琉球が下位の大宮とドローで首位追走ならず…東京Vは後半AT被弾で勝ち点逸【明治安田J2第23節】

2021.07.18 21:15 Sun
明治安田生命J2リーグ第23節の4試合が18日に各地で行われた。

琉球(勝ち点43)は敵地NACK5スタジアムで大宮(勝ち点17)と対戦した。前節は最下位の相模原に足元をすくわれて連勝が「2」でストップした琉球だったが、この日は2分から中川がGKのビッグセーブを強いるミドルシュートでゴールに迫ると8分に先制。ボックス右でパスを受けた阿部のクロスを、ファーサイドの上原慎也が右足ダイレクトボレーで合わせてスーパーゴールを決めて見せた。
一方、山口戦で16試合ぶり白星を挙げたものの、以降2試合は1分け1敗と勢いに乗り切れない大宮は、13分にカウンターから絶好のチャンスを迎える。しかし、ボックス右まで侵攻した松田がシュートを外してしまい、試合は1点ビハインドで折り返すことになった。

後半からその松田を下げて柴山を投入したホームチームはこの交代が功を奏す。49分、ドリブルでボックス左に侵入した柴山は、相手を抜きにかかったところで鳥養に倒されPKを獲得。これをイバが沈めて振り出しに戻した。

その後、62分にカウンターから黒川が、71分には馬渡がゴールに迫るが、GKのファインセーブと左ポストに阻まれ逆転には至らない。対して、後半は守勢を強いられる琉球だったが78分、茂木の右CKを赤嶺が頭で合わせて再び勝ち越しに成功。数少ないチャンスをモノにした。
ところがその1分後、ハスキッチが敵陣右サイドでボールを奪った大宮は、そのハスキッチの折り返しを黒川がワントラップから押し込んで一瞬で同点に。そのまま試合は進み、後半アディショナルタイムには大宮がチャンスを作ったが、GKにセーブされ試合終了。2-2の引き分けに終わった。

その他、ニンジニアスタジアムでは愛媛と東京Vが対戦。試合は3連敗中の愛媛が5分に近藤のミドルシュートで先制する立ち上がりに。しかし、3試合ぶりの勝利を目指す東京Vも15分に小池がゴールに迫ると、迎えた21分に左CKからンドカ・ボニフェイスが頭で決めて同点に。ンドカはこれが加入後初ゴールとなった。

さらに38分には速攻からゴールに迫り、最後は山下のシュートがGK岡本に弾かれたところを小池が詰めると、混戦の中でオウンゴールを誘発し逆転。リードした状態で試合を折り返した。

東京Vは後半も小池、端戸のシュートでゴールに迫るが3点目は奪えない。それでも1点リードのまま終盤を迎え、勝利を目前に。しかし後半アディショナルタイム、大宮は途中出場の榎本が左サイドからカットインし、ペナルティアーク付近からシュートを放つと、GKマウテスの手を弾いてゴールイン。土壇場で同点に追いつき、試合終了となった。

◆第23節
▽7/18(日)
ファジアーノ岡山 0-1 ザスパクサツ群馬
大宮アルディージャ 2-2 FC琉球
FC町田ゼルビア 1-0 SC相模原
愛媛FC 2-2 東京ヴェルディ

▽7/17(土)
栃木SC 0-1 ヴァンフォーレ甲府
ジェフユナイテッド千葉 2-1 ツエーゲン金沢
松本山雅FC 0-1 水戸ホーリーホック
京都サンガF.C. 1-1 アルビレックス新潟
ジュビロ磐田 1-2 モンテディオ山形
レノファ山口FC 1-0 ブラウブリッツ秋田
V・ファーレン長崎 3-2 ギラヴァンツ北九州
関連ニュース

