元Jリーガー、1999年から務める番組の司会を降板へ…2026年のW杯などは継続して司会を務めることに

2024.11.13 12:30 Wed
名古屋で引退、26年間司会を務めたリネカー氏
Getty Images
名古屋で引退、26年間司会を務めたリネカー氏
かつて名古屋グランパスでもプレーし、イングランド代表としても活躍したギャリー・リネカー氏が、25年間務めた番組の司会を降板することとなった。イギリス『BBC』が伝えた。
PR
リネカー氏は、レスター・シティ、エバートン、バルセロナ、トッテナムでプレーし、1992年に名古屋に加入。Jリーグ開幕年でプレーし、1994年に名古屋で引退した。イングランド代表としても80試合で48ゴールを記録し、1986年のメキシコ・ワールドカップ(W杯)では6ゴールを記録して得点王に輝くなど、生粋の点取り屋として活躍した。
そのリネカー氏は、引退後の1999年から『BBC』の番組「マッチ・オブ・ザ・デイ」の司会を務めてきたが、2025年5月、2024-25シーズンのプレミアリーグ終了とともに退任。26年間務めた番組を去ることとなった。

リネカー氏は契約満了が近づいていた中、10月にはスポーツ部門の責任者と交渉をスタート。本人は続投に前向きだったとされる中、「マッチ・オブ・ザ・デイ」は契約延長をオファーしなかったという。
イギリスのサッカーファンにとってはお馴染みの番組。土曜日の夜に放送される番組は、2023年には合計3300万人の視聴者がいたとされている。

『BBC』は今回の司会者交代について発表。「昨シーズン、プレミアリーグとFAカップで3300万人の視聴者を獲得した『マッチ・オブ・ザ・デイ』は、土曜日の夜にあの象徴的なテーマ曲を聞いて今でも大きな興奮を覚えるサッカーファンにとって、今でも定番の番組の一部となっている」とし、「この番組は、変化する視聴習慣に合わせて常に進化しており、あらゆるプラットフォームで独自の比類のない分析と解説を提供しています。『マッチ・オブ・ザ・デイ』の今後の計画については、近日中に発表される予定です」と、番組改編を伝えた。

一方で、リネカー氏と『BBC』の契約は別の形で続くことに。2025-26シーズンのFAカップの中継で司会を務めるとのこと。また、2026年の北中米W杯でも司会を務めることになるようだ。

番組での貢献がある一方で、X(旧ツイッター)では自由な投稿が物議を醸すことも。2023年には英国の難民政策に関する投稿が非難を浴び、一時的に出演停止に。また、『BBC』はソーシャルメディアのガイドラインを改訂し、「著名な司会者は、問題や政策についての意見を表明することは認められるべきものの、政治運動には手を出さないべき」とされたという。




PR

ギャリー・リネカーの関連記事

イングランドサッカー協会(FA)は、複数の大物監督に目をつけていたようだ。 FAは16日、2025年1月からトーマス・トゥヘル氏がイングランド代表監督を務めると発表。3人目の外国人指揮官、史上初のドイツ人指揮官を迎え入れることとなった。 しかし、発表前にはマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監 2024.10.17 18:30 Thu
低迷続くマンチェスター・ユナイテッドに対しては、厳しい声が相次いでいる。イギリス『テレグラフ』が伝えた。 今シーズン、エリク・テン・ハグ監督の下で3シーズン目を迎えたユナイテッドだが、開幕から説得力あるパフォーマンスは見られず。プレミアリーグでは6試合2勝1分け3敗と黒星先行の13位に低迷しており、ヨーロッパリー 2024.10.01 17:40 Tue
チェルシーのイングランド代表MFコール・パーマーに識者からも称賛が相次ぐ。イギリス『BBC』が報じた。 28日のプレミアリーグ第32節でブライトン&ホーヴ・アルビオンをホームに迎え撃ったチェルシー。先発のパーマーは21分の同点弾を皮切りに28分のPKチャンスから勝ち越しゴールを決めると、31分に完璧FKでハットト 2024.09.29 20:49 Sun
元イングランド代表MFで監督としても優れた手腕を発揮していたテリー・ヴェナブルズ氏が他界した。80歳だった。 イギリス『BBC』によれば、遺族がヴェナブルズ氏の死去を報告。長い闘病生活の末に亡くなったという。 「長い闘病の末、安らかに息を引き取った素晴らしい夫であり父親を失い、打ちのめされています」 2023.11.26 21:58 Sun
元イングランド代表DFマイカー・リチャーズ氏は現役時代にかつての同僚である元イタリア代表FWマリオ・バロテッリに騙されていたようだ。 マンチェスター・シティの下部組織出身であり、主に右サイドバックとして長きにわたりプレミアリーグで活躍したリチャーズ氏。シティで公式戦245試合に出場した後、フィオレンティーナへとレ 2023.09.08 18:34 Fri

