逆転残留のリーズ、ザルツブルクからアメリカの逸材MFを獲得!

2022.05.27 07:00 Fri
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リーズ・ユナイテッドは26日、ザルツブルクに所属するアメリカ代表MFブレンデン・アーロンソン(21)を完全移籍で獲得した。契約期間は2027年6月30日までで、2022年7月1日からリーズに加入するとのことだ。

アーロンソンは、アメリカでは「最も優れた才能を持つ若手の一人」と称される攻撃的MF。すでにアメリカ代表として18試合に出場し5ゴールを記録。

2021年の1月に加入したザルツブルクでは、在籍1年半で公式戦65試合に出場13ゴール15アシストを記録し、オーストリア・ブンデスリーガと国内カップの2冠を達成。また、2021年7月~12月までは現在リーズを率いているジェシー・マーシュ監督と共闘していた。
リーズへのステップアップを果たした21歳の若武者はクラブ公式チャンネルのインタビューを通じて、新天地での意気込みを口にしている。

「この歴史あるクラブに来れたことは素晴らしいことだし、新シーズンに向けて本当にワクワクしている。クリスマスか1月頃だったと思うけど、リーズが興味を持っていると聞いて、僕にとって大きな出来事だったし、すごく興奮したよ」
「リーズについては、当時から有名なクラブで、ファンも多く、熱心で、僕にとっては夢のような場所だね。来シーズンは大きな飛躍が期待でき、その一員になれることをとても嬉しい。来シーズンは大きなシーズンになりそうで、その一翼を担えることをとても楽しみにしているよ」

なお、クラブによれば、今回の移籍には国際ライセンスと労働許可証が必要となるとのことだ。

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ハフィーニャが恩師ビエルサに改めて感謝 「キャリアにとって重要な人」

リーズ・ユナイテッドからバルセロナに完全移籍したブラジル代表FWハフィーニャ(25)が、恩師への感謝を改めて語った。 ハフィーニャは今夏の移籍市場で、最大6700万ユーロ(約92億8000万円)と言われる移籍金で、バルセロナへ完全移籍。新天地でのプレシーズンマッチではレアル・マドリーとのクラシコでチームを勝利に導くゴールを決めるなど、早くも存在感を示している。 スポルティングCPやスタッド・レンヌ時代からすでに注目の若手として台頭していたブラジル人FWだが、やはりワールドクラスの領域に足を踏み入れたのは、昨季まで在籍していたリーズ時代。 フットボール界屈指の戦術家で若手育成に長けたマルセロ・ビエルサ監督の下、フィジカル、戦術面で大きく鍛えられたハフィーニャは、2021年10月のブラジル代表デビュー。さらに、憧れのバルセロナ移籍を掴み取る形となった。 今回、スペイン『ムンド・デポルティボ』の取材に応対した25歳は、自身のキャリアにおいて“エル・ロコ(変人の意)”との出会いが大きなターニングポイントになったことを認めている。 「彼は僕がリーズに到着した最初の瞬間から、本当にたくさん助けてくれた監督なんだ。彼は常により多くを要求し、常に最大のパフォーマンスを要求する」 「僕がセレソンに行くのを助けてくれ、バルセロナに到達するサポートをしてくれたんだ。おそらく彼の教えがなかったら、グループにおいても個人の面でも、僕はここにたどり着くことができなかったと思う」 「彼は常にボールを尊重するプレースタイルを持っているだけでなく、トレーニングや試合で最高のパフォーマンスを求めている。彼は僕とキャリアにとって重要な人だった。だから、僕はいつでも彼の教えと共にあるんだ」 その後、同インタビューでは恩師と新たな指揮官であるチャビ・エルナンデス監督のスタイルは異なるものだと主張したハフィーニャだが、トレーニング、試合を通して常にベストを尽くすというアルゼンチン人指揮官の教えは、必ずやカタルーニャの地でも大きな助けとなるはずだ。 2022.07.27 20:49 Wed

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