ウクライナに勝利のオーストリアが史上初の決勝T進出、イタリアと対戦へ《ユーロ2020》

2021.06.22 02:57 Tue
Getty Images
ユーロ2020グループB最終節、ウクライナ代表vsオーストリア代表が21日にルーマニアで行われ、0-1でオーストリアが勝利した。

勝ち点3で並ぶ両国の一戦。

4日前に行われた北マケドニア代表戦を2-1と競り勝って1勝1敗とした2位ウクライナは、2戦連発中のヤルモレンコとヤレムチュクが先発。引き分けで2位通過が決まる中、ジンチェンコやマリノフスキーがスタメンとなった。
一方、オランダ代表に0-2と完敗して1勝1敗となった3位オーストリアは、これまでの3バックから4バックに変更。リベロを務めていたアラバは左サイドバックに入った。

攻守の切り替えの早い、球際の激しい攻防が続いた序盤を経て、21分にオーストリアが先制する。左CKからバウムガルトナーが足を伸ばしスパイクのソールでうまく押し込んだ。
敗れれば3位後退となる、追う展開となったウクライナが前がかる中29分、シャパレンコがボックス左からカットインシュートを放つも、GKのセーブに阻まれる。

ハーフタイムにかけてはウクライナが前がかる中、対するオーストリアは37分、ライナーがボックス左からこちらもカットインシュートを放ったがGKにセーブされ、オーストリアの1点リードで終えた。

迎えた後半もウクライナが押し込む展開となるも、シュートに持ち込むことはできない。

68分、ウクライナはマルロスを投入。終盤にかけて攻勢に出ると69分にはボックス右からヤレムチュクがシュートを放ったが枠を捉えきれず。

結局、集中した守備でシャットアウトとしたオーストリアがウクライナを下して逆転で2位通過。同国史上初の決勝トーナメント進出を決めている。ラウンド16ではグループA首位通過のイタリア代表と対戦する。

敗れて3位後退となったウクライナは他グループの結果待ちとなる。

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