プレミアリーグの関連記事

プレミアリーグ第15節、トッテナムvsチェルシーが、日本時間8日25:30にトッテナム・ホットスパースタジアムでキックオフされる。崖っぷちのスパーズと盤石ブルーズが激突するロンドン・ダービーだ。 10位のトッテナムは前節、難所ヴァイタリティ・スタジアムで行われたボーンマスとのアウェイゲームに0-1のスコア以上の完 2024.12.08 12:15 Sun
マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が、プレミアリーグ連敗を嘆いた。クラブ公式サイトが伝えている。 7日に行われたプレミアリーグ第15節でノッティンガム・フォレストと対戦したユナイテッド。前節アーセナルに敗れたチームは、立ち上がり早々に失点しながら18分にラスムス・ホイルンドのゴールで同点としてハー 2024.12.08 11:25 Sun
マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、ドローに終わるも選手の頑張りを称えた。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。 7日、シティはセルハースト・パークにて行われたプレミアリーグ第15節でクリスタル・パレスと対戦。前節公式戦8試合ぶりの白星を得たチームは、立ち上がり早々に失点を許すも30分に 2024.12.08 10:10 Sun
ウェストハムのジャマイカ代表FWマイケル・アントニオが自動車事故に遭ったことが判明した。 ウェストハムは7日、アントニオの事故に関する声明を発表した。 「ウェストハム・ユナイテッドは、マイケル・アントニオが本日(7日)午後エセックス地域で交通事故に遭った後、容態が安定していることを発表します」 「マイ 2024.12.08 07:30 Sun
プレミアリーグ第15節、マンチェスター・ユナイテッドvsノッティンガム・フォレストが7日にオールド・トラッフォードで行われ、アウェイのフォレストが2-3で勝利した。 前節、アーセナル相手に0-2の敗戦を喫し、新体制初黒星を喫した13位のユナイテッド。その敗戦からのリバウンドメンタリティが試されるホームゲームでは、 2024.12.08 04:34 Sun