横浜FCのFW森海渡が前十字じん帯を損傷…18日に手術を実施

横浜FCは19日、FW森海渡の負傷を報告した。 森は9日に行われた明治安田J2リーグ第3節のモンテディオ山形戦で負傷。検査の結果、前十字じん帯損傷と診断されたとのことだ。18日に手術が行われ、全治期間については経過観察後に判断すると伝えている。 森は今シーズンに柏レイソルから完全移籍で横浜FCに加入。ここまで明治安田J2リーグで3試合に出場していた。 2024.03.19 11:20 Tue

田中誠新体制の栃木、MF佐藤祥が左大腿二頭筋損傷 第2節山形戦で途中交代

栃木SCは18日、MF佐藤祥の負傷を発表した。 佐藤は明治安田J2リーグ第2節のモンテディオ山形戦で負傷。開幕戦から2試合連続のスタメン出場を果たすも、ハーフタイムで交代に。以降は、メンバーから外れていた。 診断結果は左大腿二頭筋損傷で、復帰までは12週を要する見込みとされている。 昨季はチーム最多タイのリーグ戦40試合に出場していた。 2024.03.18 22:00 Mon

【Jリーグ出場停止情報】川崎FのFWマルシーニョ、同じ試合で退場した横浜FMのGKポープ・ウィリアム、京都DFアピアタウィア久らが出場停止に

Jリーグは18日、出場停止処分を発表した。 明治安田J1リーグでは、川崎フロンターレのFWマルシーニョ、横浜F・マリノスのGKポープ・ウィリアム、京都サンガF.C.のDFアピアタウィア久、セレッソ大阪のMF柴山昌也の4人が出場停止となる。 ポープ・ウィリアムに関しては、京都サンガF.C.戦で一発退場。「ペナルティーエリアの外側で、ドリブルをしていた相手競技者に対し、ボールにプレーできず反則で止め、決定的な得点機会を阻止した行為は、『著しい反則行為』に該当する」と判断。DOGSOを取られた一発退場となり、1試合の出場停止となった。 同試合ではアピアタウィア久も一発退場。こちらも「ペナルティーエリアの外側で、ドリブルをしていた相手競技者に対し、ボールにプレーできず反則で止め、決定的な得点機会を阻止した行為は、『著しい反則行為』に該当する」と判断されており、DOGSOによる一発退場で1試合の出場停止となった。 柴山に関しては、サガン鳥栖戦で一発退場。「相手競技者のスネに対し右足裏で過剰な力で蹴った行為は、『著しい反則行為』に該当する」と判断され、1試合の出場停止処分が下された。 また、J2ではザスパ群馬のMF天笠泰輝、愛媛FCのDF森下怜哉、ロアッソ熊本のDF岩下航が出場停止となっている。 【明治安田J1リーグ】 FWマルシーニョ(川崎フロンターレ) 第5節 vsFC東京(3/30) 今回の停止:1試合停止 GKポープ・ウィリアム(横浜F・マリノス) 第5節 vs名古屋グランパス(3/30) 今回の停止:1試合停止 DFアピアタウィア久(京都サンガF.C.) 第5節 vs東京ヴェルディ(3/29) 今回の停止:1試合停止 MF柴山昌也(セレッソ大阪) 第5節 vs湘南ベルマーレ(3/30) 今回の停止:1試合停止 【明治安田J2リーグ】 MF天笠泰輝(ザスパ群馬) 第5節 vs横浜FC(3/20) 今回の停止:1試合停止 DF森下怜哉(愛媛FC) 第5節 vsV・ファーレン長崎(3/20) 今回の停止:1試合停止 DF岩下航(ロアッソ熊本) 第5節 vsベガルタ仙台(3/20) 今回の停止:1試合停止 【YBCルヴァンカップ】 MF柳雄太郎(Y.S.C.C.横浜) 2回戦 vsFC東京(4/17) 今回の停止:1試合停止 2024.03.18 19:35 Mon

長崎がマテウス・ジェズス強烈弾で連勝! いわきは圧巻6発のゴールショー【明治安田J2第4節】

明治安田J2リーグ第4節の2試合が17日に行われ、開幕から1勝1分け1敗でくる4チームがそれぞれ2勝目を目指して戦った。 V・ファーレン長崎はレノファ山口FCのホームに乗り込み、1-0で勝利。先のルヴァンカップで2発のマテウス・ジェズスが32分に左サイドからボックス右に切り込むと、利き足ではない右足で今季J2で初ゴール。後半に入り、押し込まれる展開もあった長崎だが、今季初のリーグ戦連勝&公式戦3連勝としている。 いわきFCはロアッソ熊本との敵地戦を6-0と快勝。9分に照山颯人のヘッドで先手を奪うと、28分に近藤慶一が追加点を決め、後半も谷村海那、照山、山口大輝、有馬幸太郎がネットを揺らした。後半途中に岩下航が退場となり、数的優位に立った状況もあるが、こちらも今季初のリーグ戦連勝&公式戦3連勝を達成した。 なお、今節が終わって、上位は3勝1分のファジアーノ岡山が首位を堅持。勝ち点9でヴァンフォーレ甲府と清水エスパルスが追いかける状況となっている。 ◆第4節結果 ▽3/16(土) ブラウブリッツ秋田 0-0 ベガルタ仙台 栃木SC 1-0 横浜FC 水戸ホーリーホック 1-2 徳島ヴォルティス モンテディオ山形 0-1 ヴァンフォーレ甲府 藤枝MYFC 0-1 ファジアーノ岡山 清水エスパルス 2-0 大分トリニータ ザスパ群馬 0-1 愛媛FC 鹿児島ユナイテッドFC 4-2 ジェフユナイテッド千葉 ▽3/17(日) ロアッソ熊本 0-6 いわきFC レノファ山口FC 0-1 V・ファーレン長崎 2024.03.17 15:30 Sun
thumb

劇的勝利の岡山が開幕4試合無敗! 連敗回避の甲府、清水が首位追走【明治安田J2第4節】

明治安田J2リーグの8試合が16日に各地で行われた。 開幕から2勝1分けでリーグ首位に立つファジアーノ岡山は、未だ勝利なしの藤枝MYFCとアウェイで対戦。前半はスコア動かず、0-0で試合を折り返す。 後半もゴールレスのまま時間が進んだが、アディショナルタイムにドラマが。思い切って右足を振った田中雄大のシュートが相手に当たってゴールに吸い込まれ、岡山がついに先制。これで開幕から4試合無敗とし、勝ち点を「10」に伸ばした。 同じく2勝1分けで2位のベガルタ仙台は、ブラウブリッツ秋田との東北ダービー。ようやくホーム開幕戦を迎えた秋田が前半からチャンスを複数作るが、活かしきれないまま仙台に押し返されてハーフタイムを迎える。 結局後半もゴールは生まれず、0-0で試合終了。勝ち点「1」を分け合う結果となったが仙台は無敗をキープした。 その他、5位・モンテディオ山形vs4位・ヴァンフォーレ甲府の上位対決は、ピーター・ウタカの決勝点により甲府が1-0で勝利。この2チームと同様に3連勝を逃していた6位・清水エスパルスは、大分トリニータ相手に2-0の勝利をあげ、甲府と共に首位を追走している。 下位では徳島ヴォルティスが今シーズン初勝利をゲット。敗れたザスパ群馬は藤枝と共に4試合勝ちなしとなっている。 ◆明治安田J2リーグ第4節 ▽3月16日(土) ブラウブリッツ秋田 0-0 ベガルタ仙台 栃木SC 1-0 横浜FC 水戸ホーリーホック 1-2 徳島ヴォルティス モンテディオ山形 0-1 ヴァンフォーレ甲府 藤枝MYFC 0-1 ファジアーノ岡山 清水エスパルス 2-0 大分トリニータ ザスパ群馬 0-1 愛媛FC 鹿児島ユナイテッドFC 4-2 ジェフユナイテッド千葉 ▽3月17日(日) 《13:00》 ロアッソ熊本 vs いわきFC 《13:15》 レノファ山口FC vs V・ファーレン長崎 2024.03.16 18:12 Sat
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly