王者フランスがデンマークに逆転負け…ベンゼマ芸術弾で先制もコーネリウスの2発に沈む《UEFAネーションズリーグ》

2022.06.04 05:54 Sat
Getty Images
UEFAネーションズリーグ(UNL)のリーグAグループ1第1節、フランス代表vsデンマーク代表が3日に行われ、アウェイのデンマークが1-2で逆転勝利した。

前回王者のフランスは、連覇を狙う今シーズンのUNLの初陣でデンマークをホームで迎え撃った。父親の逝去に伴い、デシャン監督不在となった中、ギー・ステファンを暫定指揮官に据えたレ・ブルーは、守護神ロリスやヴァラン、リュカとテオのエルナンデス兄弟、カンテに加え、グリーズマンやムバッペ、ベンゼマといったベストメンバーを起用した。
一方、デンマークは長期離脱中のケアーを引き続き欠くものの、守護神シュマイケル、メーレ、デラネイ、ホイビュルク、エリクセンといった主力を起用。敵地での王者撃破を目指した。

共に3バックを採用して比較的マッチアップがハッキリした中、アウェイのデンマークがいきなり決定機を作り出す。開始4分、スコフ・オルセンの右サイドでの仕掛けから相手DFに当たってゴール前にこぼれたボールにドルべリが反応。右足のシュートはミートしなかったが、これが絶妙なラストパスに。ゴール左に走り込んだメーレが左足で押し込みにかかるが、これは惜しくも左ポストを叩いた。

立ち上がりのピンチを何とか凌いだフランスは、トップ下でフリーマンの役割を担うグリーズマン、カンテを起点に、相手陣内でボールを動かしながら攻め手を窺う。13分には右サイド深くからカンテが折り返したボールをベンゼマが右足ダイレクトで狙うが、これは相手DFのゴールカバーに遭う。さらに、直後にはムバッペのラストパスに抜け出したベンゼマがゴールネットを揺らすが、今度はオフサイドの判定となった。
互いに決定機を作り合った中、以降はボールを握って押し込むフランス、カウンターで応戦するデンマークという構図の下で拮抗した時間帯が続く。

相手を押し込むフランスは自陣で堅固なブロックを築くアウェイチームに対して、コマンやムバッペの個人技で打開を図るが、相手の集中した守備に苦戦。対するデンマークは高い位置を取る相手ウイングバックの背後のスペースを狙うメーレが幾度か良いゴール前への抜け出しを見せるが、こちらも最後の精度を欠き試合はゴールレスでの折り返しとなった。

迎えた後半、フランスは前半終了間際に筋肉系のトラブルに見舞われたムバッペを下げてエンクンクをハーフタイム明けに投入。立ち上がりから押し込む入りを見せると、絶好調のエースストライカーが圧巻の個人技で先制点をもたらした。

51分、相手陣内の右サイドに流れてコマンからのパスを受けたベンゼマがサポートに入ったエンクンクにボールを預けてボックス中央に走り込む。そして、エンクンクの足裏を使った絶妙な落としを受けたレアル・マドリーFWは、ダブルタッチと細かい左への持ち出しで2人の守備者をかわしてゴール左下隅の完璧なコースに左足のシュートを流し込んだ。

ベンゼマの芸術的なゴールでリードを手にしたフランスだが、ムバッペに続きヴァランにアクシデント発生。ハムストリングを痛めたヴァランは自らピッチに座り込み交代を要求。これを受け、62分にサリバがスクランブル投入された。

一方、60分に3枚替えを敢行し、ダムスゴーア、コーネリウス、ラスムス・クリステンセンをピッチに送り込んだデンマークは、より攻撃的な[4-2-3-1]に変更。すると、この交代策が同点ゴールをもたらす。

68分、ダムスゴーアの高い位置でのボール奪取からショートカウンターに転じると、ボックス手前でボールを持ったホイビュルクがゴール前に浮き球のパスを供給。集中力を欠いたエルナンデス兄弟の間で完全にフリーで抜け出したコーネリウスが右足のダイレクトシュートをゴール左隅に流し込んだ。

この同点ゴールで勢いづくアウェイチームは、直後の71分にもボックス手前右で内側へ仕掛けたスコフ・オルセンが鋭い左足のシュートを枠の右隅へ飛ばすが、これはGKロリスのビッグセーブに阻まれる。

追いつかれて以降はなかなかチャンスまで持ち込めないフランスは、グリーズマンを下げてラビオを投入。中盤の並びを逆三角形の形に変更し、攻撃のアプローチに微調整を施す。81分にはバイタルエリアで一瞬浮いたカンテが渾身の右足ミドルシュートを放つが、これは惜しくも右ポストを叩いた。

試合終盤にかけては一進一退の攻防が続く。86分にはダムスゴーアからの絶妙なラストパスに反応したエリクセンがゴール前でGKと一対一のビッグチャンスも、ここはトッテナムの元同僚ロリスのビッグセーブに阻まれる。

それでも、後半に入ってより多くの決定機を作り出していたデンマークが土壇場で逆転ゴールを奪う。88分、ハーフウェイライン付近の左サイドでメーレが相手ハイラインの背後へ出したパスにコーネリウスが反応。これに対して、再びエルナンデス兄弟の拙守が重なると、そのままボックス左に持ち込んだコーネリウスがDFサリバをブロックしながらニア上へ難度の高い左足のシュートを突き刺した。

