清武と乾がピッチで共演! 加藤陸次樹が粘りのゴールでC大阪が2017年以来の決勝進出、浦和は一歩及ばず《ルヴァンカップ》
2021.10.10 16:57 Sun
10日、YBCルヴァンカップ準決勝第2戦のセレッソ大阪vs浦和レッズがヨドコウ桜スタジアムで行われ、1-0でC大阪が勝利。4年ぶりに決勝へと駒を進めた。
6日に行われた第1戦では浦和がキャスパー・ユンカーのゴールで先制するも、C大阪が山田寛人のゴールで追いつき1-1のドロー。貴重なアウェイゴールを奪っての第2戦となった。
ホームのC大阪は6日の第1戦と同じ11名をピッチに送り出すことに。0-0のドローでも決勝進出が決められるということもあり、試合展開を見ながら戦い方を変えていくと試合前に小菊昭雄監督が語っていた。
対する浦和は第1戦から5名を変更。DF槙野智章、DF山中亮輔、MF大久保智明、MF平野佑一、MF汰木康也が外れ、DF岩波拓也、DF明本考浩、MF関根貴大,
MF柴戸海、MF小泉佳穂が起用された。
リカルド・ロドリゲス監督は「2点を奪えば相手が3点必要になる」と語り、攻撃的にいって主導権を掴みたいと試合前に語っていた。
浦和は8分、左サイドバックに入った明本がロングシュートを狙うと、ブレ球がゴールに飛ぶが、わずかに枠を越えていく。
互いにインテンシティが高く、素早いトランジションを見せる試合。浦和がボールを保持して押し込みにいくが、ゴールは遠い。
すると25分にはC大阪が相手ボールを奪ってのカウンター。左サイドから丸橋がアーリークロス。ニアサイドで西が頭に当てると、ゴールへ飛ぶがGK鈴木がセーブ。これに加藤が詰めようとするが、わずかに届かず、左ポストに激突する。なお、起き上がり問題なくプレーを続けた。
その浦和は27分にチャンス。右からのパスを上がってきた伊藤がダイレクトシュート。シュートは枠を捉えるが、GKキム・ジンヒョンがセーブする。
C大阪は29分、素早いリスタートから奥埜がスルーパス。これを受けた加藤がボックス内からシュートを放つが、枠を外れていく。
互いに決め手を欠いて迎えた後半。1点を取らなければ敗退となる浦和は49分、スルーパスに反応したキャスパー・ユンカーがボックス内左からシュート。しかし、これはサイドネットを揺らすに留まる。
しかし先にスコアを動かしたのはC大阪だった。53分、奥埜が左サイドへと展開すると、丸橋のアーリークロスに対してニアサイドに加藤が飛び込む。一度はGK鈴木にセーブされるが、こぼれ球を拾った加藤は粘りを見せて強引にシュート。これがGK鈴木の手を弾いてネットを揺らし、C大阪がリードする。
先制を許した浦和は追いつくために前がかりになる中、C大阪も勢いに乗って押し返していく。すると61分、右サイドから坂元がクロスを上げると、ボックス内で加藤がバイシクルシュート。しかし、枠を捉えられない。
浦和は62分に小泉を下げて、山中亮輔を投入。72分には関根と西を下げて、田中達也と平野佑一を起用。選手の並びを変更してゴールに迫っていく。
しかし、強度の高いプレーを続けるC大阪の前に浦和はうまくボールを前に運べていけない。それでも徐々にC大阪の陣内でプレーすると77分には、明本の落としからユンカーがダイレクトボレーでミドルを放つと、枠の右を捉えたもののGKキム・ジンヒョンがなんとかセーブする。
81分にも浦和がチャンス。右サイドでパスを受けた田中がドリブルで持ち出してクロス。これを江坂がヘディングで落とすと、ユンカーが拾ってキックフェイントからシュートも、瀬古がブロックに入る。
C大阪は83分に加藤に代えて清武弘嗣を投入。ケガからの復帰となり、乾貴士とは復帰後初の共演となる。
浦和も87分に柴戸を下げて槙野智章を投入。準々決勝の川崎フロンターレ戦では、起死回生の同点ゴールを決めた立役者。勝ち上がりに導くゴールを奪っていた槙野を入れて、パワープレーでゴールを狙っていく。
しかし、C大阪は鋭い出足で浦和に自由に攻撃させず。最終盤はC大阪が浦和陣内でのプレーを続けて時計の針を進めて試合終了。C大阪が1-0で勝利、2戦合計2-1で浦和を下し、小菊監督のホーム初白星で2017年以来の決勝進出を決めた。一方の浦和は、本拠地での決勝への道を断たれることとなった。
決勝は、もう1つの試合を2戦合計3-4で勝利し初の決勝進出を決めた名古屋グランパスと、10月30日に埼玉スタジアム2002で行われる。
