不可解な判定でインテル戦出場停止のエイブラハムが不満あらわ「本当にひどい」

2021.12.02 16:55 Thu
Getty Images
ローマのイングランド代表FWタミー・エイブラハムが、厳しい判定で次戦のインテル戦の出場停止を余儀なくされた。
PR
1日に行われたセリエA第15節でボローニャと対戦したローマ。35分にMFマティアス・スベンベリに先制点を許した中、前半アディショナルタイムのローマの攻撃の際、エイブラハムがパスを出して次のプレーに移ろうとしたところ、チェックに来ていたスベンベリと衝突し、相手はピッチに倒れ込んだ。攻撃阻害でボローニャ側のファウルと取られてもおかしくない場面だが、主審はこのプレーでエイブラハムにイエローカードを提示。エイブラハムの手が偶然にもスベンベリの顔に当たっていたことが判断の要因になったと考えられる。
しかし、エイブラハムは何度も「ミー?(僕なの?)」と叫んでおり、判定に対する不満をあらわに。また、試合後にも「今日のイエローカードで次の試合に出られなくなってしまった…。僕はブロックされてファウルを受けた方だというのにね。本当にひどいよ」と、収まらない怒りをツイートしていた。

そしてエイブラハムの言う通り、累積警告で次節インテルとの大一番の欠場が決定。合計7枚のイエローカードが飛び交った今回の一戦では、試合終了間際に乱闘を引き起こしたDFリック・カルスドルプにもイエローカードが提示されており、同様にインテル戦は出場停止となる。
なお、ローマのジョゼ・モウリーニョ監督も敗戦後、「何度か事件もあったが、我々は戦い続けた」と皮肉をぶつけている。

PR

タミー・エイブラハムの関連記事

ミランのパウロ・フォンセカ監督が敗戦を悔いた。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。 6日、セリエA第7節でフィオレンティーナとのアウェイゲームに臨んだミラン。リーグ戦4連勝を目指すと、序盤のPKはフランス代表GKマイク・メニャンがストップしたが、古巣対戦のフランス人MFヤシン・アドリに先制点を決められる。 2024.10.07 16:11 Mon
フェイエノールトのメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネス(23)が夏の移籍市場の舞台裏を語った。 昨シーズンは公式戦26ゴールを記録し、今シーズンもここまで7試合4ゴールを奪っているヒメネス。日本代表FW上田綺世のライバルでもあるエースストライカーは、夏の移籍市場でのステップアップも取り沙汰された。 9月2 2024.10.05 21:52 Sat
ミランが元イングランド代表FWタミー・エイブラハム(26)に関する議論を本格化か。 今夏の移籍市場最終盤、ローマから1年間のレンタル移籍でミラン入りしたエイブラハム。 元々実力が確かなセンターフォワードであり、チェルシー時代にはプレミアリーグで15得点を記録したシーズンも。ローマでは22-23シーズン最終戦 2024.09.26 15:10 Thu
ミランのパウロ・フォンセカ監督が初勝利を振り返った。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。 セリエA開幕3試合は2分け1敗と苦しいスタートを切ったフォンセカ監督新体制のミラン。14日に行われた第4節ではヴェネツィアをホームに迎えた。 試合は開始早々、ポルトガル代表FWラファエル・レオンのヒールパスを受けたフ 2024.09.15 15:18 Sun
ミランは14日、セリエA第4節でヴェネツィアをホームに迎え、4-0で完勝した。 代表ウィーク前の前節ラツィオ戦では2-2のドローに終わって2分け1敗スタートとなったミランは、新戦力のエイブラハムを最前線に配す[4-2-3-1]で臨んだ。 1分け2敗スタートのヴェネツィアに対し、開始2分にミランが先制する。レ 2024.09.15 05:43 Sun

