シティが2部首位フルアムにPL首位の貫録勝ち! ランパード初陣のエバートンが4発快勝発進《FAカップ》
2022.02.06 02:11 Sun
FAカップ4回戦、マンチェスター・シティvsフルアムが5日にエティハド・スタジアムで行われ、4-1で勝利したシティがベスト16進出を決めた。
プレミアリーグで首位を快走するシティは前節、サウサンプトン相手に1-1のドローに終わり、リーグ戦の連勝が「12」でストップ。連勝ストップからの仕切り直しを図る今回の一戦では、チャンピオンシップ(イングランド2部)で首位を快走するフルアムと対戦した。
グアルディオラ監督はサウサンプトン戦から先発6人を変更。GKにステッフェン、アケやフェルナンジーニョ、ストーンズらを起用。3トップは右からマフレズ、フォーデン、グリーリッシュとなった。
注目のプレミア、チャンピオンシップ首位チーム同士の一戦は、立ち上がりから激しい打ち合いの様相を見せる。まずは4分、味方のダイレクトパスに反応した右サイドのハリー・ウィルソンが深い位置まで運んで丁寧に折り返すと、ゴール前にフリーで走り込んだリバプール関心の逸材MFファビオ・カルヴァーリョが左足ワンタッチで流し込み、2部首位チームが先手を奪った。
しかし、シティは直後の6分にフォーデンの左サイドでの鋭い仕掛けを起点とした波状攻撃からボックス右でマフレズが折り返したボールをゴール前のギュンドアンが右足インサイドでうまくコースを変えてゴール左隅へ流し込む。
これで試合の流れは完全にシティへ傾くかに思われたが、フルアムも強度の高い守備で相手に自由にボールを回させず、要所でカウンターから相手ボックス付近まで迫るなど、2部首位チームの力を見せる。
そのため、シティはゲーム全体をコントロールしながらも2点目を奪って以降はなかなか決定機まで持ち込めず、最少得点差で試合を折り返すことになった。
それでも、ハーフタイムの修正によって入りから押し込む形を作ったホームチームは後半立ち上がりに一気にフルアムを突き放す。まずは53分、グリーリッシュがボックス中央での鮮やかなドリブル突破でDFブライアンのファウルを誘ってPKを獲得。これをキッカーのマフレズが冷静に決める。
さらに、58分には中盤での激しいプレッシャーから相手のバックパスのミスを誘うと、これをかっさらったデ・ブライネが左サイドをドリブルで持ち上がり、逆サイドを並走するマフレズへラストパスを供給。マフレズのシュートはややミートし切れなかったが、DFリームに当たってコースが変わりゴールネットを揺らした。
この連続ゴールによって3点差を付けたシティはここからゲームコントロール優先の戦い方にシフト。また、殊勲のデブライネとカンセロに代えてスターリング、ジンチェンコを投入し、今後の試合を睨んだ交代策を行っていく。
さらに、敗戦を悟ったか、相手のフルアムが後半半ばを過ぎてミトロビッチら主力を下げたことを受け、78分にはマカティー、デラップの若手をピッチに送り出し、完全に試合を締めにかかる。
その後もフルアムに決定機を許すことなく危なげなく試合をクローズしたシティが、プレミアリーグ首位の貫録を見せつける4-1の快勝でベスト16進出を決めた。
また、同日行われたエバートンvsブレントフォードは、4-1で勝利したエバートンがベスト16進出を決めた。
ベニテス前監督を解任し、ランパード監督を新指揮官に招へいした新生トフィーズの初陣。元チェルシーMFはこの試合で[3-4-2-1]の布陣を採用。出場資格がないファン・デ・ベーク、デレ・アリが欠場となった中、前線はグレイ、リシャルリソン、ゴードンが起用された。
前半序盤にゴッドフリーが負傷交代するアクシデントに見舞われたエバートンだが、ランパード監督が現役時代通りの勝負強さを発揮する。31分、左CKの場面でグレイの正確なクロスをゴッドフリーに代わって緊急投入されていたミナが頭で合わせて先制点をもたらした。
1点リードで試合を折り返したホームチームはエースが指揮官にゴールをプレゼント。立ち上がりの48分、アランからの浮き球パスに反応したリシャルリソンが飛び出したGKをあざ笑うかのようなループシュートを流し込み、幸先よく追加点を挙げる。
その後、54分にトニーにPKを決められて1点を返されるが、62分には右CKの場面で相手DFのゴール方向に向かうヘディングのクリアミスに反応したホルゲイトが頭でコースを変えて貴重な3点目を奪う。
以降は危なげなく試合をコントロールした中、試合終了間際の91分にはいずれも途中投入したトスン、イウォビのボックス内での連携から最後は同じく途中出場のタウンゼントが得意の左足でニア下を射抜き、勝利を決定づける4点目とした。
