「大切にしてきたことが少し薄れていた」と改めてオマーン戦を振り返る鎌田大地、中国戦は「何も言い訳にはならない」
2021.09.05 18:30 Sun
7日に行われるカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第2戦、中国代表に向けて、日本代表はカタールでトレーニングを続けている。
「初戦は僕にとってもチームにとっても、凄く難しい試合だったと思います。難しい中でも、勝ち切ることができれば良かったですが、負けてしまった。その結果自体はどうしようもないので、あれが初戦で良かったと思えるように、ここからの試合で勝ち続けて、終わった後にあの初戦の負けがあったけど、そこから変われたと言えるようにしなければいけないです」
敗戦をあとでターニングポイントだったと振り返りたいと語った鎌田。日本代表のトップ下に定着している中、自身にとっての初のW杯最終予選について感想を語った。
「僕たちも気持ちの面だったり、頭の部分でもっと切り替えて、やっていく必要があると思いました」
試合にかける準備も含めてオマーンの方が上回っていた初戦。勝たなければいけないというプレッシャーもある中、勝って当たり前と思われている環境で勝つことの難しさを感じたという。
「最終予選だけじゃなく、日本の方が普通に見れば格上というチームで、これは代表に限らず、フランクフルトでポカール初戦で3部に負けたとか、下のチームとやる上で難しい試合になることはどこでもあり得ます」
「下のチームとやる難しさというのを、年間に数試合感じる中の1試合だったと思います」
手を抜いたり気を抜いたということではなく、相手の方が想いが強い中での試合は難しいと語った鎌田。中国戦に向けてはコンディションもしっかり整えられ、言い訳のできない状態になっているとした。
「良い食事をとって、良い睡眠をとって、トレーニングに全力で臨むことが一番です」
「初戦に関しては移籍市場がギリギリだったり、個々で悩みがあったりと難しいこともありました。今はそこも解消して、次の試合に関しては何も言い訳にはならないので、次の試合は全て問題ないと思います」
次の中国戦もFIFAランキングや実績で見れば格下の相手。しかし、オマーン戦と同じ難しさは残る中、改善点についても言及した。
「この間の試合に関しては、自分たちの1番のストロングポイントというか、常に意識して監督も言っている、取られた後の切り替えだったり、今まで大切にしてきたことが少し薄れていたなというのがあります」
「初心にかえって、まずはチームとして守備から。良い守備をして攻撃につなげることが大事だと思います」
チームとしてやるべきことが薄れていたという鎌田。攻撃面で見れば、オマーン戦はこれまで起点となっていた鎌田にボールが集まる機会も少なかった。
「真ん中を締められていたので、ああいった試合は僕にとっては難しい試合になります。ボールに触れない試合も年間には何試合かあるので、ボールが触れないから何もできないのではなく、ワンチャンスでゴールを狙ったり」とボールを受ける以外の仕事もできたとコメント。「ゼロで進むと難しいので、1点でも上手く取れれば変わった展開になるので、それ以外で自分ができることを探しながらやる必要があると思います」と、ピッチ上で切り替えて、違うプレーを目指す必要性もあると語った。
遠藤航(シュツットガルト)は試合後にシステム変更についても言及していたが、鎌田は「システムを変えるというのは1つの手ではあると思いますが、僕がどうこういうというのではなく、全ては監督が決めることだと思います」とし、「僕らは監督が決めたことを信じてやるということが役目なので、僕からどうこうというのはないです」と、求められた通りにパフォーマンスを出すだけだとした。
中国戦に向けてはまだ何もしていないとし、「まずは僕自身もそうですけど、チームとしてこれから、今日の練習、明日の練習で中国に対してどういうアプローチをするかをやるので、チームとしてやることを全うしたいと思います」と、トレーニングを今後して分かるとコメント。ただ、オマーン同様にタイトに来ることが予想されるが、「足元で触れなくて、ラインが低いので裏にも抜けることができないという状況では、足元だけじゃなく、僕とサイドの選手がクロスに対して飛び込む」と1つの解決策をコメント。「足元で受け続けてカウンターを食らうというのはチームとしても焦れて難しくなるので、中を固めてくる相手にはサイド攻撃も重要になると思います」と、やはりサイドからの攻撃を有効に使いたいと語った。