ローマの関連記事

セリエA第8節、ローマvsインテルが20日にスタディオ・オリンピコで行われ、アウェイのインテルが0-1で勝利した。 インターナショナルマッチウィーク前に行われた前節はモンツァと1-1のドローに終わり、ユリッチ新体制での連勝がストップした9位のローマ。公式戦2戦未勝利と監督交代ブーストに陰りが見え始める中、今節は昨 2024.10.21 05:49 Mon
PSVの元オランダ代表DFリック・カルスドルプ(29)が、ローマ時代の指揮官であるジョゼ・モウリーニョ監督(現フェネルバフチェ)を痛烈に批判した。『フットボール・イタリア』が伝えている。 フェイエノールトのアカデミー出身であるカルスドルプは、2017年夏にローマへ移籍。しかし、2021年にモウリーニョ監督が就任す 2024.10.19 11:30 Sat
代表ウィーク前の前節はナポリとインテルが順当に勝利した一方、ユベントスとローマが格下に引き分け、ミランがフィオレンティーナに敗れた。迎える第8節、ローマvsインテル、ユベントスvsラツィオのビッグマッチ2試合が開催される。 まずは日曜開催のローマvsインテル。9位ローマ(勝ち点10)は前節モンツァ戦、ゴール量産体 2024.10.19 07:30 Sat
元オランダ代表MFケビン・ストロートマン(34)が現役引退を発表した。 昨シーズン限りでジェノアを退団し、フリートランスファーとなっていたストロートマンは18日、インスタグラムに自身の写真とこれまで在籍したクラブのエンブレムを合成した画像と共に「キャリアは終わった。フットボールに感謝!」と非常に短い言葉で現役引退 2024.10.18 19:35 Fri
ローマのアルゼンチン代表MFレアンドロ・パレデス(30)にボカ・ジュニアーズ復帰の可能性が浮上している。 ジョゼ・モウリーニョ体制だった2023年夏に古巣ローマへ6年ぶりに復帰を果たしたパレデス。その後、元チームメイトであるダニエレ・デ・ロッシ前監督の下ではレジスタとして中盤の主軸を担ったが、今シーズンの開幕後に 2024.10.18 15:05 Fri

セリエAの関連記事

ローマのイバン・ユリッチ監督が敗戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 直近の公式戦は2試合未勝利と監督交代の勢いが少し落ち始めたローマ。代表ウィーク明けの20日にはセリエA第8節に臨み、ホームに王者インテルを迎えた。 徐々にリズムを掴んだローマはイタリア代表MFロレンツォ・ペッレグリーニが決定機を作る 2024.10.21 16:20 Mon
インテルのシモーネ・インザーギ監督が勝利を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 セリエA前節のトリノ戦をフランス代表FWマルクス・テュラムのハットトリックでものにしていたインテル。開幕から無敗が続くなか、代表ウィーク明けの20日に行われた第8節では、アウェイでローマとのビッグマッチに臨んだ。 拮抗した前半 2024.10.21 15:23 Mon
セリエA第8節、ローマvsインテルが20日にスタディオ・オリンピコで行われ、アウェイのインテルが0-1で勝利した。 インターナショナルマッチウィーク前に行われた前節はモンツァと1-1のドローに終わり、ユリッチ新体制での連勝がストップした9位のローマ。公式戦2戦未勝利と監督交代ブーストに陰りが見え始める中、今節は昨 2024.10.21 05:49 Mon
ナポリは20日、セリエA第8節でエンポリとのアウェイゲームに臨み、0-1で勝利した。 代表ウィーク前の前節はルカクの1ゴール2アシストの活躍もあり、ホームでコモ相手に連勝を飾った首位ナポリ(勝ち点16)。今節は代表戦で負傷したロボツカが欠場し、中盤ではギルモアがリーグ戦初先発となった。 3トップはルカク、ク 2024.10.20 21:31 Sun
ユベントスのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるクリスティアーノ・ジュントリ氏が、元フランス代表MFポール・ポグバの処遇について語った。 2023年8月にドーピング疑惑が浮上し、当初は4年間の出場停止処分が科せられたポグバ。しかし、「故意ではなかった」という訴えが認められ、処分期間が18カ月まで短縮となり、来年 2024.10.20 20:33 Sun

