ヴォルフスブルク、ヘルタからベルギー代表FWルケバキオをレンタルで獲得

2021.08.30 23:06 Mon
Getty Images
ヴォルフスブルクは30日、ヘルタ・ベルリンからベルギー代表FWドディ・ルケバキオ(23)を1年間のレンタル移籍で獲得した。

アンデルレヒトの下部組織出身のルケバキオは、DRコンゴにルーツを持ち、昨年11月にベルギー代表デビューを飾った爆発的なスピードを特長とするアタッカー。

これまでアンデルレヒト、シャルルロワ、ワトフォード、デュッセルドルフでプレーしており、とりわけ2018年の夏にレンタル移籍で加入したデュッセルドルフでは、バイエルン戦でハットトリックを達成するなどブンデスリーガ31試合で10ゴールをマークしブレイク。
この活躍が認められ、2019年に加入したヘルタ・ベルリンでは、これまで2シーズンで公式戦67試合で16ゴール13アシストを記録。今季もここまで公式戦全試合に出場しており、ブンデスリーガ第2節のヴォルフスブルク戦でゴールを挙げていた。

ヴォルフスブルクに加入したルケバキオは、公式サイトで以下のように喜びを語っている。
「ヴォルフスブルクはドイツの偉大なチームで、昨シーズンはもちろん、最近行われたヘルタとの試合でもそのチームスピリットに感銘を受けた。僕はこのチームで自分の能力を最大限に発揮できると信じている。だから、このクラブに来られたことにとても興奮しているし、プレーするのが待ちきれないよ。チャンピオンズリーグでプレーすることは僕の夢なんだ」

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【特集】14-15ブンデスリーガ総括&ベストイレブン

【シーズン総括】 ★順当にペップ・バイエルンが3連覇 ▽グアルディオラ体制2季目のバイエルンが順当にリーグ3連覇を達成した。ロッベンやリベリを筆頭に数多くのケガ人を出しながらも、補強したシャビ・アロンソやレヴァンドフスキ、ベルナトといった新戦力がすんなりとチームにフィットし、2位以下のチームの追随を許さなかった。 ▽CL出場権争いではデ・ブライネの大車輪の活躍によってヴォルフスブルクが躍進を見せ、2位でフィニッシュ。そして、3位にはファブレ監督の下でカウンターとムービングフットボールを柔軟に使い分けたボルシアMGが滑り込み、4位にはR・シュミット新監督の下、徹底したハイプレスからショートカウンターを繰り出し続けたレバークーゼンがランクインした。 ▽そんな中、バイエルンのライバルになるはずだったドルトムントは、新戦力が軒並みフィットせず、降格の危機に瀕した。4月にはクロップ監督が責任を取って退任を表明するなど、激動のシーズンとなってしまった。それでも、シーズン後半は盛り返し、DFBポカール準優勝とEL出場権獲得で、名将に花道を飾っている。 ▽最終節まで降格チームの決まらなかった史上最大の大混戦となった残留争いでは、清武&酒井宏のハノーファーや酒井高のシュツットガルトがぎりぎりで残留を果たした一方、フライブルクが7年ぶりに降格し、前半戦で奮闘していたパーダーボルンが1年での降格となってしまった。そして、2年連続残留プレーオフに回ったハンブルガーSVは山田のカールスルーエ相手に劇的残留を果たした。 ▽日本人選手で最も活躍したのは今季もマインツの岡崎だった。2年連続2桁ゴールを達成し、昨季の活躍がフロックでないことを証明。また、フランクフルトの長谷部もキャプテンシーを前面に押し出してチームの残留に貢献している。そして、ブンデス初挑戦となったケルンの大迫や長澤、ヘルタ・ベルリンの原口はシーズン終盤にレギュラーの座を掴み、来季の飛躍に期待を抱かせている。 【最優秀選手&監督】 ★最優秀選手 ◆ケビン・デ・ブライネ(ヴォルフスブルク)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/FREE/get20150527_16_480_000.jpg" width="290px"></div><div style="font-size:x-small; 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ヴォルフスブルク、下部組織出身のU-20ドイツ代表DFジールスレーベンとプロ契約締結

