2位セビージャがラファ・ミルのゴラッソで2試合連続のウノセロ勝利!《ラ・リーガ》

2022.01.10 02:15 Mon
Getty Images
ラ・リーガ第20節、セビージャvsヘタフェが9日にサンチェス・ピスファンで行われ、ホームのセビージャが1-0で勝利した。

2022年初戦となった前節、カディスとの接戦をウノセロで制した2位のセビージャ(勝ち点41)は、首位レアル・マドリーとの勝ち点差を「5」に縮めた。連勝を狙う今節は、その首位チームを破った16位のヘタフェ(勝ち点18)と対戦した。

守護神ブヌらアフリカ・ネーションズカップ参戦組や負傷者によって多くの主力を欠くセビージャだが、この試合でも序盤から主導権を掌握。序盤の10分にはラファ・ミルのヘディングシュートでゴールネットを揺らすが、これはオフサイドの判定に。
以降はハイラインの背後や不用意なボールロストからヘタフェに際どいシーンを作り出されたものの、持ち味の堅守で先にゴールを与えないホームチーム。すると、22分には右サイドをドリブルで突破したオカンポスからの丁寧な折り返しをゴール前に走り込んだラファ・ミルがバックヒールで合わせる技ありのフィニッシュでゴールをこじ開ける。

ラファ・ミルのゴラッソで先手を奪ったセビージャは、ボールを保持しながら冷静にゲームをコントロールしていく。先制点以降はなかなか決定機まで持ち込めないが、パプ・ゴメスの強烈なミドルシュートやセットプレーで相手ゴールに迫るなど、まずまずの内容でハーフタイムを迎えた。
接触プレーで腰を痛めたクンデに代えてグデリを後半から投入したセビージャは、開始直後にモンティエルのクロスをラファ・ミルが頭で合わせてゴールネットを揺らすが、前半に続きオフサイドで認められず。

その後、62分にオリベル・トーレスを下げてラキティッチを投入し、中盤の守備強度を高めると共にゲームコントロールを意識するセビージャは、後半もヘタフェの攻撃にきっちり応対。ただ、試合を決める2点目を奪いに行く中で最後の質を欠き、なかなか決定機まで持ち込めない。74分にはパプ・ゴメスが中央突破からペナルティアーク付近で右足を振っていくが、わずかに枠の右に外れる。さらに、86分にもボックス右でフリーのラキティッチに絶好機が訪れるが、ここは相手DFの決死のシュートブロックに阻まれた。

結局、枠内シュートは先制点となったラファ・ミルの1本に留まるなど、攻撃面で多くの課題が出たセビージャだったが、リーグ最高の堅守を武器に2試合連続のウノセロで連勝を飾っている。

セビージャの関連記事

ファン・サポーターの行き過ぎた行動が、選手たちをさらに苦しめることになっていたようだ。 セビージャは10日、ラ・リーガ第35節でアウェイでセルタと対戦した。今シーズンは近年にない低迷ぶりとなっており、セルタにも3-2で敗戦。勝ち点38となり残り4試合で降格圏との勝ち点差は「8」の16位に位置している。 そん 2025.05.11 22:45 Sun
セビージャは13日、ホアキン・カパロス氏(69)の新監督就任を発表した。契約期間は今シーズン終了までとなる。 今シーズンここまでラ・リーガ31試合9勝9分け13敗の13位と不振に陥っていたセビージャは13日にガルシア・ピミエンタ監督(50)の解任を発表。クラブは直近で宿敵ベティスとのエル・グラン・デルビでの敗戦を 2025.04.13 22:15 Sun
セビージャは13日、ガルシア・ピミエンタ監督(50)の解任を発表した。 バルセロナ出身でバルセロナのカンテラで指導者キャリアをスタートしたピミエンタ監督は、2022年1月にペペ・メル前監督の後任としてラス・パルマスの新指揮官に就任。クラブをプリメーラ昇格に導く手腕を発揮すると、昇格1年目の昨シーズンは後半戦に失速 2025.04.13 20:11 Sun
セビージャは10日、U-21スペイン代表DFフアンル・サンチェス(21)との契約延長を発表した。新契約は2029年夏までとなる。 2018年7月にセビージャの下部組織に加入したフアンルは、2022年7月にファーストチームに昇格。同シーズンはミランデスにレンタル移籍を経験するも、1年で復帰していた。 フアンル 2025.04.10 18:20 Thu
アトレティコ・マドリーは6日、ラ・リーガ第30節でセビージャとのアウェイ戦に臨み、2-1で逆転勝利した。 前節エスパニョールに引き分けた3位アトレティコ(勝ち点57)は、4日前のコパ・デル・レイ準決勝2ndレグではバルセロナの前にウノセロ敗戦で決勝進出はならなかった。公式戦6試合勝ちがない中、バルセロナ戦のスタメ 2025.04.07 06:30 Mon

ラ・リーガの関連記事

バルセロナは25日、中止としていたヴィッセル神戸との30周年記念チャリティーマッチ「FRIENDLY MATCH」の『ヴィッセル神戸 vs FC バルセロナ』が開催されることを発表した。 今月27日に予定されていた一戦は、同月24日、『プロモーターによる重大な契約違反』があったとしてバルセロナが公式サイト上で日本 2025.07.25 19:00 Fri
FCバルセロナは24日、27日に開催予定のヴィッセル神戸との試合を中止することを発表した。注目を集めた一戦がまさかの形で中止となると、ファンの間で落胆の声が広がっている。 神戸は7月27日、30周年記念チャリティーマッチ「FRIENDLY MATCH」の『ヴィッセル神戸 vs FC バルセロナ』が予定されていた。 2025.07.24 13:06 Thu
「あと大変なのは弟分だけね」そんな風に私が呟いていたのは金曜日、慌ただしいミッドウィーク開催36節がバルサのリーガ優勝で終わった翌朝のことでした。いやあ、もちろん、水曜のサンティアゴ・ベルナベウでマジョルカ相手に意地で勝利を挙げた甲斐もなく、翌日にはクラシコ(伝統の一戦)で勝ち点差を7にした宿敵がエスパニョールに0-2 2025.05.17 21:00 Sat
レアル・マドリーは17日、ボーンマスに所属するスペイン代表DFディーン・ハイセン(20)の獲得合意を発表した。契約期間は2025年6月1日~2030年6月30日までの5年間となる。 なおボーンマスによれば、マドリーは契約解除金として5000万ポンド(約97億円)を支払ったとのことだ。 ハイセンは197cmの 2025.05.17 20:00 Sat
レアル・マドリーのスペイン代表DFラウール・アセンシオが、女性の性的動画を違法に共有した疑いで刑事訴追を受けている中、ついに口を開いた。 問題の事件は2023年6月15日に発生。いずれもマドリーのアカデミー出身者のアセンシオ、フェラン・ルイス(ジローナ)、フアン・ロドリゲス(タラソナ)、アンドレス・ガルシア(アル 2025.05.16 23:40 Fri

セビージャの人気記事ランキング

1

クンデのバルセロナ加入で昨季の“因縁”が再燃!試合中に至近距離からアルバの顔面にボール投げつけ

バルセロナへの加入で合意したセビージャのフランス代表DFジュール・クンデと、バルセロナのスペイン代表DFジョルディ・アルバの因縁が再燃している。 今夏の移籍市場に注目株の一人だったクンデ。チェルシーが近づいていた中、バルセロナが横槍を入れる形でオファーを出すと、本人の意向もあり、最終的にバルセロナ行きが決まった。 だが、クンデとバルセロナの間には過去にある事件が。2021年12月に行われた昨シーズンのラ・リーガ第4節、バルセロナとの一戦に右サイドバックとして出場したクンデは、タッチラインでボールをキープ。バルセロナのMFガビとDFジョルディ・アルバに囲まれるも、タッチラインに逃れてマイボールのスローインにしようと試みた。 その際、アルバは腕を使ってクンデの背中をプッシング。ボールがタッチライン割った後も体当たりし、クンデを挑発。怒ったクンデは拾い上げたボールをそのままジョルディ・アルバの顔面に投げつけ、一発退場となっていた。 試合中にヒートアップしての出来事とはいえ、昨シーズンに起きたばかりということもあり、多くのファンたちが当時を思い出している。 新シーズンでは、チャビ・エルナンデス監督のもとでリーグ優勝を目指していくことになる両者だが、どのような関係を築くのか今から注目が集まっている。 <span class="paragraph-title">【動画】当時はいきなりドッジボールが始まったと話題になったクンデとアルバの因縁</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="es" dir="ltr">Kounde cuando ve a Monchi en los despachos sabiendo que no lo deja salir <a href="https://t.co/lBOMNzUVFn">pic.twitter.com/lBOMNzUVFn</a></p>&mdash; (@PuyiiFCB) <a href="https://twitter.com/PuyiiFCB/status/1546944014175375362?ref_src=twsrc%5Etfw">July 12, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.07.29 22:15 Fri
2