セレッソ大阪 1-0(AGG:2-1) 浦和レッズ
【C大阪】
加藤陸次樹(後8)
6日に行われた第1戦では浦和がキャスパー・ユンカーのゴールで先制するも、C大阪が山田寛人のゴールで追いつき1-1のドロー。貴重なアウェイゴールを奪っての第2戦となった。
ホームのC大阪は6日の第1戦と同じ11名をピッチに送り出すことに。0-0のドローでも決勝進出が決められるということもあり、試合展開を見ながら戦い方を変えていくと試合前に小菊昭雄監督が語っていた。
MF柴戸海、MF小泉佳穂が起用された。
リカルド・ロドリゲス監督は「2点を奪えば相手が3点必要になる」と語り、攻撃的にいって主導権を掴みたいと試合前に語っていた。
30度と季節外れの真夏日と、暑いコンディションの中で行われた試合。4分にC大阪は最初の決定機。右CKから原川がクロスを送ると、ニアサイドで西尾がヘディングで合わせるが、ファーサイドに飛んだシュートは枠を捉えられない。
浦和は8分、左サイドバックに入った明本がロングシュートを狙うと、ブレ球がゴールに飛ぶが、わずかに枠を越えていく。
互いにインテンシティが高く、素早いトランジションを見せる試合。浦和がボールを保持して押し込みにいくが、ゴールは遠い。
すると25分にはC大阪が相手ボールを奪ってのカウンター。左サイドから丸橋がアーリークロス。ニアサイドで西が頭に当てると、ゴールへ飛ぶがGK鈴木がセーブ。これに加藤が詰めようとするが、わずかに届かず、左ポストに激突する。なお、起き上がり問題なくプレーを続けた。
その浦和は27分にチャンス。右からのパスを上がってきた伊藤がダイレクトシュート。シュートは枠を捉えるが、GKキム・ジンヒョンがセーブする。
C大阪は29分、素早いリスタートから奥埜がスルーパス。これを受けた加藤がボックス内からシュートを放つが、枠を外れていく。
互いに決め手を欠いて迎えた後半。1点を取らなければ敗退となる浦和は49分、スルーパスに反応したキャスパー・ユンカーがボックス内左からシュート。しかし、これはサイドネットを揺らすに留まる。
しかし先にスコアを動かしたのはC大阪だった。53分、奥埜が左サイドへと展開すると、丸橋のアーリークロスに対してニアサイドに加藤が飛び込む。一度はGK鈴木にセーブされるが、こぼれ球を拾った加藤は粘りを見せて強引にシュート。これがGK鈴木の手を弾いてネットを揺らし、C大阪がリードする。
先制を許した浦和は追いつくために前がかりになる中、C大阪も勢いに乗って押し返していく。すると61分、右サイドから坂元がクロスを上げると、ボックス内で加藤がバイシクルシュート。しかし、枠を捉えられない。
浦和は62分に小泉を下げて、山中亮輔を投入。72分には関根と西を下げて、田中達也と平野佑一を起用。選手の並びを変更してゴールに迫っていく。
しかし、強度の高いプレーを続けるC大阪の前に浦和はうまくボールを前に運べていけない。それでも徐々にC大阪の陣内でプレーすると77分には、明本の落としからユンカーがダイレクトボレーでミドルを放つと、枠の右を捉えたもののGKキム・ジンヒョンがなんとかセーブする。
81分にも浦和がチャンス。右サイドでパスを受けた田中がドリブルで持ち出してクロス。これを江坂がヘディングで落とすと、ユンカーが拾ってキックフェイントからシュートも、瀬古がブロックに入る。
C大阪は83分に加藤に代えて清武弘嗣を投入。ケガからの復帰となり、乾貴士とは復帰後初の共演となる。
浦和も87分に柴戸を下げて槙野智章を投入。準々決勝の川崎フロンターレ戦では、起死回生の同点ゴールを決めた立役者。勝ち上がりに導くゴールを奪っていた槙野を入れて、パワープレーでゴールを狙っていく。
しかし、C大阪は鋭い出足で浦和に自由に攻撃させず。最終盤はC大阪が浦和陣内でのプレーを続けて時計の針を進めて試合終了。C大阪が1-0で勝利、2戦合計2-1で浦和を下し、小菊監督のホーム初白星で2017年以来の決勝進出を決めた。一方の浦和は、本拠地での決勝への道を断たれることとなった。
決勝は、もう1つの試合を2戦合計3-4で勝利し初の決勝進出を決めた名古屋グランパスと、10月30日に埼玉スタジアム2002で行われる。
セレッソ大阪 1-0(AGG:2-1) 浦和レッズ
【C大阪】
加藤陸次樹(後8)
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