タミー・エイブラハムの人気記事ランキング

1

新天地にすんなり適応…信頼バッチリのエイブラハム、ミランが買い取りへの議論を本格化か

ミランが元イングランド代表FWタミー・エイブラハム(26)に関する議論を本格化か。 今夏の移籍市場最終盤、ローマから1年間のレンタル移籍でミラン入りしたエイブラハム。 元々実力が確かなセンターフォワードであり、チェルシー時代にはプレミアリーグで15得点を記録したシーズンも。ローマでは22-23シーズン最終戦の大怪我が不運だったと言うべきだ。 ミランではすんなりとチームにフィットし、シーズン初白星となったベネツィア戦で加入後初得点。インテル戦は新たに採用された[4-4-2]でアルバロ・モラタと2トップを組み、得点ならずもその存在が宿敵を苦しめた。 イタリア『カルチョメルカート』いわく、ミランはすでにエイブラハムの買い取りを議論し始めたようで、金額交渉においては800万〜1000万ユーロ(約12.9億〜16.1億円)が相場。 エイブラハムの加入にあたっては、先方ローマにベルギー代表MFアレクシス・サーレマーケルス(25)を貸し出しており、この点とも擦り合わせたプランニングということになりそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】ミラニスタの代わりに復讐したエイブラハム</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">revenge <a href="https://t.co/jUrkE5JqUy">pic.twitter.com/jUrkE5JqUy</a></p>&mdash; Inside Milan (@_InsideMilan) <a href="https://twitter.com/_InsideMilan/status/1838807933959733687?ref_src=twsrc%5Etfw">September 25, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.26 15:10 Thu
2

「PKを2つ外せば…」 連勝ストップのミラン、指揮官は相手のPK判定や自軍のキッカー選択を追及 「二度とあってはならない」

ミランのパウロ・フォンセカ監督が敗戦を悔いた。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。 6日、セリエA第7節でフィオレンティーナとのアウェイゲームに臨んだミラン。リーグ戦4連勝を目指すと、序盤のPKはフランス代表GKマイク・メニャンがストップしたが、古巣対戦のフランス人MFヤシン・アドリに先制点を決められる。 前半終盤にはPKを獲得したが、フランス代表DFテオ・エルナンデスのシュートを元スペイン代表GKダビド・デ・ヘアに止められ、1点ビハインドで折り返し。後半はアメリカ代表FWクリスチャン・プリシックのゴールで追いついたが、元イングランド代表FWタミー・エイブラハムによる2つ目のPKも止められ、73分のロングボールからの失点がフィオレンティーナの決勝弾となった。 リーグ戦4連勝を逃し、チャンピオンズリーグ(CL)のレバークーゼン戦から公式戦2連敗となったフォンセカ監督。内容を振り返り、2度のPK失敗が大きかったと語っている。 「これまでは今日のようなプレーでうまくやっていた。フィオレンティーナはあまりチャンスを作らなかったし、前半のパフォーマンスは十分ではなかった」 「先制点はスローインからで、アグレッシブさとデュエルの問題だった。フォームの問題ではない。PKを2つ外し、最後のようなゴールを許してしまえば、あれだけ多くのチャンスを生み出したとしても勝つのは難しくなる」 「決定的なゴールをどのように許したか説明するのは難しい。前半はうまくスペースを埋められなかった。そしてアグレッシブさがなく、セカンドボールを支配できずに失点してしまった」 また、相手チームの分も含め計3度あったPKにも言及。テオ・エルナンデスが与えたPKに関しては判定に疑問を唱えたが、テオ・エルナンデス、エイブラハムがキッカーを務めた自分たちのPKに関しては、選手たちの判断に苦言を呈した。 「私はサッカーが大好きで、どんな些細な接触もペナルティであると言う以外、この騒ぎには関与したくない。サッカーはそういうものではない」 「我々のPKキッカーはプリシックだ。なぜ選手たちが考えを変えたのかはわからない。私は彼と話し、このようなことは二度とあってはならないと言った」 <span class="paragraph-title">【動画】デ・ヘアの壁厚く…フィオレンティーナvsミラン ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="cNhCacWrpgo";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.07 16:11 Mon
3

上田綺世のライバルFWヒメネス、ミラン移籍手前だったと明かす…今後にも期待「ミラノへの扉はまだ開いている」

フェイエノールトのメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネス(23)が夏の移籍市場の舞台裏を語った。 昨シーズンは公式戦26ゴールを記録し、今シーズンもここまで7試合4ゴールを奪っているヒメネス。日本代表FW上田綺世のライバルでもあるエースストライカーは、夏の移籍市場でのステップアップも取り沙汰された。 9月22日に行われたエールディビジ第6節のNACブレダ戦で太ももを負傷し、3カ月ほどの離脱が見込まれているなか、23歳FWは『ESPN』のインタビューに対応。結局フェイエノールトにとどまった今夏を振り返り、ミラン移籍の可能性もあったと明かしている。 「移籍市場の最終日は僕にとってとても緊張感のあるものだった。特に最後の数時間はね。ACミランはとても現実的な存在になった。だけど、時間があまりになかったのと、フェイエノールトの要求額により、契約は成立しなかった」 イタリア行きはあと少しのところで叶わなかったというが、ヒメネスはミラン愛をアピール。再びのアプローチを期待しているようだ。 「ミランは僕にとって夢のクラブだ。ロナウド、ロナウジーニョ、カカのような選手と共に育った。結局実現はしなかったけど、多くの関心を集めているという事実は自分の重要性を感じさせてくれる。もちろん僕のミラノへの扉はまだ開いている」 なお、ミランは移籍期限ぎりぎりでローマから元イングランド代表FWタミー・エイブラハムをレンタル。早々にフィットし、ここまで7試合1ゴール2アシストの成績を残している。 2024.10.05 21:52 Sat
4

ミランは“新9番”のヨビッチをCL登録リストから除外…今夏獲得のエイブラハムを優先

ミランのセルビア代表FWルカ・ヨビッチが、チャンピオンズリーグ(CL)の登録リストから外されたとのことだ。 これまでフランクフルトやレアル・マドリーに所属していたヨビッチは、昨夏の移籍市場でフィオレンティーナからミランに加入。即戦力としての期待が寄せられながらシーズン前半は結果を出せず苦しみ、公式戦30試合9ゴールの結果を残すもセリエAでの先発は8試合にとどまるなど消化不良なシーズンとなった。 今シーズンは新たにパウロ・フォンセカ監督が就任し、背番号も「9」へ変更するなど心機一転。セリエA開幕戦スタメンの座を勝ち取り躍進が期待されたが、続く第2節のパルマ戦はベンチスタートでわずか4分の出場にとどまり、第3節のラツィオ戦は腰の問題からメンバー外となった。 そんな中で、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』など複数メディアの報道によると、ヨビッチは今月から開幕するCLの登録リストに含まれなかったとのこと。現在負傷中のFWアルバロ・モラタがインターナショナルマッチウィーク明けには復帰が見込まれていること、移籍市場終盤にFWタミー・エイブラハムを獲得したことが理由となったようだ。 いきなり逆風となってしまったヨビッチ。CLに出場できない分、セリエAなどその他の大会での活躍が期待されている。 2024.09.04 10:10 Wed
5

イングランド代表が26名を発表! マディソン&ウィルソンがサプライズ枠に《カタールW杯》

イングランドサッカー協会(FA)は10日、カタール・ワールドカップ(W杯)に臨む同国代表メンバー26名を発表した。 ガレス・サウスゲイト監督は、W杯本大会に向けてFWハリー・ケインや、FWラヒーム・スターリング、MFメイソン・マウント、MFデクラン・ライス、MFジュード・ベリンガム、FWブカヨ・サカら主力を順当に選出。また、コンディションに不安を抱えるDFカイル・ウォーカーも無事メンバー入りした。 さらに、当落線上の選手ではDFエリック・ダイアー、DFベン・ホワイト、MFコナー・ギャラガーらが招集され、ここ最近好調を維持するFWカラム・ウィルソンやMFジェームズ・マディソンがサプライズでのメンバー入りとなった。 一方で、チェルシーのDFリース・ジェームズ、DFベン・チルウェルら負傷者、マンチェスター・ユナイテッドFWジェイドン・サンチョやローマFWタミー・エイブラハム、ミランDFフィカヨ・トモリ、ノッティンガム・フォレストGKディーン・ヘンダーソン、サウサンプトンMFジェームズ・ウォード=プラウズらが惜しくも選外となった。 イングランドはグループBに入り、21日にイラン代表戦、25日にアメリカ代表戦、29日にウェールズ代表戦を戦う予定だ。 今回発表されたイングランド代表メンバーは以下の通り。 ◆イングランド代表メンバー26名 GK ジョーダン・ピックフォード(エバートン) ニック・ポープ(ニューカッスル) アーロン・ラムズデール(アーセナル) DF キーラン・トリッピアー(ニューカッスル) トレント・アレクサンダー=アーノルド(リバプール) カイル・ウォーカー(マンチェスター・シティ) ベン・ホワイト(アーセナル) ハリー・マグワイア(マンチェスター・ユナイテッド) ジョン・ストーンズ(マンチェスター・シティ) エリック・ダイアー(トッテナム) コナー・コーディ(エバートン) ルーク・ショー(マンチェスター・ユナイテッド) MF デクラン・ライス(ウェストハム) ジュード・ベリンガム(ドルトムント/ドイツ) カルヴァン・フィリップス(マンチェスター・シティ) ジョーダン・ヘンダーソン(リバプール) コナー・ギャラガー(チェルシー) メイソン・マウント(チェルシー) FW ハリー・ケイン(トッテナム) カラム・ウィルソン(ニューカッスル) マーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド) ラヒーム・スターリング(チェルシー) ブカヨ・サカ(アーセナル) フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ) ジャック・グリーリッシュ(マンチェスター・シティ) ジェームズ・マディソン(レスター・シティ) 2022.11.10 23:21 Thu

