「僕にとっては特別なダービーだった」古巣ローマから得点のペドロが喜び

2021.09.27 16:30 Mon
Getty Images
ラツィオの元スペイン代表FWペドロ・ロドリゲスがローマ・ダービーでのゴールを喜んだ。

ペドロは26日に行われたセリエA第6節のローマ戦に先発。今夏にローマから同じ街のライバルであるラツィオへと禁断の移籍を果たした34歳は、19分にチーム2点目となるゴールを決め、移籍後初得点を記録した。なお、試合はラツィオが3-2で打ち合いを制した。

試合後、ペドロは古巣からゴールを奪い、ダービーでの勝利に貢献できたことを喜んだ。
「僕にとっては特別なダービーだった。ローマとラツィオ、両方のシャツを着てゴールを決めた選手は2人しかいないと言われていたよ。しかし、重要なのは勝利を手にすることだ」

「僕たちは悪い流れで試合に臨んだけど、チームは完璧だった。ゴールを決めたことは、僕らにとっても、他の人たちにとっても非常に重要なことだったよ」
また、チームを率いるマウリツィオ・サッリ監督についても言及。指揮官への厚い信頼を語った。

「サッリはこの試合の中で最高の一人であり、最も優れた監督だよ。彼は試合の準備をしっかりしていて、このような試合で選手をどうやって使うかを常に理解している」

「監督からの信頼が大切で、だからこそゴールの後には彼と一緒に喜びたいと思っていた。今日の勝利で、次の試合に向けて自信を持つことができたね」

さらに、ローマ・ダービーがいかに特別であるかを強調。熱狂的な雰囲気を作り出してくれたファンへの感謝を伝えた。

「ダービーは自分のため、そしていろんな人たちのために行われるものであり、特別な試合だ。それまでの1週間で街に大きな影響を与えるという点で、世界で最も重要な試合のひとつだよ」

「ファンのみんなの情熱はすごいものがある。彼らを味方につけることが僕たちの基本だ。試合中、応援してくれたことに感謝しているよ」

「ダービーは大きな緊張感とエネルギーを与えてくれる。最後の数分間は疲れたけど、チームのために全力を尽くしたよ。プレシーズンではプレーしていなかったので、90分プレーできるようになったのは嬉しいし、加入してすぐに出場することができた。僕はハッピーだし、チームメイトも僕を助けてくれる。これを続けていかなければならないね」

「このような試合は、勝てば自信になるし、ファンも喜んでくれる。次の2試合でも良い結果を残せると思うよ」

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