バルサに2戦連続3-0、GS6連勝のナーゲルスマン監督「簡単なことではない」

2021.12.09 10:07 Thu
Getty Images
バイエルンのユリアン・ナーゲルスマン監督が、バルセロナ戦を振り返った。スペイン『アス』が伝えた。
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バイエルンは8日、チャンピオンズリーグ(CL)グループE最終節でバルセロナと対戦した。
グループステージ5連勝ですでに首位通過を決めているバイエルンは、負ければ敗退の可能性もあるバルセロナと対戦。ビッグマッチがドイツ国内での新型コロナウイルス感染拡大の影響により無観客開催となった中、バルセロナがアグレッシブに試合に入る。

しかし、ホームのバイエルンがこれを見事にいなすと、34分にトーマス・ミュラーが先制ゴールを奪う。さらに43分にはレロイ・サネが追加点と、効率よくリードを広げる。

バルセロナに焦りの色が見えた後半も、62分にジャマル・ミュージアラがダメ押しの3点目。そのまま逃げ切り、グループステージ6連勝を達成した。なお、バルセロナは、ベンフィカがディナモ・キエフに勝利したため、3位で敗退。ヨーロッパリーグへと回ることとなった。
圧倒的な強さで今大会3チーム目となるグループステージ6連勝を飾ったバイエルン。優勝候補かと聞かれたナーゲルスマン監督は、それを目指しているとしながらも、そう考えたことはないとした。

「それは記者にとっての主題だ。予選ラウンドでは対戦相手、フォーム、そして何よりコントロールできない詳細に大きく依存してしまう」

「ラウンド16に出場した人たちは誰もが優勝候補だが、我々が優勝候補であり、そう感じるという目標を追い求めていることは明らかだ」

「予選ラウンドでテストする必要があり、それは選手たちにも伝えた。次のラウンドで我々を待っているライバルがどこなのか見てみよう」

また、ドイツ勢としては、RBライプツィヒ、ドルトムント、ヴォルフスブルクの3チームとも敗退し、唯一ラウンド16に残ることとなった。この点についても言及し、簡単ではないことだと語った。

「他のチームについて話すのは好きではない。全ての試合を観戦したわけでもない。我々だけでなければよかったが、誰もが我々と同じ可能性を持っているわけではないと考えると、簡単なことではない」

チーム内部でのゴタゴタがあるバルセロナに対して連勝をおさめ、さらに2試合連続で3-0というスコアに終わったバイエルン。ナーゲルスマン監督は、バルセロナに対して復活することを願うと語った。

「誰かにアドバイスをするつもりはないし、クラスの中の頭の良い人間に思われたくもない。我々は両方の試合で公正な勝者だったと思う」

「バルセロナは正しい決断を下す優秀な人々がたくさんいるクラブだ。このような負債を抱えることの意味を、制度レベルで食い潰すことは容易ではない。バイエルンにも影響があると私は確認している」

「みんなの幸せを祈るとともに、ファンとして、クラブが再び最も輝かしい時代の偉大な存在となることを願っている」


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