福岡PK失敗が響き7連勝を逃すドロー、横浜FCは相手の良さを消し勝ち点1【明治安田J1第16節】
2021.05.26 20:58 Wed
26日、明治安田生命J1リーグ第16節の横浜FCvsアビスパ福岡の一戦がニッパツ三ツ沢球技場で行われ、1-1の引き分けに終わった。
前節は川崎フロンターレとアウェイで対戦し、3-1で敗れた最下位の横浜FCと、現在6連勝中と勢いが止まらない5位の福岡の一戦。
横浜FCは前節から3名を変更。武田英二郎、小川慶治朗、ジャーメイン良が外れ、中塩大貴、高木友也、マギーニョを起用。[4-4-2]をベースに3バックにするなど可変システムで臨む。
対する福岡は4名を変更。志知孝明、金森健志、田邉草民、渡大生が外れ、輪湖直樹、ジョルディ・クルークス、重廣卓也、山岸祐也が起用された。
立ち上がりからペースを握ったのは横浜FC。クレーべを囮にしてマギーニョが裏を狙う形で攻めて行く。また、前からのプレスとブロックを作る守備をうまく切り替え、福岡にペースを握らせない。
なかなか決定機がないまま飲水タイムを迎えると、明けた26分に横浜FCがスコアを動かす。ボックス左で高木がジョルディ・クルークスをかわすと、落ち着いて左足でクロス。これをニアに飛び込んだクレーベがヘディングで合わせゴール。横浜FCが先制に成功する。
失点後もなかなかペースを作れない福岡を尻目に、横浜FCは前からのプレスがハマり、サイドから攻撃を仕掛ける。29分にも高木のアーリークロスに対してクレーベが飛び込みヘッドで合わせる。
その横浜FCだが34分にあわやのシーン。福岡のロングボールに対して中塩がバックパス。これをGK市川がダイレクトで蹴ろうとしたが、まさかの空振り。あわやオウンゴールになるところだった。
横浜FCのリードで迎えた後半。福岡はスイッチを入れ直して臨むも、横浜FCがサイド攻撃を許さず。福岡はなかなか攻め手を見つけられない。
福岡にとっては苦しい状況が続いた中、59分にゴールが生まれる。バイタルエリアでパスを繋ぐとボックス左へ。パスを受けた輪湖が右足でクロスを送ると、ブルーノ・メンデスがヘディングで合わせ、福岡が同点に追いつく。
同点に追いついた福岡は息を吹き返すと、60分にも決定機。サロモンソンからの低い早いクロスをボックス内で山岸がトラップ。相手を背負いながら落とすと、杉本がダイレクトシュート。しかし、これはわずかに枠を越えていく。
攻め込まれた横浜FCは62分、右サイドから前嶋がカットインしながらパス。これを受けた手塚が横に流すと、松浦がボックス手前から右足でダイレクトシュート。際どいコースに飛ぶが、これはわずかに右に外れる。
一気に逆転と行きたい福岡は64分に山岸に代えてフアンマ・デルガドを投入。すると65分、杉本のスルーパスにブルーノ・メンデスが反応。中塩との競り合いとなったが、ブルーノ・メンデスがボックス内で倒され福岡がPKを獲得する。
これで得たPKを入ったばかりのフアンマ・デルガドがキッカーを務めるが、コースを狙いすぎた結果ゴールの左に外してしまう。
福岡は逆転に向けて渡大生、田邉草民、石津大介、湯澤聖人を投入。終盤にかけて圧力を持って横浜FCゴールに迫っていく。
90分にはボックス左でFKを得た福岡はサロモンソンが高速クロス。これに合わせにいくが、ジャーメインがクリアする。
このCKから福岡はゴールを狙うが、横浜FCが逆襲のカウンター。前嶋がライン際で残すと、パスを受けたジャーメインのスルーパスに反応した小川がラインブレイク。ボックス左からグラウンダーのクロスを上げるが、これはブロックされる。
最後まで福岡が勝利を目指してゴールに迫っていくが、最後までゴールを奪えず。結局1-1のドローに終わり、勝ち点を分け合った。
福岡は連勝が6でストップ。横浜FCはしっかりと守り、勝ち点1を獲得した。
横浜FC 1-1 アビスパ福岡
【横浜FC】
クレーベ(前26)
【福岡】
