“アンフィールドの奇跡”の立役者オリジをリバプールの選手やファンが盛大に送り出す「レジェンドだ」

2022.05.23 20:05 Mon
Getty Images
今季限りでのリバプール退団が決まっているベルギー代表FWディヴォク・オリジをアンフィールドのサポーターが見送った。2015年夏にリールから加入したオリジは、公式戦通算171試合で40ゴール17アシストを記録。2018-19シーズンには、“アンフィールドの奇跡”とも呼ばれるバルセロナとのチャンピオンズリーグ(CL)準決勝や決勝で得点を記録。チームを優勝に導くなど、随所で印象的なパフォーマンスを発揮してきた。

しかし、今シーズン限りでリバプールとの契約が満了。チームに留まることはなく退団が決定し、移籍先としてはミラン行きが濃厚とされている。
22日に行われたプレミアリーグ最終節でウォルバーハンプトンと対戦したリバプールだったが、本拠地アンフィールドでの最終戦ということで、オリジの退団セレモニーが行われた。

サポーターたちの大歓声の中、FAカップのトロフィーを持って現れたオリジは選手たちが作った花道を歩み記念撮影。ユルゲン・クロップ監督とも抱擁をかわし、大きな声援が贈られた。リバプールの公式SNSも「永遠にリバプールの伝説だ」とその様子を伝えている。
オリジはクラブの公式サイトでチームやファンにメッセージを残している。

「本当に光栄に思っている。ここアンフィールドで、チームメイトやスタッフ、ファンたちと一緒にプレーできたことは光栄だった」

「“リバプール”を経験しなければならない。ここに来る前に特別なクラブだと言われたし、ここにサインしたらそれを経験することができる」

「僕たちは、多くの勝利を収めるところを見ることができた。言葉では言い表せないほどだよ。名誉なことだ」

「(リバプールでのカルトヒーロー的な扱いについては)それでさえも感謝できるよ」

「リバプールの試合を見に行くことは間違いなくあるだろう。クラブを追いかけることになるだろうし、僕の心には永遠に残るよ。それは僕の心の中で特別な場所になる」

「クラブがこれからも成長し続け、そのままのリバプールであり続けることを願う。必ず、僕は戻ってくる」

なお、セレモニーでも足を引きずっていたオリジについてはウォルバーハンプトン戦前に負傷したことが明らかになっており、28日に行われるレアル・マドリーとのチャンピオンズリーグ決勝は欠場することをユルゲン・クロップ監督が明言している。

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