中央を固めた相手の対応策はチームでも話し合ったとし、「僕自身が要求しているというより、チームとして真ん中を固められると、真ん中で崩しにいくことも必要ですが、真ん中にパスが入った時の周りのフォローの仕方はチームとして話しました」と語り、「あれだけ前に入ると、2タッチ、3タッチすると(DFに)食われるので、後ろ向きの時はワンタッチでプレーする方が良いと感じました」とし、「それで局面を変えられると思うので、狭い空間でプレーする時はワンタッチをうまく入れる必要があるだろうとみんな感じたと思います」と、ダイレクトプレーを頻繁にして、相手をズラす必要性を語った。
いつもと違う組み合わせだった2列目に関しても、「僕と元気くんの相性ということよりも、選手全員が良くなかったですし、チームとして全然うまくいっていなかったので、個人よりもチームとして良くなかったです」とし、「全てにおいて良くなかったですが、個人個人でイージーなミスも多かったです。チームの戦術だったりより、個人が良くなかったです」と、自身を含めて誰も良い選手がいなかったと語った。
コンビネーションに関しては「相性はどの選手とやってもやりやすさを代表では感じます。僕自身は誰でも良いと感じます」とし、トップ下でポジションを争うMF久保建英(マジョルカ)についても「建英と共存というのは、誰とでもできると思います」とし、自身はトップ下じゃなくても大丈夫だとコメント。「誰とやってもうまくやれると思いますし、僕がトップ下じゃなくてもうまくやれると思います。僕じゃなく監督が決めることなので、どこで使われてもある程度良いパフォーマンスができると思っています」と、今のチームではどこで出ても高いパフォーマンスを出せると自身を示した。
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日本は2日に行われたホームでの初戦、オマーン代表戦では0-1で敗戦。5年前と同じ初戦ホームでの黒星は、大きく期待を裏切ることとなった。そこから移動しカタール3日目となった5日、フランクフルトのMF鎌田大地がオンラインのメディア取材に応対。改めてオマーン戦について語った。敗戦をあとでターニングポイントだったと振り返りたいと語った鎌田。日本代表のトップ下に定着している中、自身にとっての初のW杯最終予選について感想を語った。
「最終予選は初めてだったので、どういう感じでということは全く想像つかなかったですが、改めてW杯にはどの国も熱い気持ちがあるんだなと思いましたし、どのチームに対しても簡単な試合にならないだろうなと初戦を終えて思いました」
「僕たちも気持ちの面だったり、頭の部分でもっと切り替えて、やっていく必要があると思いました」
試合にかける準備も含めてオマーンの方が上回っていた初戦。勝たなければいけないというプレッシャーもある中、勝って当たり前と思われている環境で勝つことの難しさを感じたという。
「最終予選だけじゃなく、日本の方が普通に見れば格上というチームで、これは代表に限らず、フランクフルトでポカール初戦で3部に負けたとか、下のチームとやる上で難しい試合になることはどこでもあり得ます」
「下のチームとやる難しさというのを、年間に数試合感じる中の1試合だったと思います」
手を抜いたり気を抜いたということではなく、相手の方が想いが強い中での試合は難しいと語った鎌田。中国戦に向けてはコンディションもしっかり整えられ、言い訳のできない状態になっているとした。
「良い食事をとって、良い睡眠をとって、トレーニングに全力で臨むことが一番です」
「初戦に関しては移籍市場がギリギリだったり、個々で悩みがあったりと難しいこともありました。今はそこも解消して、次の試合に関しては何も言い訳にはならないので、次の試合は全て問題ないと思います」
次の中国戦もFIFAランキングや実績で見れば格下の相手。しかし、オマーン戦と同じ難しさは残る中、改善点についても言及した。
「この間の試合に関しては、自分たちの1番のストロングポイントというか、常に意識して監督も言っている、取られた後の切り替えだったり、今まで大切にしてきたことが少し薄れていたなというのがあります」
「初心にかえって、まずはチームとして守備から。良い守備をして攻撃につなげることが大事だと思います」
