レスター応援のために仕事を辞めたリネカー、ELも家族と生観戦

2021.09.18 09:30 Sat
Getty Images
16日に開幕した2021-22シーズンのヨーロッパリーグ。昨シーズンのプレミアリーグを5位で終えたレスター・シティは、グループC第1節でナポリをキングパワー・スタジアムに迎えた。グループ内のライバル同士が激突する開幕節屈指の好カードだったが、クラブOBもしっかりと観戦に訪れていたようだ。

OBとは、元イングランド代表で名古屋グランパスでもプレーしたギャリー・リネカー氏。リネカー氏は、レスターで生まれ育ち、幼少期にレスターでサッカーをスタート。1984-85シーズンにはレスターで得点王も獲得するなど、幼少期から愛するクラブだ。
解説者としても人気を博すリネカー氏だが、『BTスポーツ』の欧州サッカー担当の仕事を昨シーズン限りで辞任。その理由をこう語っていた。

「私は世界最高の大会で最高のクラブの試合を中継するのが大好きで、この6年間、画期的な報道に参加できたことを誇りに思っている」
「寛大な契約更新のオファーをくれた『BTスポーツ』は感謝したいしたいが、よく考えた末にこの日に決めた」

「私はいつも約束してきたことをする時が来たと感じている。例えば、ヨーロッパの大会に出場するレスターを息子たちと一緒に応援するとかね(あと何回チャンスがあるかな?)」

リネカー氏は、その言葉通りナポリ戦に3人の息子たちと一緒に観戦に訪れた。自身のツイッターでは「子供たちやレスターの仲間たちと一緒にスタジアムに戻るのは素晴らしいことだ」と笑顔を見せている。

2015-16シーズンにレスターがプレミアリーグを優勝した際には、イギリス『BBC』にレスターのエンブレムがプリントされたパンツ一丁の姿で出演したリネカー氏。古巣への愛は今も溢れんばかりのようだ。

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