ヴォルフスブルクは8日、U-20ドイツ代表DFティム・ジールスレーベン(20)とプロ契約を締結したことを発表した。契約期間は2024年6月30日までとなる。 プロ契約を結んだジールスレーベンは、公式サイトで以下のように喜びを語っている。 「とても嬉しいし、正直なところ少し誇らしく思っている。クラブから信頼されていることを本当に嬉しく感じている。僕はここでとても居心地がよく過ごせている。今回の契約を刺激として、これからもクラブのために頑張るよ」 16歳の頃に1.FCマグデブルクからヴォルフスブルクの下部組織に加入したジールスレーベンは、U-17、U-19、ヴォルフスブルクⅡと順調に昇格を重ねていた。また、トップデビューは飾っていないものの、今シーズンは公式戦10試合にベンチ入りしていた。 また、U-16から世代別のドイツ代表も経験しており、現在はU-20ドイツ代表でプレーしている。 2020.12.09 01:30 Wed
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マスクなし、密な環境でダンスに水タバコ…コロナ禍でパーティに参加のヴォルフスブルク2選手が処分

ヴォルフスブルクは12日、アメリカ代表DFジョン・アンソニー・ブルックスとクロアチア代表DFマリン・ポングラチッチの2選手に対して処分を下すことを発表した。 今回処分を受けることとなったブルックスとポングラチッチは、コロナ禍において、大勢の男女がいるプライベートアパートでパーティを行なっていたとのこと。その動画が写真や動画を共有できるアプリ『Snapchat』上に流出しているとドイツ『ビルト』が報じていた。 報道によれば、両選手はマスクもせず、ソーシャル・ディスタンスも取っておらず、大音量で音楽が流れる部屋で踊ったり、シーシャパイプ(水タバコ)を吸う姿も動画に収まっていたとのことだ。 このパーティは6日のホッフェンハイム戦後に撮影されたと言われているが、その証拠はない。 しかし、この行為はコロナ禍においては重大なガイドライン違反となる。 ヴォルフスブルクはこの報道を受けて声明を発表。両選手が事実を認めて謝罪したことを報告。処分を下したと発表した。 「『ビルト』が報道しているように、2人のヴォルフスブルクの選手がコロナのガイドラインに違反したパーティに参加していたと言われている」 「ヴォルフスブルクは、すでに認識し、クラブ内でこの件を対応しています。問題の選手はクラブの経営陣と話し、不正行為について心からそして、信頼できる形で謝罪をしました」 「罰金を科され、社会福祉サービスも行います。保健部門とDFL(ドイツサッカーリーグ機構)はクラブから情報を得ています」 2021.03.12 21:45 Fri
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フランクフルトがヴォルフスブルクのエジプト代表FW獲得へ? 鎌田らの穴埋め候補か

フランクフルトが、ヴォルフスブルクのエジプト代表FWオマル・マーモウシュ(24)の獲得に動いているようだ。ドイツ『WAZ』が報じている。 日本代表MF鎌田大地の来季ドルトムント加入が既定路線となり、フランス代表FWランダル・コロ・ムアニの去就も不透明なフランクフルト。 来季に向けて前線の補強に動くクラブは、今季限りでヴォルフスブルクとの契約が終了するエジプト代表FWの獲得を目指しているようだ。 報道によると、マーモウシュの残留を希望するヴォルフスブルクは、現行契約の4倍となる年俸250万ユーロ(約3億6000万円)+契約延長にサインした際のボーナスという条件のオファーを掲示。 しかし、マーモウシュは移籍を希望している模様で、両者の交渉は完全に停滞しているという。そういった中、ボルシアMGも関心を寄せる同選手に対して、フランクフルトが交渉を進めており、今夏のフリートランスファーに向けて好位置に付けているようだ。 カイロ出身のマーモウシュは、2017年夏にヴォルフスブルクへ完全移籍。ヴォルフスブルクⅡやザンクトパウリ、シュツットガルトへの武者修行を経て、今季から主力に定着。ここまで公式戦24試合に出場し、4ゴール1アシストの数字を残している。 183cmの右利きのアタッカーはセンターフォワード、左右のウイングと前線の複数ポジションでプレー可能なユーティリティー性に加え、卓越した足元の技術、コーディネーションを駆使した緩急自在のドリブル、正確な右足のキックが特長の技巧派だ。 2023.03.01 06:00 Wed

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