ローマの人気記事ランキング

1

ローマが伊代表デビュー生え抜きの新契約交渉スタート…トッティも“ローマのガビ”と期待

ローマが目下売り出し中の生え抜きMFとの新契約交渉をスタートさせたようだ。 イタリア屈指の育成組織を誇るローマにあって、現在最も注目を集める存在となっているのが、先日のベルギー代表戦でアッズーリデビューを飾ったイタリア代表MFニッコロ・ピジッリ(20)だ。 ローマ生まれで地元クラブのASDヘリオスから8歳でジャッロロッシのアカデミーに加入した万能型MFは、昨年5月に行われたセリエAのインテル戦でファーストチームデビュー。翌シーズンのヨーロッパリーグ(EL)のシェリフ戦では初ゴールも記録した。 迎えた今シーズンはダニエレ・デ・ロッシ前監督の下、アカデミーの先輩であるU-21イタリア代表MFエドアルド・ボーヴェ(現フィオレンティーナ)らとのポジション争いを制すると、ここまで公式戦7試合に出場。ヴェネツィア戦ではチームを勝利に導くセリエA初ゴールを挙げると、その将来性を高く評価するルチアーノ・スパレッティ監督から初招集を受けていた。 クラブレジェンドであるフランチェスコ・トッティが“ローマのガビ”と評する180cmのボックス・トゥ・ボックスMFは、セントラルMFを主戦場に高い戦術眼とテクニック、献身性を併せ持つ万能型。ローマ界隈ではトッティの良き相棒の一人として知られたシモーネ・ペッロッタの再来としての活躍が期待されている。 イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』によると、プロ契約時に結んだ2026年の現行契約で年俸7万ユーロ(約1140万円)しか受け取っていない20歳MFに対して、条件面を大幅に改善したオファーを掲示する準備ができているという。 2024.10.14 07:00 Mon
2

元オランダ代表MFストロートマンが34歳で現役引退…ローマやPSV、マルセイユで活躍

元オランダ代表MFケビン・ストロートマン(34)が現役引退を発表した。 昨シーズン限りでジェノアを退団し、フリートランスファーとなっていたストロートマンは18日、インスタグラムに自身の写真とこれまで在籍したクラブのエンブレムを合成した画像と共に「キャリアは終わった。フットボールに感謝!」と非常に短い言葉で現役引退を明かした。 スパルタ・ロッテルダムの下部組織出身のストロートマンは同クラブでファーストチームに昇格。ユトレヒトを経て国内屈指の名門PSVへステップアップを果たすと、2013年夏にローマへ完全移籍。加入1年目に中盤の要として存在感を示したが、2014年3月にヒザに重傷を負って約2シーズンを棒に振る形に。 それでも、2016-17シーズンに完全復活を果たし、翌2017-18シーズンは主力としてチャンピオンズリーグ(CL)でのベスト4進出に貢献した。 その後、2018年夏に移籍したマルセイユでは加入2シーズンは公式戦30試合以上に出場していたが、3年目となった2020-21シーズンは出場時間が大幅に減少し、シーズン後半はジェノアへのレンタルを経験。 翌シーズンはカリアリにレンタル移籍するも、チームが買い取りを見送ったことで、マルセイユへ一時帰還。その後、セリエBのジェノアへ再びレンタル移籍で復帰し、セリエA昇格に貢献。昨シーズンもセリエAで27試合に出場したが、契約満了に伴いジェノヴァの地を離れていた。 2011年2月に行われたオーストリア代表戦でデビューを飾ったオランダ代表では、ローマ時代のケガの影響で2014年ブラジル・ワールドカップを逃したことで、メジャー大会には一度も出場できず。それでも、通算46試合3ゴールの数字を残している。 長年ヒザのケガに悩まされてトロフィーに恵まれるキャリアとはならなかったが、卓越した戦術眼とボール奪取能力、パスセンスに優れ、ロマニスタの間では汚いボールを綺麗なボールに変えて味方に供給するプレーから“ラヴァトリーチェ(洗濯機)”の愛称でも親しまれた玄人好みの素晴らしい選手の一人だった。 2024.10.18 19:35 Fri
3

