「岳を責められない」ミスから痛恨敗戦の日本代表、遠藤航はこの先の戦い方に「勝ち点3を積み上げることだけを考える」

2021.10.08 07:50 Fri
©︎JFA
日本代表は7日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でサウジアラビア代表と対戦。1-0で敗戦を喫した。

ここまで2連勝のサウジアラビアとアウェイで対戦した日本。1勝1敗で臨んだ試合は、立ち上がりから良い入りを見せる。
前半は柴崎岳のミドルシュート、南野拓実のヘディング、そして一本の縦パスから大迫勇也が決定機を迎えるが、いずれもGKモハメド・アル=オワイスのセーブに阻まれる。

日本は守備でもサウジアラビアの攻撃を冷静に対応して失点をしないまま時間が経過したが、71分に柴崎のバックパスがミスとなると、一気に奪われカウンター。途中出場のフィラス・アル・ブライカンにゴールを決められ、1-0で敗れた。

試合後、MF遠藤航(シュツットガルト)がメディアの取材に応対した。
手痛い2敗目を喫した日本だが、この試合での勝敗の分かれ目については「流れ自体は後半の方が個人的にはチャンスがありそうでした。相手も落ちてきた時間帯だったので、なんとかどこでパワーを出すかというところで、良い形で中盤で奪えれば、そこからチャンスになりそうなところがあって、前半もありましたけど、相手が落ちてきた中で、ちょっとした隙をついてチャンスメイクできればと思いました」と、後半はゴールを奪える可能性を感じたとした。

しかし、「失点した時間帯もあまり良くなかったです。岳を責められることもなく、僕がどう岳をサポートできたか。攻撃に関しては90分通して岳との距離感やサポートするプレーはしたかったなという反省はあります」と、良い距離感を保てず、失点を生み出してしまったことを反省した。

前半から間延びするシーンも散見され、サウジアラビアの守備に引っ張られてしまうことも多かった日本。遠藤は距離感について「立ち位置的にめっちゃ悪かったとは思わなかったですが、ちょっとしたところで、途中からボール受けるタイミングは2人の関係性で完結してしまった感じです」とし、「前を向いたタイミングで顔を出した時に、ちょっとパスが出てこないとか、バックパスになったりというのはチームとしてあったと思います」と、ビルドアップ時の選手のポジション取りは改善すべきだとした。

また「そこの使い分けというか、相手もかなり中盤でウインガーが中に入ってきて、相手の方が距離感は攻守において良かったと思います」とし、サウジアラビアの方がデザインされたポジショニングを取っていたとした。

2敗目を喫しかなり苦しい状況になっているが、3試合で生まれたゴールは1点のみと、攻撃面が厳しい状況だ。

遠藤は「ブロック引いた中で戦うなかで、ワンチャンスカウンターに行くタイミングはそんなに悪くはなかったですが、無理だった時にどう落ち着かせるかがチームとして大事です」と語り、「かなり中盤は守備で運動量が多かった分、攻撃の時に自分のところで落ち着かせられなかったという反省はあります」と、中盤でのタメを作れなかったことを反省した。

前半からサウジアラビアのボールを奪ったり、相手のミスからマイボールにするシーンは多々あったが、そこから出したパスがことごとく阻まれる形となり、攻撃が完結せず、常にショートカウンターを食らっているような状況となっていた。

攻撃の判断については「カウンターに行くところと、落ち着かせて、みんなで息を合わせてタイミングを合わせて崩していくことの使い分けはチームとしてもっとやっていけると思います」と語り、「攻め急ぐじゃないけど、ボールを奪った後にシンプルに縦。ただ、迫くん(大迫勇也)も孤立しているところはあったので、そこでプレスバックされて奪われて相手ボールになることが多かったので、もう少し縦につけるだけじゃなく、横の動かしも必要だったと思います」とし、奪ってから前に早くという意識が出すぎたことを反省した。

相手のプレスに対しても苦労した日本。攻撃に転じた際のロストが目立ったが、「(鎌田)大地とかは縦に入れると前を向けるので、それは良いですが、その後のラストパス、繋ぎの部分が精度として欠けていたと思います」とコメント。「(南野)拓実もうまくターンしてというシーンはありましたが、前と後ろの距離が遠く、カウンターする場面でも、前につけても速攻する時に失う時が多かったです」とし、カウンターが上手くハマらなかったと語った。

回避策としては、「大地や拓実に入ったシーンではサポートに行かないといけないなと思っていたので、サイドを変える横パスやバックパスは、ボールを失わないという部分では縦ばかりを意識しすぎないことも大事だったと思います」と、冷静に対応できていれば良かったとした。

一方で、ゲームプランに関しては問題なかったと振り返る遠藤。「立ち上がりは前から行く、トップ下と2ボランチに対して大地と僕と岳で見るという形でした」と守備の狙いを語り、「迫くんが前に立って、(浅野)拓磨と拓実が外から行くシーンを作りたかったんですが、試合が進むにつれてサイドバックに引っ張られたのもあって、センターバックに行けなかったです」と語り、狙い通りにやれたものの、前からのプレスはハマっていなかったようだ。

後半も圧倒的に疲労感があったわけではないと語る遠藤。「気候はあると思います。かなり暑かったです」と、気候の影響があったとはしながらも「キツさは前半の方があったと思いますが、後半は相手も落ちてきたので」と語り、大きな問題が生じていたわけではないと説明。「前から行くのがなくなった分、運動量が落ちていたという風に見えたのかなと」とし、「そんなにめちゃくちゃ落ちた感覚はなく、ブロックを引いてしっかりと守るという展開で、カウンターを狙っていました」と、ハイプレスをやめていたことがそう見せたのではないかと語った。

この先の戦い方については「もちろん厳しい状況ではありますが、あと7試合あるので、目の前の1試合1試合で勝ち点3を積み上げることしかないです」と語り、「周りの結果よりも、自分たちがここから勝ち点3を積み上げることだけを考えてプレーしていければと思います」と、自分たちにフォーカスするとした。
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