ギャリー・リネカーの人気記事ランキング

1

相手が恐れる右手…ストライカーの完成形と呼ばれた男、アラン・シアラー

サッカーの試合で最もボルテージが上がる瞬間と言っても良いのがゴールシーン。どのカテゴリーの試合でも、間違いなく観る者、そしてプレーする選手のテンションを上げる場面だ。 そのゴールシーンでは、各選手が特徴的なゴールパフォーマンスを見せ、ゴールを多く決める選手ほど、その代名詞とも言えるパフォーマンスを持っている。 現代サッカー界で最も広く知られているのは、マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが見せるポーズだろうか。ゴールを決めた勢いのまま走り出すと、コーナーフラッグでジャンプし反転。「Siiiii!(イエース!)」と絶叫し、両手を広げながら着地する仁王立ちパフォーマンスは知られたものだろう。観客もパフォーマンスに合わせて「Siiiii!」というものだ。 その他にもゴールパフォーマンスを見せる選手は多く、バク宙をする選手や勢いをつけてヒザで滑るもの、ハートを手で作ったり、古くは指輪にキスをするなど様々。世のサッカー少年は、好きな選手のパフォーマンスを真似するのに必死なはずだ。 そのゴールパフォーマンスだが、右手を高く掲げるゴールパフォーマンスを見たことはあるだろうか。シンプルなパフォーマンスだが、対戦相手にとっては悪夢とも言えるこのポーズは、かつてイングランド代表のエースであったアラン・シアラーのものだ。 <span class="paragraph-title">◆商標登録されるパフォーマンス</span> 特段目立つパフォーマンスでもなく、むしろ地味でシンプルなものだが、ことシアラーの右手を掲げるパフォーマンスは誇り高きパフォーマンスとして愛されている。 このパフォーマンスは商標登録されるほど。もちろん、パフォーマンスをすることが他の選手に禁じられているわけではなく、シアラーが右手を高く掲げるこのパフォーマンスの写真等を使用した商品は、10%がチャリティに寄付されるというものだ。 それだけこのパフォーマンスの価値が高いということを示しており、イングランドにとって重要なパフォーマンスであることが知れるところ。プレミアリーグにおける最多得点記録保持者ということでも、どれほど多くの回数右手が掲げられたかがわかるだろう。 ニューカッスル出身のシアラーは、サウサンプトンの下部組織で育ち、1988年にアーセナル戦でプロデビューを果たす。 そのデビュー戦では、まさかのハットトリック達成。2点ビハインドから3点を奪い、チームに勝利をもたらせたことで一気に注目を集めることに。シアラーが17歳で成し遂げたことだった。 当時はプレミアリーグ発足前、ファーストディビジョンとして行われたリーグだが、1992-93シーズンに開幕したプレミアリーグで、一気にシアラーの得点力が花開くことに。スコアラーとしての地位を確立していくこととなる。 <span class="paragraph-title">◆大舞台で輝くストライカー</span> そのシアラーがイングランド代表としてデビューを果たしたのは1992年2月。フランス代表とのフレンドリーマッチだった。 フランスはエリック・カントナやジャン=ピエール・パパン、ディディエ・デシャンなど、往年のスター選手が出場していた中、シアラーは2トップで先発出場。43分に先制ゴールを記録し、こちらもデビュー戦ゴール。プロデビューに続いて、デビュー戦でいきなりゴールを決めるという勝負強さを見せる。 当時のエースは、後に名古屋グランパスに加入し、Jリーグでもプレーするギャリー・リネカー氏が務めていたが、新たなエース誕生という期待がシアラー氏にかけられていく。しかし、所属クラブとは裏腹に、イングランド代表ではシアラー氏は思うようにゴールを決められない。 シアラー氏がイングランド代表として最も輝いたのは、1996年に行われたユーロ。初戦のスイス代表戦でゴールを決めると、スコットランド代表戦で1ゴール、オランダ代表戦で2ゴールと3試合連続ゴールを記録。準決勝のドイツ代表戦でも1ゴールを決め、大会通算5ゴールで得点王に。チームはベスト4で終わったが、初めてイングランド代表でもその得点力を披露することとなった。 なお、ユーロ初戦でゴールを決めるまで、20試合ゴールを決めていないことも大きな話題となったが、大舞台での活躍で信頼を取り戻す。 その後も、日本代表が初めて出場した1998年のフランス・ワールドカップ(W杯)に向けた欧州予選ではゴールを量産。無事に出場権を獲得すると、本大会でも2ゴールを記録した。 シアラーは2000年のユーロにも出場し、2ゴールを記録。ユーロ予選も含めてゴールを決めた一方で、フレンドリーマッチではほとんどゴールを決めないという不思議な現象もあり、代表通算63試合で30ゴールという成績に。歴代8位という意外な数字で終わっているが、決めなければいけない試合でのゴールをしっかり決める勝負強さを発揮した。 <span class="paragraph-title">◆ストライカーの完成形</span> イングランド代表としては大きな輝きを放てなかったシアラーだが、クラブレベルでの活躍は素晴しいものだった。 