バーンリーが7季ぶり2部降格…暫定監督も悲痛な思い「消えることのない痛み」

バーンリーのマイク・ジャクソン暫定監督が、チャンピオンシップ降格に悔しさをにじませた。

今季のバーンリーは、4月半ばに降格圏の18位に沈んでいたところ、ショーン・ダイチ監督の解任に踏み切った。同監督は2012年10月に就任し、在任期間中に2度のプレミアリーグ昇格を経験。2018-19シーズンにはヨーロッパリーグにも出場。同クラブが国際舞台に立つのは51年ぶりのことだった。

そんな功労者と袂を分かち、U-23の監督を務めていたマイク・ジャクソン氏に指揮を託すと、4月後半のリーグ戦で3連勝を収め、残留に向けて一時持ち直した。だが、その後の3試合は勝ち星なく、17位で最終節のニューカッスル戦を迎えることに。
18位のリーズ・ユナイテッドとは勝ち点で並んでいたため、勝てば自力での残留を決められるところだったが、60分までに2点のリードを許す厳しい展開に。69分に1点を返すものの、勝利を収めることはできなかった。一方でリーズはブレントフォードに勝利。この結果、バーンリーは18位に後退し、7シーズンぶりの2部降格が決定した。

残留に導くことができなかったマイク・ジャクソン監督は、ただただ無念の思いを吐露。共に戦った選手やファンへ感謝の言葉も残している。「苦しみだ。これはずっとずっと消えることのない、背負っていかなければならないものだ。決して消えることはないだろう。本当にズキズキ痛むよ。ファンも選手たちもがっかりしている」

「言葉を出すのも難しい。ただチームには、ここまでよく戦ってくれたと言葉をかけた。前半はPKを与えてしまい、1週間で3試合目だったこともあり、体力の消耗も激しかった」

「理想的な状況ではなかったが、彼らは全力を尽くしてくれたし、後半にはゴールを奪い返して、いいチャンスも何度かあった」

「この選手たちはさらに強くなり、前進していくことだろう。仲間がケガをしたり、不利な状況に陥ったりする中で、彼らが一丸となってやってきたことに感謝したい。戦い続けたことは素晴らしいと思う」

「ファンもまた大勢来てくれで、最後まで一緒にいてくれた。我々もガッツを見せたが、このリーグに留まることはできなかった」

なお、来季以降の指揮官に関しては、現在ダービー・カウンティを率いるウェイン・ルーニー監督が候補に挙がっているが、果たして。