チームとしてやるべきことが薄れていたという鎌田。攻撃面で見れば、オマーン戦はこれまで起点となっていた鎌田にボールが集まる機会も少なかった。
「真ん中を締められていたので、ああいった試合は僕にとっては難しい試合になります。ボールに触れない試合も年間には何試合かあるので、ボールが触れないから何もできないのではなく、ワンチャンスでゴールを狙ったり」とボールを受ける以外の仕事もできたとコメント。「ゼロで進むと難しいので、1点でも上手く取れれば変わった展開になるので、それ以外で自分ができることを探しながらやる必要があると思います」と、ピッチ上で切り替えて、違うプレーを目指す必要性もあると語った。
遠藤航(シュツットガルト)は試合後にシステム変更についても言及していたが、鎌田は「システムを変えるというのは1つの手ではあると思いますが、僕がどうこういうというのではなく、全ては監督が決めることだと思います」とし、「僕らは監督が決めたことを信じてやるということが役目なので、僕からどうこうというのはないです」と、求められた通りにパフォーマンスを出すだけだとした。
中国戦に向けてはまだ何もしていないとし、「まずは僕自身もそうですけど、チームとしてこれから、今日の練習、明日の練習で中国に対してどういうアプローチをするかをやるので、チームとしてやることを全うしたいと思います」と、トレーニングを今後して分かるとコメント。ただ、オマーン同様にタイトに来ることが予想されるが、「足元で触れなくて、ラインが低いので裏にも抜けることができないという状況では、足元だけじゃなく、僕とサイドの選手がクロスに対して飛び込む」と1つの解決策をコメント。「足元で受け続けてカウンターを食らうというのはチームとしても焦れて難しくなるので、中を固めてくる相手にはサイド攻撃も重要になると思います」と、やはりサイドからの攻撃を有効に使いたいと語った。
中央を固めた相手の対応策はチームでも話し合ったとし、「僕自身が要求しているというより、チームとして真ん中を固められると、真ん中で崩しにいくことも必要ですが、真ん中にパスが入った時の周りのフォローの仕方はチームとして話しました」と語り、「あれだけ前に入ると、2タッチ、3タッチすると(DFに)食われるので、後ろ向きの時はワンタッチでプレーする方が良いと感じました」とし、「それで局面を変えられると思うので、狭い空間でプレーする時はワンタッチをうまく入れる必要があるだろうとみんな感じたと思います」と、ダイレクトプレーを頻繁にして、相手をズラす必要性を語った。
いつもと違う組み合わせだった2列目に関しても、「僕と元気くんの相性ということよりも、選手全員が良くなかったですし、チームとして全然うまくいっていなかったので、個人よりもチームとして良くなかったです」とし、「全てにおいて良くなかったですが、個人個人でイージーなミスも多かったです。チームの戦術だったりより、個人が良くなかったです」と、自身を含めて誰も良い選手がいなかったと語った。
コンビネーションに関しては「相性はどの選手とやってもやりやすさを代表では感じます。僕自身は誰でも良いと感じます」とし、トップ下でポジションを争うMF久保建英(マジョルカ)についても「建英と共存というのは、誰とでもできると思います」とし、自身はトップ下じゃなくても大丈夫だとコメント。「誰とやってもうまくやれると思いますし、僕がトップ下じゃなくてもうまくやれると思います。僕じゃなく監督が決めることなので、どこで使われてもある程度良いパフォーマンスができると思っています」と、今のチームではどこで出ても高いパフォーマンスを出せると自身を示した。
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鎌田大地フル出場のパレスが好調マテタの2ゴールでハマーズ撃破! 今季初のリーグ2連勝に【プレミアリーグ】
