真夏日でも走り切った京都が虎の子の1点を守り7試合ぶり白星! 川崎Fは3試合無得点で連敗【明治安田J1第16節】

明治安田生命J1リーグ第16節、京都サンガF.C.vs川崎フロンターレが、29日にサンガスタジアム by KYOCERAで行われ、1-0で京都が勝利。7試合ぶりの白星を手にした。

京都は6試合勝利から遠ざかっており、2試合連続複数失点中。連戦の影響も加味して前節の横浜F・マリノス戦からスタメンを5人入れ替え、GKも若原から上福元へ変更した。

一方、衝撃的な大敗を喫した湘南ベルマーレ戦での大敗からリバウンドメンタリティを発揮したい川崎Fは、谷口が出場停止からカムバック。[4-3-3]の右ウイングを小林、左を宮城が務めた。
13分に佐々木のミドルでけん制した川崎Fは、その2分後に相手のミスからビッグチャンスを迎える。白井のバックパスをレアンドロ・ダミアンがボックス中央でカット。スタジアムからは悲鳴が上がりそうになるも、GK上福元が瞬時に距離を詰めてブロックし、京都は難を逃れた。

ボールホルダーに対してタイトな守備を見せる京都は、最終ラインからのビルドアップとピーター・ウタカへのくさびを併用して機をうかがう。1トップにマークが寄ることで松田や山田が浮いた状態を作るが、最終局面ではやや精度を欠いた。30分の川崎Fは小林が橘田の縦パスを引き出してボックス手前から左足。38分にはダミアンがスルーパスを右ポケットで収め、落としから小林が左足で狙うが、右のポストに当たり、判定もダミアンのオフサイドとなった。

川崎Fの攻勢が続き、ゴールレスで迎えた後半も最初のチャンスはアウェイチームが作った。だが、53分のシーンは左クロスにダミアンが合わせきれずにいると、逆に60分、京都が決定機を生かす。

左サイドへの縦パスを松田が落とし、武田はすぐさま縦に送ると、荻原がマーカーの小林を振り切ってボックス左へ侵入。低く速いクロスをゴール前へ送ると、クリアを試みた佐々木のキックがゴール方向へ飛んでしまい、オウンゴールで京都が先制に成功した。

さらに3分後にも川崎の浮き球パスを宮吉が落としてウタカがゴール正面からシュート。GKチョン・ソンリョンを抜けたが、ゴールカバーに入った佐々木が渾身のヘディングクリアで今度はピンチを救った。

追い掛ける展開となった川崎Fはマルシーニョがフリーでのヘディングを見せるなど攻勢を強めたが、最後までゴールだけが遠い。94分には小林が知念とのワンツーから左足のフィニッシュを放つもゴール左に。

試合はこのままタイムアップを迎え、京都は7試合ぶりの白星を収め、川崎Fは3試合連続の無得点で今季初の連敗を喫した。

京都サンガF.C. 1-0 川崎フロンターレ
【京都】
OG(後15)