17 09:52 Wed2
エクアドルが押し込む展開も、コロンビアがサインプレーで決めた1点を守り切り白星発進《コパ・アメリカ2021》
コパ・アメリカ2021のグループB第1節、コロンビア代表vsエクアドル代表が現地時間13日に行われ、1-0でコロンビアが勝利した。 新型コロナウイルスの影響による1年の延期、大会直前にコロンビアの政情不安、アルゼンチンのコロナ第二波への懸念により、2カ国の共催を断念した今大会は、コロナ感染拡大の真っ只中のブラジルで多くの反対を押し切っての強行開催での幕開けとなった。 立ち上がりからペースを握ったのはエクアドル。両サイドのを起点に、最前線のエネル・バレンシアをターゲットにコロンビアゴールに迫る。 対するコロンビアはドゥヴァン・サパタやルイス・ムリエルをベンチに置いて臨むが、前線のミゲル・ボルハになかなかボールが入らず。攻撃でリズムが掴めない。 攻め込むエクアドルも決定機は作れず。それでも、局面で高いインテンシティを見せ、コロンビアに攻撃をさせない。 それでも42分にコロンビアはボックス手前でクアドラードがファウルを受けると、このFKでサインプレーを見せる。 カルドナがキッカーを務めるが、直接狙わずにクアドラードへと出すと、そのクアドラードがワンツーから浮き球のパス。これをボルハがヘディングで落とすと、走り込んでいたカルドナがハーフボレーを叩き込み、コロンビアが先制する。 しかし、このプレーに副審はフラッグを上げてオフサイドを主張。それでもVARが介入し、ボルハがオンサイドであったことを認められ、劣勢だったコロンビアが先制に成功した。 コロンビアのリードで迎えた後半もエクアドルが主導権を握る形に。53分にはボックス付近でFKを得ると、エストゥピニャンが左足で直接狙う。鋭いシュートがゴールに飛ぶが、GKオスピナが上手く反応した。 その後もエクアドルが押し込みながらも、なかなか決定機を迎えられない中、72分にはオーバーラップしたエストゥピニャンが横パスをダイレクトシュート。これは枠を捉えたが、GKオスピナがセーブした。 終盤にかけてはコロンビアが一瞬の隙をついてゴールを狙うが、こちらも決定機は作れず。そのままタイムアップを迎え、1-0でコロンビアが勝利した。 コロンビア 1-0 エクアドル 【コロンビア】 カルドナ(前42) 2021.06.14 11:25 Mon3