ブライトンのアルゼンチン代表DFバルコがストラスブールに買取OP付きレンタル移籍…今季はセビージャにレンタルも9試合の出場に終わる

ストラスブールは2日、ブライトン&ホーヴ・アルビオンのアルゼンチン代表DFバレンティン・バルコ(20)を買い取りオプション付きのレンタル移籍で獲得したことを発表した。 バルコはボカ・ジュニアーズ育ちのサイドバック。2024年1月にブライトンへと完全移籍を果たしていた。 アルゼンチン期待のSBだったが、ロベルト・デ・ゼルビ前監督の下では7試合の出場と多くの出番を得られず。ファビアン・ヒュルツェラー監督も構想に入れておらず、今シーズンはセビージャにレンタル移籍していた。 そのセビージャでも多くの出番はなく、ラ・リーガで7試合、コパ・デル・レイで2試合に出場し1アシストを記録するにとどまっていた。 2025.02.02 23:20 Sun
3

現役時代のシメオネ監督はどんな人物だった? かつての同僚が明かす

アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督について、現役時代のチームメイトたちが振り返った。スペイン『マルカ』が伝えている。 現役時代セビージャやアトレティコ、そしてインテルなどで活躍したシメオネ氏。特に現在監督を務めるアトレティコには1994年から1997年までの3年間と2003年から2005年1月までの1年半の2度在籍し、公式戦155試合出場29ゴールを記録した。 <div id="cws_ad"><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJKcDZqR25nZCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> 監督としてピッチサイドで感情を全面に出したスタイルでチームを鼓舞するシメオネ氏だが、現役時代からこの情熱的なスタイルは一貫したもので、共にプレーした多くの選手たちに大きな印象を与えていたようだ。 アトレティコでのチームメイトだった元スペイン代表DFトニ・ムニョス氏は、選手時代のシメオネ氏の情熱を振り返っている。 「彼は全てにおいて情熱的で、ピッチ上でも自分が感じたことを表現していた。苦しむことを楽しんでいたし、全員に対して高い要求を持っていて、強いパーソナリティのある選手だった」 またムニョス氏は、シメオネ氏の優れた戦術眼が得点に繋がっていたと話す。 「戦術的にもとても優れていた。常に1シーズンで8から14ゴールくらいを決めていたが、それは彼がフリーキックや攻撃参加が上手かっただけでなく、試合を読む力に非常に長けていたからだ」 「彼のフットボールに対する思いはとても大きかった。私にシエスタすらさせてくれなかったよ。常にフットボールについて話していて、寝ていても起こされたものだ」 「彼のウォーミングアップは試合前のホテルから始まっていた。チームメイトに指示をして人を集めて、ランチやディナーの時、気付いたら相手がどういう風にプレーするのかという話をしていた」 またセビージャ時代のチームメイトである元スペイン代表DFマノーロ・ヒメネス氏も、シメオネ氏がピッチ上で見せる姿に感嘆していたと明かし、選手時代から名監督としての片鱗を見せていたと語った。 「彼は熱量に溢れていた。失敗した時には怒り、野心と高い要求を求める選手だった。彼はチームのみんなのリスペクトを勝ち取った。なぜなら、失敗しても自分の足でもう一度立ち上がることのできる、勇気ある選手だったからだ」 「彼はハードワーカーで、自分の持つ全てをピッチで出し尽くし、全てのボールを200%の力で追う、今で言うBox to Box タイプのMFだった」 「アグレッシブさとクオリティを兼ね備え、前線への攻撃参加もできた、完全な選手だった。彼が監督になる姿は容易に想像できた」 「選手の時も監督の時も、エル・チョロ(シメオネ愛称)は誇張して大袈裟に行動したりしない。あれが彼のそのままの生き方なんだ」 「彼はベンチで静かに座っているようなタイプではない。自分のメンタルの強さやウイニング・スピリットを常に示してきた人物で、それは彼のDNAの中にあるものなんだ」 また、同じくセビージャ時代の同僚でチームのCBであったホセ・ミゲル・プリエト氏も、シメオネ氏は選手時代からリーダシップを発揮していたと明かした。 「彼はよく試合の前、失敗はピッチに持ち込まずロッカールームに置いていけと私たちに言ったよ」 「常にフットボールのことを考えていて、その執着にも似た思いは今でも増していると思う」 「試合中は全てのプレーに関わっていたし、サッカーというものを理解していた。優れたMFがいれば、CBの力を引き出すことができる。私たちが活躍できたのは彼のおかげだ」 しかし、そんな情熱的なシメオネ氏だが、抜けている部分もあったとプリエト氏は語る。 「私たちはトレーニングに彼の車に乗って行ったことがあったが、車のタイヤがパンクしていたのにずっと変えていなかったんだ。だから私がタイヤの買い方を教えてやったんだ」 2020.06.10 12:45 Wed
4

セビージャ、ミランの“元9番”をレンタルか

▽イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、セビージャがポルトガル代表FWアンドレ・シウバ(22)の獲得に動いていると報じた。 ▽ミランは今夏、ユベントスからアルゼンチン代表FWゴンザロ・イグアイン(31)を獲得。その煽りを受けたアンドレ・シウバは、昨シーズンに着用した背番号「9」から「69」への変更を余儀なくされており、出場機会の減少も見込まれる。 ▽伝えられるところによれば、そのアンドレ・シウバに対して、セビージャが目を光らせている様子。既に交渉にも入っており、セビージャはレンタルでの獲得を希望しているという。 ▽アンドレ・シウバは2017年夏、ポルトからACミランに加入。新たなミランのゴールゲッターとして期待されたが、セリエA24試合に出場してわずか2得点にとどまり、期待を裏切る結果に終わった。 ▽かつてポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの後継者として呼び声高かったアンドレ・シウバ。セリエAに上陸したC・ロナウドと入れ替わる形でスペインに活躍の場を移すことになるのだろうか。 2018.08.07 16:57 Tue
5

モロッコがメンバー発表!カタールW杯の躍進を支えたメンバーを順当に招集【CAN2023】

モロッコサッカー連盟(FRMF)は28日、アフリカ・ネーションズカップ(CAN)に向けたモロッコ代表メンバー27名を発表した。 昨年行われたカタール・ワールドカップ(W杯)でベスト4入りと躍進したモロッコ代表。1976年以来の優勝を目指すチームを率いるジャレル・カドリ監督は、W杯の躍進を支えたFWユセフ・エン=ネシリ(セビージャ)やMFソフィアン・アムラバト(マンチェスター・ユナイテッド)、DFアクラフ・ハキミ(パリ・サンジェルマン)、GKボノ(アル・ヒラル)らを順当に選出した。 モロッコは、DRコンゴ代表、ザンビア代表、タンザニア代表と同じグループFに入っている。今回発表されたモロッコ代表メンバーは以下の通り。 ◆モロッコ代表メンバー 27名 GK ボノ(アル・ヒラル/サウジアラビア) ムニル・モハメディ(アル・ワフダ/サウジアラビア) メフディ・ベナビッド(FUSラバト) DF アクラフ・ハキミ(パリ・サンジェルマン/フランス) ヌサイル・マズラウィ(バイエルン/ドイツ) ナイーフ・アゲルド(ウェストハム/イングランド) ロマン・サイス(アル・シャバブ/サウジアラビア) チャディ・リアド(レアル・ベティス/スペイン) アブデル・アブカル(アラベス/スペイン) ヤヒア・アティヤト・アラー(ウィダドAC) ユニス・アブデルハミド(スタッド・ランス/フランス) モハメド・チビ(ピラミッズ/エジプト) MF ソフィアン・アムラバト(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド) アゼディン・ウナイ(マルセイユ/フランス) アミーヌ・アリ(マルセイユ/フランス) イスマエル・サイバリ(PSV/オランダ) セリム・アマラー(バレンシア/スペイン) ウサマ・エル・アズジ(ボローニャ) ビラル・エル・ハヌス(ヘンク/ベルギー) アミル・リシャルドソン(スタッド・ランス/フランス) FW ハキム・ツィエク(ガラタサライ/トルコ) タリク・ティソーダリ(ヘント/ベルギー) アブデ・エザルズリ(レアル・ベティス/スペイン) ソフィアン・ブファル(アル・ラーヤン/カタール) ユセフ・エン=ネシリ(セビージャ/スペイン) アユブ・エル・カービ(オリンピアコス/ギリシャ) アミーヌ・アドリ(レバークーゼン/ドイツ) 2023.12.28 23:02 Thu

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly