アンヘル・コレアがアトレティコ退団を希望…起用法に不満か?
2022.05.29 07:00 Sun
アトレティコ・マドリーのアルゼンチン代表FWアンヘル・コレア(27)が今夏の退団を希望しているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
2015年にサン・ロレンソから加入したコレアは、ここまで公式戦329試合に出場し、59ゴール53アシストを記録。2トップやシャドー、右サイドハーフと複数のポジションをこなすユーティリティ性、個での打開力、前線からの献身的な守備で同胞指揮官が率いるチームで主力を担う。
そのアルゼンチン代表FWは今年1月に2026年までの契約にサインしたが、ここに来てアトレティコでのキャリアが不透明な状況にあるようだ。
『マルカ』が伝えるところによれば、今シーズンのラ・リーガでチームトップの12ゴール、チーム3位タイの5アシストを記録したコレアだが、ビッグマッチにおける自身の起用法に不満を示しているという。
コレアは今シーズンのチャンピオンズリーグで全10試合に出場したが、先発での起用はわずかに3試合。とりわけ、準々決勝のマンチェスター・シティ戦での2試合の途中出場という起用法に憤りを感じていたという。
2015年にサン・ロレンソから加入したコレアは、ここまで公式戦329試合に出場し、59ゴール53アシストを記録。2トップやシャドー、右サイドハーフと複数のポジションをこなすユーティリティ性、個での打開力、前線からの献身的な守備で同胞指揮官が率いるチームで主力を担う。
そのアルゼンチン代表FWは今年1月に2026年までの契約にサインしたが、ここに来てアトレティコでのキャリアが不透明な状況にあるようだ。
コレアは今シーズンのチャンピオンズリーグで全10試合に出場したが、先発での起用はわずかに3試合。とりわけ、準々決勝のマンチェスター・シティ戦での2試合の途中出場という起用法に憤りを感じていたという。
また、FWアントワーヌ・グリーズマン、FWジョアン・フェリックス、FWマテウス・クーニャとのポジション争いで劣勢を強いられる中、クラブがFWルイス・スアレスの後釜となる新ストライカーの確保に動いていることもあり、より自身が主役としてプレーできる新天地を求めることになるようだ。
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