プレミアリーグが発足した1992-93シーズンにブラックバーンへと移籍したシアラーは、21試合で16ゴール4アシストを記録。ケガなどもあり満足いく数字を残せなかったが、1993-94シーズンは40試合で31ゴール4アシストと得点を倍増させる。 さらに1994-95シーズンは42試合で34ゴール13アシストとアシスト数も増加。元イングランド代表FWクリス・サットンとのSASコンビでプレミアリーグ得点王に輝くと、チームを優勝に導くことに。ビッグ6と呼ばれるクラブ以外では、“奇跡の優勝”と言われた2015-16シーズンのレスター・シティと共にチャンピオンとして名を残している状況だ。 なお1995-96シーズンは35試合で31ゴール、ニューカッスルへと移籍した1996-97シーズンは31試合で25ゴールを記録し3年連続得点王に輝いていた。 当然その得点力にはビッグクラブが目をつけており、マンチェスター・ユナイテッドやバルセロナなどが獲得に動いたが、自身が愛する地元のクラブであるニューカッスルから離れることはなく、キャリアの終了までプレーした。 シアラーの特徴は、183cmと際立って大柄ではないものの、空中戦にめっぽう強く、ヘディングの技術は卓越したものがあり、多くのゴールにつなげた。 さらにシュートレンジも広く、様々なゴールパターンを持っていることからも、完成されたストライカーの1人として認識され、キャリアの晩年になってもゴールを決め続け、積み上げたプレミアリーグでのゴールは「260」。2位のウェイン・ルーニーが「208」と遠く及んでない。 そのシアラーの記録を抜く可能性を持っているのが、現在のイングランド代表のエースであるトッテナムのハリー・ケインと言われている。現時点で「167」ゴールを記録しており、記録までおよそ100ゴール。28歳のケインがプレミアリーグでプレーを続ければ間違いなく達成されるだろうが、イングランド人FWにとっての目指すべき姿として、今なお愛され続けている。 <div id="cws_ad"><hr>イングランド代表でも活躍し、ニューカッスルのレジェンドとしてプレミアリーグ歴代最多ゴール数を誇るシアラーが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>イングランド代表としてプレーしたDFソル・キャンベル、FWマイケル・オーウェンと共に現役時代に魅せたゴールが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。</div> <a href="https://ryan.onelink.me/C7cD?pid=worldsoccer2110&c=worldsoccer2110&is_retargeting=true&af_inactivity_window=3d&af_dp=ryan.app%3A%2F%2F&af_web_dp=http%3A%2F%2Fsakatsuku-rtw.sega.com%2F" target="_blank"><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/900/img/2021/sega20211027.jpg" style="max-width:100%;"></div></a> <span class="paragraph-title">【動画】伝説のストライカー、シアラーのイングランド代表での技ありゴール集!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">A huge congratulations to former <a href="https://twitter.com/hashtag/ThreeLions?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ThreeLions</a> man <a href="https://twitter.com/alanshearer?ref_src=twsrc%5Etfw">@alanshearer</a> on becoming one of the first inductees into the <a href="https://twitter.com/premierleague?ref_src=twsrc%5Etfw">@premierleague</a> Hall of Fame! <a href="https://t.co/FpxSU7B2cK">pic.twitter.com/FpxSU7B2cK</a></p>&mdash; England (@England) <a href="https://twitter.com/England/status/1386592090247860224?ref_src=twsrc%5Etfw">April 26, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJzUmR6VnJiMiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> 2021.10.27 20:00 Wed
2

