“ジョホールバルの悲劇”…際どい判定の連続、ラストプレーの奇跡で川崎Fと蔚山の夢打ち砕かれる

2022.05.01 17:55 Sun
©︎2022 AFC
Jリーグを連覇している川崎フロンターレがよもやのグループステージ敗退の憂き目にあったAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2022。そして、Kリーグ王者であり、2020年大会王者である蔚山現代も同時に敗退に追い込んだゴールが話題だ。4月30日に行われたACLグループI第6節のジョホール・ダルル・タクジム(JDT/マレーシア)vs蔚山現代の一戦。この試合で勝った方が首位通過、引き分ければ、広州FC(中国)との試合で川崎Fが勝った場合に、2チームとも逆転を許すという状況だった。

試合は、開始5分にレアンドロ・ベラスケスがゴールを決めてJDTが先制。しかし、直後の6分に天野純がネットを揺らし、1-1に追いつく。
その後は、互いに攻め込むもゴールが遠く、タイスコアのまま試合は推移。同時刻に行われている川崎Fの試合では、川崎Fがリードしたまま試合を終えた。

後半に入ってもスコアが動かず。1-1のまま推移し、後半アディショナルタイムへ。川崎Fが奇跡の逆転首位通過になると誰もが思った中、ドラマが待っていた。
アディショナルタイム4分、蔚山のボックス内で高く上がったボールをGKチョ・ヒョヌがパンチング。ボールにプレーしていないフェルナンド・フォレスティエリのファウルが取られてもおかしくなさそうな場面だったが、そのままプレー続行。パンチングのボールも高く浮くと、後方からのチャージを警戒したのか、イ・ミョンジェがクリアし損ねる。

すると、こぼれ球を拾ってグラウンダーのクロス。これにパク・ヨンウが急いで足を出すと、無情にもそのままゴールに吸い込まれ、JDTが土壇場のオウンゴールで勝ち越しに成功。2-1で勝利し、蔚山は敗退が確定。川崎Fも2位となり、この時点では限りなく突破が難しい状況に。その後の他会場の結果で、敗退が決定した。

VARが導入されていないこともあり、なんとも怪しいシーンではあったが、JDTにとってはクラブ史に残る快挙を達成。一方で、蔚山現代、そして川崎Fと日韓のリーグ戦首位チームにとっては“ジョホールバルの悲劇”になってしまった。

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