軽率な守備対応によってホームで逆転を許したフランスは、後半アディショナルタイムにディアビ、クラウスとより攻撃的なカードを切って最低限のドローを目指したが、逃げ切り態勢に入ったデンマークの守備を再びこじ開けることはできなかった。

この結果、王者フランスは今季UNL初戦を逆転負けで落とすことになった。

なお、ホームでの手痛い黒星を払しょくしたいフランスは6日にアウェイでクロアチア代表戦、連勝を狙うデンマークは同日にアウェイでオーストリア代表戦を戦う。

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女子W杯王者スペインの代表ボイコット…UNLで対戦のスウェーデン側は「あえて何かを言うことはないが…」

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「彼に残って欲しい」準優勝を誇るクロアチア代表監督、代表引退噂のモドリッチに言及「自分自身で決断しなければ」

クロアチア代表のズラトコ・ダリッチ監督が、UEFAネーションズリーグ(UNL)準優勝を振り返った。スペイン『アス』が伝えた。 18日、UNLファイナルズ決勝でスペイン代表と対戦したクロアチア。前回準優勝のスペインと共に、初優勝へ息巻いて臨んだ。 タイトルが欲しい両者は慎重な入りを見せていく。お互いに攻撃を仕掛けるものの、リスクのあるプレーを選択せず。ゴールに迫るシーンはありながらも、ゴールレスのまま試合終了。延長戦でもゴールが生まれず、PK戦にもつれこむと、クロアチアはGKウナイ・シモンに2本セーブされてしまい終了。初優勝はお預けとなった。 試合後、ダリッチ監督は準優勝に終わったことについて言及。もっとできたはずだとしながらも、サポーターへ感謝した。 「スペインがトロフィーを獲得したことを祝福したいし、我々のチームも祝福したいと思う。そして、ここに来てくれた我々のサポーターにもありがとうと言いたい」 「とても厳しい試合となった。もっとチャンスを生み出すことができなかったのかと思う。もしかしたら、もっと攻撃的になれたかもしれない」 「スペインがそれほど多くのものを生み出していたわけではない。互角の試合だった。時には我々が主導権を握り、時にはスペインが主導権を握った。そしてPK戦に委ねられた」 また、これでクロアチア代表を引退するのではないかと言われているMFルカ・モドリッチについても言及。「本人が決めること」としながらも、監督としてチームに残って欲しいと訴えた。 「この決勝は誰にとっても大変だ。優勝できなかったことを残念に思う。我々は誇りに思わなければならない。ここに到達するまで、長い道のりを歩んできた」 「ルカは自分自身で決断しなければならない。我々は休んでから、全てのことを考えなければいけない」 「たくさんの感情があった。ルカ・モドリッチは素晴らしい努力をし、120分間プレーした。私は彼に残って欲しいと思っている。彼はキープレーヤーだ。しばらく様子を見てみよう」 2023.06.19 10:55 Mon

「まずは楽しんで欲しい」見事な初優勝、スペイン代表指揮官は選手たちを称える「気持ちを説明する言葉はない」

スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督が、UEFAネーションズリーグ(UNL)初制覇を喜んだ。スペイン『アス』が伝えた。 18日、UNLファイナルズ決勝でクロアチア代表と対戦したスペイン。相手はカタール・ワールドカップ(W杯)3位という成績も収めており、チームとして非常に完成された難しい相手だった。 前回は準優勝に終わったスペイン。デ・ラ・フエンテ監督の手腕には賛否両論がある中。タイトル獲得で力を示したいところ。ただ、両者ともに慎重な入りを見せる。 お互いに攻撃を仕掛けるものの、リスクのあるプレーを選択せず。ゴールに迫るシーンはありながらも、ゴールレスのまま試合終了。延長戦でもゴールが生まれず、PK戦にもつれこむと、GKウナイ・シモンが2つのセーブを見せる大活躍。スペインが見事に初優勝を収めた。 試合後スペイン『TVE』のインタビューを受けたデ・ラ・フエンテ監督は「我々は選手たちの力を最大限に引き出してきた。我々は達成できたことに満足している」とコメント。「彼らに対する私の気持ちを説明する言葉はない。彼らはプロフェッショナリズムとワークグループ全体の手本を示してくれた」と、見事に優勝を収めた選手たちを称えた。 また、PK戦についても言及。クロアチアはW杯でもPK戦で躍動していたが、落ち着いていたと語った。 「PKに関してはとても冷静だった。落ち着いて蹴るように言った。彼らは我々にとってのチャンピオンであり、練習ではそれをしっかりと決めていた」 改めてタイトルを獲得したことを聞かれたデ・ラ・フエンテ監督は、次の活動、ユーロのことを考える必要があるとしながらも、今は楽しもうと語った。 「あと数日は休もうと思う。9月とユーロの出場権を考えなければならないので、残りは少ないが、まずはこのことを楽しんでもらいたい。素晴らしいことだ」 <span class="paragraph-title">【動画】スペインに新たな栄誉!歓喜のトロフィーリフト</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="es" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/hashtag/NationsLeague?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#NationsLeague</a> al cielo de Róterdam!!<a href="https://twitter.com/hashtag/VamosEspa%C3%B1a?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#VamosEspaña</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/NationsLeague?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#NationsLeague</a> <a href="https://t.co/G0NbdTWAVp">pic.twitter.com/G0NbdTWAVp</a></p>&mdash; Selección Española de Fútbol (@SEFutbol) <a href="https://twitter.com/SEFutbol/status/1670554816152760320?ref_src=twsrc%5Etfw">June 18, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.06.19 10:35 Mon
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