“サッカーの神様”と呼ばれたジーコ、W杯での輝きと苦しみ

サッカー界に数多く存在してきたスター選手。その中でも、異名を持つ選手はそこまで多くない。 際たるものは"サッカーの王様"と呼ばれたキング・ペレ。ブラジルの英雄であり、ワールドカップ(W杯)で3度も優勝を経験しているレジェンド中のレジェンドだ。そして、そのペレにも例えられ"白いペレ"と呼ばれ、"サッカーの神様"として知られているのが、ジーコだ。 日本でも住友金属、鹿島アントラーズとプレーし、その後に日本代表監督を務めたことからも、知らない人はいないほどの知名度だろう。サッカー界でも指折りの偉大なレジェンドだ。 <span class="paragraph-subtitle">◆実力も世界でトップの1人</span> ジーコは愛称であり、本名は「アルトゥール・アントゥネス・コインブラ」、172cmと大きくない身体でありながら、ゴールやパスでチームに貢献した。 18歳でブラジルの名門・フラメンゴでファーストチームに昇格した。元々は体が小さく、線も細かったために、あまり期待はされていなかったが、その才能を高く評価され、体を鍛えることでチャンスを手にした。 フラメンゴでは12年プレーし4度のリーグ優勝を経験。その後ウディネーゼに移籍しセリエAでプレー。フラメンゴに戻ると、38歳で来日。Jリーグ2年目の1994年に41歳で現役を引退した。 クラブチームでも偉大な成績を残し、Jリーグでは初年度の開幕戦で圧巻のハットトリックを記録。これはJリーグ史上初のハットトリックであり、相手の名古屋グランパスには元イングランド代表FWのギャリー・リネカーがいた。リネカーも大きな注目の的となったが、神様の前ではただの脇役になってしまったのだ。 <span class="paragraph-subtitle">◆ワールドカップでの輝きと挫折</span> そのジーコは、当然ブラジル代表でも輝いた。W杯には1978年、1982年、1986年と3大会連続で出場。残念ながら、ブラジル代表にジュール・リメ杯(W杯のトロフィー)をもたらすことはできなかったが、運のなさもあった。 初めてのW杯となった1978年のアルゼンチン大会。初戦のスウェーデン代表戦では、試合終了間際にCKからゴールを決めたが、取り消しに。シュートを打つ前に笛が吹かれたという、今では考えられない状況で試合が終わることとなった。 ただ、ジーコはあまり出場機会を得られず、さらに大会中に負傷。チームも決勝にたどり着けずに終わっていた。 その4年後の1982年、スペイン大会ではソクラテス、ファルカン、トニーニョ・セレーゾとの「黄金のカルテット」と呼ばれる中盤を形成。巧みなパスワーク、そして圧倒的な攻撃力で優勝候補となっていた。 ジーコも4年前の悔しさを晴らそうと、1次リーグで3ゴールを挙げる活躍。2次リーグもアルゼンチン戦で1ゴール2アシスト、イタリア戦でもアシストを記録したが、チームは敗退。結果は伴わなかったが、この時のブラジル代表のパフォーマンスは世界で称賛され、「ブラジルサッカー史上最も魅了したチーム」とも称えられている。 そして3度目となる1986年のメキシコ大会だったが、今度は大会前にケガ。ヒザを負傷した状態で臨み、チームに貢献できず。"サッカーの神様"に本当の神様は微笑むことはなかった。 <span class="paragraph-subtitle">◆監督としてもW杯では悔しい思い</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/zico20221124_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">Getty Image<hr></div> サッカー王国ブラジルにおいても、数多のスター選手の中でトップクラスの評価を受けるジーコ。選手としてW杯では良い思い出はないが、監督としても苦い思いをした。 現役時代の「黄金のカルテット」は、日本代表でも実現。中田英寿、中村俊輔、小野伸二、稲本潤一が大きな注目を集めた。 しかし、W杯では稲本や小野はベンチに座ることに。日本代表として個々の能力や特徴が突出した選手が多く集まっていたが、逆に一体感をチームに作り上げることができず、1分け2敗で敗退。監督としても、W杯で結果を残せず、クラブチームはその他の代表戦とは異なり、ジーコにとっては苦い思い出となってしまった。 それでも、ジーコが現役時代に見せた華やかなプレー、そしてクラブチームで残した功績は数知れず。日本でもギリギリでJリーグ入りを果たし、オリジナル10となった鹿島に対し、常勝軍団となるべく改革したのはジーコ本人。それは、今でも"ジーコ・スピリット"として、鹿島の中で生き続けている。"サッカーの神様"と呼ばれる選手は、この先に生まれることはないのかも知れない。 <span class="paragraph-title">【動画】現役時代の“神様”ジーコの輝き、圧巻プレー集</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJMSTU2Vm9ZNSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> ブラジル代表で活躍し、Jリーグでも活躍した"サッカーの神様"ジーコが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場! 現役時代に魅せたプレーが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。 <a href="https://ryan.onelink.me/C7cD/5uev4c53" target="_blank"><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/sega20221124.jpg" style="max-width:100%;"></div></a> 2022.11.24 21:00 Thu
3

元Jリーガー、1999年から務める番組の司会を降板へ…2026年のW杯などは継続して司会を務めることに

かつて名古屋グランパスでもプレーし、イングランド代表としても活躍したギャリー・リネカー氏が、25年間務めた番組の司会を降板することとなった。イギリス『BBC』が伝えた。 リネカー氏は、レスター・シティ、エバートン、バルセロナ、トッテナムでプレーし、1992年に名古屋に加入。Jリーグ開幕年でプレーし、1994年に名古屋で引退した。 イングランド代表としても80試合で48ゴールを記録し、1986年のメキシコ・ワールドカップ(W杯)では6ゴールを記録して得点王に輝くなど、生粋の点取り屋として活躍した。 そのリネカー氏は、引退後の1999年から『BBC』の番組「マッチ・オブ・ザ・デイ」の司会を務めてきたが、2025年5月、2024-25シーズンのプレミアリーグ終了とともに退任。26年間務めた番組を去ることとなった。 リネカー氏は契約満了が近づいていた中、10月にはスポーツ部門の責任者と交渉をスタート。本人は続投に前向きだったとされる中、「マッチ・オブ・ザ・デイ」は契約延長をオファーしなかったという。 イギリスのサッカーファンにとってはお馴染みの番組。土曜日の夜に放送される番組は、2023年には合計3300万人の視聴者がいたとされている。 『BBC』は今回の司会者交代について発表。「昨シーズン、プレミアリーグとFAカップで3300万人の視聴者を獲得した『マッチ・オブ・ザ・デイ』は、土曜日の夜にあの象徴的なテーマ曲を聞いて今でも大きな興奮を覚えるサッカーファンにとって、今でも定番の番組の一部となっている」とし、「この番組は、変化する視聴習慣に合わせて常に進化しており、あらゆるプラットフォームで独自の比類のない分析と解説を提供しています。『マッチ・オブ・ザ・デイ』の今後の計画については、近日中に発表される予定です」と、番組改編を伝えた。 一方で、リネカー氏と『BBC』の契約は別の形で続くことに。2025-26シーズンのFAカップの中継で司会を務めるとのこと。また、2026年の北中米W杯でも司会を務めることになるようだ。 番組での貢献がある一方で、X(旧ツイッター)では自由な投稿が物議を醸すことも。2023年には英国の難民政策に関する投稿が非難を浴び、一時的に出演停止に。また、『BBC』はソーシャルメディアのガイドラインを改訂し、「著名な司会者は、問題や政策についての意見を表明することは認められるべきものの、政治運動には手を出さないべき」とされたという。 2024.11.13 12:30 Wed
4