ゴナロンが35歳で現役引退…「永遠にこのスポーツを愛し続ける」

元フランス代表MFマキシム・ゴナロン(35)が現役を引退したことを発表した。 今夏にクレルモンを退団して以降、フリーの状態が続いていたゴナロンは16日、自身のインスタグラムを通じてスパイクを脱ぐ決断を明かした。 「長年ピッチの上で過ごしてきたこのキャリアに終止符を打つことを発表します。常に夢の実現だと考えてきたこのキャリアは、私に特別な経験、素晴らしい人々との出会い、そして熱い思いを抱かせてくれました」 「ヴィルフランシュでサッカーを始めてからクレルモンでに至るまで、毎試合、毎回のトレーニングが自分を成長させ、限界を越える機会でした」 「リヨン、トレーニングセンターでの最初の一歩から素晴らしい大舞台まで、すべてを共に歩んできた君たちは、私に多くのことを教え、多くを与えてくれた。私にとって単なるクラブではなく、ここは私が育った場所であり、私のホームであり、キャプテンを務めたことは大きな誇りだ。君たちのカラーを守って過ごしたこの数年間を決して忘れることはないだろう」 「フランス代表として青いジャージーを着るという栄誉は、子供の頃からの夢でした。この貴重なジャージを着ることを信頼してくれたすべての人に感謝します」 「ローマではサッカーを代表する名門クラブでプレーする名誉を味わい、そこでさらに大きな挑戦をすることを学んだ。セビージャではセビージャではサッカーが真の伝統であるこの街の情熱を体感し、グラナダではサポーターの温かさとスタジアムのエネルギーに深く心を打たれ、素晴らしい結果を残すことができました。そして最後にクレルモンでは、人間味のあるクラブで、ファミリーのような温かい環境で自分のキャリアを終えることができました」 「チームメイト、コーチ、スタッフ、そしてサポーターの皆さん、忘れられない時間をありがとうございました。最後に、私の家族、友人、代理人、あなたたちなしでは、このすべては不可能でした。あなた方の揺るぎないサポートと愛に感謝します」 「本日をもって、私はすべてを出し切ったという気持ちでこの幕を閉じる。サッカーは常に私の一部であり続け、たとえフィールドを離れたとしても、私は永遠にこのスポーツを愛し続けるだろう」 リヨンの下部組織出身のゴナロンは、2009年にトップチームデビュー。187cmの長身を生かした対人プレーや卓越した戦術眼を生かしたゲームメークを持ち味に守備的MFとして公式戦330試合以上に出場した。 その後、2017年夏にローマに移籍した元イタリア代表MFダニエレ・デ・ロッシのバックアッパーとして公式戦23試合に出場。2018年夏にはセビージャ、2019年夏にはグラナダへレンタル移籍で加入。 セビージャではケガに見舞われたが、グラナダでは公式戦25試合に出場し、ラ・リーガ7位、コパ・デル・レイでベスト4と躍進したチームに貢献。翌年に完全移籍を果たした。 しかし、2021-22シーズンにセグンダ(スペイン2部)へ降格したグラナダを退団すると、2022年夏にクレルモンに加入し5年ぶりのリーグ・アンに復帰。クレルモンでは2シーズンにわたり活躍し公式戦48試合に出場したが、今夏にクレルモンを退団していた。 2024.10.17 07:00 Thu
4

