サラーOG誘発のエジプトがセネガルに先勝! 本大会行き懸けた初戦はいずれも拮抗《カタールW杯アフリカ予選》
2022.03.26 06:36 Sat
カタール・ワールドカップ(W杯)アフリカ予選最終ラウンドの1stレグが25日に行われた。
グループステージを勝ち抜いた10カ国が、5つの対戦カードに分かれ、ホーム&アウェイで争う運命の最終ラウンド。
奇しくも先日のアフリカ・ネーションズカップ決勝と同じ対戦カードとなったエジプト代表vsセネガル代表は、ホームのエジプトが1-0で先勝した。
エジプトがサラー、エルネニー、トレゼゲ、セネガルがマネ、クリバリ、GKメンディと主力を起用した中、試合は早い時間帯に動く。開始4分、モスタファ・モハメドのヘディングパスに抜け出したサラーがボックス内でシュートを放つと、GKメンディが触ってクロスバーを叩いたボールがDFシスに当たってゴールネットに吸い込まれた。
不運なオウンゴールに加え、10分過ぎにはDFアブドゥ・ディアロが負傷交代する苦境に立たされたセネガルだが、時間の経過と共に相手を押し込んでいく。ただ、中央のスペースを徹底的に消す相手に対して、マネやイスマイラ・サールの両翼がなかなか良い形で仕掛けられず、攻撃が停滞。その中でセットプレーやロングカウンターでチャンスを窺うが、決定機まであと一歩という状況のまま前半を終えた。
後半半ばから終盤にかけても試合展開に大きな変化はなし。リスクを冒して前に出るセネガルだが、アタッキングサードでのアイデア、精度を欠きエジプトの堅守をこじ開けられない。
その後、試合終盤にかけては前がかるアウェイチームに対して、エジプトのカウンターが嵌り始めるが、途中出場のマーモウシュのシュートやサラーのポストワークを起点とした攻めは不発に終わった。
結局、試合はこのままタイムアップを迎え、ネーションズカップのリベンジを果たしたエジプトがホームで先勝した。
同じくW杯本大会の常連であるガーナ代表とナイジェリア代表の一戦は、0-0のドローに終わった。
ガーナがトーマス、アマルティ、代表デビューのアフェナ=ギャン、ナイジェリアがオシムヘン、イヘアナチョ、チュクウェゼらを起用して臨んだ試合。ホームのガーナがボールを握って押し込み、ナイジェリアがオシムヘンを起点にカウンターで応戦する状況が続く。
前半はガーナペースで進むも、ナイジェリアの集中した守備を前に決定機に持ち込むまでには至らず。0-0で折り返した試合は後半序盤にナイジェリアにビッグチャンス。55分、ボックス左に抜け出したサイモンがGKと一対一を迎えるが、ここは相手GKにうまくコースを消されて先制点を奪うことはできなかった。
その後、試合は完全に膠着状態に陥る。徐々に劣勢のナイジェリアは代表デビューのルックマンを投入するなど、0-0を意識しながらもカウンターの脅威をチラつかせる。
結局、試合はこのまま0-0でタイムアップを迎え、敵地でドローに持ち込んだナイジェリアがややアドバンテージを得て4日後のリターンレグに臨むことになった。
カメルーン代表とアルジェリア代表の強豪対決は、アウェイのアルジェリアが1-0で先勝した。試合を通して一進一退の攻防を見せたが、アルジェリアは前半終盤の40分にベライリのFKをスリマニがゴール前で競り勝って強烈なヘディングシュート。GKオナナの手を弾いたボールがゴールネットを揺らす。以降はカメルーンが攻勢を仕掛けたが、アウェイチームの堅守を前になかなか決定機まで持ち込めぬまま試合はタイムアップを迎えた。
元日本代表監督のハリルホジッチ監督が率いるモロッコ代表は、アウェイで戦ったDRコンゴ代表戦を1-1のドローで終えた。前半に先制を許したモロッコは、後半立ち上がりに得たPKを失敗。それでも、後半半ば過ぎの76分にティソウダリが挙げたゴールによってドローに持ち込んでいる。
なお、ホームとアウェイを入れ替えて行われる2ndレグは29日に開催される。
◆アフリカ予選最終ラウンド 1stレグ結果
▽3/25(金)
DRコンゴ代表 1-1 モロッコ代表
カメルーン代表 0-1 アルジェリア代表
マリ代表 0-1 チュニジア代表
エジプト代表 1-0 セネガル代表
ガーナ代表 0-0 ナイジェリア代表
グループステージを勝ち抜いた10カ国が、5つの対戦カードに分かれ、ホーム&アウェイで争う運命の最終ラウンド。
奇しくも先日のアフリカ・ネーションズカップ決勝と同じ対戦カードとなったエジプト代表vsセネガル代表は、ホームのエジプトが1-0で先勝した。