カンナバーロやプジョールら豪華メンバー! ロシアW杯抽選会のドロワーが決定

▽国際サッカー連盟(FIFA)は21日、ロシア・ワールドカップ(W杯)のグループステージ組み合わせ抽選会におけるドロワーを発表した。 ▽抽選会は12月1日に開催。元イングランド代表のギャリー・リネカー氏が進行役を務めるほか、2014年大会でドイツ代表の優勝に貢献したミロスラフ・クローゼ氏がトロフィー返還式で来場する。 ▽また、歴代W杯を彩った錚々たるレジェンドも抽選アシスタントとして出席が決定。2006年W杯優勝時のイタリア代表メンバーだったファビオ・カンナバーロ氏ら8名が各国の運命を握るドロワーを務める。 ◆抽選アシスタント8名 ローラン・ブラン(フランス) ゴードン・バンクス(イングランド) カフー(ブラジル) ファビオ・カンナバーロ(イタリア) ディエゴ・フォルラン(ウルグアイ) ディエゴ・マラドーナ(アルゼンチン) カルレス・プジョール(スペイン) ニキータ・シモニャン(ロシア) 2017.11.22 08:30 Wed
5

バロンドールも受賞したウクライナの名手が軍に入隊「占領者に立ち向かうすべての人に栄光を!」

かつてソビエト連邦代表でエースを務めたウクライナ出身のイーゴリ・ベラノフ氏がウクライナ軍に加入した。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。 ベラノフ氏は、ディナモ・キーウで長らく活躍。1986年にはクラブをUEFAカップウィナーズカップ優勝に導くとともに、ソ連代表として臨んだメキシコ・ワールドカップの決勝トーナメント1回戦のベルギー代表戦でハットトリックをマークするなど活躍。ギャリー・リネカー氏らを抑え、その年のバロンドールを受賞した。 現在61歳のベラノフ氏は、自身の故郷であるオデッサでウクライナサッカー連盟のアンドリー・パヴェルコ会長と会談。支援物資を送ったほか、バロンドールのトロフィーを戦禍の街の病院に持ち運び、苦しむ人々に見せることもあったという。 そのベラノフ氏は、自身のフェイスブックを更新。銃を持った姿や他の兵士と一緒にいる写真を投稿し、軍隊加入を明かした。 「驚くべき勇気と無尽蔵の闘志!これらすべてが、ウクライナ軍の兵士たちを象徴づけている。私たちはあなたたちとともにいる」 「ウクライナに平和を。そして、我々の土地と自由で英雄的な国民を侵略しようと果敢にやってきた占領者に立ち向かうすべての人に栄光を!」 「我々の迅速な勝利を信じよう! ウクライナに栄光あれ!」 ウクライナでは、ボクシング元3団体統一王者のワシル・ロマチェンコや、男子テニスで元世界ランク13位のアレクサンドル・ドルゴポロフ氏など、他スポーツ界からも軍に加入する人物が現れている。 <span class="paragraph-title">【写真】ウクライナ軍に加入したベラノフ氏(61)※左上</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="uk" dir="ltr">Володар «Золотого м&#39;яча-1986» Ігор Бєланов пішов захищати Україну <a href="https://t.co/TscKzedL8s">https://t.co/TscKzedL8s</a> <a href="https://t.co/FG93fcmcIt">pic.twitter.com/FG93fcmcIt</a></p>&mdash; Ukrinform (@UKRINFORM) <a href="https://twitter.com/UKRINFORM/status/1511784756966567937?ref_src=twsrc%5Etfw">April 6, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.04.08 19:15 Fri

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly