「カタールW杯でのプレーが目標」、エリクセンがキャリア一時中断後初のインタビュー

2022.01.05 07:14 Wed
Getty Images
デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンが、心臓発作によるキャリア一時中断後初めてのインタビューで今後のキャリアプランについて語った。

昨年6月に行われたユーロ2020のフィンランド代表戦で、試合中に卒倒したエリクセン。意識を失い、ピッチ上で心肺蘇生が行われるなどしたが、無事に一命を取り留め、その後回復した。

その後、エリクセンは手術により心臓発作の再発を防ぐための植え込み型除細動器(ICD)を装着。現在は母国デンマークで家族と共に療養生活を送る傍ら、ユース時代に在籍した古巣オーデンセで個人トレーニングを行っている。
そのエリクセンは先日にインテルとの契約を双方合意の下で解消。今後はICD装着でのプレーが許可されているリーグで現役を継続する意向を持っている。

フィンランド戦後は自身のSNSを通じて、世界中のフットボールファミリーから届いたメッセージに感謝を示したものの、公の場で言葉を発する機会はなかったデンマーク代表MFだったが、今回母国『DR』のインタビューに応じ、自身の近況や今後について言及。現在フリーの状況にありながらも、今年開催されるカタール・ワールドカップ出場を目指していることを明かした。
「僕の目標はカタールのワールドカップでプレーすることだ。プレーしたいんだ」

「それがずっと僕のマインドセットなんだ。それは目標であり、夢だ。選ばれるかどうかはまた別の話だけど、戻ってくるのが夢なんだ」

「現時点では身体に違和感はないし、自分の中では復帰できると確信しているよ」

「フィジカル的には、最高の状態に戻ってきている。まだ先のことだけど、フットボールをプレーして、これまでと同じレベルに戻ってきたことを証明するだけさ」

「デンマーク代表の存在はとても重要だよ。ワールドカップでみんなののためにプレーしたい。僕の夢は代表チームに再合流し、再びパルケン(代表の本拠地)でプレーして、あれ(心停止)が一過性のもので、二度と起こらないということを証明することだ」

「自分が前に進んでいることを証明し、再び代表チームでプレーできるようにしたいんだ。それを見極めるのは監督次第だけど、僕の心臓は障害にはならないよ」

また、エリクセンはフィンランド戦での心停止という非常なセンシティブな話題に関しても言及。「5分間死んでいた」と生死の境をさまよったことを認めると共に、世界中から届けられた多くのメッセージへの感謝を改めて語った。

「これほど多くの人が手紙を書いてくれたり、花を贈ってくれたことには本当に驚かされたよ」

「多くの人があの出来事に影響を受け、僕や家族に対して何かをしたいということを感じてくれたんだと思う。それはとても嬉しいことだったよ」

「病院では、どんどん花が届いていると言われたんだ。5分間死んだだけで、あれだけ多くの花を贈られるとは思っていなかったから、少し不思議な感じだったよ」

「それは非常に素晴らしいことだったよ。多くの人たちからの自分の回復を願うメッセージを受け取ることは、本当に大きな助けとなったんだ
。それに、多くの人は今でも手紙を書いてくれている」

「直接会った人にはお礼を言うことができたんだ。医師やチームメイト、その家族にも直接お礼を言ったよ」

「それだけではなく、何千通もの手紙やメール、花を贈ってくれたり、イタリアでもデンマークでも、道で声をかけてくれたりしたファンのみんなには、世界中で受けた応援が僕を助けてくれたことに感謝していると伝えたいよ」

現在、プレミアリーグなどを中心に多くのオファーが舞い込んでいると言われるエリクセン。健康上の問題をしっかりとクリアした上で再びピッチへ舞い戻り、自身が最大の目標と語るカタールW杯でプレーする姿を見せてほしいところだ。

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「本物の男」「エリクセンの命を救った」とデンマーク代表主将シモン・ケアーの数々の行動に称賛の嵐

デンマーク代表のキャプテンを務めるDFシモン・ケアーに称賛の声が集まっている。 デンマークは12日、ユーロ2020の第1節でフィンランド代表と対戦。2大会ぶり9度目の出場となるデンマークが試合を優勢に進めていた中、前半の終盤に悲劇が起きる。 43分、クリスティアン・エリクセンがスローインのボールを受けにいくと、足元がおぼつかず、そのままピッチへと力なく倒れ込む事態に。突然の出来事に一瞬時が止まったが、すぐに選手たちが気が付き、エリクセンの下へ。ドクターも呼ばれる緊急事態となった。 スタンドの観客も騒然とする中、10分以上の治療がピッチ上で行われ、その後ストレッチャーで運び出されたエリクセン。緊急搬送された病院では状態が安定し、最悪の結末は免れ、安堵が走っている。 1年越しに開催され、ファンもスタンドで見守った中で起こった悲劇。しかし、この緊急事態でケアーが見せた行動が称賛されている。 最も称賛されているのが、ケアーの最初の行動。エリクセンが倒れた中、気がついた味方が駆け寄る中、ケアーは遅れてきたものの、即座に気道確保の行動に。首を固定し、気を失ったエリクセンが舌を飲み込まないようにした。この行動が、エリクセンの命を救ったとも言われている。 さらに、その後はCPR(Cardio Pulmonary Resuscitation)という心肺蘇生ができる体勢にエリクセンを置き、ドクターが来てすぐ処置に移せるようにしており、この的確な対応に多くの称賛の声が集まった。 キャプテンとしてチームを牽引するケアーだが、さらに素晴らしい対応を見せる。 心肺蘇生が始まると、今度は現場でこの事態を見ており、ショックを受けているエリクセンの妻であるサブリナさんのケアに。カスパー・シュマイケルとともに、ピッチサイドのサブリナさんの下へと行き、落ち着くように声を掛けていた。エリクセンは専門家のドクターの処置に任せ、家族のメンタルケアにまで動いていたのだ。 極め付けはチームメイトに声を掛け、治療を受けるエリクセンの前に壁を作ったこと。ショックが大きいことはケアーも同じだったが、キャプテン以上に1人の人間としての素晴らしい行動は、エリクセンを最悪の事態に招かなかったことに大きく貢献したはずだ。 インテルでエリクセンのチーメイトでもあるイタリア代表MFニコロ・バレッラも自身のインスタグラムのストーリーズで「真のキャプテンであり、本物の男」と称賛。その他、ジャーナリストらも「エリクセンの命を救うことができた」など、SNSを通じて、ケアーの行動を褒め称えた。 2021.06.13 12:55 Sun

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