リーグ戦3戦4発と“旬”の追加招集FW千葉玲海菜、初のなでしこ合宿に「自分の良さは消さずにアピールしていけたら」

2022.04.09 19:45 Sat
©超ワールドサッカー
なでしこジャパン候補メンバーが4日から福島県のJヴィレッジでトレーニングキャンプをスタート。9日には合宿6日目を迎えた。

昨年10月に池田太監督が就任し、新体制がスタートしたなでしこジャパン。1月から2月にかけてはAFC女子アジアカップを戦い、大会3連覇こそ逃したものの、2023年に開催されるFIFA女子ワールドカップ(W杯)の出場権を獲得している。

9大会連続9回目のW杯へ向けてブラッシュアップを図る今合宿へ向け、「いろいろな選手でチーム力のベースアップを図る機会」と語った指揮官。初招集となった選手も複数名存在するなか、その1人であるFW千葉玲海菜(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)が、メディアのオンラインインタビューに登場した。
2日のマイナビ仙台レディース戦後の夜に、チームスタッフから電話で追加招集の知らせを受けたという千葉。リーグ戦では3試合連続4得点という結果を残し、まさしく旬の選手として声がかかった恰好だ。連絡を受けら際には驚きと、喜びと、そしてその瞬間から緊張も感じ始めたというが、トレーニングキャンプでは好環境でサッカーができることを刺激に感じていると語った。

「高いレベルでサッカーを毎日できているので、すごい刺激にもなりますし、自分の通用するところや課題が新たに明確になって、また頑張らないといけないなと思わされています」
大卒1年目ながらも、すでに自分のストロングポイントや課題を言語化できるところも千葉の強みだろう。自らの持ち味や改善すべき部分などをはっきりととらえ、向上心を持つことができている。

「自分の長所はスピードやフィジカルの強さだったりとありますが、このチームでもそこは通用するところもあります。課題としては技術のところ、1つのパスにこだわることやポジショニング。このチームにはとても上手な人がたくさんいるので、今回の合宿ではそこを盗んで帰りたいなと思っています」

千葉レディースではウイングバックでの起用からスタートし、現在は[3-4-2-1]の頂点を務めている。複数のポジションでプレーできることは強みではあるが、どのポジションであっても一層のこだわりを持って取り組んでいきたいと考えているようだ。W杯に向けてのメンバー入りを考えたときにも、チャンスを確実にものにする力が必須だと語った。

「いろんなポジションをできることは強みではありますが、サイドであればクロスの質だったり縦突破だったり、もっとこだわれるところはあると思うのでそこをもっとこだわって、FWであれば点が取れるし、サイドであればチャンスメイクがたくさんできるような選手になりたいなと思います。どこのポジションであっても活躍できるようにしたいですし、スプリントは自分の長所だと思うので、FWで背後に抜ける動きは積極的にやっていきたいです」

「収めるところや前への推進力ではアピールできたかなと思います。けど、最後決めるところは(練習試合でも)チャンスもいくつかあったので決め切らないと、このチームでW杯を目指すとなった時に、メンバーに残るためにはそういったところが大事になってくると思います。明日も練習試合はありますが、自分の良さは消さずにアピールしていけたらと思います」

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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/reel/C16TYtuMf7C/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Eintracht Frauen(@eintrachtfrankfurtfrauen)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.01.10 17:10 Wed
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田中達也の娘・聖愛が駒場で先制点演出も、浦和レディースが逆転で新潟レディースを下し今季初勝利《WEリーグ杯》

20日、2022-23 WEリーグカップ第2節の3試合が各地で行われた。 浦和駒場スタジアムでは三菱重工浦和レッズレディースとアルビレックス新潟レディースが対戦。互いの男子チームでプレーをした元日本代表FW田中達也氏の娘、2トップの一角で先発起用された16歳・新潟の田中聖愛に注目が集まった。 見せ場はいきなりやってきた。7分、上尾野辺めぐみからのパスを自陣中央右で受けた田中は相手を1枚剥がすと、そのままスピードに乗って独走。ボックス手前右まで運んでのラストパスは若干遠藤優に引っ掛かったが、中央でフリーの山谷瑠香が蹴り込み、新潟に先制点をもたらした。 対する浦和はボールポゼッションで勝り、中央を崩しての清家貴子の右足から安藤梢がお手本のようなファー詰めを決めて11分に振り出しに戻すと、20分には清家のファーへのクロスに今度は菅澤優衣香が頭で合わせて逆転に成功した。 自力に勝る浦和は後半も主導権を握ると、67分に菅澤がボックス内で塩越柚歩のパスのこぼれ球を収め、DFをかわして右足で流し込む。新潟は二種登録の選手、18歳の白沢百合恵や17歳の長崎咲弥をピッチに送り込むも、82分に浦和は猶本光にもゴールが生まれて勝負あり。昨年の皇后杯女王が地力を見せ付け、4-1と逆転勝ちを収めている。 長野Uスタジアムで行われたAC長野パルセイロ・レディースと大宮アルディージャVENTUSの前半は、大宮VENTUSがゴールに近づいた。CKのこぼれ球から仲田歩夢がミドルを放ち、GKが弾いたボールを大熊良奈が蹴り込むが、オフサイド。井上綾香のシュートは枠の左角に嫌われるなど、決定機を創出した。 対照的に後半は長野のゲームとなった。キックオフ直後から各選手が積極的に足を振っていき、稲村雪乃のシュートはクロスバー。怒涛の攻撃が実ったのは81分、伊藤めぐみのパスから瀧澤莉央がボックス左で左足を振ると、相手に当たってゴール前へこぼれると、伊藤が押し込んでネットを揺らした。これが決勝点となり、長野が田代久美子新監督に初勝利をプレゼントしている。 アメリカ遠征からの帰国後、国内での今季初戦を迎える日テレ・東京ヴェルディベレーザは、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースの敵地へ乗り込んだ。 フィード1本で千葉玲海菜に背後を取られた場面では岩清水梓が懸命のカバーを見せ、飲水タイム明け後には左サイドの崩しから植木理子にチャンスが到来したが、GK清水栞に阻まれた。 前半は互いにゴール前でのシーンを作ったが、後半は疲労からかベレーザが押し込まれる時間が続き、前線でもボールを収め切れない。ベンチ入りメンバーも5人という台所事情や、宮川麻都が戻りのスプリント時に足を痛めるなどのアクシデントもあった中で、ゼロに抑えてゴールレスドロー。苦しみながらも勝ち点「1」を拾っている。 ◆WEリーグカップ グループステージ 第2節 ▽8月27日 グループA <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">三菱重工浦和レッズレディース 4</span>-1 アルビレックス新潟レディース <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">AC長野パルセイロ・レディース 1</span>-0 大宮アルディージャVENTUS グループB ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 0-0 日テレ・東京ヴェルディベレーザ ▽8月28日 グループB ノジマステラ神奈川相模原 vs INAC神戸レオネッサ 2022.08.27 20:07 Sat

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なでしこFW千葉玲海菜の新天地はフランクフルトに決定!背番号は「15」、契約期間は2026年夏まで

ジェフユナイテッド市原・千葉レディースは10日、なでしこジャパンFW千葉玲海菜(24)の移籍先が、ドイツのアイントラハト・フランクフルトに決定したことを発表した。 フランクフルトも同日に千葉の加入を発表。背番号は「15」で、契約期間は2026年夏までとなっている。 加入に際し、千葉はフランクフルトの公式TVインタビューにて、意気込みを語った。 「(加入を決めた理由は)すごく環境も整っているクラブで、私もこのクラブの一員としてプレーしたいと思ったからです」 「長谷部(誠)さんがこのクラブに所属しているのは知っていましたし、早くこのクラブに慣れて、クラブの一員として勝利に貢献できるように頑張りたいです」 「得点で勝利に貢献できるように頑張っていきたいですし、リーグの中でも上位を狙えるように、自分自身も頑張っていきたいです」 千葉は藤枝順心高校から筑波大学へと進学し、2018年から特別指定選手として千葉Lでプレー。2022年3月に正式加入した。 なでしこジャパンには2022年6月のセルビア女子代表戦でデビューし、初出場からわずか2分でゴールもマーク。しかし、2022年9月にトレーニング中に右ヒザ前十字靱帯損傷の重傷を負うことに。 それでもリハビリを経ての復帰後、2023年7月に行われたオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)のメンバー入りも果たし、1試合に出場していた。 WEリーグ通算では22試合10得点を記録。代表では8試合3得点という数字を残している。 フランクフルトは今季のフラウエン・ブンデスリーガ(ドイツ女子1部)で、首位と5ポイント差の3位につけており、UEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)ではグループAの3位に位置している。 <span class="paragraph-title">【動画】フランクフルト加入の意気込みを語る千葉玲海菜</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/reel/C16TYtuMf7C/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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国際女性デーの3月8日に行われた「女性らしさから、ありのままの自分へ」イベント、YS横浜・松本珠奈コーチが3年間の変化を語る

国際女性デーである3月8日、「プライドハウス東京」が主催する、「女性らしさから、ありのままの自分へ」プロジェクトのオンラインローンチイベントが開催された。 性のあり方で取り残されることなく、平等に、健やかに生きられる社会づくりに貢献し、さまざまな分断を超えるための希望と経験を創出するプロジェクトの「プライドハウス」。2020年10月に日本初となる常設の大型総合LGBTQセンターの「プライドハウス東京レガシー」を東京・新宿区にオープンさせていた。 このイベントのパネリストには、以下の5名が登壇した。 【パネリスト】 ・大滝麻未さん(WEリーグ/ジェフユナイテッド市原・千葉レディース) ・中倉あかねさん(WEリーグ理念推進部/マーケティング部) ・下山田志帆さん(現役サッカー選手/株式会社Reboltの共同代表) ・松本珠奈さん(Y.S.C.C.横浜/アスレティックパフォーマンスコーチ) ・松岡けいさん(DAZN JAPAN Vice President Communications&PR) 【モデレーター】 野口亜弥さん(プライドハウス東京理事/S.C.P.JAPAN共同代表) イベント内では、テーマに沿ってパネリストがそれぞれトークをしていく展開に。オンラインで参加した大滝さんは現役選手でありながら出産を経験し、すでにプレーに復帰している。「去年サッカーを辞めるか続けるかの選択が迫られ、子供が欲しいから辞めるということを思っていた」とコメント。しかし、「夫に話した時に、なんでサッカー辞めるの?と当たり前に聞かれて、ハッとした」と明かした。 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/otaki20220310_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:left;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">大滝麻未さん/©Pride House Tokyo<hr></div> また、松本さんはトランスジェンダー女性であることを公表。YS横浜と契約を結んだが、このタイミングで性自認をオープンにした理由について「自分が診断を受けて、ホルモン治療を始めたことで体の変化を隠すというのはバレる怖さがあった」とコメント。「ただ、バレても悪いことはしていないし、その考えが良くない」と考えたとのこと。「クラブとも話をして、良い環境でできていて、自分でも力を発揮できると考えていた」と、YS横浜のクラブも受け入れてくれたことが大きいと語った。 下山田さんはLGBTQの当事者である中、女子サッカー界にいることで発信しようと強く思っているとし、「自分が女性だ、LGBTQの当事者であるという感覚があまりない」とコメント。「女子サッカー界では肯定されてきた人生だったので、凄く良かった」と語った。だだ、「ありのままで自分でいることが難しいことも感じていて、女性らしさ、男性らしさによって阻まれている人もいる」と感じているとした。 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/otaki20220310_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:left;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">下山田志帆さん/©Pride House Tokyo<hr></div> イベント後の囲み取材では、松本さんがYS横浜での3年間の変化についてコメント。当初はバレることを気にしていたものの、今ではコーチとしての実力が認められ、オープンにしても問題はないと語った。 「最初契約する時は、メイクや服装もバレないように薄くしていました。しかし、2年目になると、徐々に本来の自分を表現する場面も増えていきました。例えば、メイクもだんだん濃くなっていきますた」 「服装も、いつも自分の服装で家を出て、途中でカモフラージュの服装(レディースパンツ)などに着替え、現場に入って現場の服装になるのだが、だんだんと、カモフラージュの服装の時間が短くなっていきました」 「一方で、メイクが濃いとメイクをしていることがバレてしまうので、選手や他のスタッフの目を見れない時もありました」 「3年目の今は、既に選手たちがコーチとしてのスキルを認めてくれているので、オープンにしても接し方が変わることはなかったです」 2022.03.10 20:30 Thu
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田中達也の娘・聖愛が駒場で先制点演出も、浦和レディースが逆転で新潟レディースを下し今季初勝利《WEリーグ杯》