「モウリーニョは一度も謝らなかった」ローマ時代に指揮官と真っ向対立のカルスドルプ、当時を振り返り「彼は僕を裏切り者と…」

PSVの元オランダ代表DFリック・カルスドルプ(29)が、ローマ時代の指揮官であるジョゼ・モウリーニョ監督(現フェネルバフチェ)を痛烈に批判した。『フットボール・イタリア』が伝えている。 フェイエノールトのアカデミー出身であるカルスドルプは、2017年夏にローマへ移籍。しかし、2021年にモウリーニョ監督が就任するとトレーニングや試合での姿勢を巡って対立することに。昨シーズン限りでローマと双方合意の上で契約解除となると、今季からはフェイエノールトでプレーしている。 当時は和解したとの報道もあったカルスドルプだが、いまだにモウリーニョ監督から受けた仕打ちについては許していない模様。オランダ『NU.nl』のインタビューに応じた同選手は、特に指揮官が会見の場で放った「チームに対する裏切り者」という発言を問題視している姿勢を示した。 「モウリーニョは一度も謝ってはこなかった。彼はそういう人間じゃないんだ。彼が僕たちの絆を修復したがっているのはわかっていたが、僕は彼を遠ざけていた」 「彼はロッカールームで僕のことを『裏切り者』と8回呼んできた。それ自体は我慢できるけど、彼は公の場でもそれを言ったからね。それはすべきでないことだと思うし、僕はその件について彼を責めている」 「僕たちは以前は仲良くしていたし、親しかった。だから、彼の行動には驚いたよ。やりすぎだ。あの口論の後で、僕はそこから去るべきだったと本当に思う」 2024.10.19 11:30 Sat
5

【セリエA第8節プレビュー】ローマvsインテル、ユベントスvsラツィオのビッグマッチ

代表ウィーク前の前節はナポリとインテルが順当に勝利した一方、ユベントスとローマが格下に引き分け、ミランがフィオレンティーナに敗れた。迎える第8節、ローマvsインテル、ユベントスvsラツィオのビッグマッチ2試合が開催される。 まずは日曜開催のローマvsインテル。9位ローマ(勝ち点10)は前節モンツァ戦、ゴール量産体制に入ったFWドフビクが先制弾を挙げたものの勝ちきれずドローに終わった。未勝利で最下位に沈んでいた相手のドローと痛恨だったが、本調子に近づきつつあるインテルに対抗できるか。 一方、トリノ戦では前半半ばに退場者を出した相手に対してFWテュラムがトリプレッタの活躍で3-2と勝利した2位インテル(勝ち点14)。公式戦3連勝と調子を上げている中、ユリッチ体制でまだまだ模索状態のローマを叩いて首位ナポリ追走となるか。 続いて土曜開催のユベントスvsラツィオ。3位ユベントス(勝ち点13)は前節、終盤のPK被弾でカリアリに引き分け、勝ち点2を落とした。チャンピオンズリーグ(CL)ライプツィヒ戦の劇的逆転勝利の勢いをセリエAに持ち込めなかった中、公式戦4連勝と好調の同勝ち点で並ぶラツィオとの上位対決を制すことはできるか。 FWルカクの1ゴール2アシストで連勝中だったコモを難なく退けた首位ナポリ(勝ち点16)は10位エンポリ(勝ち点10)と対戦。ルカクがベルギー代表の招集を辞退している効果もあってコンディションを良好に保てている中、ここは必勝として首位キープとしたい。 GKデ・ヘアにPK2本を止められてフィオレンティーナに敗れた6位ミラン(勝ち点11)は5位ウディネーゼ(勝ち点13)との上位対決に臨む。公式戦連敗で代表ウィークに入ってしまった嫌な流れを断ち切る勝利を掴めるか。 そして前節ボローニャ戦では後半序盤に退場者を出した中、ゴールレスドローに持ち込んだ16位パルマ(勝ち点6)は14位コモ(勝ち点8)と対戦。勝ち点1獲得に貢献したGK鈴木彩艶は日本代表ではサウジアラビア代表戦でファインセーブを見せて好調を持続。引き続きスタメン予想となっている中、パルマに今季2勝目をもたらすことはできるか。 ◆セリエA第8節 ▽10/19(土) 《22:00》 コモvsパルマ ジェノアvsボローニャ 《25:00》 ミランvsウディネーゼ 《27:45》 ユベントスvsラツィオ ▽10/20(日) 《19:30》 エンポリvsナポリ 《22:00》 レッチェvsフィオレンティーナ ヴェネツィアvsアタランタ 《25:00》 カリアリvsトリノ 《27:45》 ローマvsインテル 2024.10.19 07:30 Sat

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly