ケインの2戦連続PK弾を守り切ったスパーズがバーンリー撃破! 暫定4位浮上でアーセナルに圧力《プレミアリーグ》
2022.05.15 22:05 Sun
プレミアリーグ第37節、トッテナムvsバーンリーが15日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、ホームのトッテナムが1-0で勝利した。
勝利で翌日にニューカッスル戦を控えるライバルに圧力をかけたいコンテ率いるチームは、前節から先発1人を変更。体調不良も伝えられるクルゼフスキをベンチに置き、ルーカス・モウラをソンフンミン、ケインの両エースと共に3トップの一角で起用した。
バーンリーが後ろ重心の[5-3-2]の布陣で臨んできたことで、立ち上がりからボールを握って相手守備ブロック攻略を図る形となったトッテナム。
開始11分には初めて得た左CKの場面でショートコーナーからソン・フンミンが味方へのクロスを匂わせつつ、意表を付いたニア下へのシュートで最初の決定機を創出。続く13分にはルーカスのボックス右での仕掛けからのクロスを、ゴール前のケインがヘディングシュート。両エースが早速ゴールに迫る。
20分辺りまではルーカスの密集でのドリブル突破をうまく使いながら良い攻めが続いたトッテナムだが、徐々に焦りや集中力の欠如によって簡単にボールを失うシーンが増え始める。そして、相手にボールを持たれて一息付く暇を与えると、28分には最後尾のネイサン・コリンズの意表を突く持ち上がりからのスルーパスに抜け出したコルネに決定機を与えるが、ここは守護神ロリスのビッグセーブで事なきを得た。
前半半ば以降はパススピード、判断の遅れもあって完全に攻撃が停滞し、ブロックの手前でボールを動かすに留まる、悪いときの形が出てしまうトッテナム。それでも、終盤にかけて主導権をしっかりと握ると、コルネの頭部の治療の影響で4分が加えられた前半アディショナルタイムにスコアを動かす。
左CKの流れからボックス内で競ったサンチェスが触ったボールがバーンズの大きく広げた腕に直撃。一度プレーは流されたが、オンフィールドレビューの結果、PKが与えられる。これをケインがGKポープが一歩も動けないゴール左下隅の完璧なコースに突き刺し、前半アディショナルタイム8分の先制点とした。
相手の堅守に苦しみながらもエースの2試合連続ゴールによって1点リードで試合を折り返したトッテナム。後半は残留に向けて勝ち点がほしいアウェイチームが前に出てきたことで、やや押し込まれる入りとなる。
だが、逆に得意のカウンターを繰り出せるチャンスが出てきた中、いずれも左サイドのセセニョンの攻撃参加からボックス内のケインが続けて際どいシュートを放っていく。
その後、62分にはコリンズ、マクニール、バーンズとバーンリーの縦に速い攻めからエリア外のバーンズに左ポスト直撃のシュートを浴びて冷や汗を欠いたホームチーム。
65分にはルーカスの右サイドでの仕掛けからスムーズに左サイドへ展開。ボックス左に走り込んだセセニョンからの正確な折り返しを、ボックス中央のソン・フンミンが左足でシュート。だが、ニア下を捉えたこの決定的なシュートはGKポープのビッグセーブに阻まれ、追加点のチャンスを逃す。
以降はトッテナムがゲームをコントロールしながらも、最少得点差のまま試合は終盤戦へ突入。
ここまで大きく戦い方を変えていなかったバーンリーは78分、ロートン、バーンズを下げてレノンとヴェグホルストを同時投入。並びを[4-4-2]の形にシフト。対するトッテナムも同じタイミングでルーカスを下げてクルゼフスキをピッチへ送り出した。
すると、一連の交代で試合に動きが出始めた中、早速トッテナムに決定機。81分、ボックス左でセセニョンが折り返したボールをゴールを背にして足元に収めたソン・フンミンが右足の反転シュート。だが、枠を捉えた至近距離からのシュートはGKポープの右腕を使ったパワフルなセーブに遭う。
その後、バーンリーが決死のパワープレーで何とかゴールをこじ開けにかかる中、エメルソンを下げてロドンの投入で完全に逃げ切り態勢に入ったトッテナムは、最後まで集中した守備を継続。エースが前半終了間際に挙げた虎の子の1点を守り切った。
この結果、ホーム最終戦で泥臭く勝ち切ったトッテナムは暫定ながらアーセナルに2ポイント差を付けて4位に浮上。翌日にニューカッスル戦を控えるライバルに大きな圧力をかけることに成功した。
