モロッコ代表率いるハリルホジッチ、CAN2021のチーム編成に懸念 「ますます複雑に…」

2021.12.17 06:00 Fri
Getty Images
モロッコ代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督が、来年1月から開催されるアフリカ・ネーションズカップ(CAN)2021に向けたチーム編成に関する懸念を表明した。

2022年1月9日から同年2月6日の期間にカメルーンで開催予定のCAN。しかし、現在は世界各国で猛威を振るう新型コロナウイルスのオミクロン株の影響によって開催中止の協議が行われているとの報道も出ている。

さらに、最終的に予定通りの開催となった場合も、渡航制限や強制隔離措置によってクラブでの起用できない期間の増加を危惧する欧州クラブ協会(ECA)が、今大会に選手の派遣を拒否する意向を表明。これにより、各国代表チームはヨーロッパのクラブで活躍する主力を招集できない可能性も出てきている。
そういった中、モロッコ代表を率いるハリルホジッチ監督は、フランス『AFP通信』でチーム編成に関する懸念を表明した。

「健康衛生上の問題によって、それ(チーム編成)はますます複雑で困難になっている」
「大きな問題がある。まずは大会自体が開催されるか否か? また、現状においては異なるロビー活動に関する大きな戦いがある」

「プレーヤーは代表チームに来る義務があるが、すべてのクラブはプレーヤーは行かせないようにあらゆることをしている。一部のクラブはプレーヤーを脅迫し、彼らは自分のポジションを失う可能性があるとプレーヤーに伝えている…」

「おそらく、すべてのプレーヤーがヨーロッパでプレーすることが大きな問題になっている。私の場合、プレーヤーが来ない場合、それは代表チームに対する愛情や忠誠心が十分に存在しないことを意味する」

「個人的にはクラブからの脅威に関わらず、招集を拒否する人間をグループに入れることを拒否するつもりだ。そして、そういったプレーヤーは代表チームに別れを告げることができる」

以前からヨーロッパの代表チームを除き、ヨーロッパのリーグで多くの主力がプレーするアフリカやアジア、南米の代表チームは所属クラブとの綱引きで常に劣勢を強いられてきたが、コロナ禍において両者の力関係の差はより大きくなっているようだ。

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モロッコ国王が、自国にルーツを持つ2選手のA代表招集を指示しているようだ。スペイン『Relevo』が伝えている。 カタール・ワールドカップ(W杯)で4位入賞を果たしたモロッコ代表。20世紀前半にフランスの植民地だった同国の代表チームにはフランス生まれの選手が多く、他にもスペインやオランダなど欧州を中心とした海外出身の選手が非常に多いのが特徴的だ。 フランス生まれのワリド・レグラギ監督が率いる現チームでは、キャプテンのDFロマン・サイスもフランス生まれ。DFアクラフ・ハキミはスペイン、MFハキム・ツィエクとDFヌサイル・マズラウィとMFソフィアン・アムラバトはオランダ、GKボノはカナダなどなど中心選手の大半が海外出身だ。 かつて移民として国を離れた者たち。その子孫を集めることが代表チーム強化に繋がっているわけだが、現在はラ・リーガでプレーするモロッコ系プレーヤー2人の呼び戻しに注力。レアル・マドリーのMFブラヒム・ディアス(24)、バルセロナのFWラミン・ヤマル(16)を招集したい考えがあるようだ。 2人とも、生まれも育ちもスペインで、父親がモロッコ人。16歳ヤマルが今シーズンのラ・リーガ序盤戦で旋風を巻き起こしていることもあってか、モロッコ国内では2人の勧誘に関する議論が活発化しており、もはやスポーツの枠組みを越え、国家的なプロジェクトになっているという。 また、国王であり、国家元首でもあるムハンマド6世の命を受けた政府高官ら数人が「ブラヒム&ヤマルをモロッコ代表に」作戦を進めており、2人と電話で接触。モロッコは2030年のW杯招致に立候補していることもあって、本気で2人の囲い込みに動いているようだ。 ブラヒムはA代表の変更手続きが容易な国際親善試合とはいえ、2021年にスペイン代表として1試合に出場した経験が。ただ、現時点でモロッコ代表入りには応じずも、プライベートで頻繁にモロッコを訪れており、スペイン代表から遠ざかるなか、どこかで決断する可能性も捨てきれないとみられている。 その一方、ヤマルの説得は現実的ではない。こちらは9月の代表ウィークでスペイン代表に初招集されることが確実視され、カンテラの先輩MFガビが保有する17歳62日という最年少出場記録を塗り替えるものと考えられている。もう時間が残されていない。 可能性があるとすればブラヒムの方であることは想像に難くない。レグラギ監督はブラヒムから「イエス」が届けば、即座に招集する方針とのことだ。 2023.08.29 17:51 Tue
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モロッコ代表GKボノ、PKストップの極意を伝授「普段からよく…」

セビージャのモロッコ代表GKボノ(31)が、スペイン『Relevo』のインタビューで選手キャリアを振り返った。 カタール・ワールドカップ(W杯)で好セーブを連発し、モロッコを、ひいてはアフリカ諸国として史上初のベスト4に導いたボノ。この活躍を受け、長期離脱したマヌエル・ノイアーの代役を探すバイエルンからの関心が伝えられるなど、去就が注目されている。 インタビューではカナダでの出生から現在に至るまでを回想。21歳で欧州初挑戦の地として選択したアトレティコ・マドリー時代では、加入からしばらくホームシックにかかっていたと明かす。 「最初は大変だった。モロッコが恋しくなり、毎日泣いていたよ。転機は2年目の終わりかな。ティボー・クルトワ(現レアル・マドリー)がチームを去り、ポジションを争う決心をした。結局はヤン・オブラクが来て、僕はローンに出されたけどね」 また、PK戦の末に勝利したカタールW杯のスペイン代表戦について問われると、「対スペイン」のPK戦の準備はしていなかったと語り、GKたちの参考になるようなエピソードも披露している。 「PK戦の準備? 特段何もしてなかったよ。普段からよくチームで練習の最後にチームメイトとPK対決をするんだ。キッカーには5回蹴ってもらって、1回でも外せば僕とコーチに500ユーロだ(笑)」 「PK戦で難しいのは、試合中ならキッカーじゃない選手との対戦だ。ブスケッツのキックを止めたとき、僕はバルサと対戦したときの彼が印象にあった。彼はいつも相手の動きを見てボールを蹴るよね」 「あの時のPK戦でも、彼は僕が先に動くのを待っていた。でも動じなかったよ。止められるかどうかは運も必要だけどね」 セルヒオ・ブスケッツのPKの傾向はデータがなかったとしつつ、普段のプレースタイルから大事な部分を抽出した格好のボノ。PK戦の極意を披露したが、お金の「賭け」だけは真似しないでほしい。 2023.01.12 20:50 Thu
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2025年アフリカネーションズカップの開催地はモロッコ、2027年大会は初の3カ国共同開催に

アフリカサッカー連盟(CAF)は27日、2025年のアフリカネーションズカップ(CAN)をモロッコで開催することを発表した。また、2027年大会はケニア、タンザニア、ウガンダの3カ国共同開催となることも併せて発表している。 モロッコはかつて1988年にCANを開催しており、2025年大会は2度目となる。 共同開催はこれまで2000年のガーナ/ナイジェリア、2012年のガボン/赤道ギニアと2度あったが、3カ国での共同開催は初めてとなる。 2023.09.28 00:30 Thu
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マドリーMFブラヒム・ディアスのモロッコ代表転向が間近に? 1月のアフリカネーションズカップ出場の可能性も

レアル・マドリーのスペイン代表MFブラヒム・ディアス(24)のモロッコ代表入りが近づいているようだ。スペイン『マルカ』が報じた。 ミランへの3シーズンのレンタル移籍を経て、今シーズンはレアル・マドリーで戦っている攻撃的MFのブラヒム・ディアス。ユース世代からスペイン代表に招集され、2021年6月には親善試合のリトアニア戦でA代表デビューも果たした。 そんなブラヒム・ディアスは父がモロッコ出身であることから、モロッコ代表への転向の可能性もかねてから囁かれていた。『MARCA』によると、王立モロッコサッカー連盟に近い情報筋はブラヒム・ディアスがモロッコ代表でプレーする決断を下したことを認めたという。 モロッコへの代表変更はすでに完了へと近づいているようで、あとはいくつかの詳細な事務手続きが問題なく終わるかどうか次第だという。二重国籍の選手は 21歳の誕生日までに代表チームでプレーした回数が3回まで(ワールドカップを除く)であれば、代表チームを変更することができるようだ。 なお、これが実現した場合、ブラヒム・ディアスは来年1月から開催されるアフリカネーションズカップにモロッコ代表の一員として出場する可能性も。レアル・マドリーとしては予想外の戦力ダウンを強いられることになるかもしれない。 2023.10.11 10:56 Wed

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