【ラ・リーガ第22節プレビュー】久保が古巣ビジャレアル戦! 上位陣は格下と対戦

2022.01.21 19:00 Fri
Getty Images
コパ・デル・レイやスーペル・コパ開催の影響により変則開催となった第21節では、コパでのダービーで死闘を演じたセビージャの両雄に関して、ベティスが4-0の快勝を飾った一方、セビージャがバレンシア相手にドローと、明暗分かれる形となった。

インターナショナルマッチウィークの関係で1月最後の節となる第22節では、MF久保建英にとって古巣対戦となる16位のマジョルカ(勝ち点20)と、8位のビジャレアル(勝ち点29)の一戦に注目したい。

新型コロナウイルス感染者の影響もあり、直近のラ・リーガで3連敗中と苦境が続くマジョルカだが、直近のコパ・デル・レイ4回戦では久保の見事な直接FK弾を含むセットプレー2発でエスパニョールを破り、準々決勝進出を果たした。そのコパ勝利の勢いを生かしたい今回の一戦では、直近公式戦3試合未勝利も、中盤戦にかけて復調傾向にある難敵ビジャレアルと対戦する。この試合でもスタメン起用が見込まれる久保は、かつて苦難を味わったエスタディオ・デ・セラミカで躍動する姿を見せてほしいところだ。
スーペル・コパでバルセロナ、アスレティック・ビルバオを撃破してアンチェロッティ新体制で初タイトルを手にしたリーグ首位のレアル・マドリー(勝ち点49)は、トロフィーを引っ提げて初のホームゲームを戦う。その対戦相手は奇しくも直近のコパで対戦した15位のエルチェ(勝ち点22)。

守護神クルトワを始め、エースFWベンゼマらに完全休養を与えた上、一部主力を温存して臨んだ3日前の対戦では、0-0で延長戦まで持ち込まれた末、DFマルセロの退場にビハインドを背負う逆境に立たされるも、MFイスコ、FWアザールという伏兵2人のゴールで劇的逆転勝利に持ち込んだ。リーグ戦でのリターンマッチもタフな戦いが予想される中、休養明けのエースの爆発に期待だ。
スーペル・コパではその優勝チームとの接戦を落としたリーグ6位のバルセロナ(勝ち点32)は、トップ4圏内浮上に向けて降格圏の18位に沈むアラベス(勝ち点17)と対戦する。

スーペル・コパでは宿敵に屈辱の敗戦を喫し、コパ・デル・レイではアスレティック・ビルバオを相手に再び延長戦の末に2-3で敗れたチャビ率いるチーム。さらに、同試合では復帰したばかりのFWアンス・ファティ、MFペドリがいずれも負傷交代を強いられた点も気がかり。さらに、契約延長問題を抱えるFWデンベレとの関係が泥沼化するなど、チーム状況は決して良好とは言えない。そういった中、前回対戦でドローに終わった格下相手にきっちり勝ち切り、公式戦連敗の負の流れをストップできるか。

そのバルセロナと同様にスーペル・コパ準決勝で敗退となったリーグ4位のアトレティコ(勝ち点33)は、バウンスバックを図ったコパでもレアル・ソシエダに0-2と完敗し、公式戦3試合未勝利と苦しい状況が続く。公式戦4試合ぶりの白星を目指す今節は、直近の対戦でセビージャと引き分けた9位のバレンシア(勝ち点29)と対戦する。ソシエダ戦では攻撃の手詰まりに加え、守備の緩さを露呈する今季を象徴とする拙い試合運びを見せてしまっただけに、準備期間は短いが、闘将の下で攻守両面の立て直しが急務だ。

首位レアル・マドリーを追う2位のセビージャ(勝ち点45)と、3位のベティス(勝ち点37)は、それぞれ12位のセルタ(勝ち点26)と、11位のエスパニョール(勝ち点27)という中位の相手との対戦となる。