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現在、5位のトッテナム(勝ち点65)は前節、4位のアーセナルとのノースロンドン・ダービーに3-0の快勝を収め、勝ち点差を1ポイントに縮めた。これにより、他力ではあるものの、残り2試合での逆転でのトップ4フィニッシュに望みを繋いだ。そのダービーから中2日のランチタイムキックオフとなる今季ホーム最終戦では、熾烈な残留争いに身を置く17位のバーンリー(勝ち点34)と対戦した。バーンリーが後ろ重心の[5-3-2]の布陣で臨んできたことで、立ち上がりからボールを握って相手守備ブロック攻略を図る形となったトッテナム。
相手の出方を確認して以降は、3バックのサイドに入るダビンソン・サンチェス、ベン・デイビスも相手陣内のハーフスペースを抑えて崩しに参加。中央を徹底的に締めるアウェイチームに対して、ケインを起点に揺さぶりをかけつつ、即時奪回からの波状攻撃で早い時間帯のゴールを目指す。
開始11分には初めて得た左CKの場面でショートコーナーからソン・フンミンが味方へのクロスを匂わせつつ、意表を付いたニア下へのシュートで最初の決定機を創出。続く13分にはルーカスのボックス右での仕掛けからのクロスを、ゴール前のケインがヘディングシュート。両エースが早速ゴールに迫る。
20分辺りまではルーカスの密集でのドリブル突破をうまく使いながら良い攻めが続いたトッテナムだが、徐々に焦りや集中力の欠如によって簡単にボールを失うシーンが増え始める。そして、相手にボールを持たれて一息付く暇を与えると、28分には最後尾のネイサン・コリンズの意表を突く持ち上がりからのスルーパスに抜け出したコルネに決定機を与えるが、ここは守護神ロリスのビッグセーブで事なきを得た。
前半半ば以降はパススピード、判断の遅れもあって完全に攻撃が停滞し、ブロックの手前でボールを動かすに留まる、悪いときの形が出てしまうトッテナム。それでも、終盤にかけて主導権をしっかりと握ると、コルネの頭部の治療の影響で4分が加えられた前半アディショナルタイムにスコアを動かす。
左CKの流れからボックス内で競ったサンチェスが触ったボールがバーンズの大きく広げた腕に直撃。一度プレーは流されたが、オンフィールドレビューの結果、PKが与えられる。これをケインがGKポープが一歩も動けないゴール左下隅の完璧なコースに突き刺し、前半アディショナルタイム8分の先制点とした。
相手の堅守に苦しみながらもエースの2試合連続ゴールによって1点リードで試合を折り返したトッテナム。後半は残留に向けて勝ち点がほしいアウェイチームが前に出てきたことで、やや押し込まれる入りとなる。
だが、逆に得意のカウンターを繰り出せるチャンスが出てきた中、いずれも左サイドのセセニョンの攻撃参加からボックス内のケインが続けて際どいシュートを放っていく。
その後、62分にはコリンズ、マクニール、バーンズとバーンリーの縦に速い攻めからエリア外のバーンズに左ポスト直撃のシュートを浴びて冷や汗を欠いたホームチーム。
65分にはルーカスの右サイドでの仕掛けからスムーズに左サイドへ展開。ボックス左に走り込んだセセニョンからの正確な折り返しを、ボックス中央のソン・フンミンが左足でシュート。だが、ニア下を捉えたこの決定的なシュートはGKポープのビッグセーブに阻まれ、追加点のチャンスを逃す。
以降はトッテナムがゲームをコントロールしながらも、最少得点差のまま試合は終盤戦へ突入。
ここまで大きく戦い方を変えていなかったバーンリーは78分、ロートン、バーンズを下げてレノンとヴェグホルストを同時投入。並びを[4-4-2]の形にシフト。対するトッテナムも同じタイミングでルーカスを下げてクルゼフスキをピッチへ送り出した。
すると、一連の交代で試合に動きが出始めた中、早速トッテナムに決定機。81分、ボックス左でセセニョンが折り返したボールをゴールを背にして足元に収めたソン・フンミンが右足の反転シュート。だが、枠を捉えた至近距離からのシュートはGKポープの右腕を使ったパワフルなセーブに遭う。
その後、バーンリーが決死のパワープレーで何とかゴールをこじ開けにかかる中、エメルソンを下げてロドンの投入で完全に逃げ切り態勢に入ったトッテナムは、最後まで集中した守備を継続。エースが前半終了間際に挙げた虎の子の1点を守り切った。
この結果、ホーム最終戦で泥臭く勝ち切ったトッテナムは暫定ながらアーセナルに2ポイント差を付けて4位に浮上。翌日にニューカッスル戦を控えるライバルに大きな圧力をかけることに成功した。
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