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クリスタル・パレスは18日、ミルウォールのU-20イングランド代表MFロマン・エッセ(19)の完全移籍加入を発表した。契約期間は2030年6月までで、背番号は「21」を着用する。 なお、イギリス『BBC』によると、移籍金は1200万ポンド(約22億9000万円)。アドオンにより1450万ポンド(約27億7000万円)まで上昇する可能性がある。 エッセはミルウォール下部組織出身の攻撃的ミッドフィルダーで、両サイドや中央問わずプレー。17歳時の2022年にプロデビューし、2023-24シーズン後半から出番を増やした。 今シーズンはレギュラーに定着。チャンピオンシップ(イングランド2部)で24試合4ゴール1アシスト、EFLカップ(カラバオカップ)で2試合1ゴールを記録している。 また、U-18、U-19、U-20と各年代のイングランド代表も経験。スティーブ・パリッシュ会長は「観客を席から立ち上がらせるタイプの選手」と期待を寄せている。 26日のプレミアリーグ第23節ブレントフォード戦から出場可能に。日本代表MF鎌田大地も所属するパレス入り決定に際し、エッセはクラブを通じてコメントしている。 「ここに来られてとても興奮している。素晴らしいプロジェクトだし、素晴らしい機会でもある。始まるのが待ち切れない」 2025.01.18 20:39 Sat5
三笘ブライトンvsチェルシーなど4つのプレミア勢対決! FAカップ4回戦の対戦カード決定
FAカップ4回戦の組み合わせ抽選会が12日に行われた。 イングランドサッカー協会(FA)に登録されている全てのクラブが出場可能なFAカップ。プレミアリーグ勢、チャンピオンシップ(2部)勢が参戦した3回戦ではブレントフォードが唯一下位カテゴリーに敗れたものの、アーセナルやウェストハムといったプレミア勢対決に敗れたチームを除いて波乱は起きなかった。 そんななか、今回決まった4回戦では三笘薫のブライトン&ホーヴ・アルビオンがチェルシーとのプレミア勢対決に。さらに、アーセナルを撃破した前大会王者マンチェスター・ユナイテッドは、クラブOBで今季途中までコーチングスタッフを務めていたルート・ファン・ニステルローイ監督が率いるレスター・シティと対戦。さらに、アストン・ビラvsトッテナム、エバートンvsボーンマスがプレミア勢対決となった。 遠藤航所属のリバプールはブレントフォード撃破のプリマス・アーガイルと、マンチェスター・シティはレイトン・オリエントvsダービー・カウンティの勝者との対戦となる。 その他の日本人所属のプレミアリーグクラブでは菅原由勢のサウサンプトンがバーンリー、鎌田大地のクリスタル・パレスがドンカスターと対戦。 その他では大橋祐紀(ブラックバーン)、坂元達裕(コヴェントリー・シティ)、瀬古樹(ストーク・シティ)、田中碧(リーズ・ユナイテッド)、岩田智輝、横山歩夢のバーミンガム・シティが参戦する。 なお、FAカップ4回戦は2月第2週の週末に開催予定だ。 ◆FAカップ4回戦対戦カード マンチェスター・ユナイテッド vs レスター リーズ(2) vs ミルウォール(2)orダゲナム&レッドブリッジ(5) ブライトン vs チェルシー プレストン(2)orチャールトン(3) vs ウィコム・ワンダラーズ(3) エクセター・シティ(3) vs ノッティンガム・フォレスト コヴェントリー(2) vs イプスウィッチ ブラックバーン(2) vs ウォルバーハンプトン マンスフィールド(3)orウィガン(3) vs フルアム バーミンガム(3) vs ニューカッスル プリマス(2) vs リバプール エバートン vs ボーンマス アストン・ビラ vs トッテナム サウサンプトン vs バーンリー(2) レイトン・オリエント(3)orダービー・カウンティ(2) vs マンチェスター・シティ ドンカスター(4) vs クリスタル・パレス カーディフ(2) vs ストーク・シティ(2) ◆FAカップ3回戦 結果&日程 ▽1/9 シェフィールド・ユナイテッド(2) 0-1 カーディフ(2) エバートン 2-0 ピーターバラ(3) フルアム 4-1 ワトフォード(2) ▽1/10 ウィコム・ワンダラーズ(3) 2-0 ポーツマス(2) アストン・ビラ 2-1 ウェストハム ▽1/11 バーミンガム(3) 2-1 リンカーン(3) ブリストル・シティ(2) 1-2 ウォルバーハンプトン ミドルズブラ(2) 0-1 ブラックバーン(2) リバプール 4-0 アクリントン(4) レスター 6-2 QPR(2) ボーンマス 5-1 WBA(2) ブレントフォード 0-1 プリマス(2) チェルシー 5-0 モアカム(4) エクセター・シティ(3) 3-1 オックスフォード・ユナイテッド(2) ノリッジ(2) 0-4 ブライトン ノッティンガム・フォレスト 2-0 ルートン・タウン(2) レディング(3) 1-3 バーンリー(2) サンダーランド(2) 1-2 ストーク・シティ(2) リーズ(2) 1-0 ハローゲート・タウン(4) マンチェスター・シティ 8-0 サルフォード(4) コヴェントリー(2) 1-1(PK:4-3) シェフィールド・ウェンズデー(2) ハル・シティ(2) 1-1(PK:4-5) ドンカスター(4) ▽1/12 タムワース(5) 0-3 トッテナム アーセナル 1-1(PK:3-5) マンチェスター・ユナイテッド クリスタル・パレス 1-0 ストックポート(3) イプスウィッチ 3-0 ブリストル・ローヴァーズ(3) ニューカッスル 3-1 ブロムリー(4) サウサンプトン 3-0 スウォンジー・シティ(2) ▽1/13 ミルウォール(2) vs ダゲナム&レッドブリッジ(5) ▽1/14 レイトン・オリエント(3) vs ダービー・カウンティ(2) マンスフィールド(3) vs ウィガン(3) プレストン(2) vs チャールトン(3) ※()内は所属カテゴリー 2025.01.13 06:34 Mon日本の人気記事ランキング
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BE:FIRSTがアンバサダー就任の「FILA」、かつては中田英寿氏も同ブランドのスパイクを着用
7日にBE:FIRSTがブランドアンバサダーに就任したことを発表した『FILA(フィラ)』。ファッションブランドとしての認識が強い同ブランドだが、かつてはサッカースパイクも手掛けていた。 フィラは1911年、フィラ兄弟によってイタリアのビエラでニット素材工場として誕生した。1940年に社名を『FILA』に変更。1970年代からスポーツウェア業界でも地位を築き始め、次第に大きな注目を集めていった。 現在はテニスやゴルフを中心としたブランド展開に加え、バーチャルシンガー・初音ミクとのコラボレーションシューズなどカジュアルウェアに注力しているフィラだが、1998年にイタリアへと渡った元日本代表MF中田英寿氏が身に着けていたのがフィラのファッシノだ。 当時世界の最高峰と言われていたセリエA。中田氏はユベントスを相手にデビュー戦で2ゴールというセンセーショナルな活躍を披露した。足元には黒を基調に黄色のFマーク。シュータンには『FILA』の文字がはっきりと見て取れる。 現在のサッカー界からは姿を探すことが難しくなったフィラだが、今季はセリエCのヴィチェンツァのサプライヤーとなった。『Footy Headlines』によれば、イタリアのピッチに同ブランドが戻ってくるのは、フィオレンティーナとの1999-2000シーズンの終了以来、22年ぶりとのことだ。 かつてはウェストハムやフランクフルトのサプライヤーも務めていたフィラ。現在はヴィチェンツァのほか、イスラエルのマッカビ・テルアビブや韓国の済州ユナイテッドなどのクラブのサプライヤーを務めている。 <span class="paragraph-title">【写真】ペルージャ時代の中田英寿とその足元</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila01.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila02.jpg" style="max-width:100%;"></div> <span class="paragraph-title">【写真】FILAがサプライヤーを務めたフィオレンティーナやフランクフルトのユニフォーム</span> <span data-other-div="movie2"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila03.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila04.jpg" style="max-width:100%;"></div> 2022.09.07 20:30 Wed2
主力としてオランダ1部優勝争い。満を持して代表右SB一番手を取りに行く菅原由勢【新しい景色へ導く期待の選手/vol.6】
第2次森保ジャパンの初陣となる24・28日のウルグアイ・コロンビア2連戦(東京・大阪)。3年後の2026年北中米W杯に向けた強化がいよいよスタートする。 そのメンバー26人が発表されたが、30代はシュミット・ダニエル(シント=トロイデン)、遠藤航(シュツットガルト)、伊東純也(スタッド・ランス)の3人だけ。大幅な若返りが図られた印象だ。 右サイドバック(SB)はその筆頭ではないか。2014年ブラジル・2018年ロシア・2022年カタールと3度のW杯に参戦した32歳の酒井宏樹(浦和レッズ)と29歳の山根視来(川崎フロンターレ)が揃って外れ、20代前半の3人が名を連ねることになったからだ。 最年長は23歳の橋岡大樹(シント=トロイデン)だが、彼も2019年E-1選手権(釜山)で2試合に出場しただけ。22歳の菅原由勢(AZ)にしても、欧州組だけで挑んだ2020年10月のカメルーン戦(ユトレヒト)で終盤にピッチに立ったのみである。半田陸(ガンバ大阪)に至ってはパリ五輪世代でA代表実績は皆無。3人のバトルは見ものだ。 こうした中、森保監督が最も注目していると見られるのが菅原だろう。実際、2月の欧州視察時には、アルクマールまで直々に出向いている。現地を訪れたのは、2月10日のエクセルシオール戦。翌11日にはフライブルク対シュツットガルト戦を見に行っているから、凄まじい強行日程だったのは間違いない。そこまでリスクを冒しても、菅原のパフォーマンスをその目で確認したかったということになる。やはり期待値は非常に高いのだ。 「由勢のチームの中での立ち位置が明らかに変わっているなと感じました。以前はレギュラーを取るために戦っていましたが、今はチームの中心選手として周囲から信頼されている。しかも、AZはオランダという素晴らしいリーグで優勝争いをしている。欧州5大リーグに近いレベルの国でトップを争うチームで戦っているのはすごく評価できるところ。簡単なことではない」と森保監督も語っており、成長した姿を代表で見せつけてほしいと願っているのだ。 もともと菅原は10代の頃から「内田篤人(JFAロールモデルコーチ)の後継者」と目され、2017年U-17W杯(インド)・2019年U-20W杯(ポーランド)を経験してきたエリートだ。メディアの質問にも自分の言葉で理路整然と答えられる賢さとコミュニケーション力を備えており、19歳で赴いたオランダでもすぐさま適応できる社交性も持ち合わせていた。東京五輪は2000年生まれで一番下の学年ということもあって惜しくも選外となったものの、本人は挫折を糧に成長を続け、着実にスケールアップしている。 この4シーズンでほぼコンスタントに国内リーグ戦に出続けているうえ、2019-20シーズンはヨーロッパリーグ、2021-22・2022-23シーズンにはヨーロッパ・カンファレンスリーグに参戦しているという欧州舞台の経験値も魅力。それは他の右SB陣が持ち合わせていないものだ。 こうした実績もあり、カタールW杯直前に中山雄太(ハダースフィールド・タウン)が負傷離脱した際にも「左右SBのできる菅原を追加招集すべき」という声が挙がったほどだ。結果的には町野修斗(湘南ベルマーレ)が選ばれ、本人は東京五輪に続く落選を味わったわけだが、負けず嫌いの男は「ここから巻き返してやる」と誓ったに違いない。 今回は同じ2000年生まれの谷晃生(ガンバ大阪)、瀬古歩夢(グラスホッパー)、中村敬斗(LASKリンツ)も名を連ねている。それも本人にとって心強い点だろう。彼らに久保建英(レアル・ソシエダ)を加えた2000・2001年生まれの5人はU-12世代からともに代表活動をしてきた仲間。森山佳郎監督の下でインドネシアやインド、ウズベキスタンなどアジアの環境の悪い国々に転戦し、タフさを養ってきた。そういった経験値がある分、メンタル的に強い人間が揃っている。 ドイツ5部からブンデスリーガ1部に這い上がった上月壮一郎(シャルケ)もその一員ではあるが、日本人の若者としては少し異質な人材が出てくるのも不思議ではないのだ。年齢や国籍に関係なくバチバチできるメンタリティをぜひとも新生・森保ジャパンに還元してほしいもの。すでにA代表歴のある菅原はその筆頭にならなければいけない。 さらに言うと、名古屋ユースの大先輩・吉田麻也(シャルケ)が外れた今、偉大な先陣から託されたものを受け継ぎ、ピッチで示すことも彼に託される重要タスク。菅原はそういうことを考えて行動に移せる人間である。だからこそ、こちらも大いに期待したくなる。 A代表から離れていた約2年半で、彼がどのような変貌を遂げたのかをしっかりとチェックすることが、初陣2連戦の大きなテーマ。「内田二世」と評されてきた男が見る者の度肝を抜くような仕事をやってのけることを今から楽しみに待ちたい。 2023.03.16 18:30 Thu3
