「夢が叶った」ウクライナの名門がマリウポリ出身の少年を招待 決勝ゴールにその場にいた全員から大きな拍手!

2022.04.16 07:30 Sat
Getty Images
シャフタール・ドネツクが、ウクライナのマリウポリから非難してきた人々をサポートしている。2月24日に開始されたロシアによる軍事侵攻において、南東部の港湾都市であるマリウポリは重要な拠点とされ、再三攻撃を受けており、陥落が近いとも伝えられている。

多くの民間人は避難を余儀なくされているが、ウクライナの名門クラブが救いの手を差し伸べた。
シャフタールは、14日に行われたチャリティーマッチのレヒア・グダニスク(ポーランド)戦に、今回の侵攻で一家の主を失ったという家族やロシア軍の爆撃の被害を受けマリウポリから避難したという少年を招待した。

そして、2-2で迎えた後半アディショナルタイムの93分、マリウポリ出身の12歳ドミトロ・ケダ君が背番号21のユニフォームをまとって途中出場。スタンドからは大きな拍手で迎えられる。
両チームの選手はケダ君がゴールを取れるようにお膳立て。相手ボックスまでボールを運ぶが、緊張からか一度目のシュートチャンスは枠外に外してしまった。

それでも、提示されていたアディショナルタイムを過ぎて迎えた95分、再びチャンスを迎えると、今度は見事にゴール。選手、観客、スタッフとその場にいたすべての人から改めて大きな拍手が贈られた。

夢の舞台でゴールを決めたケダ君は、選手たちに称えられ笑顔に。このチャリティーマッチは幕を閉じた。

軍事侵攻の影響でウクライナ・プレミアリーグは中断中。シャフタールは今後、フェネルバフチェとハイデュク・スプリトとも同様の試合を行う予定だ。

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