川崎Fが家長、田中、三笘の3発で横浜FC戦も勝利! 連続無敗記録もさらに更新【明治安田J1第15節】

2021.05.22 17:15 Sat
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明治安田生命J1リーグ第15節の1試合が22日に等々力陸上競技場で催され、ホームの川崎フロンターレが3-1で横浜FCを下した。

J1新記録の22試合連続無敗記録を打ち立て、首位を独走する川崎Fは前節から1選手のみが入れ替わり、A代表とU-24日本代表の活動にそれぞれ呼ばれた谷口、山根、三笘、田中、旗手の5選手が先発。一方、前節に待望の今季初白星を手にした最下位の横浜FCは小川、ジャーメイン良がスタートから出場した。

今季初白星の勢いで首位相手に立ち向かっていった横浜FCだが、今節から神奈川勢対決の連戦となる川崎Fが立ち上がりから敵陣深くに攻め入る展開に。そのなかで、守りの時間が続く横浜FCが辛抱強く凌ぎ続け、勝機を見いだしにかかる。
しかし、川崎Fは17分に田中のパスを家長がワンタッチで叩き、三笘がボックス左に向かっていくと、手塚のファウルを受けてPKのチャンスを獲得。キッカーの家長が相手GKの逆を突く左足のシュートをゴール左に決め切り、先制に成功する。

リードを許してしまった横浜FCは24分にロングカウンターから小川が敵陣深くに単騎侵攻。ボックス左からフィニッシュの形まで持っていったが、GKチョン・ソンリョンが冷静に処理。守勢の横浜FCにとって絶好機だったが、生かせない。
すると、川崎Fは28分、レアンドロ・ダミアンが前線からのプレッシングでボールを持つGK市川を強襲。こぼれ球に反応した三笘は高橋のタックルに阻まれるが、バイタルエリア中央で拾い直した田中が左足で流し込み、追加点を挙げる。

盛り返そうと後半頭から中塩を入れ、3バックに変更した横浜FCだが、川崎Fが47分、右サイドの家長を起点にあっという間に3点目。47分、山根が田中とのワンツーでボックス右に抜けた山根の折り返しを三笘が詰め、さらに突き放した。

完璧な崩しを三笘の4戦連発となるゴールで完結させ、勝負をほぼ決定づけた川崎Fだが、やられっぱなしで終わるわけにいかない横浜FCも一矢報いようと反撃。59分に右CKからファーサイドでフリーの高橋に決定機が巡ってくるなど押し返す。

その横浜FCは敵陣内でボールを動かし続けると、63分にボックス左の武田がゴール前に出したクロスをファーサイドのクレーべがヘッド。GKチョン・ソンリョンが防いだかに思われたが、わずかにゴールラインを割り、横浜FCが1点を返した。

終盤にかけても攻勢に出た横浜FCだが、川崎Fが旗手、L・ダミアン、家長、三笘、登里をベンチに下げる交代策を講じながらさらなる許さず。横浜FCも高木や岩武、伊藤を送り込み、攻め手を強めたが、川崎Fが1失点にまとめ上げ、2連勝を達成した。

川崎Fはこれで開幕から18戦不敗となり、J1記録の連続無敗も「23」に。首位の座をより揺るぎないものとした。一方の横浜FCは初の連勝ならず、3試合ぶりの黒星を喫している。

川崎フロンターレ 3-1 横浜FC
【川崎F】
家長昭博(前19)
田中碧(前28)
三笘薫(後2)
【横浜FC】
クレーベ(後18)

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