スパーズがユナイテッドに続きボロに金星献上…主力起用も延長戦で力尽き今季無冠決定的に《FAカップ》
2022.03.02 07:32 Wed
トッテナムは1日、敵地で行われたFAカップ5回戦でミドルズブラと対戦し、延長戦の末に0-1で敗戦した。
4回戦で同じプレミアリーグ勢のブライトンを下したトッテナムは、今回の5回戦で、マンチェスター・ユナイテッドを破ったチャンピオンシップ(イングランド2部)のミドルズブラと対戦した。
直近のリーズ戦を4-0の快勝で飾ったコンテ率いるチームは、チャンピオンシップ8位のチームとの対戦に向け、リーズ戦と全く同じスタメンを採用。リーグ次節のエバートン戦が7日と間が空くため、戦術の落とし込みを優先する格好となった。
立ち上がりからボールを握るトッテナムは、ケインとソン・フンミンが中盤に落ちてボールを引き出しながら、リーズ戦で活躍したドハーティとセセニョンの両ウイングバックの攻め上がりを起点にチャンスを窺う。
だが、なかなか攻撃にスイッチが入らず、中盤でのボールロストが目立つアウェイチームは、決定機はおろかシュートまで持ち込むことができない。27分にはケインのラストパスに抜け出したクルゼフスキにボックス内でシュートチャンスが訪れるが、ここは相手DFの好守に阻まれる。
このシュートによってようやくリズムを掴み始めたアウェイチームは、良い形の崩しからドハーティ、セセニョンと両ウイングバックに続けてシュートチャンスが訪れたが、決め切るまでには至らず。躍動感を欠いた前半をゴールレスで終えることになった。
0-1で敗れたバーンリー戦のような停滞感が目立つ前半となったものの、コンテ監督は選手交代を行わずに後半に入った。ハーフタイムの修正で流れを引き寄せたいところだったが、立ち上がりの55分には左CKでドフリーにしたクルックスのヘディングシュートであわや失点という場面を招いた。
肝を冷やしたアウェイチームは直後の58分、ボックス手前の好位置で得たFKの場面でキッカーのダイアーが枠の右隅を捉えた最初の枠内シュートを放ったが、これは相手GKのファインセーブに遭う。さらに、このプレーで得た右CKの場面ではベン・デイビスがニアで競り勝ったボールを、ゴール前に詰めたケインが右足で蹴り込んでゴールネットを揺らすが、これはオフサイドの判定で先制点は認められず。
その後、試合は球際でバチバチやり合う展開によって両チームの選手たちがエキサイトする場面が目につく一方、膠着状態が続く。
これを受け、コンテ監督は81分にセセニョンとドハーティの両ウイングバックを下げてエメルソン、ベルフワインを同時投入。この交代で[4-2-3-1]に並びを変更する。すると、この交代直後にはケインとのパス交換でベルフワインがボックス内に抜け出していきなりゴールに迫るが、相手DFの決死のブロックに阻まれてファーストプレーでのゴールとはならず。
後半最終盤にかけては消耗戦色濃く中盤の間延びによってオープンな展開に。互いに試合を決める決定機が訪れるも、93分に訪れたクルゼフスキの右クロスからのビッグチャンスではソン・フンミンのヘディングシュートのコースが甘くなり、相手GKがファインセーブ。試合の決着は延長戦に委ねられることに。
延長戦に入ってようやく相手を押し込むことに成功したトッテナムは、クルゼフスキ、ソン・フンミンと続けて決定機が訪れるが、これを決め切ることができない。すると、以降は攻撃から守備への切り替えの遅れが目立ち始め相手のカウンターから幾度となくピンチを招く苦しい展開を強いられた。延長前半のラストプレーではボックス右に抜け出したクルゼフスキのグラウンダークロスに飛び込んだソン・フンミンがバックヒールでゴールを狙うが、これはGKラムリーの好守に阻まれた。
すると、延長後半の立ち上がりとなった107分には痛恨の失点を喫する。ボックス手前右でボールを持ったクルックスからの斜めのラストパスに反応したコバーンに強烈な右足のシュートをゴール左隅へ突き刺された。
格下相手に敗退は許されないトッテナムはベン・デイビスを下げて17歳FWスカーレットを投入し、ここから決死の猛攻に打って出る。120分には右CKの場面でダイアーのヘッドが相手DFにディフレクトしてゴールへ向かうが、これはGKラムリーのビッグセーブに阻まれた。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、ユナイテッドに続きミドルズブラにジャイアントキリングを許したトッテナムは、今シーズンの無冠が決定的となる痛恨のFAカップ5回戦敗退となった。
4回戦で同じプレミアリーグ勢のブライトンを下したトッテナムは、今回の5回戦で、マンチェスター・ユナイテッドを破ったチャンピオンシップ(イングランド2部)のミドルズブラと対戦した。
直近のリーズ戦を4-0の快勝で飾ったコンテ率いるチームは、チャンピオンシップ8位のチームとの対戦に向け、リーズ戦と全く同じスタメンを採用。リーグ次節のエバートン戦が7日と間が空くため、戦術の落とし込みを優先する格好となった。
だが、なかなか攻撃にスイッチが入らず、中盤でのボールロストが目立つアウェイチームは、決定機はおろかシュートまで持ち込むことができない。27分にはケインのラストパスに抜け出したクルゼフスキにボックス内でシュートチャンスが訪れるが、ここは相手DFの好守に阻まれる。
前半半ばから終盤にかけてもリズムを掴めないトッテナムだが、39分に放ったファーストシュートが大きな決定機に。自陣での鮮やかな繋ぎからクルゼフスキのスルーパスに右サイドのドハーティが完璧に抜け出し、エリア外に大きく飛び出したGKを冷静にかわす。だが、果敢に狙ったロングシュートは枠を外れた。
このシュートによってようやくリズムを掴み始めたアウェイチームは、良い形の崩しからドハーティ、セセニョンと両ウイングバックに続けてシュートチャンスが訪れたが、決め切るまでには至らず。躍動感を欠いた前半をゴールレスで終えることになった。
0-1で敗れたバーンリー戦のような停滞感が目立つ前半となったものの、コンテ監督は選手交代を行わずに後半に入った。ハーフタイムの修正で流れを引き寄せたいところだったが、立ち上がりの55分には左CKでドフリーにしたクルックスのヘディングシュートであわや失点という場面を招いた。
肝を冷やしたアウェイチームは直後の58分、ボックス手前の好位置で得たFKの場面でキッカーのダイアーが枠の右隅を捉えた最初の枠内シュートを放ったが、これは相手GKのファインセーブに遭う。さらに、このプレーで得た右CKの場面ではベン・デイビスがニアで競り勝ったボールを、ゴール前に詰めたケインが右足で蹴り込んでゴールネットを揺らすが、これはオフサイドの判定で先制点は認められず。
その後、試合は球際でバチバチやり合う展開によって両チームの選手たちがエキサイトする場面が目につく一方、膠着状態が続く。
これを受け、コンテ監督は81分にセセニョンとドハーティの両ウイングバックを下げてエメルソン、ベルフワインを同時投入。この交代で[4-2-3-1]に並びを変更する。すると、この交代直後にはケインとのパス交換でベルフワインがボックス内に抜け出していきなりゴールに迫るが、相手DFの決死のブロックに阻まれてファーストプレーでのゴールとはならず。
後半最終盤にかけては消耗戦色濃く中盤の間延びによってオープンな展開に。互いに試合を決める決定機が訪れるも、93分に訪れたクルゼフスキの右クロスからのビッグチャンスではソン・フンミンのヘディングシュートのコースが甘くなり、相手GKがファインセーブ。試合の決着は延長戦に委ねられることに。
延長戦に入ってようやく相手を押し込むことに成功したトッテナムは、クルゼフスキ、ソン・フンミンと続けて決定機が訪れるが、これを決め切ることができない。すると、以降は攻撃から守備への切り替えの遅れが目立ち始め相手のカウンターから幾度となくピンチを招く苦しい展開を強いられた。延長前半のラストプレーではボックス右に抜け出したクルゼフスキのグラウンダークロスに飛び込んだソン・フンミンがバックヒールでゴールを狙うが、これはGKラムリーの好守に阻まれた。
すると、延長後半の立ち上がりとなった107分には痛恨の失点を喫する。ボックス手前右でボールを持ったクルックスからの斜めのラストパスに反応したコバーンに強烈な右足のシュートをゴール左隅へ突き刺された。
格下相手に敗退は許されないトッテナムはベン・デイビスを下げて17歳FWスカーレットを投入し、ここから決死の猛攻に打って出る。120分には右CKの場面でダイアーのヘッドが相手DFにディフレクトしてゴールへ向かうが、これはGKラムリーのビッグセーブに阻まれた。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、ユナイテッドに続きミドルズブラにジャイアントキリングを許したトッテナムは、今シーズンの無冠が決定的となる痛恨のFAカップ5回戦敗退となった。
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