連勝がストップしたセビージャは守備のソリッドさは健在も、フィニッシュの精度に加え、ビルドアップの局面で苦戦が目立っており、今回のセルタ戦では攻撃面の修正が重要となる。

一方、コパのセビージャ戦での勝利を追い風に直近のアラベス戦も4-0の快勝を飾って勢いに乗るベティスは、プレー強度が高いエスパニョールに臆することなく球際できっちり戦いたい。

《ラ・リーガ第22節》
▽1/21(金)
《29:00》
エスパニョール vs ベティス

▽1/22(土)
《22:00》
レバンテ vs カディス
《24:15》
ビジャレアル vs マジョルカ
《26:30》
セビージャ vs セルタ
《29:00》
アトレティコ・マドリー vs バレンシア

▽1/23(日)
《22:00》
グラナダ vs オサスナ
《24:15》
レアル・マドリー vs エルチェ
《26:30》
ラージョ vs アスレティック・ビルバオ
レアル・ソシエダ vs ヘタフェ
《29:00》
アラベス vs バルセロナ

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【ラ・リーガ第34節プレビュー】重要連戦控えるバルサは最下位と! 久保建英はバスク・ダービー

先週ミッドウィークに行われた第33節では上位3チームが揃って勝利。また、最下位バジャドリーの1年でのセグンダ降格が決定した。 来週にリーグタイトルレースにおいて決定的なエル・クラシコを控えるなか、首位のバルセロナ(勝ち点76)、2位のレアル・マドリー(勝ち点72)の2強の戦いに大きな注目が集まる。 バルセロナは前節、マジョルカ相手に1-0の勝利。相手守護神の再三のパラドンに苦戦したものの、ホームできっちり勝ち切った。続くコパ・デル・レイ決勝では延長戦までもつれ込んだ激闘をDFクンデの決勝ゴールによって3-2と勝ち切り、シーズン3冠を目指す中でまずは1つ目のタイトルを獲得した。 その激闘から中3日で臨んだチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグでは公式戦3連敗中だった不調のインテルとホームで対戦。完全復調のネッラズーリに前半半ばまでに連続失点するまさかの入りとなったが、異次元のパフォーマンスを見せたFWラミン・ヤマル、FWフェラン・トーレスの連続ゴールで同点に追いつく。後半はDFダンフリースにセットプレーから勝ち越しゴールを許すも、FWハフィーニャのスーパーミドルが誘発した相手守護神のオウンゴールで3-3のタイに戻すと、際どいオフサイド判定で4失点目を回避するツキにも恵まれ、2度追いついてのドローで初戦を終えた。 試合内容自体はポジティブも鉄人クンデの負傷離脱によってより厳しい台所事情となったなか、今節はすでに降格が決定した最下位バジャドリーとのアウェイゲームに臨む。クラシコを4ポイント差で迎えるべく勝利は必須だが、大幅なターンオーバーが見込まれる。DFバルデに続くクンデ離脱で主力不在のサイドバックでは直近のインテル戦の後半はDFエリック・ガルシア、DFイニゴ・マルティネスという形で戦ったが、バルデの復帰を期待しつつ今後の連戦を意識した試行錯誤を余儀なくされる。 マドリーは前節、ヘタフェに1-0の勝利を収めたが、前述のコパ・クラシコでは2-3の敗戦。これによりアンチェロッティ監督の今季限りでの退任が決定的に。さらに、ディフェンスラインのリュディガー、アラバ、メンディと3選手の離脱が発表され、MFカマヴィンガを含めバルセロナ以上に厳しい台所事情となった。 現体制の終焉は確実も残された唯一のタイトル獲得へ最後までファイティングポーズを取り続ける必要があるエル・ブランコは、次節に敵地での伝統の一戦を控えるなかでバウンスバックの勝利を目指す。 その対戦相手は熾烈なヨーロッパ出場権争いに身を置く7位のセルタ(勝ち点46)。前々節はバルセロナと3-4のド派手な打ち合いで冷や汗をかかせ、前節は前半に退場者を出した5位のビジャレアル相手に3-0の完勝。2試合連続3得点中と攻撃の破壊力は抜群で、不安を抱えるディフェンスラインの真価が試される一戦となるはずだ。一方、不協和音も聞こえるアタッキングユニットの奮起も必須だ。 MF久保建英を擁する10位のレアル・ソシエダ(勝ち点42)は、前節のアラベス戦でのウノセロ負けで逆転でのCL出場権獲得は絶望的に。今後はヨーロッパリーグ(EL)、カンファレンスリーグ(ECL)出場権獲得をメインターゲットに定める。 イマノル監督の今季限りでの退任が決定し、指揮官のラストダービーとして注目が集まる今節は4位のアスレティック・ビルバオ(勝ち点60)とのバスク・ダービーに挑む。 対戦相手はEL準決勝1stレグでマンチェスター・ユナイテッド相手にホームで0-3の敗戦。前半のDFビビアンの際どいファウルでのPK献上と一発退場が響き、本拠地開催となるファイナル進出が非常に厳しい状況となった。それだけに今回のダービーではビビアンやリーグ選任のウナイ・シモンを除き主力温存の可能性が高そうだ。 指揮官だけでなくMFスビメンディらとともにこれがラストダービーの可能性もある久保としては前回対戦で0-1で敗れたライバルを撃破し、チームのヨーロッパ出場に貢献しつつ自身の価値を高めたい。 3位のアトレティコ・マドリー(勝ち点66)は残留争い真っ只中の17位アラベスを相手にリーグ連勝を目指す。前節はラージョ・バジェカーノとの自治州ダービーに3-0で完勝。FWセルロート、MFギャラガー、FWフリアン・アルバレスと今季加入3選手のゴールで勝ち切り、バウンスバックに成功した。首位と6位レアル・ベティス(勝ち点54)との勝ち点差はいずれも10ポイント以上とモチベーション的には難しいが、来季に繋がる勝ち点3を積み上げ続けたい。 バルセロナと同様にスペイン勢で唯一ヨーロッパの戦いに残っているベティスは、ECL準決勝1stレグでフィオレンティーナとのホーム開催の初戦に2-1で先勝。試合終盤の失点はもったいなかったが、FWアブデ、FWアントニーのゴールで勝ち切った。リーグ戦でも5位ビジャレアルと1ポイント差と来季CL出場権獲得へ負けられない戦いが続くなか、今節は13位のエスパニョール相手に勝利を目指す。 FW浅野拓磨を擁する9位のマジョルカ(勝ち点44)はヨーロッパ出場権獲得を目指すなか、16位のジローナとのアウェイゲームに臨む。GKレオ・ロマンの圧巻のパフォーマンスも結果に繋がらなかったバルセロナ戦からのバウンスバックを図る一戦では、日本人FWの復帰が期待される。直近のトレーニング風景を移した動画では軽快な動きを見せており、いきなりのスタメン出場かは不明だが、メンバー入りの可能性は高そうだ。 その他ではビジャレアルと8位オサスナのトップハーフ対決、残り2枠を巡る残留争いにも注目だ。 《ラ・リーガ第34節》 ▽5/2(金) 《28:00》 ラージョ vs ヘタフェ ▽5/3(土) 《21:00》 アラベス vs アトレティコ・マドリー 《23:15》 ビジャレアル vs オサスナ 《25:30》 ラス・パルマス vs バレンシア 《28:00》 バジャドリー vs バルセロナ ▽5/4(日) 《21:00》 レアル・マドリー vs セルタ 《23:15》 セビージャ vs レガネス 《25:30》 エスパニョール vs ベティス 《28:00》 レアル・ソシエダ vs アスレティック・ビルバオ ▽5/5(月) 《28:00》 ジローナ vs マジョルカ 2025.05.02 19:00 Fri

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