復帰目指すチチャリートがリハビリ中に突然涙を流す…

2021.08.03 14:30 Tue
Getty Images
ロサンゼルス・ギャラクシーに所属する元メキシコ代表FWハビエル・エルナンデス(33)が、復帰に向けて懸命にリハビリに励む中で涙を流す様子を見せた。イギリス『SPORT BIBLE』が伝えている。2020年1月にLAギャラクシーに加入したチチャリートの愛称で知られるハビエル・エルナンデスは、昨シーズンは度重なるケガやスランプによってどん底の1シーズンを過ごした。

それでも、今シーズンはインテル・マイアミとの開幕戦で2ゴール、翌節のニューヨーク・レッドブルズ戦でハットトリックを達成するなど、ここまでのリーグ戦10試合で10ゴールを挙げる圧巻の活躍を見せている。
しかし、先月初めのスポルティング・カンザスシティ戦のウォームアップの際に痛めた筋肉系の負傷によって、現在は負傷離脱を強いられている。

そういった中、復帰に向けて懸命にリハビリに取り組んでいるベテランFWは、自身のリハビリの様子を公式『インスタグラム』を通じて度々発信。
ただ、自身の感触として回復が順調に進んではいないようで、先日に投稿したトレーニング動画では器具を使って懸垂のエクササイズを行った後に突然涙を流してトレーナーに慰められる場面も映っていた。

その様子を見ると、チチャリートは精神的にかなり追い込まれているように思われたが、同選手はこの動画のキャプションに「僕らは常に困難な瞬間、困難な状況を経験しているけど、それをネガティブなものとして捉えるか、状況を利用して100%の力を発揮するための大きなモチベーションと捉えるかは自分たち次第なんだ。継続するかどうかの判断はいつでも自分の中にある」とコメント。リハビリのキツさを認めながらも自らを叱咤激励する姿勢を示した。

なお、メキシコサッカー界屈指のスーパースターであるチチャリートは、今年4月に行われた会見の場でスーパースターとしての苦悩を吐露すると共に、多くの人が個人的な問題に関してよりオープンに話せるようになることを願っていると、メンタルヘルスに関して持論を展開していた。

その際には「弱さを見せていくことは、僕がより積極的に取り組んでいること」、「情熱を持って仕事をするために、常に向上心を持ち続けたいと思っている。僕らは互いにそれを要求する必要があると思うけど、それは完璧さを求めるということではないんだ」というコメントも残していた。

今回のトレーニング中に涙を見せた動画の投稿の背景には、そういったチチャリートの考え方の変化が強く反映されているようだ。

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