「全ての監督が日本人を指導すべき」守田英正に感銘を受けたスポルティング監督が絶賛「良いことしか言えない」
スポルティングCPのルベン・アモリム監督が、日本代表MF守田英正を絶賛した。ポルトガル『A Bola』が伝えた。 今夏サンタ・クララからスポルティングに完全移籍した守田。念願の移籍を果たし、ポルトガル国内でのステップアップを果たした。 ポルトガル3強の一角に加入したが、開幕戦から出場機会を得ると、プリメイラ・リーガ6試合全てに出場。チャンピオンズリーグ(CL)でも初戦のフランクフルト戦に出場し、アシストを記録した。 新天地でも順調なスタートを切り、カタール・ワールドカップ(W杯)に向けて準備を進めている守田だが、指揮官も大きな信頼を寄せている様子。日本人選手への評価が大きく変わっているようだ。 「全ての監督が日本人選手を指導すべきだと思う。常にチームを助け、どんなポジションでもプレーし、1日に1000回も謝る選手が、どのようなものであるかを理解するためにだ」 「守田には良いことしか言えない。テクニックのある選手だ。彼は6番でプレーしに来たが、8番でもプレーすることができる」 「私は彼にとても満足している。我々が守田を選んだ日、その価値と人柄をよく表している」 監督も絶賛する守田は、アンカーだけでなくインサイドハーフでもプレー。13日に予定されているトッテナムとのCL第2節でも先発が予想されており、さらに力をつけて日本代表にも貢献してもらいたいところだ。 <span class="paragraph-title">【動画】CLデビュー戦で守田が飛び出しから見事なアシスト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="tvsV4ByUmUo";var video_start = 15;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2022.09.13 21:17 Tue4
フランスで大会に参加するU-20女子代表が発表! 海外組は松窪真心&小山史乃観の2人、大学からも2人が参加
日本サッカー協会(JFA)は20日、フランスで行われるSUD Ladies Cup 2024に参加する、U-20日本女子代表メンバーを発表した。 狩野倫久監督は、今回のメンバーに大学からは早稲田大学の大山愛笑、アメリカのサンタクララ大学の林愛花が招集された。 また、海外組では、ノースカロライナ・カレッジの松窪真心、ユールゴーデンの小山史乃観が招集されている。 大会は27日から6月6日までフランスのアヴィニョンで開催。日本はグループAに入り、U-20コロンビア女子代表(5/29)、U-20メキシコ女子代表(6/1)と対戦。その後4日に順位決定戦を戦う。 今年は8月から9月にかけてコロンビアでU-20女子ワールドカップが開催日本もアジア王者として参加することとなり、重要なテストマッチの大会となる。 今回発表された_U-20日本女子代表は以下の通り。 ◆U-20日本女子代表メンバー GK 18.大熊茜(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース) 21.鹿島彩莉(ちふれASエルフェン埼玉) 1.岩崎有波(ノジマステラ神奈川相模原) FP 10.天野紗(INAC神戸レオネッサ) 6.白沢百合恵(アルビレックス新潟レディース) 9.土方麻椰(日テレ・東京ヴェルディベレーザ) 2.柏村菜那(日テレ・東京ヴェルディベレーザ) 13.松窪真心(ノースカロライナ・カレッジ/アメリカ) 5.林愛花(サンタクララ大学/アメリカ) 3.佐々木里緒(マイナビ仙台レディース) 8.大山愛笑(早稲田大学) 4.米田博美(セレッソ大阪ヤンマーレディース) 19.笹井一愛(ノジマステラ神奈川相模原) 7.角田楓佳(三菱重工浦和レッズレディース) 14.小山史乃観(ユールゴーデンIF/スウェーデン) 12.久保田真生(INAC神戸レオネッサ) 17.岡村來佳(三菱重工浦和レッズレディース) 15.樋渡百花(日テレ・東京ヴェルディベレーザ) 16.白垣うの(セレッソ大阪ヤンマーレディース) 20.松永未夢(日テレ・東京ヴェルディメニーナ) 11.板村真央(JFAアカデミー福島) 2024.05.20 20:25 Mon5