不運なオウンゴールに加え、10分過ぎにはDFアブドゥ・ディアロが負傷交代する苦境に立たされたセネガルだが、時間の経過と共に相手を押し込んでいく。ただ、中央のスペースを徹底的に消す相手に対して、マネやイスマイラ・サールの両翼がなかなか良い形で仕掛けられず、攻撃が停滞。その中でセットプレーやロングカウンターでチャンスを窺うが、決定機まであと一歩という状況のまま前半を終えた。
後半は前半以上に相手を押し込むセネガルは、立ち上がりの49分にマネにビッグチャンス。ブナ・サールの右CKをマネがダイビングヘッドで合わすが、これはGKの好守に遭う。
後半半ばから終盤にかけても試合展開に大きな変化はなし。リスクを冒して前に出るセネガルだが、アタッキングサードでのアイデア、精度を欠きエジプトの堅守をこじ開けられない。
その後、試合終盤にかけては前がかるアウェイチームに対して、エジプトのカウンターが嵌り始めるが、途中出場のマーモウシュのシュートやサラーのポストワークを起点とした攻めは不発に終わった。
結局、試合はこのままタイムアップを迎え、ネーションズカップのリベンジを果たしたエジプトがホームで先勝した。
同じくW杯本大会の常連であるガーナ代表とナイジェリア代表の一戦は、0-0のドローに終わった。
ガーナがトーマス、アマルティ、代表デビューのアフェナ=ギャン、ナイジェリアがオシムヘン、イヘアナチョ、チュクウェゼらを起用して臨んだ試合。ホームのガーナがボールを握って押し込み、ナイジェリアがオシムヘンを起点にカウンターで応戦する状況が続く。
前半はガーナペースで進むも、ナイジェリアの集中した守備を前に決定機に持ち込むまでには至らず。0-0で折り返した試合は後半序盤にナイジェリアにビッグチャンス。55分、ボックス左に抜け出したサイモンがGKと一対一を迎えるが、ここは相手GKにうまくコースを消されて先制点を奪うことはできなかった。
その後、試合は完全に膠着状態に陥る。徐々に劣勢のナイジェリアは代表デビューのルックマンを投入するなど、0-0を意識しながらもカウンターの脅威をチラつかせる。
結局、試合はこのまま0-0でタイムアップを迎え、敵地でドローに持ち込んだナイジェリアがややアドバンテージを得て4日後のリターンレグに臨むことになった。
カメルーン代表とアルジェリア代表の強豪対決は、アウェイのアルジェリアが1-0で先勝した。試合を通して一進一退の攻防を見せたが、アルジェリアは前半終盤の40分にベライリのFKをスリマニがゴール前で競り勝って強烈なヘディングシュート。GKオナナの手を弾いたボールがゴールネットを揺らす。以降はカメルーンが攻勢を仕掛けたが、アウェイチームの堅守を前になかなか決定機まで持ち込めぬまま試合はタイムアップを迎えた。
元日本代表監督のハリルホジッチ監督が率いるモロッコ代表は、アウェイで戦ったDRコンゴ代表戦を1-1のドローで終えた。前半に先制を許したモロッコは、後半立ち上がりに得たPKを失敗。それでも、後半半ば過ぎの76分にティソウダリが挙げたゴールによってドローに持ち込んでいる。
なお、ホームとアウェイを入れ替えて行われる2ndレグは29日に開催される。
◆アフリカ予選最終ラウンド 1stレグ結果
▽3/25(金)
DRコンゴ代表 1-1 モロッコ代表
カメルーン代表 0-1 アルジェリア代表
マリ代表 0-1 チュニジア代表
エジプト代表 1-0 セネガル代表
ガーナ代表 0-0 ナイジェリア代表
U-24エジプト代表の関連記事
ワールドカップの関連記事
|
U-24エジプト代表の人気記事ランキング
1
サラーやエルネニーが選出! エジプト代表が27名の候補メンバー発表《アフリカ・ネイションズカップ》
▽エジプトサッカー協会(EFA)は30日、来年1月に行われるアフリカ・ネイションズカップ2017に臨むエジプト代表候補メンバー27名を発表した。 ▽大会史上最多7度の優勝を誇るエジプトは、2010年大会以来4大会ぶりの優勝を目指してエースのFWモハメド・サラー(ローマ)、MFモハメド・エルネニー(アーセナル)、アーメド・エル・モハマディ(ハル・シティ)など、国外組の主力を招集した。また、国内屈指の強豪アル・アハリと、ザマレクから最多の6名ずつが選出されている。 ▽なお、エジプトは、グループDでガーナ代表、マリ代表、ウガンダ代表と対戦する。今回発表されたエジプト代表候補メンバー27名は以下のとおり。 <span style="font-weight:700;">◆エジプト代表候補メンバー27名</span> <span style="font-weight:700;">GK</span> <span style="font-weight:700;">エサム・エル・ハダリ</span>(ワーディー・デグラ) <span style="font-weight:700;">アーメド・エル・シェンウェイ</span>(ザマレク) <span style="font-weight:700;">シェリフ・エクラミ</span>(アル・アハリ) <span style="font-weight:700;">モハメド・アワド</span>(アル・イスマイリ) <span style="font-weight:700;">DF</span> <span style="font-weight:700;">アーメド・エル・モハマディ</span>(ハル・シティ/イングランド) <span style="font-weight:700;">モハメド・アブデル=シャフィー</span>(アル・アハリ・ジッダ/サウジアラビア) <span style="font-weight:700;">アーメド・ファティ</span>(アル・アハリ) <span style="font-weight:700;">カリム・ハフェズ</span>(ニース/フランス) <span style="font-weight:700;">ハマダ・トルバ</span>(アル・マスリ) <span style="font-weight:700;">アーメド・ヘガジ</span>(アル・アハリ) <span style="font-weight:700;">サード・サミル</span>(アル・アハリ) <span style="font-weight:700;">アーメド・ドゥエイダル</span>(ザマレク) <span style="font-weight:700;">アリ・ガブル</span>(ザマレク) <span style="font-weight:700;">オマル・ガベル</span>(バーゼル/スイス) <span style="font-weight:700;">MF</span> <span style="font-weight:700;">アブダラー・エル=サイード</span>(アル・アハリ) <span style="font-weight:700;">アムル・ワルダ</span>(パネトリコス/ギリシャ) <span style="font-weight:700;">モハメド・エルネニー</span>(アーセナル/イングランド) <span style="font-weight:700;">タレク・ハメド</span>(ザマレク) <span style="font-weight:700;">イブラヒム・サラー</span>(ザマレク) <span style="font-weight:700;">マフムード・ハッサン</span>(トレゼゲ) <span style="font-weight:700;">モハメド・イブラヒム</span>(ザマレク) <span style="font-weight:700;">ラマダン・ソビヒ</span>(ストーク・シティ/イングランド) <span style="font-weight:700;">FW</span> <span style="font-weight:700;">アーメド・ゴッマ</span>(アル・マスリ) <span style="font-weight:700;">“カフラバ”マフムード・アブデル=モネイム</span>(アル・イテハド) <span style="font-weight:700;">モハメド・サラー</span>(ローマ/イタリア) <span style="font-weight:700;">“コカ”アーメド・ハッサン</span>(ブラガ/ポルトガル) <span style="font-weight:700;">マルワン・モフセン</span>(アル・アハリ) 2016.12.30 22:01 Fri2
ファラオ誕生? エジプト大統領選で「モハメド・サラー」への投票が続出!
▽リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーが、母国民の希望の星となっているようだ。スペイン『マルカ』が報じた。 ▽エジプトでは、3月26日から28日までの3日間に渡り大統領選挙投票が行われた。正式な開票結果は4月2日に公開されるが、なんとその選挙で約100万人の有権者のうち数千人がサラーの名前を記入した模様だ。 ▽もちろん、サラーは立候補していないため、どれだけの票を集めても全て無効票となり当選することはない。伝えられるところでは、国内の政治に幻滅している有権者がサラーに投票することで意思を表明したために、このような事態となったようだ。 ▽今シーズンここまで公式戦42試合37ゴールと大爆発しているサラー。“ファラオ”誕生とはならないだろうが、リバプール内での“キング”誕生には近づいている。 2018.04.01 19:20 Sun3
サラーvsマネ…W杯に出られるのはどちらか、W杯アフリカ最終予選のカードが決定《カタールW杯アフリカ予選》
国際サッカー連盟(FIFA)は22日、カタール・ワールドカップ(W杯)アフリカ予選の組み合わせを発表した。 出場5枠が与えられているアフリカ予選。グループステージを勝ち抜いた10カ国が直接対決し、出場5チームを決める戦いが3月に予定されている。 FIFAがアフリカ最終予選の組み合わせを発表。その結果、リバプールファンにとっては心苦しいカードが誕生してしまった。 今回決定した組み合わせの1つがエジプト代表vsセネガル代表。リバプールの攻撃を支える、モハメド・サラーとサディオ・マネが直接対決となり、どちらかはW杯に出場することが可能となるが、もう一方はW杯で見ることができない。 その他、カメルーン代表vsアルジェリア代表、ナイジェリア代表vsガーナ代表、DRコンゴ代表vsモロッコ代表、マリ代表vsチュニジア代表となった。 カメルーンvsアルジェリア、ナイジェリアvsガーナも実力国同士の対戦となる一方で、マリは勝利すれば初出場に、DRコンゴもザイール代表時代の1974年大会には出場したが、DRコンゴになってからは初のW杯出場を目指すこととなる。 なお、予選は3月24日に1stレグ、5日後に2ndレグが実施される。 <span class="paragraph-title">【動画】リバプールファンは悩ましい!? サラーvsマネ、互いの代表でのプレー集</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr"> Sadio Mane Mohamed Salah<br><br>of Africa's elite superstars will go head-to-head for <a href="https://twitter.com/hashtag/FIFAWorldCup?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#FIFAWorldCup</a> spot! <a href="https://twitter.com/hashtag/WorldCup?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#WorldCup</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/WCQ?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#WCQ</a> | <a href="https://twitter.com/MoSalah?ref_src=twsrc%5Etfw">@MoSalah</a> | <a href="https://twitter.com/EFA?ref_src=twsrc%5Etfw">@EFA</a> | <a href="https://twitter.com/Fsfofficielle?ref_src=twsrc%5Etfw">@Fsfofficielle</a> | <a href="https://twitter.com/FIFAWorldCup?ref_src=twsrc%5Etfw">@FIFAWorldCup</a> <a href="https://t.co/Dbk8lrdhyZ">pic.twitter.com/Dbk8lrdhyZ</a></p>— #TotalEnergiesAFCON2021 (@CAF_Online) <a href="https://twitter.com/CAF_Online/status/1484952063725477894?ref_src=twsrc%5Etfw">January 22, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.01.23 21:22 Sun4
サラーへのレーザー照射にエジプトFA怒りの声明「エジプト代表は人種差別にさらされた」
セネガル代表戦でエジプト代表FWモハメド・サラーにレーザーが向けられた件について、エジプトサッカー協会(EFA)が声明を出した。 29日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アフリカ最終予選のセネガルvsエジプトの2ndレグ。ホームでの1stレグを1-0で勝利していたエジプトだが、今回は開始3分に失点する展開に。 2戦合計スコア1-1のイーブンとなった試合は延長戦でも決着がつかず、勝敗はPK戦に委ねられることになった。だが、このPK戦で問題が発生。エジプトの一人目のキッカーを務めたサラーに、セネガルサポーターから無数のレーザーが向けられた。 レーザーは試合中に頻繁に選手たちに向けられていたが、サラー一人に向けられたそれは相当な数で、動きが止まっていることもあり、顕著に目立つことになった。 結局、サラーのPKは失敗に終わり、エジプトは1-3で敗戦。先のアフリカ・ネーションズカップ決勝と同じ対戦カードとなった注目の一戦は、またもセネガルに軍配が上がり、2大会連続3回目のW杯出場を決めた。 ただ試合後、EFAはレーザー照射に加え、試合中に選手が人種差別や脅迫を受けたと主張。また、ウォーミングアップ中にボトルや石を投げ込まれたとして、怒りの声明を発表した。 「エジプト代表チームは、スタンドから攻撃的な行為を受け、人種差別にさらされました。とりわけ、モハメド・サラーへのそれは顕著でした」 「観客はまた、ウォームアップ中にボトルや石を投げつけて選手を威嚇し、チームバスも窓ガラスを割られるなどの暴行を受け、数名の選手がケガをしました。提出した訴状には証拠として写真と動画が添付されています」<span class="paragraph-title">【動画】一体何個あるのか…サラーの顔面に向けられた無数のレーザーポインター</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="kh-Yg0p_ZuI";var video_start = 220;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2022.03.30 13:46 Wed5