そして、ランパード新監督の初陣を4ゴールの大勝で飾った新生トフィーズが今後のリーグ戦に繋がる白星を手にした。
プレミアリーグで首位を快走するシティは前節、サウサンプトン相手に1-1のドローに終わり、リーグ戦の連勝が「12」でストップ。連勝ストップからの仕切り直しを図る今回の一戦では、チャンピオンシップ(イングランド2部)で首位を快走するフルアムと対戦した。
グアルディオラ監督はサウサンプトン戦から先発6人を変更。GKにステッフェン、アケやフェルナンジーニョ、ストーンズらを起用。3トップは右からマフレズ、フォーデン、グリーリッシュとなった。
しかし、シティは直後の6分にフォーデンの左サイドでの鋭い仕掛けを起点とした波状攻撃からボックス右でマフレズが折り返したボールをゴール前のギュンドアンが右足インサイドでうまくコースを変えてゴール左隅へ流し込む。
早々にスコアをタイに戻したシティはここから一気に攻勢を強めると、13分にはデ・ブライネの左CKをニアに入り込んだストーンズが頭で右隅へ流し込み、ホームチームが瞬く間に逆転まで持っていった。
これで試合の流れは完全にシティへ傾くかに思われたが、フルアムも強度の高い守備で相手に自由にボールを回させず、要所でカウンターから相手ボックス付近まで迫るなど、2部首位チームの力を見せる。
そのため、シティはゲーム全体をコントロールしながらも2点目を奪って以降はなかなか決定機まで持ち込めず、最少得点差で試合を折り返すことになった。
それでも、ハーフタイムの修正によって入りから押し込む形を作ったホームチームは後半立ち上がりに一気にフルアムを突き放す。まずは53分、グリーリッシュがボックス中央での鮮やかなドリブル突破でDFブライアンのファウルを誘ってPKを獲得。これをキッカーのマフレズが冷静に決める。
さらに、58分には中盤での激しいプレッシャーから相手のバックパスのミスを誘うと、これをかっさらったデ・ブライネが左サイドをドリブルで持ち上がり、逆サイドを並走するマフレズへラストパスを供給。マフレズのシュートはややミートし切れなかったが、DFリームに当たってコースが変わりゴールネットを揺らした。
この連続ゴールによって3点差を付けたシティはここからゲームコントロール優先の戦い方にシフト。また、殊勲のデブライネとカンセロに代えてスターリング、ジンチェンコを投入し、今後の試合を睨んだ交代策を行っていく。
さらに、敗戦を悟ったか、相手のフルアムが後半半ばを過ぎてミトロビッチら主力を下げたことを受け、78分にはマカティー、デラップの若手をピッチに送り出し、完全に試合を締めにかかる。
その後もフルアムに決定機を許すことなく危なげなく試合をクローズしたシティが、プレミアリーグ首位の貫録を見せつける4-1の快勝でベスト16進出を決めた。
また、同日行われたエバートンvsブレントフォードは、4-1で勝利したエバートンがベスト16進出を決めた。
ベニテス前監督を解任し、ランパード監督を新指揮官に招へいした新生トフィーズの初陣。元チェルシーMFはこの試合で[3-4-2-1]の布陣を採用。出場資格がないファン・デ・ベーク、デレ・アリが欠場となった中、前線はグレイ、リシャルリソン、ゴードンが起用された。
前半序盤にゴッドフリーが負傷交代するアクシデントに見舞われたエバートンだが、ランパード監督が現役時代通りの勝負強さを発揮する。31分、左CKの場面でグレイの正確なクロスをゴッドフリーに代わって緊急投入されていたミナが頭で合わせて先制点をもたらした。
1点リードで試合を折り返したホームチームはエースが指揮官にゴールをプレゼント。立ち上がりの48分、アランからの浮き球パスに反応したリシャルリソンが飛び出したGKをあざ笑うかのようなループシュートを流し込み、幸先よく追加点を挙げる。
その後、54分にトニーにPKを決められて1点を返されるが、62分には右CKの場面で相手DFのゴール方向に向かうヘディングのクリアミスに反応したホルゲイトが頭でコースを変えて貴重な3点目を奪う。
以降は危なげなく試合をコントロールした中、試合終了間際の91分にはいずれも途中投入したトスン、イウォビのボックス内での連携から最後は同じく途中出場のタウンゼントが得意の左足でニア下を射抜き、勝利を決定づける4点目とした。
そして、ランパード新監督の初陣を4ゴールの大勝で飾った新生トフィーズが今後のリーグ戦に繋がる白星を手にした。
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