20日、2022-23 WEリーグカップ第2節の3試合が各地で行われた。 浦和駒場スタジアムでは三菱重工浦和レッズレディースとアルビレックス新潟レディースが対戦。互いの男子チームでプレーをした元日本代表FW田中達也氏の娘、2トップの一角で先発起用された16歳・新潟の田中聖愛に注目が集まった。 見せ場はいきなりやってきた。7分、上尾野辺めぐみからのパスを自陣中央右で受けた田中は相手を1枚剥がすと、そのままスピードに乗って独走。ボックス手前右まで運んでのラストパスは若干遠藤優に引っ掛かったが、中央でフリーの山谷瑠香が蹴り込み、新潟に先制点をもたらした。 対する浦和はボールポゼッションで勝り、中央を崩しての清家貴子の右足から安藤梢がお手本のようなファー詰めを決めて11分に振り出しに戻すと、20分には清家のファーへのクロスに今度は菅澤優衣香が頭で合わせて逆転に成功した。 自力に勝る浦和は後半も主導権を握ると、67分に菅澤がボックス内で塩越柚歩のパスのこぼれ球を収め、DFをかわして右足で流し込む。新潟は二種登録の選手、18歳の白沢百合恵や17歳の長崎咲弥をピッチに送り込むも、82分に浦和は猶本光にもゴールが生まれて勝負あり。昨年の皇后杯女王が地力を見せ付け、4-1と逆転勝ちを収めている。 長野Uスタジアムで行われたAC長野パルセイロ・レディースと大宮アルディージャVENTUSの前半は、大宮VENTUSがゴールに近づいた。CKのこぼれ球から仲田歩夢がミドルを放ち、GKが弾いたボールを大熊良奈が蹴り込むが、オフサイド。井上綾香のシュートは枠の左角に嫌われるなど、決定機を創出した。 対照的に後半は長野のゲームとなった。キックオフ直後から各選手が積極的に足を振っていき、稲村雪乃のシュートはクロスバー。怒涛の攻撃が実ったのは81分、伊藤めぐみのパスから瀧澤莉央がボックス左で左足を振ると、相手に当たってゴール前へこぼれると、伊藤が押し込んでネットを揺らした。これが決勝点となり、長野が田代久美子新監督に初勝利をプレゼントしている。 アメリカ遠征からの帰国後、国内での今季初戦を迎える日テレ・東京ヴェルディベレーザは、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースの敵地へ乗り込んだ。 フィード1本で千葉玲海菜に背後を取られた場面では岩清水梓が懸命のカバーを見せ、飲水タイム明け後には左サイドの崩しから植木理子にチャンスが到来したが、GK清水栞に阻まれた。 前半は互いにゴール前でのシーンを作ったが、後半は疲労からかベレーザが押し込まれる時間が続き、前線でもボールを収め切れない。ベンチ入りメンバーも5人という台所事情や、宮川麻都が戻りのスプリント時に足を痛めるなどのアクシデントもあった中で、ゼロに抑えてゴールレスドロー。苦しみながらも勝ち点「1」を拾っている。 ◆WEリーグカップ グループステージ 第2節 ▽8月27日 グループA <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">三菱重工浦和レッズレディース 4</span>-1 アルビレックス新潟レディース <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">AC長野パルセイロ・レディース 1</span>-0 大宮アルディージャVENTUS グループB ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 0-0 日テレ・東京ヴェルディベレーザ ▽8月28日 グループB ノジマステラ神奈川相模原 vs INAC神戸レオネッサ 2022.08.27 20:07 Sat
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長野Lが今季初勝利!EL埼玉は3勝目で昨季超え、新潟GK平尾は今季初の退場者に…《WEリーグ》

10日、2022-23 Yogibo WEリーグ第6節の4試合が各地で行われた。 AC長野パルセイロ・レディースはノジマステラ神奈川相模原とホームで対戦し、今季初勝利を挙げた。前半はやや押され気味の展開となったが、43分に先制に成功。瀧澤莉央のミドルシュートがクロスバーに当たった跳ね返りを、伊藤めぐみが押し込んだ。 後半にもゴール前に顔を出した伊藤めぐみのシュートがクロスバーをたたくなどチャンスを作った長野。終盤には交代カードも駆使してゲームをコントロールし、逃げ切って今季初白星を手にした。 大宮アルディージャVENTUSはアルビレックス新潟レディースとの敵地戦で勝利。33分、中盤で道上彩花へのくさびのパスをカットして縦へ付けると、井上綾香が髙橋美夕紀とのワンツーでボックスへ侵入し、右足で決めた。 追い掛けたい新潟だったが、GK平尾知佳が裏へ抜けた大宮・大熊良奈をボックス外で倒してしまい、レッドカードに。リーグ戦今季初の退場者を出すと、反撃も及ばず。新潟は初勝利がまたもお預けとなり、大宮は2試合ぶり3勝目を手にしている。 代表ウイーク明け後は[3-5-2]を採用しているちふれASエルフェン埼玉は、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場でサンフレッチェ広島レジーナと対戦。8分に岸みのりのフィードから祐村ひかるが裏へ抜け出し、DF2人をかわして冷静に右隅へ流し込んだ。 直後に谷口木乃実にネットを揺らされるも、オフサイドで命拾いしたEL埼玉。後半はボールを握られながらも辛抱強く戦い抜き、こちらも2試合ぶりとなる3勝目。昨季は2勝にとどまったEL埼玉だが、早くも勝利数を更新した。 ユアテックスタジアム仙台で行われたマイナビ仙台レディースとジェフユナイテッド市原・千葉レディースの一戦は、互いにゴールを奪えずドローでタイムアップ。勝ち点1を分け合っている。 ◆第6節 ▽12月10日 アルビレックス新潟レディース 0-<span style="color:#cc0000;font-weight:700;">1 大宮アルディージャVENTUS</span> マイナビ仙台レディース 0-0 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">ちふれASエルフェン埼玉 1</span>-0 サンフレッチェ広島レジーナ <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">AC長野パルセイロ・レディース 1</span>-0 ノジマステラ神奈川相模原 ▽12月11日 三菱重工浦和レッズレディース vs INAC神戸レオネッサ ▽WE ACTION DAY(今節試合なし) 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 2022.12.10 16:30 Sat
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千葉LのGK米澤萌香は随所で好セーブも、浦和戦の黒星糧に「もっと総合的に高めなくては」

皇后杯の一戦を終えたジェフユナイテッド市原・千葉レディースのGK米澤萌香が試合後の取材に応じ、手応えと課題を口にした。 千葉Lは14日、栃木県のカンセキスタジアムとちぎで行われた第45回皇后杯準々決勝で、三菱重工浦和レッズレディースと対戦。0-2で敗れた。 総じて浦和にゲームを支配される展開となったが、米澤は随所で好セーブを披露。7分の猶本光のミドル、27分の水谷有希の一振りを好反応で防ぎ、81分にも裏へ抜け出した島田芽依のシュートをストップし、クロスへの対応でも好判断を見せた。 「自分は身長が低い分(162cm)、そこはハンデかなとは思いますが、セーブできたところは自分の自信にもつながると思います」 昨季は公式戦1試合の出場にとどまったが、今季は初出場となったWEリーグカップグループステージ第5節のサンフレッチェ広島レジーナ戦で印象的な活躍を披露。リーグ戦でも第3節から第5節にかけてスタメンを勝ち取り、正守護神の清水栞とポジションを争うにまで至った。しばし先発を外れたものの、この日は公式戦4試合ぶりに先発の座を掴んだ。 「気合いは入っていましたが、冷静さも大事だなとは思っていたので、気負いせず、自分の今出せる最大限の力を出せたらという感じで挑みました」 「いろいろな気持ちがあった中で、自分の良さを出せた部分もありましたが、出し切れないところもありました。前半は長い時間耐えていた中で失点してしまい、相手に流れをつかませてしまった。後半も早い段階で失点してしまったので、そこは反省しないといけない」 守備力は際立った一方、浦和戦のビルドアップはチーム全体を含めて手詰まりすることも。「後ろからつなぐべきか、ロング(ボール)で相手コートに運ぶべきか、判断が少し遅かったところがある」と、個人としてチームとしても、迷いの生じた部分があったと課題を口にする。 「レベルが高い相手と試合をして、自分の弱みなどが大きく出たのかなと思う試合でした。(リーグ戦再開まで)間は空きますが、その中でシュートストップももっとこなさなければいけないと思いますし、ビルドアップへの参加とフィードの質も、もっと総合的に高めなくてはと思います」 WEリーグは現在ウインターブレイク中のため、千葉Lの次戦は3月頭となる予定。さらなる成長を誓う米澤にも注目が集まる。 2024.01.15 10:40 Mon

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