ブルーノ・メンデス(後14)
前節は川崎フロンターレとアウェイで対戦し、3-1で敗れた最下位の横浜FCと、現在6連勝中と勢いが止まらない5位の福岡の一戦。
横浜FCは前節から3名を変更。武田英二郎、小川慶治朗、ジャーメイン良が外れ、中塩大貴、高木友也、マギーニョを起用。[4-4-2]をベースに3バックにするなど可変システムで臨む。
立ち上がりからペースを握ったのは横浜FC。クレーべを囮にしてマギーニョが裏を狙う形で攻めて行く。また、前からのプレスとブロックを作る守備をうまく切り替え、福岡にペースを握らせない。
一方の福岡も右サイドのジョルディ・クルークス、最前線のブルーノ・メンデスがフィジカルの強さを生かしてキープを図ろうとするも、横浜FCの集中した守備でチャンスを作らせない。ロングボールを山岸が競るもセカンドボールを横浜FCが拾うなど、上手くいかない。
なかなか決定機がないまま飲水タイムを迎えると、明けた26分に横浜FCがスコアを動かす。ボックス左で高木がジョルディ・クルークスをかわすと、落ち着いて左足でクロス。これをニアに飛び込んだクレーベがヘディングで合わせゴール。横浜FCが先制に成功する。
失点後もなかなかペースを作れない福岡を尻目に、横浜FCは前からのプレスがハマり、サイドから攻撃を仕掛ける。29分にも高木のアーリークロスに対してクレーベが飛び込みヘッドで合わせる。
その横浜FCだが34分にあわやのシーン。福岡のロングボールに対して中塩がバックパス。これをGK市川がダイレクトで蹴ろうとしたが、まさかの空振り。あわやオウンゴールになるところだった。
横浜FCのリードで迎えた後半。福岡はスイッチを入れ直して臨むも、横浜FCがサイド攻撃を許さず。福岡はなかなか攻め手を見つけられない。
福岡にとっては苦しい状況が続いた中、59分にゴールが生まれる。バイタルエリアでパスを繋ぐとボックス左へ。パスを受けた輪湖が右足でクロスを送ると、ブルーノ・メンデスがヘディングで合わせ、福岡が同点に追いつく。
同点に追いついた福岡は息を吹き返すと、60分にも決定機。サロモンソンからの低い早いクロスをボックス内で山岸がトラップ。相手を背負いながら落とすと、杉本がダイレクトシュート。しかし、これはわずかに枠を越えていく。
攻め込まれた横浜FCは62分、右サイドから前嶋がカットインしながらパス。これを受けた手塚が横に流すと、松浦がボックス手前から右足でダイレクトシュート。際どいコースに飛ぶが、これはわずかに右に外れる。
一気に逆転と行きたい福岡は64分に山岸に代えてフアンマ・デルガドを投入。すると65分、杉本のスルーパスにブルーノ・メンデスが反応。中塩との競り合いとなったが、ブルーノ・メンデスがボックス内で倒され福岡がPKを獲得する。
これで得たPKを入ったばかりのフアンマ・デルガドがキッカーを務めるが、コースを狙いすぎた結果ゴールの左に外してしまう。
福岡は逆転に向けて渡大生、田邉草民、石津大介、湯澤聖人を投入。終盤にかけて圧力を持って横浜FCゴールに迫っていく。
90分にはボックス左でFKを得た福岡はサロモンソンが高速クロス。これに合わせにいくが、ジャーメインがクリアする。
このCKから福岡はゴールを狙うが、横浜FCが逆襲のカウンター。前嶋がライン際で残すと、パスを受けたジャーメインのスルーパスに反応した小川がラインブレイク。ボックス左からグラウンダーのクロスを上げるが、これはブロックされる。
最後まで福岡が勝利を目指してゴールに迫っていくが、最後までゴールを奪えず。結局1-1のドローに終わり、勝ち点を分け合った。
福岡は連勝が6でストップ。横浜FCはしっかりと守り、勝ち点1を獲得した。
横浜FC 1-1 アビスパ福岡
【横浜FC】
クレーベ(前26)
【福岡】
ブルーノ・メンデス(後14)
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